「最新」と言っても25年前の発行 | 2003年11月30日(日) |
本棚を片づけていると、「ことわざ小事典」というものが出てきて、パラパラ中を見てみると、「最新外来語」の中の一つに赤線が引かれていた。 アルス・アマトリア(ラテン語)ars amatoria 性愛技術 引いたのは自分だと思うのだが、何に使うつもりだったのか。 |
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サスペンス | 2003年11月28日(金) |
夜道を歩いていると、立ち止まっている若い娘がいて、案の定、携帯電話を耳に押し当てていた。そばを通り過ぎる時に聞こえてきた「誰? 誰なのよ!」という声に、人生いろいろだなあと思ったしだい。 |
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なまもの | 2003年11月27日(木) |
駅ビルの惣菜コーナーで楳図かずおを見かける。生楳図は三回目。たまには別の生も見てみたいと願うのは贅沢か。 |
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きびしい女たち | 2003年11月25日(火) |
電車の中で聞いた女性の会話 女1「スーパーサブ、スーパーサブ、ってゆーけどさー、結局サブなんでしょ?って○○に言ったのー。したらさ“お前になんか、わかんねーよ”とか怒ってさー。むかつく」 女2「なにそれ。てか、スーパーサブってなに?」 女1「知らない。つーかさ、自分はわかんのかっつーの。○○なんか全てにおいて“サブ”ですらないくせにさ、サブの、それもスーパーがついてんだよ、そのスーパーサブのこと、なんでわかった気になってんの? つーか、なれるの? 勘違いだそれ」 女2「言えてる。○○なんか地べたすれすれじゃん」 女1「埋まってるよ」 |
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中国旅行の思い出 | 2003年11月24日(月) |
その昔、中国を旅した時のことです。 貧乏だった私は、外国人向けではなく、地元民向けの格安ツアーで少林寺見学に行きました。無論ガイドもなにもなく、周りは全員人民の皆様でした。 何がなんだかわからないけれど、とりあえず着いた先が少林寺なのだからと特に不安もなく、山道を走り続けるバスに揺られて、やがて目的地に到着しました。 ウキウキと高揚しながらその地に降り立ち、方向がわからないまま、少し離れた場所にたち並ぶ露店を見つけ、おそらくその向こうなのだろうと見当をつけました。 観光客目当ての物売りたちの、威勢の良い声が飛びかう露店を抜けたその先に細い登り道を見つけると、その上にあの少林寺があるのだと、私の胸は高鳴りました。はやる心を抑えつつ、小道を昇っていくと、お寺が見えてきました。 ところが、世界にその名が轟く少林寺にしては、あまりにも地味で質素で、まるで小学校の頃に写生に出かけた近所のどこにでもある寺に似た佇まいに、すっかり拍子抜けしました。参詣客や観光客も殆どなく、うち捨てられた廃寺のようで、おまけに人民服の爺様がはげちょろけの山門をペンキで塗っているのを見た時には、私の期待感はすっかり消え失せていました。 いかに有名とはいえ、案外実物はこんなものなのだろう、観光地というより実際は寺なのだから、日本風に言えばわびとかさびとかそんな感じ? などと自分を納得させようとしましたが、この旅行のメーンイベントの一つとも言える少林寺訪問だっただけに、失望感はぬぐえませんでした。 決められた見学時間も終わり、失意と共にバスに戻ると、運転手さんが朗らかな笑顔で話しかけてきました。中国語はさっぱりわかりませんでしたが、人民の方々とは、身振り手振りと漢字の筆記でどうにかコミュニケーションが取れますので、なんとなく帰り時間になるまでの、残り短い間を運転手さんとお話しすることにしました。 すると運転手さんは、嬉しそうに身振り手振りをするのです、拳法の型のようでした。そうですね、少林寺と言えば拳法発祥の地、私も見てみたかったなあ、というかそれが見られると思って一日つぶし、バスに揺られてここまで来たのに、拳法の訓練どころか坊主の一人も見あたらず、今はもう、わびしげな寺しかないなんてがっかりです。とは説明できないので、ただ寂しく首を横に振るだけでした。 そんな私に運転手さんは怪訝そうな顔をして首をひねります。「どうしだの? どうしたの?」と訊いているようでしたが、何のことだかわからないまま、私も首をひねるばかりです。 すると運転手さんは再び手を振り回し、拳法の型のようなものをやってみせたあと、指先を前後に小刻みに動かしながら左右に振り、どうやら「たくさん」ということを伝えているようでした。何がたくさんなのかと思っていると、運転手さんはもう一度拳法の型と「たくさんたくさん」の身振りを繰りかえしつつ、山の上を指さしました。 そこは、私が行った寺とはまったく反対の方角でした。そう言えば、先刻行った寺に、この少林寺見学ツアーのバスを満員にしていた人民の皆さんの姿はまったくなかったような気がするなと思いながら、笑顔の運転手さんが指さす方をぼんやりと見ていると、たくさんの少林寺僧たちが一斉に修行している様子を堪能してきたらしい人民の皆さんがわいわいと楽しげにバスに戻ってきたのでした。 いい思い出です。 |
