ＰＳで死ぬほど遊んだにも関わらず、うっかり買ったＰＳＰで遊べるソフトとして『ＦＦＴ』を買って、毎日時間さえあれば遊んでしまい、時間がなくても夜更かしして遊んでしまい、こんなことではいけない、読みかけの本を（内容を忘れてしまう前に）読まなければ、山積みの本も読まなければ、やりかけの作業を終わらさなければと、ゲーム機のスイッチをオフにしたものの、数分後にはムラムラしてき、いや、駄目だ、本を読むのだ、仕事を片づけるのだと思ったものの、しかし本を読んだからといって、仕事を片づけたからといって、何になるというのか、人生は短い、今やりたいことをやればいいじゃない？ それが例え何も生み出さない時間だったとしても何だというのか、そもそも本を読んでも、仕事を片づけても何も生み出さないし、なんかやったような気になっているだけだし、それなら衝動のまま『ＦＦＴ』をやったらいいじゃない、との結論で、結局ゲームで遊んでしまうというそんな日々が半月も続いた現在、全くＰＳＰを手に取らなくなったのは、ゲームをクリアしたわけでも、厭きたわけでもなく、仕事中や運転中に妙に視界が不鮮明なことに気付き、それがいわゆる老化によるかすみ目と理解したからなのです。
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