2007年04月25日(水) |
それは突然訪れた 〔vol:3〕 |
なにやらドタバタとしていて、 気がついたらカナーリ時間が空いてました(汗)
それは突然訪れた、は今回が最後になります。 次回から、通常日記に戻ります。
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君は忘れているんだな、とゴリさんが話し始めた内容。 まだ、付き合う前、ふぃっと行ったドライブで。 お互いの恋愛感を話した事があったそうで。
・・あったそう、、と言うのは、私がすっかり忘れていたから。
「愛している」という言葉について、 ワタシにとってもゴリさんにとっても、重すぎるという認識で。
特に、長い事恋愛関係が続かなかったゴリさんは その言葉を使った事が無く。 もしも、その言葉を言う相手が出来たら、 それはずっと一緒に居る相手になると思う、と。
勿論、そのときは、ワタシにその言葉を使う事になるとは露ほども思わず。 そのときのアタシは、窓からの風景に気を取られて、 全く見当違いな返答をしたらしい。
・・・コイツ聞いてないな、と思ったらしいけれども。 そのときは、別に良いかと、通り過ごしたとのこと。
ええ、ケツの毛程も覚えてませんでした。
だから、初めてアタシに「愛している」という言葉を使ったとき。 きっとこのコは、そのときの会話など覚えていないだろうなと思ったそうで。
ワタシも其れなりにその言葉の重みを多少なりとも受け取ったけれども、 普通に付き合ってたら自然に出る会話の一部と流していた。
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2007年04月11日(水) |
それは突然訪れた 〔vol:2〕 |
いつか言わせてみたい台詞だった。 ほかの誰でもなく、一度は私を振ったゴリに。 最初は、計画的だった。 でもいつしか、気がついたら、素直に好きだと実感していた。
少しでも長く。一緒にいたい。
自然と、そう思えるようになっていた。
自分の変化に気がつき、戸惑って。 無理やり、当初の思惑に戻そうとしたこともある。
好き、が、大好きに変わって。 大好き、が、愛してるに変わって。
いつしか、ゴリに対して頭をひれ伏していた。
「このコは返事をくれへんのかねぇ」
笑いながら、ゴリさんが私を包み込んできて。
はたとプロポーズには返事が必要であると思い出す私。 言わせることばかり考えていて。 肝心の返答文句を全く考えて無かったよ。
考えれば考えるほど、言葉が浮かばず。 なんでか解らないけど涙がボタボタと零れ落ちて ますます喉がつっかえて。
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2007年04月09日(月) |
それは突然訪れた 〔vol:1〕 |
ほろ酔い気分の深夜、話がしたいと言ったアタシに。 テレビを消して、まとまらない私の言葉を ただじっと聞いていたゴリさん。
そうだ、最近、電話で大事な話をされる事が多くて。 ワタシはこういう風に。きちんと相手の体温を感じて。 ただただ、ゆっくりと会話がしたかったんだ。
ゴリさんも、一通り言葉が途切れるのを待ってから ゆっくりと口を開き。 ワタシも、それに対して言葉を返してゆく。
何度目かのやり取りの後。 ベッドの角に顔をもたせて、ワタシを見ていたゴリさんが ごくごく今までと変わらない調子で、口を開いた。
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俺な、親にシイナを逢わせる時、
最初は何も言うつもりないねん。
なんの情報も無しに、全く先入観の無い目でシイナを見て欲しい。
それから、シイナの離婚の事とか、親に話すつもりで居る。
いや、どんな人間かと言うことを話す中の一部やけどな。
其処だけに執着して話すつもりは全くないねん。
。。で親が其れ(離婚)を気にするようなら、俺から説明しよか?と言うし
必要ならシイナから話させようか?と聞くつもりで居る。
一呼吸おいた上で。ゴリさんは続けた。
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