母のタイムスリップ日記
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便秘薬の効果がばっちりで朝一番の大仕事。 ちょい効き過ぎだった。 母は夜はぐっすり眠っていた。 辛かったのは明け方だろうと思う。 便秘薬の手助けを借りる時は あと少し量を減らしても良さそうだ。 今の母には 定量の3分の1でよいって事だろう。
窓をがらりと開けて雪景色を見てもらった。 今日は 格別表情の変化もなかった。 寒さは敏感に感じたようで「寒い?」と聞くと必ず頷いていた。
今日は 心配な様子もない母だったので 午後ちょこっとベッドに横になって貰った。 その間 外に出て雪かきをした。 朝から休みなしに降っていたので結構な積雪だった。
雪かきを終えて 母の入浴介助。 お風呂上りの水分補給をしている時に いつもショートを利用している施設から電話があった。 「明日はどうなさいますか?」 こちらに不都合が起きたなら連絡を入れるのだから こちらの都合ではないのだけれどなぁ。 それでも「予定通りです」と伝えた。 「道の具合は如何でしょうか?」 私「車も入ってきていますよ」 「先ほど 用事があって通りすがりに見た所 通行がきつそうでした」 私「もし 送迎困難でしたら タクシーを使うか家の人に送ってもらいますよ」 「状況によって遅れることもあるかもしれないのですが…明日 もう一度電話をします」
「道路状況が悪いのでこちらで送ります」と先に連絡を入れておいたほうが良かったのかな?
朝・昼・夕と食欲はあり 食べる早さも程よかった。 食後 少し噎せが見られた。 口腔ケアを済ませた後 上を向く事が多くつばで噎せているようだった。
トイレ誘導後就寝してもらった。 就寝後のトイレ誘導で「大」 噎せの原因はこれだったのだろう。 起きている時には「小」や「大」の前触れに「噎せ」が見られる。 大概 上を向いて噎せることが多い。
明日は1泊のショートステイの予定。 会議に出るためだが…果たして間に合うのだろうか…。
2012年02月28日(火) |
どっちがいいのかなぁ |
昨夜はガスはあまり出なかった。 ガスの有無でも嘔吐の予測は多少たつ。 デイに出かける前に「大」の気配はなかった。 朝食にヨーグルトをプラスして食べて貰った。
笑顔もあり座位の姿勢も保持できているので嘔吐の心配はないように感じた。ただ便秘気味と連絡帳には書いてデイに送り出した。
デイから戻った母 機嫌はよく笑い声やおしゃべりが多い。 トイレ誘導して「小」のみだった。 おやつにバナナとヨーグルトを食べて貰った。 夕食も順調。
食後 少しげっぷが見られた。 少し迷ったが 便秘薬を使うことにした。 定量より少なめにした。
就寝してからガスがよく出ている。 あと少し待てばよかったかなぁ。 若しかしたら…また緩めになるのかな? 母にとってどっちがいいのかなぁ。
最近 便秘対策にヨーグルトを食べて貰っている。 他に乳酸飲料も…。
金曜日の朝に便秘薬を使って「大」を排出した後は その気配もなくてどうしようかなと思っていた。 以前は 2.3日出なくとも余り心配せずにいた。 が 嘔吐が見られるようになってからは タイミングを計りかねて下剤やらマグラックスに頼るようになっていた。 嘔吐が続くようだとデイやショート利用が難しくなると言われておりそれも気になった。
空っぽの状態から何日持つか…それを確かめたかった。 今朝のトイレ誘導で 「大」排出できた。 デイから戻ってからも「大」が見られた。 それも硬くなかった。
ヨーグルトで多少改善できそうな気がした。 ヨーグルト摂取は朝と夕方。量は1日200グラム程度。後は朝夕の乳酸飲料。
施設にいる頃は ほぼ毎日ヨーグルトやアロエエキスを飲んで貰っていたが量は少なかったので効果があるかははっきりしなかった。
うまく行くかな?
デイのない日曜日。 5時半に目覚めて2度寝してしまい いつもより1時間近く遅く起床。 だから母の食事も1時間ほど遅れてしまった。 昨日は起床時笑い声も聞かれなかったが今朝は笑い声が聞こえて 良いスタートになった。
遅いスタートの食事となり母は大きな口でよく噛んで食べてくれた。
結婚記念日の今日は ちょこっと踏ん張ろうと朝食後からパタパタ。 母の様子をみながらだが目視だけで話しかけもせずに1時間ほど過したら…笑顔が消えてしまった。 トイレ誘導してちょこっと両手引き歩行して話をした。 ちょこっと落ち着いたので また次の家事。
ひとまず一段落したので 母の隣に座してお茶を飲みながら新聞を読んだ。片手は母の手をしっかり握り締めて お茶を飲んで貰いながら…。
その後 入浴介助。 そして昼食。
昼食後は 両手引き歩行。 それから母に横になって貰って 浴室の片づけをしながら風呂釜の掃除。20分くらいで母に離床して貰っておやつを食べて貰う。
夕食の準備を始め 母の食事介助をしようと思ったとき娘が手料理を持参でやってきた。 母の食事介助は娘がしてくれたので大急ぎで夕食を仕上げた。 母の食事が済む頃夫が帰宅してみんなでお祝いの食事。
食事の終えた頃 夫に急な電話が入り家を出て行った。 母も程よく休息を取ったので就寝となった。 娘も自分の住処に帰って行った。 家族揃ってのささやかなお祝いができた。 娘の初挑戦。鯛めし。美味しかったぁ。
母も放置気味の中 よく我慢してくれた。 来月は 母の誕生月だ。 その時には…。
デイ利用しない日なので少しゆっくり目に起床してもらった。 母の介助を終えて 自分の食事を始めたら母がじっと見つめていた。 いつもは 安心したようににっこり笑って傍にいるのだが 今日はちょっと様子が違った。 かといって母が食べられそうもない食材なので ちょこっと口に運ぶ訳にも行かない。 そこで頂き物の羊羹を切って食べて貰う事にした。 四角い物体が口に入った時用心深そうにしていた。 噛み出したらにっこりした。 母の朝食の量は デイへの時間を気にせずともよいので多めに食べて貰ったのだが…まだ食べ足りなかったのだろうか? 食べすぎもよくないので 羊羹の量はかなり控えめである。 それでも美味しそうにニコニコして食べていた。
