きっと どこかで
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我が子達の通っている小学校での総合学習の学習発表会が先日あった。今年は、子供達が考えたお菓子を作るというもの。先週の参観日で、どういうメニューにするかの話し合いが持たれ、その後に持たれた発表会である。
最近は何を作るかというのを考えるところから始まるんだなあ、というのに私は驚かされた。そして、お菓子は、「身体にいい」ものであることが条件。あと、予算の範囲内で、という条件も。それで、先日の参観日では、子供達が、自分達で考えたメニューを、「こういう食材が入っているので身体にいいと思います」という感じで発表していた。
たとえば、ケン(HN)のグループのお菓子は「ビタミンたっぷりパンケーキ」というのだが、「パンケーキに果物を入れ、ビタミンもたっぷりで身体にいいと思います」というふうな感じかな。
ユウ(HN)のグループは「わらびもち」だったが、「わらび粉を使い、きな粉や黒ごまをかけるので身体にいいと思います」かな。(こちらは参観のほうが私は出来なかったので想像だけど)
この前の参観日に、親も一緒に、材料を決めたり、作り方を確認したりした。ケンの方のパンケーキは、ホットケーキの上にフルーツを乗せるというもの。家でも、二度ほど作り、感じを子供につかんでもらった。家で作った時は、ホイップクリームを使ったので、結構豪華な感じ。喫茶店やファミレスのメニューにもなりそうなおいしそうなものが出来た。
わらびもちのほうも、参観での話し合いの時には、黒みつを作るかどうか、悩んでいたが、家で作った時は、わらびもちに、黒ごまをまぜたきな粉をかけただけだったが、これでも結構おいしかった。「身体にいい」が今回のテーマなのだから、黒みつなしで作ってもいいかなと思った。
参観日は私が学校へ行ったが、発表会の日(お菓子を作る日)は、夫が休みの日だったので、夫に行ってもらった。
どうなることかと思ったが、それなりに・・出来たようだ。(夫の話しより)
包丁など使い慣れているお子さんもいたようである。(それも男の子)我が子にも、ちょっとやらせてみたが、持ち方からして全然・・。私が小学校の時はどうだったかな・・。
子供の頃の思い出と言えば、母が作ってくれたホットケーキ。私が小学校低学年の頃はまだ、母は専業主婦だったので、私が帰る頃には家にいて、帰るとよくホットケーキを焼いてくれた。母の作ったホットケーキはいつも焼きすぎで(火加減の具合など)こげていたのだがそれもおいしかった。他には、お彼岸に作ってくれたお団子。あんこを外側にまぶした団子である。
お菓子といえばこんなところかな。それ以外では、遠足のお弁当に必ず巻き寿司を作ってくれた事を思い出す。また、何か行事があると作ってくれたちらし寿司。
もう食べられないのかなと思うと寂しい(母は亡くなってしまったので)が、今度は私が作る番かなと思ったりする。巻き寿司、一度作ってみたいと思っているところである。
私の職場の上司に当たる男性が再婚した。一緒に仕事をするようになった時には、奥さんはいない、ということを聞いていたが、再婚するに当たり聞いた話だと、前の奥さんは、5年前に亡くなったと言うことだった。
再婚して数ヶ月になるが、1ヶ月ほど前に、亡き奥さんの父親が亡くなったらしく、その葬儀に行ったのだ、という話をしていた。そうだよね、亡き奥さんの親類との付き合いは、続くんだよね。離婚でもないし・・。離婚した私の妹でさえ、別れた夫の親との付き合いは続いている・・。
再婚に当たり、自分の子供(男の子一人、女の子一人)や、自分の兄弟にも相談をしたらしい。
女の子は、独身という話を聞いていたが、もうじき結婚するらしい。男の子は既に結婚して県外で暮らしている。もう、一人身になり、寂しくなるから、再婚しようかと思ったのかな。でも、再婚は、いろいろやっかいな問題があるという話を聞いているが・・。
まずは、財産の問題。その上司は次男なので、親から譲り受けた財産はないようだったが、それでも、自分と、亡き奥さんとで築き上げた財産があるようだった。それで、再婚前に、亡き奥さん名義になっているものを、子供達の名義に変更の手続きをしていた。(職場に、金融機関の担当者を来させて話をするから、よくわかるのだ)最近になって、上司の名義になっているものを、二人の子供さんの名義に変更する手続きをしていた。これも、全部職場でしていたので、再婚する奥さんは、こういうことどの程度知っているのかどうなのか。まあ、親が再婚すると、財産はどうなるのか、子供は心配するよね。とりあえず、もらえる権利のある分だけはもらえれば、一安心するという感じかな。
再婚した上司と同じ歳の上司は、「このくらいの歳でよく再婚するなあと思うよ」と話していた。実際、20代くらいで結婚したって、今までお互い違う生活をしてきた二人が一緒になって、とまどう事も多いのに、もっと上の、もう子供達が結婚するような歳での再婚など、大変な事も多いと思う。
相手の女性は、5歳くらい年下で初婚だと話していた。まずは、結婚後の手続き。相手の女性まかせにしていたら、よくわからないらしくて、上司の携帯電話によく電話がかかってきていた。
そういえば、上司は、最近は、職場に携帯電話を持ってきていない様子。再婚した奥さんがしょちゅう電話をかけてくるから、持ってこないようにしたのかな・・?
