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音のない声。

             byスイチ








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2004年03月30日(火) 『卒業する僕達へ』


春が来た。
桜が咲いた。

僕達は手を繋いで、新しい道を歩き始めた。

一つの過程を終えて。
また新しい過程を始める。

終わりは無い。

全てが、“過程”。


僕達の春が来た。
僕達の桜が咲いた。


2004年03月26日(金) 『シアワセ、イコール、、、』


シアワセで。

凄くシアワセで。

逆に不安になる。


このシアワセに結論を出す時が来るのが、酷く恐い。


『シアワセ』がイコール『シアワセ』ではないのだと、初めて知った。


2004年03月22日(月) 『リモコン』


人間ってさぁ、代わりが出来るとどうでもよくなったりしない?

例えばオレ、最近携帯にテレビのリモコン、ダウンロードしたんだよ。

携帯なんていつも手元に置いとくからさ、すっげぇ便利なわけ。

メール打ったついでにアプリ起動させて、テレビのチャンネル変えられんの。

すげぇ便利。ますます携帯電話手放せなくなったよ。

でもそしたらさ、肝心のリモコンどっかいっちゃって。

さすがにビデオの予約までは携帯のリモコンじゃ出来ねぇからホント困って。

でも結局見付からなくて、予約じゃなくて自分でテレビ本体のボタン押して録画した。


携帯でそんなこと出来なきゃさ、オレ、テレビのリモコンすげぇ大切にしたと思うんだ。

でも、代わりに成る物が出てきたから、ないがしろにしちゃって。

今でもどこにあるか判んねぇ。


そんなこと、結構あったりするかも、って思った。

代わりさえあれば、安心しちゃって。

大切にしなくなる。


でもホントにそれが一番大切だったら、必死になって探すよな。取り戻そうとするよな。

そんな必死になれねぇってことは、オレ、そんな大切なモン、無いのかも。




+++
テレビのリモコン無くなった…!実話です。
代わりの物が有るから駄目になるんだよ人間はさ…!と自分を戒めるつもりでちょっと詩を考えてました。勢い余ってフライング更新。今日(21日)の分もう更新しちゃったんだもん;
最初は「だから、きみにとって代わりの無い自分で居たい」て感じのきれいめ系の詩にするつもりだったんですが、めちゃくちゃ頭の悪い仕上がりになりました。
語りかけっぽい詩が書いてみたかっただけなのに、誰だよこれ!頭悪!
ちなみに最近本当に携帯依存症気味ですヨ;


2004年03月21日(日) 『戯れの後の静寂』


大人になんて 成りたくなかった。

ずっと僕ら 笑い合って くだらない戯れに身を任せて。

何も解らないままでよかった。


ずっと 気付きたくなかった。

こんな気持ちが存在することに。


合わせた手のひらの温かさに酔って きみのこと感じて。

それで全部。

大人になんて 成りたくなかった。

成らなければよかった。



今はただ。

ただ このシアワセが 一瞬でも長く続くようにと祈るだけ。


祈る だけ。


2004年03月19日(金) 『それでも あたしは あたし』


あたしなんて もう要らない。


もう 何も欲しく無い。


あたしが欲しいなら あなたに全てあげるわ。

カラダも ココロも 五感すらも貰って頂戴。


あたしは あたしで在ることを放棄したいの。


もう 何も欲しく無いから。


2004年03月17日(水) 『空虚』


ただひたすらに、僕には守りたいものが有った。
さらさらと流れる時の片隅で
僕の手をすり抜けていく。
言い表し様の無い、この奇怪な感情。
僕はただ、時とともに流されていく。
そんな彼(ジブン)をあざけ笑う、また自分。
すり抜けていったものは音とともに砕け散り
もう二度と手にはできない。
決して修復されることの無い。
さらさらと崩れていく、この刻(とき)の内(なか)で。



+++
またまたノートからの引っ張り出し作品。書き下ろせよ…!!
当時『東京REMIX』というドキュドラマ番組を見ていたく感銘を受け書いたようです。
でも結局2回しかその番組を見れず、どうしてもどうしても全て見たいのですが未だ叶わず。DVDとかになんないのかなー。
それともいくら検索してもヒットしないってことは、夢だったんだろうか(涙)。
もう一度あの番組の全貌が知りたいです。
一見明るかったり可愛かったり青春ぽかったりするのに実は結構暗い詩を書くようになったのは、あの番組の影響が大きいと思います(笑)。


2004年03月06日(土) 『雪だるま』


冷え切った指先絡めて、二人で手を繋ぐ。

並んだ二つの雪だるまも、陽に照らされて仲良く溶けていく。


震えるきみの指先を、僕が温めてあげる。



きみが「寒い」「冷たい」って我侭言うのが嬉しくて。

つい、雪だるま作ろう、なんて言ってしまう。


じわりじわりと溶けていくあの白い固まりみたいに、

きみのココロも、僕が全部溶かしてあげるから。



きみに言われる我侭全てが、僕にとってはシアワセの固まりなんだ。



+++
1000番ゲッター渉さんのリク「雪だるま」消化です。
「雪だるま」予想外に難しい…!!可愛らしーい感じになるんだろうなー、それを覆したいなー、…などとひねたことを考えたのですが(笑)、結局このような形になりました。
雪だるま作りたいです。激しく。
ところで、パソコンの調子悪ー!!!(汗)やばいです。


2004年03月03日(水) 『無』


そこに居るのは、誰?

あたしを必要としているのは、あなた?

あたしの全てを必要としてくれるのならば、あたしは今すぐあなたを抱き締めてあげる。


誰も居ない。

けれど、みんなここに居る。


あなたが本当に欲しいのは、どれ?






あたしが欲しいのは、あなただけ。




+++
桃の節句=女の子の日ってことで、一人称「あたし」の作品が書きたかっただけ。ビックリする程即興で書きました。
あたし=人間、では御座いません。形の無い物、「無」です。
平和とか安らぎとか、そんなものを表現しようと思った様子。


2004年03月02日(火) 『ドロップ』


ぼくは目をつぶった。

訪れる暗闇と、うっすらとした向こうの光。

固く固く目を閉じたまま、空を見上げてみる。

なにもない、ナニモナイ。



からっぽのぼくに、大切なものが舞い降りてくる。

きみのコトバ。

水に戯れるような、心地の良い。

――アクアの言葉。


それはまるで色とりどりなのに、ささやかなかけらなのだ。




+++
引っ張り出し作品。1999年5月に書いたもの。ちょっと意味が解らないですね(笑顔)。
中学を転校した日生は、友人に逢いに行った時に渡す用に、ノートを書いてたんです。交換日記の一方的なやつ。逢った時にまとめて交換するの。
でも高校の時以来逢いに行ってないので、それが未だ手元にあって(笑)。
久々に思い出して見てみたらちょろちょろ詩っぽいものを書いてました。
これ(↑)は、SSの冒頭です。当時ワープロで執筆していたので、感熱紙にプリントしてあり、カナリ劣化してました;;



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