お昼前に入浴して貰った。
昼食後は 歩行リハ。 立位介助で立ち上がって貰ったら嬉しそうな笑顔。 「歩いてみようか?」と聞いて頷きの返事があり ゆっくりゆっくり両手引き介助。 「頑張って偉いねぇ」と話しかけたら 歩行が更にしっかりとした。 褒める事の効用という事だろう。 5回往復できた。
夕食後 みかんを食べて貰う。 冬みかんは 皮が厚くなってきたので 皮の薄いみかんを少し小さくして食べて貰った。これだと薄皮も噛めて呑み込めた。
母の部屋に移動してから椅子に座って貰ってから立位のリハ。 最初は腰が重く上げる意志がないように思えた。 所が何回か繰り返しているうちに自力で腰をあげるようになった。 それから歩行を促すとまた嬉しそうに歩き出した。 目の高さがほぼ同じになり下から見上げる形ではないので気分が良かったのだろうか? 立ち上がったときの笑顔はほんとに嬉しそうだった。
母が眠った後 夫が母の部屋に入ったら 母がはっきりした言葉で話したと驚いて報告にきた。 同じ家に住んでいるのに 最近は聞いたことがなかったのだろう。 話しかけても笑うくらいで反応も薄かったのだろう。 話していることは 夫にも伝えているのだが 自分の前ではまったくなかったので話半分に聞いていたのだろうと思う。
夕食の片付けも済んで 他所の介護者の会の方からの手紙を開いたら…素晴らしい会の活動の資料も同封されていた。 いつもながら その細やかな配慮に頭が下がる。 そのひとつに 地域の図書館にある認知症関連の本の紹介の一覧表があった。それも何処の地域の図書館かもきちんと表示されていた。 本を探すのは ネットで出来てもそれを一覧表に打ち込む作業だけでも大変だろうに…。 確か75歳は越えていたと思うのだ。体調も思わしくないのにほんとによくなさっている。 会員の相談も受けていらっしゃるのだ。 しんどいなんて言っていられないのだなぁとつくづく思った。
布団の中で目覚めていたが「もう少し…」と静かに横になっていた時「あ〜っ」という母の声に「ハッ」としてトイレ誘導した。 ショート以来排便が少量なので昨夜便秘薬を服用して貰ってた事を思い出したからである。
流れる形状でいつも通りの手当てと言う訳には行かない。 勿論母だって現状を理解できているので非常に困惑している表情だ。
便座も汚れてしまったので体拭きのウェットの紙で拭こうとしたら…。 「後ろがつめ…」と言葉を発した。 「ごめん 冷たかったね」と話しかけながら感動してしまった。
何かにぶつかれば「痛い」というけれど「手が痛い」と部位を表す言葉は出ない母なのだ。 それが…「うしろが…」と言えたのだからほんとに驚いた。
手当てが済むまで結構時間がかかって その後の介助も駆け足となった。デイの迎えが8時45分だが いつも5分前には車が到着するのだ。
用意した朝食は全量摂取できた。 お茶300ccは飲めたがプラスアルファーが摂取できなかったので その旨送迎の方に伝えて水分摂取の追加をお願いして母を見送った。
介護保険の事で確かめたい事があって役所の介護保険課に電話をしたが生憎席を外していた。 折り返し電話を戴く事になったのでトイレ掃除に励んだ。 お昼前に電話が来て確認できた。
介護保険の何が気になったのか…。 ひとつは ショート利用時のオムツ。 「ショートステイ利用時のオムツ持参はしてはいけない事だったのでこれからはオムツなしで利用してください。これまでの分は全額とは行きませんが現金で返却します」と施設側から言われたと他地方の介護者の話を聞いたのだ。記憶が正しければ 厚生労働省からの通達という事だった。
介護者の会の仲間も衣類と同じくらいの量のオムツの準備が大変と耳にしたし 母のショート利用時もそうしている。 何となく疑問だったのは いつも全量を使いきっていないこと。
もうひとつはデイやショート利用時の「とろみ剤」 介護仲間は とろみ剤を持参していたと言っていた。 同じデイを利用しているが 家は持参していない。請求もない。 さてどうすべきなのか?
介護保険課の回答は明快だった。 昨年3月東京都から通達があり オムツの事とろみ剤の事に触れています。ショート利用時のオムツ負担は本人に請求しないこと。 とろみ剤に関しても 介護予防の栄養改善…指導を申請している事業所なら個別加算は可能だが 申請していない事業所は個人に請求しないことになっています。 他にも何項目もあります。 コピーしておきますから 都合の良い時に取りに来てくださいという事だった。
もともとそういう決まりだったが 曖昧なまま来てしまったので昨年きちんと通達してはっきりさせたという事だった。
午後に役所に出向いて通達のコピーを戴いてきた。
コピーを読みながら 曖昧ながら心当たりがあれこれとあって通達があったからなんだなと感じた。 それでもなお曖昧な所もある。 なぜ 他の地方の施設のようにきちんと利用者に告知しないのだろう…。
都内の介護者の会の仲間に聞いてみたら 施設で決まりのオムツがあるのでショート時にオムツ持参はないとの事だった。 ただオムツ料金の請求があるかは判らないので確認してみるという返事を貰った。
これはショート時に限ったことではなく 入所者も対象となっていた。
料金の返還なんて求めるつもりはない。 先ずは 正しい情報を得たいと思っただけのこと。 今後オムツを持参せずに済むならそれに越した事はないのだけれど…。
もう暫く 介護仲間の話を集めて現状はどうなっているのかを知りたいと思っている。
いつも通りに起床してもらう。 今朝は 目が合う度に大きな声で「あはは」とよく笑った。 「大」があるかと大きな期待を持ってトイレ誘導したが…少量のみだった。 それでも朝食 いつもより多めに食べることができた。
デイへと見送り 家事に励む。 その後PC作業。 雨降りで買い物は諦めて 夕食の準備。
