母のタイムスリップ日記
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2010年08月31日(火) |
それはそれ。これはこれ。 |
母をデイに送り出す。 送り出した後で 着替えを入れ忘れた事に気が付いた。 入浴のための着替えではなく 排泄に失敗した時の着替えである。 もうひとつのデイでは 要求されていないし滅多に施設のもので帰宅する事はないのだが...。 今日利用のデイは時折起きるし着替えの準備...と言われている。
ま今日は仕方ないなぁと思っていた。
ところがこんな時に限って...。 帰宅したら デイの長パンツだった。
帰宅後 トイレサインで直ぐにトイレ誘導。「大」「小」排出。 用が済んでもテーブルをトントン叩くのでみかんを剥いてお皿に載せたら 手を伸ばして自分で食べていた。 お腹が空いていたんだな。
昨日 多めに食べたら夜間の涎で噎せが見られたので バナナは取りやめて 夕食の量も少し控えた。 体重も特別減っている訳ではないので 調子に合わせて量を調節して心配ないと思う。
食後の休憩をしていたら夫珍しく早めの帰宅。 実は昨日 ちょこっと夫に物申したのである。 滅多に言わないのだが...。 言った事は伝わったのだろう。 でも まぁ それからの時間の長いことながいこと。 テレビもみないで喋り捲っていた。 夫も「いやぁ たっぷり時間があるなあ...」と。 こちらもしなきゃならないことが後回しとなって ちょっと苦しい。
丁度夫が帰宅した頃 母も眠そうにしていたので ベッドに移動して貰ったのである。 母直ぐにzzz。
夜の噎せもないのでホッとしている。
夫も娘も日曜日のお食事会乗り気ではない。 でも そういう訳にも行かない。 ここは ちょこっと我慢して貰うことに。 たった2時間の事だから...。 祝い事に物申すのはねぇ。 でも 母の88歳のお祝いの時には 電話1つなかったのだけれど...。 「それはそれ。これはこれ」の割り切りが必要な時もあるだろう。
これ以上書くと脱線しそうなので...おしまい!
少し早起きをした。 母のお粥さんのスイッチを入れ忘れていてハッとしたのだった。 だから今朝は温麺に。温麺だから 箸で短くして...。 私達は ご飯なので汁物にした。
母 今朝ようやく「大」排出。 便秘気味なのに硬くなかった。 マグラックスを使わなくとも大丈夫と確信。 昨日 かなり迷ったのだけれど使わなくて本当に良かった。
デイから戻ってから また「大」排出。 ホッとした。
今朝 母ハックションと数回くしゃみをした。 母がくしゃみをする時 私は決まって後ろに飛ばされるアクションを起こす。 普通 ハッとして私の手を持って支えようとしてくれるのだが...。 きょうは 「あら あぶないよ」と言葉が出た。すごいじゃないのさ♪
夜 介護仲間から電話を戴く。 奥様が残した手付かずの毛糸がトランク3個位あるので使えるかなぁという事だった。 デイサービスや特養あたりで有効に使って戴けると思うし 他にもサークルがあるので そちらに寄付もできると伝えた。 週末には 我が家に運んできてくれることになった。
明日で八月もおわり。 うだる暑さの儘だけれど 虫の音は日ごとに大きくなってきてる。 確かに熱帯夜なんだけれど そよと吹く風がほんの少し涼しく感じる。 虫の音が小さくなってくるとすっかり涼しくなるんだ。 あと少し辛抱。 西瓜もだんだん値が上がってきた。 夏の楽しみ...し忘れていることないかなぁ…。
2010年08月29日(日) |
なんじゃろうねぇ... |
先日の取り込み中に弟から電話があったのは...。 姪っ子の嫁ぎ先のご両親とこちらの親族のお食事会の場所の設定をしてくれという事だった。 末弟からは 父の法要の連絡。
姪っ子は 既に結婚しているのだが 挙式はしていない。 ご両親が此方に見えているので親族だけでも顔合わせする事になったのである。 一応祝い事なので 引き受けたが...何となく変な感じがする。 此方の想いなんて何処まで理解できているのか...。 それはそれ。これはこれと割り切るつもりだが...。
父の法要も微妙な日程である。 こちらの都合なんて何も考えていない。 こちらは母と暮していていろいろあるではないか...。 帰省したとして母は何処に泊まるというのか?