旦那さんを頼りにしている、かわいらしい女性という感じもするが、もういい歳なんだよね。(私よりは年上だし)でも、上司も話していたが、結婚したことなければ、知らないこともあるんだろうな、と思う。
それに対し、上司は、仕事中に電話をかけてくる、と迷惑そうな話し方をしていた。一番最初に電話がかかってきた時は、半日くらい、仕事を休んで、奥さんと一緒に手続きをしてあげたらいいのになと私は思ったが・・・・。
私も、結婚した時のいろんな手続きは、1週間では済まなかった気がする。結婚した時にもらった休暇は、旅行、家の整理、関係機関への手続きといろいろ忙しかった。1ヶ月くらいは、バタバタしていた気がする。私の場合は仕事もしていたので、その合間でなので、忙しかったように思う。
その上司は、再婚前は、奥さんがいないせいか、いろいろ仲間を集めては、しょっちゅう飲みに行っていた。再婚したら、それが少し減るかなあと、同じ職場に勤めている私は、期待しているところである。
たまにならいいけど、しょっちゅう、飲みに行くのは、身体にもよくないからね・・。
2006年02月10日(金) |
映画「精霊流し」のビデオ |
最近、「世界の中心で愛をさけぶ」のテレビ版のビデオを毎週レンタルしている関係で、他にビデオとか、CDとかレンタルして来ている。これもその一つなんだけどね。
フォークミュージック・シンガーソングライター「さだまさし」さんの書いた同名の本を元に映画化したもののビデオ版ということらしい。
最初、自分の自伝的小説なのかと思ったが、ちょっと違うようだ。多少、さだまさしさん自身とかぶる部分もあるのかもしれないが・・。
題名の「精霊流し」とは、長崎で昔から行われているものらしい。亡くなった人の霊を弔う為に、精霊船や、灯篭を海に流すもののようだ。その日は花火も上がったりして、にぎやかな行事のようだ。
長崎でバイオリンを習っていた少年が、東京の先生に習う為に、おばの家に寄宿する。そこには、同じくらいの年の男の子がいるが、おばは、その旦那さんの後妻で、おばさんの血のつながった子供ではない。
少年は、バイオリンは、辞めてしまい、また、おばさんは、その旦那さんと離婚して、実家のある長崎に帰る。男の子も、おばさんについて、長崎に行くが、事故で亡くなってしまう。おばさんも、その後、がんになり、亡くなってしまう。
しかし、亡くなる前に意外な事実が明らかになる。その少年は、実はおばの子供だったのだ。戦争中にお互いに好きだった相手に出会った二人は、一夜の関係を持ってしまうのだが、それで身ごもってしまう。未婚で子供を持つなど、難しい時代だったから、子供に恵まれなかった、おばの姉夫婦が、少年を引き取り、実の子供のように育てた、と言うわけだ。
また、バイオリンを辞めて一時就職していた職場の社長さんが、博打に手を出して、あわや倒産か、という状態にまでなる。
また、おばの家にいた男の子は、ある女の子とふとしたはずみで、妊娠させてしまう。その話をおばに付いて来ていた長崎で聞いた男の子は、「こっちに来て一緒に暮らそう」と言うのだが・・。
亡くなってしまったので、少年が、その女の子を見守る、と誓うところで話は終わる。
なんだか、いろんなことを考えさせられる映画だった。
確か、NHKでドラマにもなっていたような気もするが・・。その頃は、忙しくて連続ドラマなどなかなか続けて観れなかったのだが、何度かは、観た覚えがある。やはり、ドラマとは、多少、設定が違っていたり、ドラマでは別エピソードが出てきたりする。
映画の方は、母の子供に対する愛情が、中心になっているような気がする。
子供の関係の事を最近書いていなかったので、書きます。
先日、ユウ(HN)が目を腫らして通院して、その経過報告の為、ユウの担任の先生と話をする為学校へ行った時、「ちょうどよかったです、お話したいことがあったので」という。
何かと言うとユウが飲んでいるリタリンのことである。ユウには、授業中に席に座っていられなかったり(離席行動)、授業中に関係の無い話(独り言)をしたりするため、それを抑える効果が期待できるということで、リタリンを飲ませている。最初に飲み始めたのは小学校の一年の1月から。量はその時に処方してもらった量から増量しておらず、飲むのも朝のみ、で過ごしてきた。医師とは、「ユウは体重も増えているので、量は増やしてもいいですが、問題ないのなら、増やす必要もないでしょう。」という話になっている。
担任の先生には、ユウが飲んでいるのは朝のみであること、量も増やしていないことも話していて、問題があると思うようなら教えてくださいと、担任を受け持ってもらって、3ヵ月後くらいに、話をしている。