デイから戻った母。 車を降りる時 隣に座っていた利用者さんが母の手に触れて何か話しかけていた。母はその人をみて笑顔を見せていた。 「さよなら」と言ってくれたのかな? 母はそれに返事を返せないけれど笑顔を見せて 話しかけてくれた方にも理解して戴けたのだろう。 その後 介助する職員さんをじっとみて 相手と視線が合い笑顔をみせていた。待っている私には気がつかない。 私は こういう帰り方が好き。
朝着用していた洋服1枚足らないので「あれっ」と思った。 帰り際に下着をぬらしたとの報告はあったが…。 デイ用のバックをみたら入っていたのでホッ。 暑いと思われたのかなぁ。一枚脱ぐほど厚着はしていないと思うのだが…。 デイの室温はかなり高いので…そういう事なんだろうな。
帰宅後 苺とみかんを食べて貰う。 今日は 上を向く事が多くみかんの汁で噎せを起こした。 「下を向いて」といっても指示通りに動ける訳もなく飲み込む時には頭をちょこっと押して強制的に下を向いてもらった。 夕食は 噎せもなく食べる事ができた。
夫が早目に帰宅したので 母には同じテーブルで休息してもらい夫婦の夕食にお付き合いして貰った。 笑い声につられて母も笑うそんな夕食風景となった。 あくびパクパクとなったのでトイレ誘導後就寝となった。 直ぐにzzz。 就寝後のトイレ誘導もパットに出ていても残りはトイレで…といった所。 誘導中も右左と足を交互に出せた。
昨日母はショート先より元気に帰宅。 意識もしっかりしていて家に戻ったと理解できていた。 食欲もありいつも通りの量をいつものペースで食べる事ができた。
が迎える私の方が発熱と悪寒。 「スワッ!インフルエンザ?」とマスクして手袋を使って介助。 早々に就寝した。
今朝検温したら 平熱より低い体温でインフルエンザではなかったと安堵した。
今日は デイのない日で訪問リハのある日。 母とダラッと過ごそうかと思ったが 来週は訪問リハを受けられないので 今日はちゃんと受けた方が良いと思った。
午前中は 歩行介助。 両手引きで5メートルの往復を2セット 母が踏ん張ってくれた。 膝カクッンもなかった。
サツマイモのヨーグルトかけや苺等果物をおやつに摂取。 水分も定量摂れて 食欲もあった。
午後は訪問リハビリを受けた。 その後入浴介助。 昨日は インフルエンザが怖いので中止したが今日は大丈夫。 湯船に浸かった時のなんともいえない表情をみせてくれた。 湯上りの母の頬 ほんのり桜色。
湯上り後みかんを1個と水分補給。 程なく夕食。
食後の口腔ケア後 母の部屋で足裏マッサージ。 それから就寝。 穏やかに寝入っていた。 就寝後のトイレ誘導も順調。
少しずつ暖かくなってきているのがわかる…寒の戻りはあるだろうけれど春に向かって動き始めたなと感じる1日だった。
午前中 庭木の剪定。 今日は 大物だ。 脚立を立ててのこぎりやはさみを持って木に登った。 手袋をかけているが つかまる木が冷たい。 身体も寒さで硬い。 手もかじかんで思うように動かない。 踏ん張って出来る所まで剪定した。
木の高さは 1階の屋根を越えた高さである。 木の植えてある所は道路に面しており道路との差は1.5メートル。 脚立に上れば 3メートル強の高さ。 これまで怖いと思ったことはないが きょうはちょこっとドキドキ。 もう少し暖かくなってからの方がよいなぁ。
午後はかばんを修理に出すため外出。 使いやすいバックだったので…。 でも見積もり次第。 見積もりもひと月ほどかかりそうだ。 そして修理が仕上がるのは半年後だそうだ。
明日は母が帰ってくる。 ダメージなく帰宅するかなぁ。 やっぱり5泊のショートは長すぎるかもなぁ。 今回は 背負っている作業は重いものではなかったので家のことも出来た。 それでも溜まった家事や作業が終わった訳ではない。 ショートを使いながらできる事を少しずつ…。
外出予定だったが キャンセル。 昨夜の作業を続行。 ICレコーダーのデータをPCに取り込めば全てPCで作業できるのだが…。そこはそれ 取り説を読み込む手間が面倒でローテクで原稿を起こし それから必要な所だけ打ち込んだ。
本を読み 講演を聞き 更に録音を聞いて 文字に起こす。 これだけの作業をするとさすがに著書の伝えたい事が見えてくる。 いや 伝えたい事が見えるというよりも自分に必要な情報がストンと入ってくる。 ストンと入っても 現実を前にするとできないと思う。 少しずつ準備だなぁ。
作業が長くなると目はしょぼしょぼ。 休息を入れながらようやく8分通り完成した。 点検しながら仕上げるだけとなった。
夕方買い物に出た。 冷たい風が吹いていて思わず首をすくめた。 長い橋を渡る時 川から吹き付けてくる風は更に冷たかった。 寒いけれど こういう時の方が調子はよい。
今日は 踏ん張って往復徒歩にした。 大きな荷物はないので出来た。
さて これから別のPC作業開始。
2012年02月17日(金) |
母の居ないあいだは… |
施設からの電話はなかった。 落ち着いていると言う事だろう。
午前中 頼まれた地域情報を集めをした。 これまで情報提供くださったかたにお礼の電話と報告。 そんなこんなの用で午前中が過ぎた。
午後は介護者の会の定例会。 急いで会場へ向かった。 今日は 在宅介護者は私1人なので 施設に託している人のお話を中心に。 それと改正介護保険の話とか成年後見の話とかの話題となった。
家に戻って 夕食の支度。 夫と2人の食事の後 講演会の話を録音したICレコーダーを聞きながら要点 まとめのためにメモを取った。 いやぁ 初めての経験だけれど神経を使うし時間がかかる。 ある介護者の会では 毎回録音して原稿を起こし参加できなかった人へ送っているが相当の労力だなと改めて感じた。
2時間近くの講演まだ最後までたどり着いていない。 頭が疲労してしまったので 今日は此処までとした。 気がつけば いつもの時間だ。
ショートの時くらい早く眠ろうと思っていたが なかなか厳しいな。