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そんなアイドル | 2003年11月23日(日) |
え、城島ってもう33? |
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自動的 | 2003年11月22日(土) |
イヤホンとかヘッドホンのコードなどはいつの間にか自動的に腹が立つほど絡まりに絡まっているが、この「いつの間にか自動的に腹が立つほど絡まりに絡まる」技術を何かに応用できないものだろうか。 |
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この頁も件数に加わるのだろう | 2003年11月21日(金) |
会社の同僚が「四文字熟語」と言おうとして、ろれつが回らず「四文字熟女」と言ってしまい、爆笑させられたが、その後、案外こんな間違いをしたという面白報告例があるかもと思い立ち、グーグルで「四文字熟女」を検索してみると、408件もヒットし、その多くがエロサイトだったなんてWonderful World. |
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慣れって怖い。 | 2003年11月20日(木) |
そう言えば、「まじで? まじでその名前? 冗談じゃなくて? ははは。冗談だよな。な」と驚いたものだが、いつの間にか普通に使って何の違和感もなくなっている、そんな大江戸線。 |
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Qちゃん | 2003年11月19日(水) |
高橋尚子の今後について、上司と検証してみようと思ったが、30分中28分は上司の苦労話に終始した。 |
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活字離れ | 2003年11月18日(火) |
エスカレーターで聞いたOLの会話。 OL1「私、結構本を読むんですよ」 OL2「へー。そう言えばよく読んでますよね。どのくらい読むんですか?」 OL1「月に一冊は読んでます」 OL2「すごいですね! 私なんか大学出てから一冊ぐらいしか読んでないですよ!」 OL1「活字中毒なんですよ、私」 OL2「ですねー!」 いや、それ……。 せんせー、早退してもいいですか! |
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不吉な前兆 | 2003年11月17日(月) |
自宅のパソコンから びょびょびょーん? びょびょびょーん? びょ、びょびょ、びょびょーん? びょびょん? びょびょびょびょーん? という、パソコンにあるまじき音がし始めた。 カエルでもいるのだろうか。 いたらいいな。いっそ。 |
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読むと寿命が縮まるのです。 | 2003年11月15日(土) |
夕刊が来てなかったので、入れ忘れられたかと思っていたら、何か事故でもあったらしく、午後9時半になって配達された。もうちょっと遅かったら『恐怖新聞』が来たかと思うところだった。 |
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田中 | 2003年11月14日(金) |
田中が言いました。 「好きな食べ物を三つあげろと言われたら、チョコレートと、パンと、ひき肉!」 ひき肉? |
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漫画のような。 | 2003年11月13日(木) |
昨日、会社帰りの夜道で鞄から財布を落としました。落としたはずみで口金が開き、中の小銭が散らばったのです。散らばった先には鉄冊のはまった側溝がありました。 そんなわけでちょっぴり哀しいわけです。 |
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寒くなってまいりました。 | 2003年11月12日(水) |