共に暮している事をどう考えているものやら...。 今日も幾度も上の弟から電話があった。 母の介助をしていれば直ぐに出られるとは限らない。 折り返し此方からかけても出ないし...。 午前中に着信があって 夕方ようやく連絡が着いた。 一応お店は先に知らせてあるのでネットで調べれば自分で申し込む事もできるのに...。
とちょこっと愚痴って...。
今日も1日ゆっくりと過した。 地区の防災訓練とか町内の親睦会とか予定されていたのだが全て欠席した。 母をこの暑さの中 外に連れ出すのも心配だし 弟からの連絡や席の予約等にも時間が必要だった。
便秘解消のため乳製品や冷たい物や果物等を食べさせてみたのだが一向に効き目がない。ちょっと心配なので 明日辺りからマグラックス服用かなぁ。ガスは時折出てきているし 食欲もあり特別の変化はないようにおもうのだが...。
明日はデイサービス利用の日である。
1日のんびりと過した。 トイレ誘導で「大」少量もあった。
夕食前に 少しの氷の片を口にいれてあげた。 美味しそうににっこり。 イチジクもやわらかそうだったので少し食べてもらった。 これも美味しそうに食べていた。 少し便秘気味なので これくらいはいいだろうと思ってのことである。
夕食後は 入浴して貰う。 気持ち良さそうな表情を見せてくれた。
夜は ベッドに入っても時々目覚めて半身起こしたりだった。 こういう時は 何処か具合が悪いのではないかと気になる。 が 水分摂取が多かったせいでトイレの用事だった。
今回の母のショートステイは ケアマネとのプラン作成より後でショート先で追加でお願いした事だった。
ケアマネに報告を忘れ 留守宅にデイの迎えが...。 それで騒ぎになった。迷惑を掛けてしまった。
今日は あいまあいまに眠った。 明日と明後日は デイの無い日でエネルギーをためておかないと...。 でもなかなか眠れなかった。
ショートに行く前にうとうとしたら 迎えに行くぎりぎりで目が覚めた。 遅れなくって良かった。
家にもどった母。 じーっと家の中を眺めて安心したように笑顔を見せてくれた。
「大」もショート中はなかったようで 家にもどって少し出た。
ちょっとした時にあいつに話しかけている。 父の時と同じだ。 暫くは こういう事が続くのだろうなぁ。
2010年08月26日(木) |
あいつが語っている... |
バスも早朝で運行時間の間隔も長いので 駅まで夫に送って貰った。 駅改札近くで あいつの妹さんとばったり出会う。 あいつの家のお子達の子育てママさんと落ち合って葬儀へ向うという事だった。 「お先にね」と改札を抜けたが結局同じ電車で行く事になった。 昔のお話をしながら電車を乗り継ぎ乗り継ぎ...。
あいつの家にまっすぐ向って 二人で留守番。 その相方...まだまだうら若き女性。 親戚の恩人と足しげく通っていた家のお嬢さんだった。 ご両親亡き後 仕事をなさりながら後には 仕事もやめておじいちゃんの 介護をなさっていた方である。
自己紹介をしている時弟から電話が入った。 携帯を取り出した時 その方と同じ機種である事が判った。 替えた時期もほぼ同じ。 「奇遇ですね」と更におしゃべり。 メモを取ろうとしてシャーペンを探していたら 其の方がさっと貸してくれた。 みるとこれまた色違いの同じシャーペンを使っていらしたので更に驚いた。
「何をして待ちましょうかね」と言われたので「帰ってきた時のお茶の準備とお酒の準備と家族の夕食の準備」と伝えた。
それからスーパーまで買い物に出て ふたりでキッチンでトントンと準備。 「あ〜そう作ればいいのですね」と彼女。 「つまんでみて」 「美味しいですね」と彼女。 まるで親子感覚。 「今度家で作ってみます」と彼女。
彼女は 私との話をひとつひとつ丁寧にメモしていた。 特にあいつの家の家族のことについて良く知っておきたいと思っているようだった。
「私 人見知りをするので こんなに人とおしゃべりする事ないのです」と彼女。「これもあいつが作ってくれたご縁だな」と思った。 後で あいつのご主人が話してくれたのだが... 「彼女はうしろにうしろに引っ込むので はなさんならきっと 家と繋げてくれるのでは...と思ってのことだった」と言ってた。
あいつのお子達は 細やかに仕事を見つけて弔問客に接していた。 其の中に身を置かせて貰って お子達の中にあいつの姿を感じた。 あいつは確実に お子達の中に生きている。 とても不思議な感覚になった。
親戚の方も皆帰られて 私も早々に引き上げる事にした。 みんなくたびれ果てているのが見えたから。
夕食になるのか夜食になるのかはたまた朝食になるのか判らないけれど 日持ちするようなものを作って冷蔵庫に収めてきたので 後はゆっくりして貰う事に。
今 私の携帯には あいつのお子達6人分の携帯の番号とアドレスが入力された。
今日は もうひとつハプニングが起きている。 それは またの機会に...。
ショート先に母と共に出かけた。 部屋に入ると直ぐ 母は 大きなため息をついた。 「どうしたぁ」と母の正面に向き合うとぽろぽろと涙を零した。 「ごめんね。ふたつだけ」というと「はい」と返事が返ってきた。 家で共に暮すためには 利用したいサービスである。 「ご家族がいいですよね」とソーシャルワーカーさん。
担当職員がみえたので 職員に正面に座ってもらった。 すると笑顔をみせたのでホッとした。
家にもどって支度をしてあいつの家へ。 電車移動で...時間がかかる。
6人のお子達とご主人。 家族を中心にと思ったが 出来る事は手伝おうと。。。
幸い サブ母さんと認めて貰っているので お手伝いさせて頂く。
弔問客も帰られたころ 娘も勤務先から駆けつけあいつと対面。 お線香をあげさせていただく。 久しぶりにお子達と対面。 我が家は一人っ子。 あいつのお子達とは 幼い頃からずっとお付き合いさせていただいているのである。
頃合をみて そうっと葬祭場を後にして家に戻った。
まだ ゆらゆらとした心の内。 あいつと歩いた場所を思い出していた。 今は パワースポットなんて流行のようだけれど...。 あいつは かれこれ20数年前から パワーを感じる場所を持っていた。 元気を得るためにふたりであちこちに足を延ばしていた。 子供が学校から戻ってくるまでの時間を使って。
...あいつは ちゃくちゃくと別れの準備をしていたんじゃないか?