11時頃に外をみたら 屋根が真っ白だった。 明日は銀世界かと思ったら もう雨に変わっていて積もった雪も消えかけていた。
母がいないのに もうひとり手のかかる人がいた。 普段は放置気味なので 致し方ないが…。 「お母さん 部屋のテレビ4局くらいしか映らない」と言っていた。 夕方チェックしたら 全部ちゃんと映る。 アンテナ線をいじったら映るようになった。 たいした事でもないが 普通こういうことはお父さんの役目でしょと思う。
食後入浴した夫 追い炊きが点火しない ぬるくて風邪をこじらせるとお冠となった。 あとでみたら ちゃんと点火した。 使い方として スイッチを切ったら 数秒置いて再点火しなくてはならないのにせっかちに押したのだろう。 家のことは 全て妻任せ。 こうしたのは私だからなんとも言えない。
いえ 仕事に行けば職務は責任を持ってしているのだからそれでも良いのだろうけれど…男女参画を考えるとチョイ不平等かな。
今日からショートステイ。 特に変わったところもないので特別の申し送りもない。 ただ 薬の使い方はきちんとメモを作り その他に屯用の薬も持たせた。
家とショート先の対応が異なることを頭に置いて利用するようになった。 本当は 在宅と同じスタイルがよいと思う。 でも実際の所 自分のやり方が一番良いというのは ひょっとしたら思い込みかもしれないと疑ってかかってみることも必要かなと思う。 自分の介護の欠点を正面きっていう人もいないから 点検の意味合いだ。 それにデイやショートなしでは 在宅介護は成り立たないので 折り合っていく事も必要なきがする。
母が初めてショートステイを利用した時と今では 職員の対応は随分変わってきている。 それも きっと地道な話し合いの積み重ねで変化してきた筈だから ゆっくりじっくり話し合いを重ねていく事が大切なのだろうと感じるのだ。
午後人と逢う約束をしていた。 夜は 会議。 こちらに近い地域に介護サービスを利用したい家族がいて 病歴も含めて経過をお聞きした。この家族は 遠く離れたところに住んでいるのだ。 この家族は自らも介護中だ。 介護者繋がりでの相談だった。 地域情報は集めて今日手渡した。 合間に 施設の介護や24時間在宅サービスの話等あれこれ話した。
夜の会議でサービスを利用したい地域の医療関係の方も参加するのでちょこっと相談してみたら…「ひょっとして過去にうちの病院使っていた方も…」という話となって驚いた。 まだ最終確認はできていないが…。 この会議は 今日が最終回で後は報告書を仕上げる過程で少し聞き取りがあるくらいだ。 行政や医療や福祉や介護者等であれこれと話し合ってきた。 こういった会議は 立場立場で温度差があり 難しいなと感じる。 ひとまず 会議のためにショートステイの利用をしなくともよくなったのでやれやれと言ったところだ。 会議に参加して 知り合いが増えてあれこれ相談できるって点ではメリットはある。 またそれぞれの立場での考え方の特徴を知ることができるので自分の勉強にもなる。
そうそう 忘れかけていたが自分に課せられた宿題があった。 やりかけていることが 休止していることもあり母のショート中にちょこっと整理しなくちゃ。
母の家にいる時には 母のことをするだけで手一杯になってしまう。 宿題を思い出したおかげで家のの作業が出来なくなってしまうかもしれないなぁ。う〜む それも困る。
2012年02月15日(水) |
・・・待ち人来たらず・・・ |
デイ利用のない日。 いつも通りに起床し順繰りに介助。 特段 変わったこともなく順調に過せた。
朝のトイレ誘導で「大」排出。 食事の摂取量も朝・昼・夕少し多めに食べて貰った。 食後には ヨーグルトにバナナをカットした物を加えて食べて貰った。 ヨーグルトで便秘が解消を期待していないが ガスが出る。 ガスが出れば 嘔吐の不安も解消できる。
昼食後 訪問リハを受ける今日は活発に動いていた。 近くの床屋さんに電話をして混み具合を聞いた。 4時半過ぎなら…というので車椅子を押して出かけた。 ちゃちゃっと仕上げて貰って家に戻り入浴介助。 ゆったりと湯船に使ってもらい 洗髪して身体を洗った。
入浴後 水分補給しおやつにみかんを食べて貰い 夕食。 食後はゆっくり休息して貰って 口腔ケア。
就寝はいつも通り。 眠ると返事したのに 今日も目がパッチリ。 トイレ誘導は 順調。
今日あたり 弟が立ち寄るといっていたのだがその気配はない。 昨日 母に「来るかもよ」と伝えたらにっこりしていたのでちと可哀想な気がする。 言われた事を覚えているという事もないような気がするが でも案外覚えていて 言葉に出来ないだけかもしれないと思ったりする。
今日のデイサービスは ゆっくりめの迎えだ。 いつも通りに起床してもらって ゆったりと朝の介助。 トイレ誘導も「大」排出。 朝食のためテーブルについて貰って「さ 食べましょう」と言ったら…。 「ありがとうございます」と母。 「お腹空いていた?」と聞くと静かに頷いた。
昨日の夕食は いつもより早かったのでお腹が空いて当たり前。 空腹と感じたのなら嬉しい。 「腹減ったぁ」と言えたならもっと嬉しいが欲張らない。
母をデイに送り出してから 洗濯やらお掃除。 午後は買い物。
家に戻って生協の荷受をし夕食の支度。
程なく母帰宅。 おやつにみかんを食べて貰った。 ひと房づつ口に運ぶと薄皮を取り除く。 今の季節のみかんの薄皮はちょっぴりかたいので噛み切れない様子だ。 今日は みかんの汁でちょこっと噎せた。 噎せはいっときだったので心配ない様子だ。
夕食もしっかり食べられた。 アスパラをゆでて刻みクリームチーズとマヨネーズで和えた。 おくらもゆでて刻み 大根の味噌汁に混ぜた。 ほうれん草をゆでて刻みかつおのたたきも刻み ポン酢ジュレをかけた。 ゴマ豆腐にゴマクリームをかけた。 そしてお粥さん。 今日は ゆでて刻む手抜きの食事だ。 でもこうすると食事を終えるのは早い。 量をしっかり食べて貰いたい時にはこんな小細工をする。