日清のカップ麺「麺の達人」では、スープを入れる前に熱湯のままで麺そのものの味を試して下さいと「利き麺」を勧めているが、実行する人はいるのだろうか。 |
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天ぷらに中島みゆきは合わない | 2003年11月11日(火) |
七階にあるてんぷら屋で、中島みゆきの陰気な唄を聞きながら天丼を食っていると、隣の席のマダムたちが 「あら、『七階レストラン街』ですって。七階にもレストラン街があるのね」 「そうなの?」 「ここは何階でしたっけ?」 「五階よ」 「ああ、そうでしたわね」 「七階は行ったことがないわ」 「まあ、そうなの? じゃあ今度行ってみましょう。あそこも結構いろいろあるのよ」 という会話をしているのを聞いた時は、これはもしかしたら帰りの電車の中で眠り込んで見ている夢なのかもしれないと思った。 |
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毎月毎月出ているなあ | 2003年11月10日(月) |
恩田陸とか横山秀夫とかは、一人作家じゃなくてCLAMPみたいにチームじゃないかと思いもする。 |
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忠犬 | 2003年11月09日(日) |
新潟駅には忠犬タマ公の銅像が建っているが、主人の帰りを駅で待ち続けたハチ公とは違い、特に駅とは関係がないらしい。 |
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「ボ」はいくつあるんだ | 2003年11月08日(土) |
最近、テレビの字幕に出てくるカタカナが表示されている間に読み切れないばかりか、時間制限がなくとも『ボボボーボ・ボーボボ』が読めない。 ボボーボ? ボボボボーボ? ボ、 ボボ…、 ボ…… ボボ… |
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お知らせ | 2003年11月07日(金) |
本日は予定より早く終了しましたのでこの時間は『ふたりはなかよし』をお送り致します。 |
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サラダでもどうかと思うが | 2003年11月06日(木) |
駅のホームで電車を待っていると隣に立っていた若いサラリーマンが携帯電話で話している声が聞こえてきた。 「なすカレーを頼んだんだよ。そしたらさー、カレーとなすが出てきたんだよな。なんだよあの店。いや、カレーになすが入ってるんじゃなくて、普通のカレーと一緒に、なんつーの煮物みたいなやつ? なすの。そうそう。煮物だよ煮物。サラダならまだあれだけど煮物」 その店、行ってみてー。 |
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あまり意地は張らない | 2003年11月05日(水) |
「あけにくい場合には、タテ方向におあけください。」 と書かれていると「いや、ちゃんとあけてみせる」と思うものの、実際あけにくいとあっさりタテ方向にあける。案外。 |
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声は変えてあります。 | 2003年11月04日(火) |
よく覆面インタビューなどで、灯りを落とした暗い室内のソファに座ったちょっと小太り気味の体型で背広姿(ネクタイは太い)の男性を胸から下、膝頭あたりを中心にとらえた映像が定番のアレ、全部同じ声に聞こえるのは実はいつも同じ人なのかもしれない。 |
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AI | 2003年11月02日(日) |
本日、わたくしのPCで使っている「ATOK14」は個々に漢字を変換することによって自動登録されるユーザー辞書で新たに「巨乳」という言葉を覚えました。 |
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どういう由来だろう | 2003年11月01日(土) |
11月1日は「犬の日」。 と聞いて、ああ「い(1)ぬ(2)」で、1が2つってことで11月1日なのか。 と思ったあと、犬の「い(1)」はまあぎりぎりオッケーとしても「ぬ」は2にはならないし、しかも11月1日なら「1」は3つあることに気づく。 |
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