亡くなった日は日曜日。 母のデイのある日だったら あいつの所まで行けなかったかもしれない。 母が ショートステイする日に お通夜と葬儀。 在り合えないことだが あいつがみんなを操って決めたんじゃないかと感じたりもする。
「ね 双子ちゃんが二十歳になるまであと1年残っているよ」 「ね 今年の目標 達成してないよ。 まだ4ヶ月残っているよ」 と呟く。
そうだった。 私も頼まれていた事があった。 もう お子達も大きくなったので あの約束は取り消しだなぁって思っていたけれど そうじゃないね。 だから 本葬の日は 貴女の家で帰りを待つことにした。 貴女と家族をそうっと出迎えるよ。
あいつと出会った時からのことをゆっくりと思い出している。
激しい消失感はないのだが 広い海原を漂流しているような感覚。 暫くは この気持ちと付き合って行く。
母の笑顔に救われている。
2010年08月22日(日) |
さよならと言いたくない |
1番大切にしていた友が今朝 そらに上って行ってしまいました。 母を連れて夫の運転で彼女の家に行き 対面してきました。
パソコンに向き合うと涙が止まらなくなります。 耳が聞こえなくなって メールでやりとりしていたからです。
今は これ以上書けません。
笑ってお目覚めの母。 気持ちよく目覚めることが出来て良かった。
朝食を済ませて 洗濯しながら様子見。 お次は 爪きり。 お次は 様子を見ながら掃除機を掛けて...。
長く離れていると不安そうな表情となる。 ラジオを聴きながら 母の傍でティータイム。 ラジオで笑い声が響けば 母も笑っている。 涙ぐんだ声が届くと不安そう。 そうか ラジオの音も届いているんだな。
昼食を済ませてから 座りっぱなしで可哀想なので 家の中を両手引きで歩行。 「おやおや そろそろかな...」とトイレ誘導。「大」排出。 後半 緩めとなって黄色信号点滅。
水分も多く摂取できているので「小」もかなり多量である。 入浴は何時にしようかなと考えているところへ娘がひょっこり。 近場に用事があって立ち寄ったという。 母にゼリーを食べさせてくれている間に夕食準備。 それもまだ何か食べたそうな雰囲気なので少量のケーキ。 これもお茶と共にしっかり食べた。 娘は暗くならないうちに自分の住まいへと帰って行った。
暫くして 夕食。 美味しそうに食べてくれた。 休息後入浴して貰おうと移動。 ところが どうも様子が怪しい。 少し時間を置いてからにしようと母の部屋で懐メロのテレビを見ていた。 「今日は無理せずにいた方がよいかも」と思った時 母大きなくしゃみをして鼻水が出た。 慌ててティッシュを口に当てていた。 くしゃみは 数回。 エアコンもつけたり切ったり まめに温度調整していたのになぁ。 ふと気が付くと母のズボンに変化が...。 慌ててトイレへ。 そうか 気分悪そうだったのはこれだったか! 午後いちの時に予想していたけれど...元気にしていたので緊張も緩んでいたなぁ。
トイレで1時間近く格闘 着替えて母は部屋の椅子に座ってもらい その間に汚れ物の片付け。 気が付けば 10時少し前。 母も眠かろうとベッドへ移って貰った。
それから 夕食を摂ろうとしたところへ夫帰宅。 遅い時間の夜ご飯。
就寝後のトイレ誘導2回終えたが 落ち着いている。 表情も良い。これで終わってくれるといいんだが...。 夏ばてで 胃腸が弱っているのかも。夕食少しバターが多かったかなぁ。 あまりにもサッパリ系だと良くないと思ったのがいけなかったかも...。 腸の弱い母だからなぁ。
昨夕の食事の様子が気になっていたが 変わりなく朝を迎えられた。 デイに送り出したあと 自分の調子がおかしい。 なんだか判らないが矢鱈眠いのである。 他にも強くはないのだが 困った症状が続いている。
午前中会議が予定されていて随分ご無沙汰なので 他の予定も入っていないので顔を出そうと思っていた。 でもどうにも眠いので 朝食を抜いて横になった。 1時間足らずの時間だった。 でも会議に遅れること必須。 午後には 介護者の会があるので ちょこっとお腹に詰めて家を出た。 街の東端から西端まで...。 会議を終えて 介護者の会へ移動。
参加者はいつもより少なめだったが ゆっくりと話が出来早目に切り上げることが出来た。 介護の場所が在宅から施設に移った方が「これまで施設へ通っていた人の話がやっぱり起きて来ていて...。なんとなく物になっていくような感じがする」と話されていた。 施設に移って1年も経過していない。 入所当時は「まあまあ元気ですよ...」と話されていたのでホッとしていたのだが...。 いつも表情が暗く寂しそうな方が 今日は一転爽やかな表情だった。 介護以外に夢中になることがあったということだった。 いつも目を逸らしてはいけない...とまじめに介護なさっている方だった。
会を終えて買い物をして家に戻った。 今日は なぜか送りの時間を勘違いしていた。 送迎の時間より20分くらい早目についたと思ってホッとして 植木への水撒きやら近所さんの旅行の帰りの話を伺って外で待っていたが一向に戻らない。 家に入るとデイから電話があった。 デイからだった。後で見ると家電にも携帯にも着信があった。 「何時の帰りだと思っていらしたのですか?」と言われ自分の勘違いに気が付いた。すっかり迷惑を掛けてしまった。 「迎えに伺います」と言ったら 「次の送りで...」と言う事で無事母は帰宅。
