カルモチン

2002年10月21日(月) 父として、愛を語る。

“人間は子供の時から、どうしたって
悲しい思いをしなければならぬものだ”


良き父で在ろうと思う。

冷たく、子に嫌われる、

良き父。


父は、よく泣くものです。

泣き、怒り、酒ばかり飲み

母に軽蔑されるものです。



父には 愛する誰かがある。

それがきみたちであることは、
この世、一番の不幸。


不幸、不幸。

あのひとは、この世で一番の
不幸者ではないかしら。

ええ、きっとそうでしょう。





近頃の父は、

どうも、いけない。










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=お知らせ=

2002/10/21までの過去の作品について。
“ ”内の文章は太宰治の手帳に書きとめられていた
走り書きから引用しております。
それ以外の文章は全てオリジナルです。ご理解下さい。


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