2006年05月24日(水) |
日本舞踊について、また語ってみる |
前回は、体的に日本舞踊を語ってみました。
今回は表現的に語ってみます。 これも、私独自の判断ね。
役者として、何度か舞台に立ったことがあります。 役者ってのは、ある役になって物語を表現することですね。たぶん。 ま、私はそんな気持ちで立ってました。
日本舞踊も、同じです。 物語がないものも多いですが、ある役になってます。 役者よりも、かなり多様。 幽霊になったり、精霊になったり、狂女になったり、少女になったり、年増になったり、あとは〜〜神様になったり。 時には、何役にもなれちゃいます。 そしてそれが、おかしく見えないのが日本舞踊のすごいところだと思う。
でも、もっている中身は役者さんと一緒だと思う。 少なくとも、私は同じ心持ちで表現しています。
心と技と体が一体になった時、初めてその役がこなせるんだよね。 この三つが揃った時、やっと私は私が表現したい日本舞踊にたどり着くんだろうなと、うっすらと思っている今日この頃。
なんか、書きたいこと思いついたけど、長くなりそうなんでまた次回。 いつまで引き伸ばすつもりでしょうか、私は。 あ、ちなみに明日も日舞だからこんな考察してみました(笑)
2006年05月17日(水) |
日本舞踊を語ってみる |
題名どおり、日本舞踊を語ってみたいと思います。 あくまで私の視点からですけどね。
皆様は、日本舞踊というとどんなイメージなのでしょうか? 私が始めたのは18の時。 そのときは、綺麗な着物が着れる、とか。 所作が綺麗になる、とか。 美しい、とか。 そんなイメージがありました。
実際やってみて早7年。 日舞とは、過酷なダンスでございます。
基本姿勢は、腰を折る・・・つまりヒザを少し曲げているのですが。 そんなところははっきり言って辛くありません。 ヒザを曲げているようで、実はお尻をきゅっとしめてヒップアップしているのです。 その動作を行うのに、ヒザを曲げていた方が楽なのです。
だから、日舞やるとヒップアップするんですよ! 実はクラシックバレーやジャズダンスなどと、基本は変わらないのです。
背筋を伸ばす。 お尻をきゅっとあげる。 腕を伸ばす。 肩甲骨をつける。
クラシックバレーやジャズダンスをやったことがある方は、こんなこと言われたと思います。 日舞でも全く一緒なのです。
今日は、踊りとしての日本舞踊を語ってみました。 次回はもうちょっと違う面から見た日本舞踊を語ろうと思います。
なんで急に語ったのかといいますと・・・。 明日、日舞なんです(笑) それだけ。
2006年05月16日(火) |
ありがとうございました〜〜!! |
第二回公演、無事に終了いたしました。
おいおい、久しぶりに日記書くのが終了後かよ! と、自分でつっこんでおきます。
いや、ほんとごめんなさい・・・。
これで何度目かの、更新頑張るぞ!宣言します。
今回は、お昼の部が前回の「ぷれびゅー」再演。 夜の部が「浄瑠璃講座」
観に来て下さった方はご存知でしょうが・・・。 場所が狭いです。 そんなわけで、目の前にお客様がいます。 正直、恥ずかしいです(笑) でも、その分表情が見られて最高に楽しい気分になるんです。
夜の部は、完全に(友達曰く、強制に 笑)お客様参加型公演! 一体感がたまらなく素敵でした。
終わったあとに、「邦楽って、楽しいね」とか「日本の文化ってかっこいいね」といった感想を聞くと、本当に嬉しいです。
そうなんです!! 改めて言いますが・・・日本の文化は、最高です!!
基本、スポーツ観戦大好きです。 特に国同士の戦いは最高ですね。 若衆組メンバー、若衆組立ち上げる前からサッカーとかよく観戦しておりました。 おそらく、今年のワールドカップもみんなで見ることになるはずです。
今日、若衆組会議の日でした。 でもちょうど会議の時間とWBCの決勝の時間がかぶってました。 そんなわけで、会議をひとまず端っこおいてみんなで決勝に食い入ります。 これも、コミュニケーション。 こういうノリが最高。
実は今月初めにWBCの韓国戦、見に行きました。 生のどきどき感もかなりあったけど、やっぱり決勝は違いますね。 選手達の一体感が違った!! テレビ越しなのに、がんがん伝わってきました。 やっぱりどの世界もプロってかっこいいです!!
すっごくいい試合でしたよね〜〜。 一方的な流れではなくて、追いつかれそうになったり、逆に離したり、はらはらどきどき!! 最後の方は選手達と同様、私も身を乗り出して見てました(笑)
日本、おめでとう!!!!
本日、国立劇場の「素踊りの会」に行ってまいりました。 門弟の中で、行けなくなってしまった方がいらっしゃって、突然昨日師匠からお誘いを受けました。 興味がかなりあった会だったので、ほんとラッキー! 師匠、有難う御座います!!
さてさて。 私の師匠の師匠は、昨年人間国宝に選ばれた花柳寿南海先生です。 素踊りの会でも、出てらっしゃいました。 曲目は「洛中洛外」 京都の、有名な屏風を元に作られたものです。
寿南海先生は、私の本当に大好きな舞踊家さんです。 舞踊を全く知らなかった頃、大学の部活から派遣されて日舞公演の下浚いのバイトをしておりました。 とにかく色んな方にお茶を出すバイト。 寿南海先生のことも「かわいらしい方だな〜〜」ぐらいにしか思わず、上から言われた通り、お茶を出していました。
その、「かわいらしい方」の下浚いを見た時の衝撃は今でも鮮明に覚えてます。 「・・・今舞台で踊ってる人・・・。この間私がお茶出した人・・・だよねえ・・・えええええ!????」 日本舞踊って、踊るだけじゃない、型だけじゃない、表現なんだ!とその時初めて気づいたのでした。
今の師匠の門下に移動することになった時、師匠が寿南海先生の直弟子だと知って、生まれて初めて両手で「ばんざーーーーい」をやりました(笑)
そんな寿南海先生の今回の踊り。 やっぱり最高!!! 一番感じたのは「色っぽい」ということ。 後姿で見せる色気・・・。 前を向いたらすっごい若くて、すっごい美女なんじゃないかと、想像しちゃいます。 実際はもう80歳過ぎてらっしゃるのに・・・。 ああ、すごい・・・。 ほんと、憧れ!尊敬! くぅぅぅぅぅぅ!!!
テレビで放映されると思うので、皆様ぜひ一度観てみてください!!
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