母が戻っておやつ。 ロールケーキをお皿に載せて 一口口に運び 洗濯物を取り入れに2階に上がって戻ったら 手掴みで食べていた。 やっぱりお腹が空いていたのだった。
急いで夕食の支度をして介助。 今日は 大きな口を開けてパクパク食べてくれた。 3日前 庭の隅から虫の音が聴こえた。 でも昨日は 闇の中で蝉の声が聴こえていた。 そして今日 虫の音が増えた。 今日も午後は暑かったけれど 夜はこれまでより気温が下がっている。 暑さの辛抱も後少しかな。
デイから戻った時 職員の方が「今日は900cc水分摂取できています」と報告があった。 朝出かける時に「今朝は水分摂取どれくらいでしたか?」と問われ「500ccに少し欠ける程度です」と伝えた。 日中は 1400摂れた事になる。
予報では 気温は昨日より低めと言う事だったが 午後はかなり暑く感じた。只今 身体から発せられる信号は黄色点滅中。 身体も心もニュートラルにしておくことにする。
デイから戻って直ぐのトイレ誘導し「大」の手当て中に「かんにんなぁ」とか細い声を発した。 特別に大変な手当てではなかったし 淡々と手当てしていたのだが...。 「なんのなんの お任せあれ」と胸を叩いたけれど 母はその後も申し訳なさそうな表情。
初期から中期にかけての手当てを拒否するので 気遣いと手早くと...なかなかの労働だった。 それを思えば 母がある程度任せてくれる今は 楽になっていると思う。 そうか 任せてもいいかぁと認めてくれるようになったということかなぁ。 「しょうがないなぁ」という諦めなのかもしれないけれど...。
夕食時 いまひとつ表情が冴えなかった。 食べ物を噛んで呑み込むリズムが不規則だった。 ちょっと薄味だったせいかもしれないが...先日のこともあるので無理はしないことにした。 でも メロンを食べる時は大きな口を開けるので 食後甘さ控えめのロールケーキを運んでみた。 残量分のエネルギーは補えたと思う。 やっぱり 副食が母の口に合わなかったのかもしれない。
水曜日は 訪問リハの日だが 今日は夏休みと言う事で訪問なし。 朝は いつも通りのパターン。水分補給はしっかりと。
言葉は発しないが 「うふっ」と笑顔。 時に「アハハハ」と大きな笑い声も聞けた。 「うふっ」系でない笑い声って久しぶりかも。
午前中は 家事の傍らでの介護。 ひとり置き去られた感は否めないのだが それでも合間に傍に立ち寄ると私の腕をソウッと撫でてくれた。
午後のトイレ誘導の時 廊下からまっすぐ見える母の部屋のぬいぐるみを指して「ほら 見てご覧」と私に言う。 「うん いっぱいいるねぇ」と返したら 頷き返してくれた。 立派な会話ではないか!
ついで「あなた...」と私に呼びかけてきた時「私 娘のはなよ」と言えば深く頷くではないか。 いとこのよねちゃんでもなく おかちゃんでもないってことを判っているんだろうね。周辺症状が落ち着けば こういうことも有りなんだろう。 哀しいかな 言葉が流暢でない分 憶測の域を出ないのだが...。
午後は お風呂に入って貰う。 最近は 戴いたピカピカの浴槽内に置く椅子と滑り止めマット2枚を我が家風に工夫しての入浴である。 湯船の中で洗髪をして身体を洗って お湯を抜いてシャワーを浴びるが 母の入浴である。 昨年までは 週に1度〜2度の入浴。 (時にはもっと感覚が長いときもあったのだが...) 今は デイの入浴も含めて毎日入浴できている。 ある時期から 入浴を嫌がるようになっていた。 嫌がるし 泣くし 叫ぶし...だった。 でも最近は 嫌がらないし 泣かないし 叫び声もない。 叫ぶのを忘れた訳ではない。 昨日の耳掃除の時には 目いっぱい「ワーッ!」って叫んでいたから...。
母が嫌がったり怖がったりするのは 大概からだのバランスを保てない時が多い。歩行介助・立位介助で少しふらついたりする時である。 それはもう とても敏感に反応する。
話は少し横道に反れるが...。 そういう観点から 施設でのふたり介助は致し方ないと思っている。 ただ 残念なのは ふたりで介助しても母の体のバランスを上手に取って貰えるか...となるとそうとは限らない。 転等さえなければよい...という対処だからだと思う。 あとちょっと 本人の心を読み取って貰えれば...と思う。 先日のショートの帰り 職員が自嘲気味に「うちの施設では トイレ介助は ふたりでないと出来ないのです」と言われた。 此方が聴いた訳ではないのだが...。 おそらくケアマネから伝わっているのかな? 家では 入浴介助もトイレ介助も1人なんだけれど...という言葉からの連想だろう。 でも言いたい事は ひとりで介助する時には 母の様子をしっかりとみて(特に足元と母の顔を順繰りに)いるということなんだ。 介助者に寄りかかりの強い時はバランスが取れていない時か緊張している時だから...暫く待つ。 バランスさえ取れれば 後は母の力を借りるだけ。
