2003年03月28日(金)
朝から散らついていた小雪が、
午後にはみぞれ混じりの雨に変わった。
雨など見るのは5ヶ月ぶりだ。
春の訪れとともに、
9ヶ月間親しんだこの町を、
ぼくは後にする。
実をいうと不安。ちょっと憂鬱。
すっかり自堕落が身についてしまったぼくが
再び家庭生活になじむためには、
相当の困難が待ち構えているはずなのだ。
そうなのだ。そうだったのだ。
うちのおかあさんは怒りんぼだったのだ。
家にいるとき、ぼくは叱られてばかりいたのだった。
いつまでも起きてごそごそしていると言っては怒られ、
洗濯物のたたみ方がおかしいと言っては怒られ、
ぐずぐずと風呂に入ろうとしないと言っては怒られ、
パソコンにばかり向かって生返事をするんじゃないと言っては怒られる。
これが結婚生活の真実だ。
今度生まれ変わってきたら、
男らしいさっぱりした性格の持ち主と結婚したいぞ、ぼくは。
見てくれとかでは絶対選ばん。
暗にウチの妻はきれいな人だと言ってますが。
そうとも。わかってるんだ、本当は。
彼女は可愛く、気立てのよいしっかり者で、
怒りんぼなんかでは全然ないのだ。
ただ、ぼくが馬鹿で至らずダメだから、
彼女をイライラさせてしまうのだ。
などとわかった風なことをいって気を取り直そうとしてみても、
ちょっぴり憂鬱であるのに変わりはない。
ブルー入ってるというやつ。
マリッジ・ブルー。
……ちょっとちがうな。
マタニティ・ブルー。
……全然ちがうし。
ま、とにかく、そんなブルー。
2003年03月26日(水)
ここんとこ連日、湯船でうつらうつらしてたりする。
はっ、いかんいかんと思い直し、
やっとのことで入浴を終える。
が、いつもそこで力尽きる。
髪も乾かないうちからあっという間に就寝。
それがだいたい9時半から10時にかけて。
子供か。
お子様生活か。
だから今夜は、もの凄く頑張って起きている。
というか、半分眠りながらこれを書いている。
あ、もうダ……、ねむ、ねr……。
わざとらしいが、
実はかなり真実に近くもある。
「ごしゅうしん」といえば、多くの場合「御執心」。
ぼくだけ、なんで「御就寝」。
2003年03月23日(日)
お絵描き掲示板へのイラストになにかリクエストはないかと問われ、
ぼ、ぼ、ぼかぁ、ちょっとエッチなお姉さんと
セーラー服が大好きですと答えてしまうような奴である。
こんなものに出くわしてしまうのも、
きっとそのことと無縁ではないだろう。
商品名「シロスエ」。
美少女なのだそうだ。
訛るなよ。
誰だよ、それ。
どう聞いても美少女の名前じゃないだろ。
シロスエ。わはははは。
あ。わざわざ検索しなくていいから。
しない方が身のためだから。
っていうか、ぼくの名誉のためにも。
妙な誤解を招かないためにも。
あ。検索結果を見た感想とか、
わざわざ掲示板に書かなくていいから。
隊長、「森高の手」なんてのも見つけたんですが、とか。
っていうか、検索しなくていいっつぅの。
みんなオトナなんだから、
そこいらへんは暗黙で。
2003年03月21日(金)
音楽は世界を変えることができるかという問いを、
これまで何度見てきたことか。
それにイエスと答える人も。
しかしな、ぼくは思うのだ。
確かに人を左右する力を持つ音楽はある。
それによって人生が変わってしまう人だっている。
けれど、決まってそういう人は、
世界を動かす立場になんかいやしない。
一方、世界を動かす人たちは、
たかが音楽ごときに左右されたりはしない。
彼らはただ聞き流す。
ああ、美しいよねと聞き流す。
それはそれ、これはこれ。
そういう意味で、ぼくは明らかにけじめのない人間だ。
だったら、冒頭の問いかけをこう置き換えることは可能だろうか。
けじめのない人間は世界を変えることができるか、と。
それでも人はイエスと答えるだろうか。
というか、あまりに無謀だろうか、この置き換え。
無謀だろうなぁ。
ぼくがけじめのない人間であることは、
「そういう意味」だけではなく、
どんな意味においてもそうなのだし。
2003年03月15日(土)
あなたはここで私と死ぬの。
昨日の今日のことだから、このやりとりを記憶している人も多いだろう。
ぼくの頭のなかでは年中響き渡っているけどな。わはははは。
というわけで、「ラピュタ」。
ぼくにとって、これは一番の宮崎駿作品だ。
ちなみに次点は「魔女の宅急便」。
スケールだのメッセージ性だの完成度だの興行成績だのといった面で、
これらを凌ぐ作品があることは知っている。
しかし、主人公が頑張ったり戦ったりするその動機が好きなのだ。
おまけに、音楽の出来も極上。
テーマの「君をのせて」なんかもうアナタ、
イントロが流れただけでぼくは泣きの態勢に入ってますぜ。
☆彡
薩摩なぁ。
と、脈絡なく唐突に書き出したときは、
あー、また誰かの日記に感応して、
私信めいたこと言い出したなと思ってくだせぇ。
そです、薩摩。
鹿児島ではなく、あくまでも薩摩。
どこまで薩摩。島津好きのぼくとしては。
義弘だし、敬天愛人だし、海音寺潮五郎だし。
行きてー、薩摩。泣きてー、知覧。
あまり知られてはいないけど、
っていうか、そりゃ黙ってりゃ誰も知るわけないけど、
実は福岡の生まれなのな、ぼくは。
でも、それはホント、生まれただけの場所で、
九州の他のどこへも、ぼかぁ行ったことがないのな。
新婚旅行5泊6日九州一周なんてのに出かけた友人がいたけれど、
ぼくはそこで生まれておきながら、わずか5泊6日に負けてるのな。
なんか悔しくないか、それって。悔しいよな。悔しいよ。
だから、いつかきっと行くもんね。長崎にも熊本にも。
でも、密命とか持っていくと生きては帰れないらしいので、
手ぶらで行くのが正解らしい。
薩摩だけは。
☆彡
知ってた?