母は人参やジャガイモや里芋等の煮物を刻まずに口に運ぶと嬉しそうな顔をして噛むので刻みだけという訳にはいかないのだが…。
食後はゆっくり休息して就寝。 「眠いの?」「寝る?」と聞いて深く頷いたので就寝としたのだが…ベットに横になってから暫くは目をパッチリ開けていた。 そんな時にはTVのスイッチを入れてあげている。 そのうちに眠り出す。
そうそう明治乳業のヨーグルトが人気過ぎる。 どっかで試験的にそれを食すようにしたらインフルエンザにかかりにくくなり癌にも効果が上がったというニュースを耳にした。
そういえば 母が施設にいる頃便秘解消のためそのヨーグルトを食べて貰っていた。 家で暮すようになって ヨーグルトを使うこともなくなっていた。 が 最近 乳製品を使うようになっていたのでそれじゃ購入してみるかと思ったら お一人様一点までと張り紙があった。 独り占めは良くないけれど お一人様一点って酷くない? 毎日ヨーグルトを買うために買い物に出なくてはいけないのか? それに3人家族だったら3個は必要で買いすぎにはならないだろうに…。
凄いこだわりがある訳ではないので もう購入しないけれど…なんだかおかしな世の中だなぁ。 インフルエンザ予防のためにみんな買いに走っているのかなぁ。
昨夜 ご近所さんのお通夜に行くかそれとも香典を託すかと夫に相談した。 お通夜の場所が ちょこっと遠い。 母のこともある。 一時は ご近所さん数名と葬儀に出る予定だったが よく考えると母のデイの迎えが9時半で葬儀が10時なので無理だと判った。 結局 お通夜に出ることにした。 夫は 義理堅いので近所だし 知らせもあったし その上 以前ちょこっと毛虫の駆除の消毒をしてあげたら「上うなぎ」のお礼も戴いたので行くべきという事だった。
母がデイから戻る前に夕食を食べるだけに仕上げて置いた。 トイレ誘導やおやつを摂って 夫が帰宅してから早めの夕食を摂って貰い 口腔ケアを済ませた。 母を車に乗せて お通夜の場所まで出かけ 夫と母は車で待ち お焼香を済ませて直ぐに車に戻って家に帰った。
母は車の中でウトウトしていた。 家に着いて車を降りる時「やんだぁ」と怒ったが 家に入ったら安心した様子。
結局 いつも通りの時間に就寝できた。
無理して行く事もないと思うができる時にはこうやってみるのもいいのかな? お見舞いに行こうと思いながら行けなかったので自分の中でも少し悔やまれていたのでこれでよかったのかもしれない。
町内の人でもう一件の方もお通夜に見えていた。 この方は 早目に家を出てお焼香も早めに済ませて帰られていた。 うちもそうしようかと悩んだが 母の食事が遅くなって就寝にも影響しそうだったのでぎりぎりに滑り込むことにしたのだった。
就寝後のトイレ誘導も順調でいつも通りの夜だ。
昨日日中 時折ケフケフとしていた。 食事の摂取量をやや多めにしていた。 加えて便秘気味。
夕食後 便秘薬を定量より少なめに飲んで貰う。 日中は ヨーグルトを400ccほど飲んで貰っていた。
就寝後は穏やかに眠っておりトイレ誘導も順調だった。
今朝 特別ガスが漂う事はなかったが 朝のトイレ誘導で「大」排出。 食事の摂取量も通常通りで穏やかであり落ち着いていた。 でも時折上を向くので「ケフッ」としていた。 再度出るだろうと予測できた。 昼食前のトイレ誘導で「大」排出。
これで便秘は解消できる筈。
夕食前に入浴してもらおうと思っていたが タイミングを外してしまったので夕食後の入浴とした。
夕食も順調に食べる事が出来た。 ただ 上を見ては「ケフッ」としていたので量を増やすのは中止。 そのかわり野菜と高カロリーのクリームチーズとかお肉とかを組み合わせるようにした。
食後の休息後 入浴。 休息をとったとはいえ 食後なので少しドキドキしながらの介助だったが 無事入浴を終えて 水分補給後就寝してもらった。 ぬるめのお湯だったのだが 就寝してから目がパッチリしてしまってなかなか寝付かなかった。
早目にトイレ誘導したら「小」排出。 その後は落ち着いて眠った。 就寝前 というのがよくなかったかな? もう少し 余裕を持って入浴がいいのだな。
今朝は 早目に離床して貰った。 デイの迎えがやや早めのため しっかり朝食を摂ってもらいたかった。 目的は達成できて ゆとりを持ってデイに送り出せた。
母を送り出してサロンの準備のため早めに家を出た。 今日の参加者は少なかった。 それぞれ用事があった様子。
そこで地域の施設のことが話題にのぼった。 先月 地域でエンディングノートの書き方の学習会があったのだ。 そこで施設のことも話題になった様子。 でも普通の人は グループホーム 小規模多機能 高専賃 有料老人ホーム等の違いが判らない。 また入院する事になって その後の経過等も判らない。
「あの人 有料老人ホームに入ったらアッという間に亡くなってしまったわね。あそこのホームは良くないの?」と話す人もいた。 たまたま知っている人だったので 入所に踏み切るまでの経過を伝えて いいとか悪いとかの判断の前にその人なりの考えがあったことを理解して貰った。 それとは別にそこのホームの体制について知ってもらった。 それを良しとする人もいれば嫌だという人もいるだろう。
そういう選択をしながらノートに書き込むのよ。 「ね ところで『こうせんちん』って どういう文字を書くの?」 「高齢者専用賃貸住宅」というのよ。 「へぇ そういうことか?」 「ところで近くにあるグループホームって?」 「グループホームは 認知症の人が対象で認知症のない人は入れないの」 「あそう 近くだからいいと思ったけれど そんなに単純じゃないのね」 こういった具合。
自治会のサロンは途中で抜け出して 交流会へ出かけた。 サロン運営委員の方は 皆さん用事があって出られないという事だったので出向いた。 参加にあたり 母の送迎に間に合うように途中で帰りますと伝えての参加だ。
2年前に交流会に参加した時には 女性が大勢だった。 今回は男性が多くなっていて驚いた。 そして何よりも高齢の方が増えてた。 何だか 老人会みたいだった。 今日は いろいろ疑問が噴出してきてしまった。