お風呂上りは 気持ち良さそうだった。 入浴後の水分補給もしっかり摂って。
休息後 夕食。 いつも通りのペースで...。
食後1時間経たないうちに眠そうな大あくび。 でも 一時間は待ちたいので 椅子に座って膝や足首の屈伸運動介助をした。
1日が終わってみて 気温が気持ち低めだったと思う。 エアコンの温度設定もいつもより高めだったし 切っている時間も多かった。夕方には らいさまも鳴り響き 雨粒が地面を少しだけ濡らしてくれた。ほんのお印だけだけれど...。
母の薬は 近くのクリニックに通院した折 必要分処方していただいた。 今日は 罹りつけの診療所で戴く事に。
母と共に通院するか薬だけ貰おうかと迷った。 気温が高く 通院する事がストレス。 エヘッ。誰のストレス? そうです。私のストレスです。 勿論 母もストレスは多少ありますが...。
通院後 お腹の空いた母にせっつかれて夕食の準備は 暑い時にはちょっと苦痛。 先日 介護仲間から 罹りつけ医を近くに替えた方が良い時期じゃないかとアドバイスされた。 罹りつけ医からもそう言われている。 でも 捨てがたいのは 多少の怪我は手当てして戴けるということ。 無理をせずに対応して貰えるのがあり難い。
実際 今日のように暑くて取りやめたくなる時もある訳で 自分の中で矛盾を抱えている。
結局 今日は私だけ通院し薬を処方して戴いた。
帰路 少し回り道して買い物をして戻った。 ところがやっぱり買い忘れたものが...。 今 母には焙じ茶ゼリーを作っており 焙じ茶がとうとう切れてしまった。 家族も 麦茶より焙じ茶...。 焙じ茶には しょうが汁を絞って入れる。 これで 少しは冷房からの冷えを改善できると思ってのこと。
家に戻ってから買い忘れに気が付いた。 そこで あれこれ棚の中を探して カフェインのない菊茶とカモミールを探し当てた。 明日1日は凌げる。やれやれ。
母の戻る前に 夕食作りをしてからダイニングの熱気を逃した。 デイから戻った母をトイレ誘導。「大」「小」排出。 テーブルに着くと 早速とんとんとテーブルを叩く音。 「お腹空いたの?」と聞けば深く頷く。 そこでみかんを食べて貰いながら 配膳。 夕食に移った。 ゆっくりと介助して順調に食べ終えた。 食後もいつもより余計に水分を摂取してもらう。
休息後 トイレ誘導して母の部屋へ移動。 椅子に座るとしきりに耳をかじる母。 「ちょっと耳を掃除するよ」といったら 強く首を振る。 嫌がるのを承知で綿棒で耳掃除。 振り払われるので「危ないのだから動かないで...」と言ったら 少し我慢してくれた。 言葉が伝わっており 理解できている事を実感。
暫くテレビを見ていた。 画面を見て笑っていたので 多少理解できているのだろう。
あくびをしたので就寝。いつもより少し遅めの就寝である。
就寝後2時間ごとに トイレ誘導 体位交換。 2度目の時に汗びっしょりで尿量も少なめだった。 最近の母 汗をかかない。 だから 余計に気になるのである。 夕食後水分補給を多めにしたのだけれど気になる。 覚醒して貰って水分を20cc補給。 着替えをして 再度ベッドへ。
高齢者の熱中症は夜間に多いというニュースを耳にするとやはり注意深くなる。尿の色から見て 大丈夫と思うのだけれどでもねぇ。 今年の夏は 本当に水分には気を使う。 設定温度も少し高めにしていたけれど 温度を少し下げた。 最低温度が28度...。夜だって夏日だ。厳しいなぁ。
暑さも 折り返す頃だろうけれど お彼岸まではひと月以上あるんだわね。
普通の生活でスタート。 昨日帰るはずの娘 予定があとあとにずれて行き帰りそびれてしまった。 買い物に出る時間に一緒に家を出て 駅で別れた。 娘は自分の家に戻って それから会社でひと仕事だそうだ。
母の買い物を済ませてとっとこ家に戻って ササッと掃除して夕食の支度を済ませて 母を迎えに行く。
結局ショート中は排便がなかったとの事で昨日 マグを追加で服用したと言う事だった。
母の表情はぼんやりとしていた。 家に戻ってトイレ誘導。「大」排出。 おそらく1回半量。
それから フルーツゼリーと焙じ茶ゼリーを摂取。 その後みかんを食べて貰う。 ニコニコ笑顔を見せてくれて おいしそうに食べていた。
それから夕食。 ゆっくりと食べて貰う。 全量摂取できた。食後 焙じ茶ゼリーで水分補充。
休息後 トイレ誘導「小」排出。 母の部屋に移動。 椅子に座ったものの「イタッィ」というので 再度トイレ誘導。 暫くお腹をマッサージしてしてみたが 特に変化なし。
訳の判らない言葉を発してすこし気分が下降気味。 着替えてベッドへ。 直ぐにzzz。
今日 施設の方に夜間の冷房に付いて聞いてみた。 今年は 幾度も冷房を止める時間について会議に掛けられたという。 場所によってよく冷えるところと冷えないところがあるのでとても難しいという事だった。 でも例年になく 夜間の冷房は長いらしい。 設定温度は 外気温から1.2度低めという所らしい。
家でも通常は 2.3時間で切るのだが 今年は例外。 今年は何故 こんなに熱中症が多いのかな?
