徒然なるままに…
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2013年03月25日(月) |
もうひとつの区切り。 |
今日は学位授与式だった。 総長の式辞よりも、研究科長の式辞の方が100倍素晴らしかった。 博士で学位授与式に出席していたのは、私と私の同期のみ。 博士号を取った関係者は他にも何人かいるけど、来ていなかった。 意外とみんなあっさりしている。こんなもん?
学位授与式の後、同期と二人で指導教官に会いに行ったら、「おめでとう!」とハグしてもらえた。 その後、この1年一緒に研究室を使っていた人に会いに行ったら、二人ともが花束をくれてお祝いしてくれた。 一番辛いとき、苦しいときを一緒に過ごした仲間にお祝いしてもらえて、本当に嬉しかった。
夜は山科の姉の家に移動し、家族でお祝い。 論文の謝辞に両親の名前も書いたので、受け取ってもらった。 すごく喜んでたなぁ。
今日は素晴らしい一日だった。 そして、私は本当に人に恵まれているなぁと再確認できた日でもあった。 (その分、恋人には恵まれていない気がしないでもないけど。) 私は幸せ者だなぁ。
昨日は例の元彼とご飯を食べに行ってきた(前から約束していたので)。 色々な偶然が重なって、ご飯の後、二人だけでゆっくりと話すことができた。 こういう話をするのはこれで最後と心の中で決め、正直に私の気持ちを話した。 未練がましいことをやってるなあと思いながら、でも伝えないと前に進むことができそうにないから。 涙がぽろぽろ零れた。 私の気持ちを伝えたところで、どうにもならないし、どうしようもないことはお互い分かっている。 でも、しっかり私の話を聞いて、受け止めてくれた。 最後まで私の好きなようにさせてくれた元彼に感謝。
気持ちを言葉にして伝えたことで、整理はできたかなと思う。 でもやっぱり今はご飯食べたくないし、食べても美味しくない。 もうしばらくは辛そうだけど、たぶんこれは時間が解決してくれる。
この話はこれで終わり!
昨日の英会話で、「自分のことを全て話せる人はいるか」という話になった。 もう一人の生徒さんは「いない」という答え。 私が「いる、と思う」と答えたら、先生「何人?」、私「一人」。
その一人というのが、新彼女ができそうな元彼。 よく考えてみたら、「いる、と思う」という私の答えは、正確には「いた」という過去形だ。 理由としては、彼女ができそうと聞いたというのももちろんあるけど、 私が本気で留学を考え始めたときに、既に過去形に変わりつつあったのかなと思う。
精神面も含めて、これまで色々な面でその人に頼ってきたわけだけれども(身内以上に身内だった)、 彼女ができればそうもいかないし、そもそも留学で離れてしまうと頼りようがない。 だから私はその人との関係をこれまでとは違う形に変えようとしている。
でも、深かった関係を、浅く再構築することがこれほど苦しくて辛いとは思わなかった。 自分のことをここまで深く理解してくれる人が今後現れなかったらと思うと、怖い。
「結婚すればいいのに」と周りから言われたこともあったけど、それができなかったのは、 私は子供が欲しいけど、その人は欲しくないという点で、意見が正反対だったから。 何度か話をしても意見は変わらなかった(お互い頑固だし)。 悲しいかな、いくら付き合っても私たちの人生が交わることはない。
うーん、結局のところ未練があるということなのか。何なんだろう。
先週、黄砂やら色んなものが舞う中、熊本に行ってきた(確か2年ぶり)。 お祝いに恩師が連れて行ってくれたのは、フレンチ。しかもフルコース。 そんなにちゃんとしたお祝いをしてもらえるとは思っていなかったのでびっくりした。 あと会ったのは、いつも会う友達と、7年ぶりに会う友達。 7年前既に二人の子持ちだったその友達は、再婚して新たに三人目の子供がいた。 (私は一度目の結婚もまだなのに…。)
14日、無事に博士号がもらえることが決定して一安心した。 で、今日届いた学位授与式の詳細の書類を見て愕然。 今までは博士号は一人一人総長から手渡しだったのに、今年は代表者に授与と書かれている! なにそれーーーー。 修士号とはかかる時間も労力も桁違いなのに、、、 死にそうになりながら取った博士号なのに、、、 せっかくだから着物着て行こうと思っていたけど、普通にスーツで行くことにした。 本当に総長の「改革」はろくでもない。
昔微妙につきあっていた人(今でも仲良し)に、彼女ができそうという話を聞いて、 父が孫(私にとっては姪)にデレデレしているのを目の当たりにしたときと 同じような気分になった(要は「取られた!」という感覚かな)。 別によりを戻したいわけでも、この先どうにかなりたい相手でもないので、 一時的にそんな気分になっているだけだと思うけど。 私も頑張らないとなあとは思うけど、具体的に何をすればいいのか途方に暮れてしまう。 出会いを増やすとか?誰かに紹介してもらうとか?お見合いするとか? そんな暇があるなら研究した方がいいのでは…と思ってしまう私はたぶん当分独り身。
3月1日で、区切りがついた。 サプライズで花束をもらうという素晴らしい区切り。
一通りのことが終わった。 終わりというのは始まりでもある。 全ては次に行くために必要なステップ。
というわけで、私は来年、フィンランドに行く決意をした。 短くて9ヶ月、長くて2年ぐらいかな。 奨学金が出れば万々歳だけど、出なければ自腹で行くかもしれない。 ご縁なんてどこに転がってるか分からないもんだなぁ。
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