書き出すと余計な方に流れて行きそうなので母の話に戻るが…。
母の体重がまた減った。 40キロを切った。 昨年夏より徐々に落ちてきたのだ。 それまでは コンマ0.5を行ったり来たりで体重維持できていた。
どうして行くべきか…迷う所だ。 エンシュアのようなもので少し補充すべき時期が来ているのか それとももう少し食べる工夫をすべきか…。 噎せはないが 嘔吐の不安があるのだ。
良い事もある。 今日は比較的暖かだった。 夕方から就寝まで 母の手はよく伸び活発に動いていた。 やはり気温の影響で縮こまっていたのだなぁ。
いろいろの課題を抱える昨今の母。 母の様子を見ながら工夫を重ねて行かなくちゃね。
2012年02月09日(木) |
穏やかな1日だったかな? |
いつも通りに朝の介助。 母は 覚醒しており 歩行の足運びも順調。 姿勢も保持できている。 朝食の摂取もいつも通り 噛んで飲み込む事にも問題は見られない。
デイの車に乗り込んで車窓からちらちらと私を見つめている。 「いっていらっしゃい」と言ったら頷いていた。
昨夜のうちに洗濯機のタイマーをかけておいたので母を送った後は干すだけ。 普段は タイマーを使わないが大物の洗濯があるので…。
洗濯物を干しながら 丹沢系の山並みや富士山を眺めた。 この季節のお楽しみである。 いつかゆっくりとこの景色を撮影しておきたいと思うのだが なかなかその機会がない。
午後買い物に出て戻ったら ご近所さんの家の前に車が沢山並んでいた。暫く前から入院している方の家なので「若しかして…」と思った。 知り合いに聞いてみたら今朝亡くなったということだった。 ご遺体を家に連れてくるということだったので ご近所さんと伺った。 母の帰宅前だったので助かった。
闘病すること10年近くだろう。 とても綺麗なお顔で長期入院していたとは思えないほどだった。 入院先はホスピスだった。
私はお見舞いに行けなかったが ご近所さんは週に数回は面会していらした。面会後には 必ず様子を伝えてくださった。 母の元気な頃作った猫型のビーズお手玉を持っていって貰って「手に握らせてあげて」とお願いした。 お部屋は 童謡やクラシックの音楽が絶えず静かに流れていたそうだ。
母がデイから戻った時 しっかり覚醒していた。 今日は 1日しっかりしていたそうだ。 帽子を脱がそうとしたら母が拒否したそうだ。 送ってくれた職員さんは「意思表示できるのですね」と話された。 認知症だし それも後期だから何も言わない 感じないと思っていらしたのだろう…。 何となく感じてはいたけれどやっぱりかと思った。 全員がそうでないと判っているけれど…やはり放置気味にする人や目を見ない職員もいるのだろう。
夕食前 キャラメルコーンを口に運んだらにっこりしていた。 水分補給とタンカンも食べて貰い その後夕食。 夕食もしっかり食べれた。
食後眠そうだったが 少し踏ん張って貰って起きていてもらった。 就寝後 暫くは目覚めていたが 30分しないうちに眠っていた。 就寝後のトイレ誘導も順調。
2012年02月08日(水) |
ごめんね♪効き過ぎだわぁ! |
ちょこっとゆっくり目に起床。 離床して貰おうと布団をはぐとにおう 臭う。 パジャマのズボンのお尻に触れると湿っている。 急いでトイレで手当ての準備をしてトイレ誘導。 移動している間に トレパンの間からツーッと流れるものがあった。 便秘薬効き過ぎた。 1時半のトイレ誘導の時は 痛がる風には見えなかったが お腹がゴロゴロして辛くはなかっただろうかと気になった。 手当てを済ませるのに1時間近くかかった。 それでもまだお腹がゴロゴロしていたのでいずれまた出るだろうと想像できた。
家の中に臭いが充満しているので浴室とキッチンの換気扇を廻した。 ついでアロマオイルを焚いた。
洗濯機を廻しながら朝食。 自分の食事が済んだのが10時過ぎだった。 今日は 母の言葉が多い。 意味が読み取れないような言葉が多い中 時折「あらら」とかの言葉も出ていた。 笑顔も多く視線が合えばしっかり頷く。
洗濯物を干してから 朝の汚れた物を下洗いを済ませてから洗濯機にかけて気がつけば11時半。
美容院に連れ出そうと思っていたが 昼食の準備と後片付けを考えると無理と判断した。
昼食は1時となった。 休息してから トイレ誘導。 2度目の「大」排出。 朝同様 家の中に臭いが充満。 何だか 着ている洋服まで染み付きそうな臭いだった。
このトイレ誘導後 母はすっきりした表情となりこちらもホッとした。 手当ては 致し方ないことで苦にもならないが 臭いはねぇ。
水分補給後 入浴介助。 母の好きなぬる目のお湯に浸かって貰った。 気持良さそうだった。 身体と頭髪を洗って ドライヤーで乾かした。 今日は気温がさほど下がっていないので良かった。 気温が低いと湯冷めが気になって熱めの湯加減にしてしまうので…。
食卓テーブルのところで休息してもらい 夕食の支度。 母は落ち着いて私を見守ってくれた。 配膳をする直前 久しぶりにテーブル叩きが始まった。 「お腹空いた?」と聞けば頷く。 食べっぷりもよかった。 食後は口腔ケアを済ませて休息。
昨日は 就寝前の歩行が大変だった。 でも今日は 右左と交互に足を出せて 椅子からの立位も自分から腰を上げた。 焦らずに 母のペースに合わせていかなくちゃね。
最近身体にぴったりと腕をつけて手のひらもギュッと握ってしまうことが多く気になっていた。 湯上り後の母は手を伸ばしてゆったりとしていた。 縮こまるのは 寒さの影響もあるだろう。 無理もない。 自分だって 新聞読むときには肩をすぼめているんだもの。 身体をのびのびと動かせる暖かな季節よ早く来い♪
就寝後のトイレ誘導順調でトイレで排出できている。 覚醒するが ベッドに戻れば直ぐにzzz。