朝イチにショート先に電話をした。 「今朝 少し緩めの便が見られたので様子をみることにします」と看護士さんが対応してくれた。 他は特に変わりなく過しているとの事でホッとした。
朝食後 片付け再開。 押入れの物を出して掃除機をかけて拭き掃除 再度掃除機をかけて...。 順繰りに整理して片付けた。
午後 再度買足しする必要があり出かける。 ササッと買い物を済ませ 外食。 今日は 家族3人で...。 3人揃っての外出は 5月末以来だろう。
家に戻って再度片付け。 夜温泉に行こうと誘われていたが 外出するエネルギーなしで取りやめ。
その代わり 家族でDVDを見た。 娘のひとつの課題だったようで レンタルビデオ店に行ったが全て貸し出されていて直ぐには借りられなかった。 結構見ている人が多い作品らしかった。 中身は 怖い邦画だった。 私は 時折キッチンに立ったりしたが 見終わったのは午前1時ごろ。
明日から 夫は仕事なので早々に就寝。 でも布団に入ったのは 2時過ぎだった。
夏期休暇で家の手伝いに来てくれた娘。 友人や会社の仲間から「ご馳走作って待っていてくれた」「ごくらく」等とメールが入っているらしかった。 「折角のお休み悪いわね」とお礼を言ったら...。 「子供のころから 故郷に帰省して 夏休みはなかった。 ご飯の支度からお掃除まで...実家に帰ったらそうするのが当たり前と思っていた」という返事。
我が家の今年の夏休みはこんな風に終わる。
外出から戻ったら ショート先から留守電が入っていた。 「マグラックスが効かないので どう対応するか 明日 再度連絡します。嘔吐はありません」との事だった。
携帯の電話も伝えてあり 掛かってきたこともあるのだが きっと遠慮したのだろうなぁ。
友人の手術も無事終えたとのことだった。 ご家族との話で もう少し体調が改善されるまで逢うのは控えたいというのが本人の希望だと判ったので 待つことに決めた。 「ひと月くらい必要かな...」とはご家族の話。 今回の手術に関しては本人の選択に拠るものだと知った。 彼女の事だから しっかりと調べて選ばれたのだと思う。 娘さんの話だと医師を信頼しているようだとも伺っている。 信頼できる医師にめぐり合えて良かったと思う。
発病から20余年の歳月を経ている。 彼女から発信される気持ちは 母の介護にかなり反映されている。 何事もなく過ぎた歳月ではなく 本当に山あり谷ありの病との共存。 彼女から発せられる言葉は 率直であり医師の言葉より貴重だと感じている。
13日の金曜日も無事終わった。 世の中的にどんなことがあったか 今日に限れば全く判らない。
朝からせっせとお掃除。 何処から手をつけて良いのか皆目検討も付かなかった。 でも先ずは 今日1日で作業を終えるなら洗面所だろうということで娘とせっせとお掃除。 最終的には 用具の入れ替えもした。 75パーセント終了。 夜も作業する予定だったが目いっぱいで午前1時前で終了した。
施設からは連絡がないのできっと大丈夫。
明日は 午後打ち合わせがあるので 家のことは中断する。
2010年08月12日(木) |
昨日の続きと今日のこと |
ひと晩変わりなく過ぎて 今朝も順調に食事できた母。 と言う訳で 母をショートに送り出した。 どういう加減か判らないが 今日は玄関で職員に様子を伝えて 施設まで同行せずに済んだ。
昨日 友人のお嬢さんから お母様からの伝言と電話を戴いた。 彼女は今日から入院するそうだ。彼女の決断で。 その話をあれこれと伺った。連絡貰えて良かった。 此方としては あれこれの想いはある。でも 彼女には彼女の意思があるのだ。それを無視できず じっとひたすら待っていた。 彼女だって 私が介護しているから...という遠慮もあるだろうし。 お互い案じながらの関係でもある。 きっと彼女の方が 情の深い筈。 「元気になって必ず帰ってくる」と言っていると。 そう信じている。
昨日通院後 娘と妄想話をした。 …「折角 吐いて ショートを逃れ様としたのに...通院なんかしてくれちゃって余計な事よ!」「まったく なんてことなの!」と。 「更に様子が悪くなったらまた通院するんでしょ。これじゃ 逃げられないじゃないのよ。ぷんぷん」… と母が想っているのではないかと...そんな妄想話。
後ろめたさを認めながらの妄想話である。 冗談ぽく流しながら 本音を語って自分を防衛。
介護しながら 時折自分本位だなぁと自覚している。 母の望む事と自分に出来る事を探る。 出来ない所は「勘弁ね」と詫びるしかない。
昨日は 弟からも彼の用事で電話がきた。 母の様子を伝え「ショートも無理かも」と言ってみたけれど「わるいね」との応答だけ。