それで、その日の話は、「ユウくんは、お薬をどの程度飲んできているんでしょうか」という話で、ユウの行動は日によってムラがあり、調子のいい時もあるし、朝からでも、授業に参加していない様子がみられるとのこと。担任の先生の話からは、薬の量を増やすとか、回数を増やすとか、他に対策があるなら考えるか、親の私にして欲しい様子だった。
私も親ではあるが、専門家である医師に相談するのがいいと思い、先日ユウを診てもらった医師のところに相談に行った。
医師は、まずは、「ユウの薬の量を増やす事、これをやってみましょう」という話をされた。「飲む回数も2回にして、朝飲む量も増やすこと、これをとりあえず1ヶ月やってみましょう」という話になった。昼に飲む量は、今までの量を飲ませるという事で話をした。
その話を、病院から帰ってから、ダンナに話したら、予想どおり、けげんそうな反応。ダンナは、依存性を心配している様子だった。
私は、「お医者さんはとりあえず、1ヶ月やってみましょう、という話をしているよ。それで、どのくらい効果が出るのか、試してみましょう、ということなんだけどね。」とダンナを説得。
ダンナは、「どのくらい学校で困っているのか、わからない、薬を飲むとどうなるのかわからない」と言う。私も、家では、それほど困ることはないし、薬を飲んだ時のユウの様子は、小学校2年くらいの時は、別人のように見えた。なんだか、親からすると不自然なんだよね。
病院の医師からは、「担任の先生に書いてもらってください」と言うことで、調査用紙をもらった。薬を増やす前と、増やした後とで、違いが出るかどうか、比較する為だということだ。
早速、1枚目のほうは担任の先生に渡し、リタリン増量を開始する旨を伝えた。
2006年02月01日(水) |
「世界の中心で愛を叫ぶ」映画のDVD |
もうだいぶ前にヒットした映画だが、その頃はあまり興味がなかったので、観ていなかった。テレビでもドラマ化されていたのだが、映画の方は、地元香川がロケ地と言うことで、全国から若い人達が、そのロケ地に訪れているのだと言う事を聞いて、観て見たくなった。
それで、レンタルビデオ店でビデオ(DVD)を捜したのだけど、なかったのだ。だけどそこの中古ビデオ販売のコーナーにあるのを先日発見。定価の半額くらいになっていたので、早速購入。
この前の日曜に、ダンナと二人でビデオ鑑賞。
高校生の男女の純愛物語。女の子は、若くして急性白血病になり死んでしまう。単純に言うとそういう話。
なぜ、「世界の中心で愛を叫ぶ」というすごい題名なんだろうか、とずっと思っていた。それが、DVDを観て、謎が解けた。
主人公「アキ」が偶然発見したカメラの中に入っていた、オーストラリアの風景の写真、その場所が、オーストラリアの原住民の間では神聖な土地と言われていて、彼らの間ではそこが「世界の中心」とも思われているんだとか。
その写真を見た「アキ」はそこに行きたいと思いだす。だが、その時は、白血病の症状がかなり進んでいて、結局行けないままに、亡くなってしまう。そこへ、自分の骨をまいてほしい、それがアキの最期の望みだった。
その願いを叶える為、かつての恋人「サク」は、オーストラリアへ行き、アキの最期の望みを叶える。
主人公の女の子はちょっと勝気だけど、かわいい。男の子は、素朴な少年というところ。男の子のおじいさんは、写真館を営んでいて、ちょっとワルっぽい感じの粋なおやじさんといった設定。
テレビドラマとはちょっと違うんじゃないかと思うけど。テレビドラマの方は、レンタル可能なので、週に1本ずつレンタルして観ているところ。役者さんも違うし、それぞれの役のイメージ設定も少し違う。
どちらも、カセットテープでのお互いのメッセージのやり取りが、見ていてほほえましくもあり、感動的でもある。
人が死ぬということはつらいこと。実母を亡くしてそろそろ1年が経とうとしている私には、そのつらさはよくわかる。
かつての恋人「サク」は、16年後も、「アキ」を忘れられないでいた。その思い出があまりに素敵だったからなんだろう。忘れられないのはそれはそれで、しかたないことなんだろう。でも、死んでしまった人はもう戻ってはこないのだから、その思い出をいつまでも掘り起こしていてはだめだ。
私も、ようやく最近、実母の死から、たちなおりつつある。思い出の品も、全部置いておいても場所をとるだけ、大事な物だけ残しておいて、思い切って処分してしまおう。最近そう思いだし、実際処分をしだしたところである。
東宝 世界の中心で愛をさけぶ DVDオフィシャルサイト
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