「エンピツ」の日記って、
原稿用紙にして20枚以上になったら、
システムからハネられちゃうって。
っていうか、実際にそれだけの量を書いて
ハネられた人がいるってことの方が驚きなんですが。
それ、もう日記とかいわんだろ。論文?
っていうか、1日でそんなに書くなよ(笑)。
☆彡
しかし、FFX-2。
なんてセンスのないタイトルだろうねぇ。
タイプするのはまだしも、口に出すのって恥ずかしくね?
この月末に茅ヶ崎に戻ってからぼくは始めるつもりなので、
ネタバレなことを言わないのはもちろん、
あまりユウナ、ユウナと騒ぐのも禁止。
うずうずして落ち着かなくなるので(笑)。
あのまま封印してほしかったんだよなぁ、ホントは。
2003年03月10日(月)
土曜日、起きたのが午後5時で。
日曜日、起きたのが午後1時で。
そいで月曜日。午前5時には目が覚めて。
どういう生活だろう、これは。
自堕落とか放蕩とか破綻とか。
この起床時間がなによりも雄弁にそれを物語っている気がするな。
さらには、障害の2文字も見え隠れしているようでもあるな。
何時に起きるためには何時には寝なければならない。
何時に寝れば目が覚めるのは何時である。
そういった目算が、このところまるで立たない。
どういう生活なんだ、それは。
通販生活では少なくともない。
☆彡
ダメだ。
寝るわ。
全然冴えてないし。
もう起きていられない。
てか、半分寝ながら書いてるし。
また明日。
午前4時とか5時に。
2003年03月08日(土)
このところ、オープンしたてのJRタワー一色で。
北海道のローカル番組はといえば。
ショッピングモールやデパート、
映画館にホテルにオフィス、さらには病院などまで入った
日本最大級の商業施設。
それが単に大丸とかステラプレイスとかではなく、
JRタワーとして総称されているわけで。
しかしな、ぼくは思うぞ、北海道よ。
札幌への一極集中をこれ以上進めてどうするんだと。
なんせ第2の都市が旭川だというんだから。
1位と2位の格差ありすぎ。
ってか、1位だけあって2位以下なし。むしろ。
☆彡
というわけで、ぼくの北海道暮らしも残り1ヵ月を切った。
だがしかし、くっそー、旭川以外どこにも行けなかったぜぇ。
根がヒッキーなもんで、雪に閉ざされたのをいいことに、
どこにも行こうとしなかったというのが正解なのだが。
そんなぼくでも、しかし、北海道独特の地名には、
道路標識を見ているだけでも、大いにそそられるものがある。
例えば美深(びふか)。例えば美瑛(びえい)。
いかにもロマンに満ちた出逢いが待っていそうじゃないか。
例えば風連(ふうれん)。例えば朱鞠内(しゅまりない)。
ちゃんちゃんこを着た老人が道を示してくれそうではないか。
例えば音威子府(おといねっぷ)。例えば神居古潭(かむいこたん)。
わけもわからないまま、ははーっと平伏せざるをえないじゃないか。
んなことないか。
☆彡
「コンセント」に続いて、「アンテナ」を昨夜読了。
今日からは「モザイク」。
一時期のマスメディアへの露出は、
田口ランディにとってマイナスだったのだなぁと改めて思う。
やはり桐野夏生か。ってなにが(笑)。
なんてこというと、むっとした顔するよな、あの人。
「リアル・ワールド」、図書館にあったっけ。
2003年03月02日(日)
こんなことばかりしていたら、
今に「セーラー服」での検索に引っかかるようになってしまうのだろうなぁ。
というか、すでに引っかかってはいるのだろうなぁ。
やがてはそれで飛んでくる人も現れるのだろうなぁ。
しばらくの間、「チャイナドレス」がそうだったように。
そいで、ずいぶんとがっかりされてしまうのだろうなぁ。
なんだと思われてしまうのだろうなぁ。
しかし、それはぼくのせいではないぞ。
いや、ぼくのせいか。
セーラー服の少女を描くことから抜けられなくなってしまったぼくのせいか。
だってねぇ。
便利なんですもの。セーラー服。
っていうか、おしなべて制服というものは便利なのな。
私服での登校を認めた学校でも、大半の生徒は制服着て来るっていうし。
着ればわかるし、描けばもっとわかるというわけで。
とかいいながら、セーラー服の構造、今もってよくわかっていません。
てか、わかっている方が怖いでソ?
で、先日など制服図鑑の類を切に欲している自分にふと気づき、
恐れおののいてしまったわけです。
そんな欲望は、ネットを検索することでとりあえず収まりはしたものの、
セーラー服サイトとでもいうんでしょうか、あるものですな。
いやー、わはははは。凄いぞ、マニアの情熱。よく調べた。よく集めた。
どうもありがとう。ぼくにはそれを着用する趣味はないけどな。
というわけで、セーラー服姿の少女を描き散らかすだけでは飽き足らず、
とうとう一連の同一人物らしき少女に名前までつけてしまう始末。
どうなんだろう、これ。
危なくないですか? 怖くないですか?
こんなぼくでもお友達でいてくれますか?
もうすぐ単身赴任、終わるし。
妻の名前にしておけばよかったとか、
そういう問題では、でも、きっとないよな。
誰か止めて。