今日は 母を送り出してからちょこっと作業。 そして 夕べ相談があった介護仲間の出口探しのために 地域包括に電話した。勿論 仲間の了解を得た上で。 いつもお話を伺っていたのだが いろんな事が複雑に絡み 問題が何処にあるのかが見えてこない。本音は引きだせているのだけれど...。 おそらく 介護仲間を取り巻いている医療・介護等専門の方も同じなんだろうと想像している。 このままだと介護者も当事者もそして取り巻く家族も疲弊していくことが懸念された。 明日 もう1度担当ケアマネと話す予定になっている。 この件に関して介護者の会の運営にあたる方と話してみて新たなことも判った。それも含めて話そうと思っている。
念願の美容院にようやく。カットして ちょこっとすっきり。 自分では あまり意識していないけれど どうも私「疲れているなぁ」って見えるようだ。 髪型のせいかな?姿勢かな?とも考えてみる。 年を重ねたせいでもあろう。 でも周りの景色が見えなかったりもしているし...疲れているのが実態なんだろうなぁ。 今回は 課せられた宿題もないし あまり無理をしないで取り組みたい事を片付けることにしましょうっと♪
昨日通院したクリニックは町内にある。 昔から往診している事も知っていた。 最近は 往診する途中のクリニックの車も見かけるようになった。 ケアマネさんからも往診できるクリニックとして上げられた。 診察を受けて感じたことは 医師らしい医師でよく考えてくださる方だということ。母を良く見ていた。 最初は緊張して用心深く周囲を見ていた母が 診察の中ほどから緊張が解けていたこと。終わるころには笑顔を見せた。 医師も別れ際には「さよなら」と母にむけて挨拶してくれた。 初診でここまで対応してくださる医師ってそう多くないと思う。
あちこちに話が飛んでいく今日の日記だ。
2010年08月11日(水) |
1日あれこれあったなぁ |
昨夜は トイレ誘導の度に水分補給をして飲み込んだのを確認して ちょっと置いて寝てもらっていた。
朝になり母の様子をみた。 立位介助してトイレ誘導した時に「おはよう♪」と挨拶したら思いがけず「おはよう♪」と返事が返ってきた。 1年以上聞いていない言葉。 「おはよう♪」と挨拶しても黙って頷くのが良い時だったのである。
昨晩娘にメールしたら 直ぐに電話がきて「行こうか?」と言ってくれた。 「別にいいよ。何とかなると思うから」と返事したが 「終電になるけれど行くよ」とその通り むすめは終電でやってきた。 「食事してないんじゃないかと思って...」とふたり分の食事も買ってきてくれた。
母の体調は予測できなかったけれど 水曜はデイもないの見込んで朝からあれこれ支度し 少し食材も準備していたので心配はむようだったのだったのだ。でも あれこれ頭が廻らなくなっていて食事のことなんて説明するのも忘れていた。
さて 朝1番にご近所さんに「近くのお医者さんお盆休み何時?」と聞いてみた。ご近所さんのかかりつけの医師だから...。 すると「13日から…」と言う事だった。 何かあった時には近くが一番だし 往診もしていることは知っていたので緊急時のために近くのところにお世話になることに決めた。 娘が食事前に受付してもらう為走ってくれた。
今空いていて 直ぐに順番が来るというので 直ぐに家を出た。 幸い 深い時間に戻った夫が 出勤前に運転してくれてクリニックに到着した。
診察していただいて「腸炎でしょう」となった。 「明日からショートステイが入っているのですが どうでしょうね?」と伺うと「今日の夕方まで様子をみましょう。5時から午後の診察があるので変わったことがあったらまたきてください」と言われ「ショートの事は ショート先と相談してきめてみてはどうですか?」と。
こんな時にショートをさせるのも気が引ける。母にも悪い。 そうは思うのだが ちょっと取り組みたい事があってできればショート利用ができれば助かるのである。 これが 高熱が出たり元気がなかったら諦めるのだけれど 見ている限りは大丈夫そうに見えるのである。
診察を終えて家に戻り 恐る恐る食事介助。 朝食は いつもの半量。特に変化がなかったので 昼食は時間をずらして 3分の2量。夕食は いつもの量と変えていったが 特に変わることはなかった。
薬は 処方された整腸剤のみ。 前回の下痢の時には 下痢止めも効果なしだったのだ。 大丈夫そう。
そうそう医者から戻って直ぐに ショート先に様子を伝え 返事をまった。 何とか受け容れてもらえそうだった。
今日は 他にも記しておきたいことも多々あるのだが 頭が朦朧として非常に眠い。 今日は ここまで。
朝は いつも通り起床し 食事もいつも通り 格別の変わりもなくデイに出かけた。連絡帳には 便が緩いことを記した。
戻ってきて トイレに行きたそうなので誘導。「大」排出。 ちょっと緩め。 連絡帳をみて デイで少しウトウトしたようだが変わりなく過したとの事だった。血圧低めだった。母にとって低いのであって 普通でいうとベスト数値。