いつも通りに起床した。 ベッドから椅子に移乗した時くるりと周囲を見渡して私をみてにっこり。 昨日までショート先での朝だったから 自分は何処にいるのかと確認しているように見えた。
着替えを済ませてトイレ誘導。 パットがずっしりと重く 更に「小」排出。次いで「大」も排出。
洗面・整髪を済ませて朝食。 定量(私の食事の8分目)を35分で食べ終える。
デイの迎えの車が来てデイへとお出かけ。
お昼前買い物に出た。 デパートで冬物バーゲンしていたので母の衣類を調達。 ズボンを追加したいのだが ウエストゴムの物は 母にはつんつるてん。 夏なら七分もいいけれど 冬にはねぇ。 日をあらためて探す事にした。
家に戻って夕食の支度を始めたら母が帰宅した。 なんだかずるっとお尻がずれての帰宅だった。 それに上履きのまま。 きっと忙しかったのだろう。 職員も申し訳なさそうにしきりに謝っていた。 気がついているのだから 仕方ないね。 自分だってそういう時があるから…。
家に入って トイレ誘導「大」少量排出。 その後タンカンを食べて貰いお茶ものんで貰った。 そして夕食。 揚げ物にしたので 少しカリッとしていた。 そこでお粥さんにうずめてやわらかくした。 我ながら「何だかなぁ」と思ったがちょこっと食べてみたら以外にいけた。 出来合いだとこうもいかないが家で作っているから何とかなる。 40分で食べ終えた。 噎せもない。 勿論 夜間の噎せもない。 昨日は いびきをかいてはいたが…。
少量ずつ ゆっくりと介助すれば母は噎せない。 また食後の口腔ケアを歯ブラシとスポンジブラシと大きな綿棒でしっかり。ブラシで磨いた後何もないように綺麗にはなる。 更にスポンジで舌を磨くと細かな食べかすが出てくる。 最後に大きな綿棒で頬の内側等を磨くと刺激されてご縁を予防する効果があるというのでそうしている。 頬の内側を磨くと不思議な事に言葉の数も増える。 みんながそうなるかは不明だが…。
実は 就寝前のトイレ誘導で 母の膝が曲がったままで歩行が難しかった。ショート帰りに起きる事だ。 ショートに出したのは私。 それなのに 母を怒った。 「歩けなくなると困るのは〇チャンでしょ」「故郷にも帰れなくなるよ。いいの」と。 母は哀しそうな顔になった。 そして母の部屋に移動して 椅子からの立位を繰り返した。 自力で立とうとしない。(しないのではなく できないのだ…) 頭のすみで「今日は 無理なんだな」と判っていながら叱咤激励を飛ばした。母はなみだ目。 こちらの発する言葉に棘が出た。 さすがに私も暫く 沈黙。自分の器の小さいことに涙が零れた。 いつもなら「頑張って偉いね」と褒めて力を引き出せているのに…。 直ぐに謝る事が出来なかった。 でもこのままじゃいけないと思い「ごめんね。家の大事な〇チャンなのに ほんとごめんね」と謝った。「頑張っていたのにごめんね」と謝った。 母は 涙をいっぱい浮かべて深く頷いていた。
私の発した言葉は理解できていたということだ。 この間 母はひとことも発していない。 でも ほんとに哀しそうな目をしていた。
機能低下を受け止め切れなかったんだろうな。 誠に遺憾ことでした。 気を取り直して 明日からまたゆっくりのんびりと過して行こうと思う。
雨が落ちてこないうちに…と庭木の剪定の続き。 作業を始めて数分で雨がぽつりぽつり。 ちょっと意地を張って 小雨の中作業続行。 娘が知ったら怒るだろうなぁ。 でも帽子を被って防水のカッパを着用したからね。
2本の木をちゃちゃっと済ませて後片付け。 朝 燃えるゴミの回収日だった。 4袋の枝を出したら 1個にシールが貼られ回収不可。 一回につき3袋までと限定されているから。 いつもはご近所さんにお願いして分散するのだが 今回は様子見してみた。やっぱり駄目かぁ。
夕方少し前 母はショートより帰宅。 車から降りる時目があった。 「おかえり」と視線を送ると「ただいま」と頷き返してくれた。 排泄は こちらが予測した通りで安堵した。 今日は入浴もできたようだ。 多少の変動はあっても 予定の範囲で暮せたのだから嬉しい。 母も酷いダメージは見られなかった。 家に入っても前回のように泣き出すこともなかった。
トイレ誘導で「大」排出。 おやつはたんかん1個。薄皮も噛んで呑み込めた。 お茶で水分補給。
夕食は カレイの煮付け 根菜の煮物 ゴマ豆腐のゴマクリームかけ 里芋と大根の味噌汁 5分粥。量的には 私達の食事の9分目程度。 50分で 全量をしっかり食べることができた。
口腔ケアを済ませて 顔を拭いてトイレ誘導して母の部屋へ移動。 明日のデイの準備をしてパジャマに着替えて就寝。 今回は 直ぐにzzz。
就寝後のトイレ誘導は 半分眠っていたがトイレで「小」排出できた。 就寝前 故郷の雪の話をしたら頷きながら聞いていた。 きっとふるさとのことイメージできたの出来たのだろう。
2012年02月05日(日) |
…自然の摂理に逆らわずに…かぁ |
昨日・今日と庭木の手入れをしていた。 まだ終わってないが これから暫くは ちょっとだけゆとりの時間ができそうなので少しずつ手入れしていこうと思う。
さて 石飛先生の話の中のこと。 食べられる量だけ食べて貰う。人は お腹が空いた時に食べたいのだから。食べる量が少なくなれば痩せていく。それが自然の摂理。 こういう向き合い方が本人にとって一番楽なことだと思う。 こんな話をなさっていた。
私もそうして行こうと思ってた。 ご主人やお父さんを在宅で看取られた介護仲間がいる。 その人は「食べたい時に食べて貰う…だから今は バナナとヨーグルトが命の綱よ」と言っていた。 お父さんは 明治生まれで100歳手前。 ご主人は 若年認知症だった。 別の介護仲間は「りんごジュースで命を繋いだ」と言っていた。 その方のお母様は 97歳だった。 そういう仲間の話を聞かせてもらっているので 酷く不安になることはないのだが…。 ただ 直面した時きっと「もう少し食べられるのではないか…」「水分摂取しなくちゃ」と悩むのだろうなぁ。 独身男性で在宅で看取った仲間も近所にいた。 その方は 呼吸が乱れて苦しそうに見えた時が一番苦しかったと言っていた。だからその時期にその方の家を訪問させて貰った。 お嫁さんとしてお義母さんの看取りをなさったかたも呼吸が乱れてきた時期が辛かったと話していた。
