徒然なるままに…
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2002年03月06日(水) ハリー・ポッター

最近、ブームになってるけど。
ちょっとはマシになったかな。前よりはね。
さて、このハリー・ポッター。
私に言わせると、何でこんなに話題になるわけ?といった感じ。
だいぶ前に、『ハリー・ポッターと賢者の石』を読んだけど
そんな大騒ぎする程のものではなかった。
逆に、幻滅してしまった…
読む前から、周りが面白い、面白いって言ってたからね。
ハリー・ポッターが出る前から、いろいろファンタジー小説とかは
いっぱい出てたのに、今ごろになって、流行ってるからといって
映画化したりするのはどうかと思う。
私は昔からファンタジー小説をよく読んでたから、
北欧神話とか、すごく好きで興味があった。
今まで、ファンタジー小説なんて見向きもされてなかったのに
ハリー・ポッターが売れたから、テレビ局は、そういう北欧関係の番組を放送したりする。
こういう流行には拒否反応が出る。
ファンタジーを流行らせないでくれ、っていうのが本音。
だって、流行なんてすぐに過ぎ去ってしまうもの。
ファンタジーをそんなものに堕落させないでほしい。
流行ってるものなんて、ロクなものはないと思う。
流行るっていうのは、多くの人に好まれるって事だから、
つまりは、コンビニ弁当みたいなもの。
誰の口にも合うような味付けがしてある。
私はそういうものが好きじゃない。

『指輪物語』も映画化されたけど、何で今更?という感じしかしない。
ハリー・ポッターに便乗したわけだね。
こういう流行ってる本がきっかけになって、いろんな本に興味を持つ
っていうのはすごくいいことだと思うよ。
でも、みんな自分から面白い本を見つけようとしない。
出版社が提示した本を読むだけでしょ?
まぁ、それはそれでいいのかもしれないけど。
どうぞ、御勝手に、としか言えない。

私が今まで、本当に面白い、と感じた本は、2冊。
(ファンタジー、外国の作家に限るとすると)
1冊は、ミヒャエル・エンデの『はてしない物語』
映画化された『ネバーエンディングストーリー』はかなり有名。
第一章は、面白かったけど、二、三章は…う〜ん…好きじゃない。
映画も全部見たけど、やっぱり原作の方が断然面白い。
是非是非、ハードカバーで読んで欲しい。
装丁も綺麗だし。
これはかなり有名な本だから、別にみんなに知られても構わないんだけど、
2冊目の本は、あんまり知られたくない感じ。
でも、まぁ、この日記を読んでるのは私ぐらいだから。
えーと、2冊目は、ヨースタイン・ゴルデルの『カードミステリー』
『ソフィーの世界』を書いた人だね。
ソフィー〜の方も読んだんだけど、カードミステリーの方が面白かった。
これは、あんまり人に勧めたくないな。
本当に本が好きな人になら教えてもいいけど、
流行ってる本しか読まないような人には教えない(笑

あ、日本の作家も好きだよ。
昔からあるのでは、水野良の『ロードス島戦記』とか、『ロードス島伝説』とか、
最近では『新・ロードス島戦記』も出てる。
この水野良さんの根底には、トールキンの『指輪物語』があるんだよね。
この小説が、日本のRPGを確立したって言ってもいいんじゃないかな。
それと、安井健太郎の『ラグナロク』とか。
この本は、かなり好き。絵も大好き。
あと、私はゴシックとか吸血鬼とかが大好きなので、
吉田直の『トリニティ・ブラッド』も好き。
絵がねぇ、もうかなりゴシックでたまらん(笑
この3冊はすべてスニーカー文庫から出てます。
よかったらどーぞ(ってこの日記を読んでる人っているの?

最後に…
誰かに本を勧める時は、言葉に注意!
『これすっごく面白いよ!』という風に読む前から期待を持たせちゃいけません(笑
『あ、これ読んでみる?』という具合に、さりげな〜く。あくまでもさりげな〜く…ね。
それが、これから本を読む人への礼儀ってもんです。


明日はゲームについて。(初予告/笑


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