2011年08月07日(日) - うたたねのように短く
私はなかなか出来そこないの学生だった。
一回生のとき成績表を返してもらったが、
どう見たらいいのかよく分からなくて、
近くにいた気の良さそうな学生に判別の仕方を教えてもらった。
心優しい彼はどれどれと広げて見てくれた。
やがて静かに思案する顔になって「やばいんちゃいますかね、一教科しか取れてませんよ」
ああ、そうなの?
「この調子でいくと卒業まで十何年かかりますよ」
ああ、ホントだね…
この後、学生課や教授に呼ばれてごってりしぼられたはずだが、
そこのところはあまり覚えていない。
微細な記憶は都合良く再構築されるようだ。
出来そこないのところは今も改善されず、
がっかりとかしょんぼりする事柄には不自由しない。
が、それがどうしたんだい?
誰が偉くて賢い競争なんて下らないし興味ない。
さて、何か面白いことやりましょうよ