仲間の様子をお聞きしながら 母の看取りの時のことをイメージさせて貰ってきた。 母の年齢と体力をみていて何時何が起きてもおかしくはないとどこかで覚悟はしていたが 先日の話を聞いてどうして行くべきが見えてきた。
石飛先生に質問があった。 「特養には医師がいないところも多いが それでも施設での看取りは出来るだろうか?」 先生は 基本的には出来ると話された。 「ただ 施設の職員は医師がいてくれると安心できるでしょうね」とも話された。
これを在宅に当てはめても同じことなんだなと感じた。 医師の指示があった方が介護者も楽だ。
母の嘔吐はやはり終末期に入りかけている。 母もよく頑張ってくれていると思う。 母の頑張りがある限りそれに応えていこうと思う。 母の案内してくれるままに…。
母は明日ショートより帰宅する。 今回は ショート先より電話は入らなかったので特別の変化はなかったのだろう。良かった♪
いつも通りに起床してもらう。 笑顔がみられない。 トイレ誘導してお腹をマッサージして「大」排出。 「お腹痛かったの?」と聞いてみた。 静かに頷く母。 昨夕 便秘薬を服用して貰った結果の排出だ。
薬を使うことで母のお腹が不快になることは承知している。 だから 出来る限り使わないようにと配慮している。 けれど 母の不快感と嘔吐など不快感とどちらが良いのかを考えてつどつど判断するようにしている。 今回は ショート利用の前で お腹に残っている量を考えて便秘薬をつかうことにした。
排泄の手当ては きっと施設職員より私の方が母が安心するだろうと感じている。
出るものが出たら 母に笑顔が戻ってきた。 やはりさっきの頷きは 腹痛があったという意思表示だったと判る。
朝食もいつも通りに食べる事ができ 水分補給も多めに摂取できた。
ショートの送迎バスが到着し笑顔を見せて車に乗り込んで行った。
それから支度をして講演会の会場へ向かう。 「平穏死のすすめ」の著作者の石飛幸三先生を迎えての講演会。 介護者の会の会員向けの企画なのだが「聴きたい」と言う方もいたので拡大して開く事にした。 母のショート先の相談員さんも参加くださった。 きけば そこの施設でも本を購入したとのことだった。
イロウを否定するための講演会ではない。 介護・看護の岐路に立った時 冷静に判断できるように…の勉強会とでも言ったらよいのかなぁ。
石飛先生ご自身も「本人と家族の意思は尊重していかなくてはならない」と話しておられた。 「する」「しない」という選択肢ではなく「どう生きていくか」を考えることが大事なのだろうと感じた。
他にも個別的な質問もあり それぞれが看取りの時期にどうすればよいかのヒントを拾って行かれたと思う。
会の行事もこれでひと段落ついてほっとした。 来年度はどうするか…ぼつぼつと考えなくては…。
そうそう 今更…という感じなのだが介護保険改正のこと。 在宅の人に向けて 24時間切れ目のないサービス提供とうたわれてた。 在宅介護にむけての24時間サービス提供事業所はこの地域にもあった。 が結局その事業所は24時間から撤退した。 利用する人がいなかったということだろうと感じていた。 それが今回また事業を再開するという。 「なぜ?」とずっと考えてみて ふっと気がついた。
在宅とは 個人の家とは限らないということだ。 高齢者住宅やケアハウス等に住んでいる高齢者もやはり在宅に違いないのだ。そこが対象者なら利用する人はいるなぁ。 特養等を増設しないが 高齢者住宅やケアハウスは増えていくだろう。
なんで今まで気が付かなかったのだろうなぁ。 母のことで既に体験済みだったのになぁ。 感度が鈍っているなぁ。
いつも通りに起床して順繰りに介助し 朝食を済ませてデイへと送り出した。
今日は 落ち着いてデイの車へと乗り込めた。
母を送った後 家事を大急ぎで済ませて明日の準備のため介護仲間と落ち合った。
いろいろ心配なこともあるが 運を天に任せて…。
きっちり学びたい所なので じっくりとお話を聴かせてもらおうと思っている。
作業を終えて買い物をして家に戻った。 夕食の支度を始めたら母が帰宅。 明日からショートステイなので排泄のコントロールもして…。
夕食もしっかり食べた。 が今日も食後に居眠りが始まった。 (母は眠剤や安定剤は使っていない) パキッと目覚めた所で口腔ケア。 トイレ誘導して 休息して就寝。
就寝後 ショートの荷物を纏めた。 就寝後のトイレ誘導 眠そうだった。
他にもあれこれあるが それは いつかの機会に。
少し前の母は 介助をされそうになると「まって まって」とか「やんだぁ」と言っていた。
最近の「まって まって」は 意味が違ってきている。 今日も何回か言った。 掃除機をかけたり 洗濯物を干す時等で母の傍を離れようとドアの取っ手に手を掛けると決まって言った。 つまり「傍にいてよ」という意味だ。
朝 ベットの横に座位してもらうときちんと揃えてあげた筈の足がクロスする。こう縮の始まりそうな気配を感じている。 今朝は それに加えベットから椅子へ移乗したら 足裏を床から5センチくらいのところまで上げていた。それがなぜか気になる…。 座位して足を上げるという動作は 以前には 掃除機をかける時によくしてくれたのだ。 でも 最近は足に掃除機のヘッドをくっつけても全く動じない。
良い方に捉えれば「まだ動く」なのだが ちと気になる此の頃だ。
夕食前 入浴してもらう。 今日は ぬるめのお湯に浸かって貰った。 身体が温まったようで 就寝まで足は温かだった。 身体と頭をしっかり洗った。 冬場は 足がかさつくのでボディークリームをすりこんだ。
就寝後のトイレ誘導もしっかり覚醒して順調だ。
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