部活で生徒指揮者から、
「先生、最近不調ですね」
ピッチは合わないは、細かい動きは出来ないは、で、生徒は生徒なりに心配らしい。
……不調ではありません、私の腕前はこんなもんです。 さすがに学校のファゴを吹いたら、高いF音が半音近く低くて、ピッチ以前の問題に遭遇してびっくりしましたが。
全体とも合わないはもちろんなのだけれど、一番私の音と合わないのが、困ったことに生徒のファゴ吹き。私のピッチが正しい音のときは彼女が合わず、彼女が正しい時は私が合わず……致命的です(^。^;)
根本的にファゴに関しては、彼女と息がぴったりとはなりません。
彼女は楽譜通りに忠実に吹きます。
私は自分の感性に忠実に吹きます。(正しいかどうかはこの際関係無い)
……合うわけがありません(爆死)
おかしい、れっきとした師弟関係なのに。 育て方を間違えた?(違)
もっと精進しろという事なんでしょう(^。^;) 頑張ります。 でも一日八時間吹いていたら腱鞘炎になってしまいました(ToT)
まだ正式に全体に表明したわけではないのだけれど、団の執行部の方々や会う人ことに話しているし、いろんな形で話しも広まっているだろうから発表してしまいます。
11月に違う楽団に移籍します。
練習会場まで片道二時間は辛いです。楽器も重いし。
引っ越しした段階で移籍は検討してはいたんですけど、また12月に引っ越すことになって、いろいろ調べたら新居の目の前で練習している団体がありまして。。。 これは移るしかないでしょうと。
正直今までの団だと、私はわがまま放題(かなり好き勝手させていただきました)で甘えてしまうため、これ以上ここにいても自身の向上はできないかなと。でも甘えん坊の私にはこの環境で強いて自分に厳しくという牽テ当も出来ず(^。^;)、それだったら新しい団体で一から鍛え直した方が勉強になるかなという次第で。
学校でも来年度から「単なる庶務担当顧問」としてフンゾリ返ってもいられそうもなく、勉強できるところでは勉強していかないとね。 本当はそろそろオケの世界に入ってみたいのだけど、オケで通用するような音色を出す自信もなく、またやっぱり吹奏楽の世界をまだまだ不勉強だから、この世界にいないとならないかなあ、という感じです(他分野の音楽からも学ぶというような器用なことはまだできませぬ)。
まあそんなこんなで、移籍します。
だいたい吹奏楽の団体とは数十人のあつまりで、これだけの人が集まると選曲が難しい。どれ一つとっても全員が「やりたい!」と思う曲は皆無に近いのではないだろうか。 特に学校の部活だとわずか三年間しかないから自ずと曲数も限られるわけで、生徒たちの不満はいろいろとある。で、そんな不満は生徒たちぐらいだろうと思っていたら、楽団でも(うちの楽団とは限らないけど)大なり小なりあるらしい。 確に一回の演奏会でできる曲目にも限度はあるからな。そういう不満はあって当然なんだろうな、とこの一週間いろんな人と話していて妙に納得。私なんかは選曲に対するこだわりなんてほとんど持たずに渡された譜面を素直(でもないが)にやっているのだからかなり脳天気なのかもしれないなぁ、ともおもったり。
ちなみに今抱えている曲数はなんと25曲(うち組曲系5曲)で、譜読みするだけでも大変なことになってます。曲の選り好み何てしていられません。 これって恵まれているんだろうけど半分は仕事というのもなんか複雑。
昔、音大を目指していました。 音楽が大好きで(といつても今冷静に振り返ると、好みはかなり偏っていましたが)、音楽家になるのが夢でした。
それがいろいろあって、至ってごく平凡な文系の大学に進み、音楽とはかけ離れた道を進むことになりました。
なのに、社会人になってから、まさかこんなに音楽漬けの日々になるとは思いませんでした。 しかも半分は仕事として。
人生どこで転機が訪れるかわからないものです。
……と、毎日6時間も楽器を吹き続けると、そんな感傷めいた心情にもなります。
ちなみに今日は、午後1時から夜の10時まで、二箇所で練習がありました。 もしかして、プロより多く練習しているんじゃないの??と思ったりもしてます。
朝、9時に出勤。 生徒とロングトーン、タンギングなどの基礎練習と曲練(半端じゃないぐらい難しいのが多い)。
お昼休憩1時間半(私だけ)の間に、図書室に戻ってお仕事。
午後一時より合奏。しかも立ち合奏。 しかもなぜかファゴットが重要な動きをしている曲が多く、珍しく集中攻撃を受ける曲ばかり。 おまけに音程が合わず、生徒指揮者に怒られる。 Aより上の高音は、楽団では「できない」とふんぞり返ってやらないので、ここでも「できない」とふんぞり返っていたら、生徒に叱られる。 16分音符以上のスケールも、楽団では「できない」とふんぞり返っていつも誤魔化しているので、ここでもやはり「できない」とふんぞり返って誤魔化していたら、やはり生徒に叱られる(←当たり前だ(-_-))
そんなこんなで「生徒」に叱られる日々。
精進したいと思います。
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