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『初めての場所』という曲がある。 仏映画『アメリ』のテーマ曲。 お気に入りの曲。 アコーディオンの音ともの悲しいメロディが 大好きだった。 『初めての場所』という題名とメロディが ノスタルジックな雰囲気を醸し出していて。 ずっと携帯の着信音にしていた。 彼と別れた其の日に変えた。 携帯自体も今度変えようと思っている。 あの携帯であの曲を聴く事はもう2度と無いだろう。 聴いたら。 此の弱弱しい心臓はまた。 どきん、という音をたてて。 其の音がより一層私を哀しませるだろうから。
本を読んだ。 大好きな作家、姫野カオルコの小説。 彼女の小説は文句無く面白いと思う。 理論的な文章が軽快で読みやすい。 表現力もある。 何より私は彼女の小説に共感出来る。 共感出来なければ小説は面白く無い。
其の本に 「想い出を忘れられないから、捨てるのだ。」 みたいな内容の部分があって とても響いた。 解る気がした。 捨ててしまわなければ何時までも残ってしまう。 忘れたいのに。 忘れられない。 だから捨てる。 あの晩の私のように。
今日はお昼にカルボナーラを食べた。 突然、作ってみたくなった。 材料を買ってきて本を見ながら作った。 正直見た目あまり上手くは出来なかったけれど また作りたいと思った。 料理が楽しいと思った。 トマトサラダも美味しかった。
愛され系には程遠い私だけど。 治せる部分は頑張って治す。 褒めてもらわなくてもいい。 全ては自己満足の為。
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2005年05月26日(木)
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