犬２号３号４号をまとめて散歩させていたときの事、ウンチポーズのまま困った顔で４号が見上げてくるので、どうしたことかとしっぽを持ち上げてみたところ、排出途中のウンチがぶら下がったままどうやら切れないらしく、もじもじし、何度もウンチポーズでいきんでみても切れないらしく、そのうち犬でも疲れてくるらしく、時々休憩を挟みならが少しポーズを変えていきんでみてもやっぱり切れないらしく、寒風吹きすさぶ中待ってる私も２号も３号もとっとと帰りたくなり、「そんなもの、歩いていれば落ちる」と言い聞かせ、引っ張ってみても、ウンチポーズのまま引きずられていく姿も切なく、どうしたものかと思案している際に通りがかった奥さんが「あらあら、散歩を嫌がって歩かないの？」と笑顔で訊いてきたので、正直に「いえ、ウンチが切れなくて動かないんです」と答えたところ、奥さんは無言で立ち去っていくなどがある間も４号は虚しく踏ん張り続け、結局、私がウンチ袋を使って取ってやったのが、大晦日の印象に残る出来事なのでした。
「最近、メモっとかないと覚えていられなくてさ、歳のせいだね」などという発言を時々耳にしますが、今日、部長に半年ほど前の仕事の内容について細かな質問をされ、どうしても思い出せなかったため、書類を探し回って時間をかけてしまい、しみじみ「最近、メモっとかないと覚えていられなくてさ、歳のせいだね」などと思い知り、「今後は面倒でも仕事については出来る限りメモを取らなきゃね」などと考えていたのも束の間、別件で捜し物をしていたところ、机の中から上記の仕事の内容を事細かに記録したメモ書きが出てきて、メモしたこと自体を忘れてしまっていることに気付いた私は、しみじみ「最近、メモっとかないと覚えていられなくてさ、歳のせいだね」などはまだまだひよっこであるという結論に達したのでした。
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