テーブルをトントン叩くので みかんを食べて貰う。 これもいつも通り。 程なく夕食。 それでもトントンとテーブルを叩く。 お腹が空いているのだと思って夕食開始。 いつも通りに食べていた。 でも振り返れば 飲み込みがいつもよりややゆっくりペースだったと思う。
最後の一口が終わった途端 ガボッと嘔吐。 数秒しないうちに再度嘔吐しそうになったのを母は必死に堪えようとした。 急いで入れ歯を外してちょっと指を入れて 吐き出して貰った。 おそらく夕食の全てを出し切った筈。
幸いテーブルの上だったので 直ぐにふき取った。 強い吐き気だったせいなのか 糸の切れ残りくらいの赤い物が少しあった。 直ぐにひょっとしたらこのショックで「下痢もあるかも」と思ったが直ぐに動くのは避けた。 身体に触れると 冷たい。顔色は悪くないし唇も赤い。検温したら5度8分だった。
冷房を切って 扇風機で様子をみた。 なかなか身体が温かくならなかったので 扇風機も切った。
「さて これからどうしよう」 幸い今日は OS1ゼリーを購入してきた。 下痢と嘔吐で水分不足になっている筈である。 先ずは コップにゼリーを開けた。
それからトイレ誘導し手当て。トイレでも追加があった。 お昼の不消化「大」
暫くトイレに座ってもらった。座っている間に3回。 おそらく全部出たはず。 母に笑顔が戻った。
おそらく心配ないと思うけれど かかりつけ医が休診だしこの時期休診も多くなっているだろう。 それに明日は 休診のところが多い。 ネットで医療情報を集めた。 地域で診療中のところが情報開示されている。 でも夏期休暇まで反映されているかが不安。
そこで消防署に問い合わせた。 「明日開いている所は?」と。 すると「今日のことまでしか情報が入ってきません」 では「今日夜開いている所は?」 「今なら ◎◎と××です」と電話番号も教えてくださった。
急変したら そこへ問い合わせよう。 落ち着いていたら 明日再度電話してみよう。
食卓テーブルに戻ってゼリーをひと匙ずつ運びトータルで130cc位。 これで間に合う訳ではないから 夜間のトイレ誘導時に少しずつ摂取して貰うことにした。 それから 胃腸風邪の時に貰った薬を飲んで貰った。 吐き気止め 抗生剤 下痢止め 胃腸薬である。
これで今晩様子を見るしかない。 勝手に薬を飲ませるのは良くない事だけれど 既に病院は閉まっており 救急搬送するほどのことでもないだろうと感じたから。 やたら救急搬送してはいけないと言われているので それが多少プレッシャーになる。
ベッドの上部に当たる所には 防水シートを敷いておいた。 枕元にはタオルを数枚とビニールの袋とオムツパットを準備。 最初はエアコン強め 寝入ってからは弱に戻した。
就寝して2時間後もそもそ。 トイレ誘導で「小」排出。透明でたっぷり。ちょこっと安心。 ベッドに戻る前に椅子に座ってもらって ゼリーを少し。 飲み込めたのを確認してからベッドへ。
夏の暑い時期 嘔吐もある下痢は脱水症が怖い。 通院して点滴って言われるかなぁ。
夫 早朝また出張。ご苦労さまなことです。 仕事でこんなに連続してお泊りは これまでなかった。 今回 頼まれて 仕方なしの仕事だったけれど...。 どんな仕事でも請けないと厳しい状況なんだろうなぁ。
母をデイに送り出して 会の運営の打ち合わせで集まる。 昨日の夜に 眠い目をこすりながら ちょこちょこと打ち合わせのメモを作った。打ち合わせの事項を全て洗い出せたという自信がなかったので その他と項目を加えて皆に考えてもらおうと苦肉の策。 ところが 打ち合わせが済んだ後「このこと忘れたね」とメール。 やっぱ ありました。でも みんな思い出せなかったのだから...しょうがない。
外食組み数名で昼食。 今年 看取られた介護者の方は 「あれもできたのでは...」と思い出しては涙が零れるそうだ。 私がどうなるかは判らないけれど...。 でも過ぎたから言える事だろう。 真っ只中で出来る事を懸命に取り組まれた筈で それが出来たから何かが変わっていたかは 余ほどの重大な事でない限りわからないと思うのだ。 母の初期の頃 今思えば「悪かったなぁ」と思うことはある。 じゃ 次にまた介護が始まったら 同じ誤りを犯さないのか?と自身に問うてみれば...「自信ありません」となりそうだ。 賢い方はいるだろうけれど 私に限れば...のお話です。
母がデイから戻って 何となく浮かない。 「小」は排出できたのに...「あそうか」と再度誘導して「大」排出。 ほんと不思議だけれど デイでは起きないのに家に戻れば...ねぇ。 体調が見えるから それで良いのだけれど...コントロールしているのかなぁ。
夕食は 煮魚。 仕上げにごま油を垂らした。ぱさぱさ感を少しでも和らげればいいなとおもってのこと。口の中に停滞するのは母も辛かろう。 刺身は 食べやすいけれどこの時期は 母には出さない。 刺身は サッと湯通しするか汁の実にする。
大きな切り身だったけれどちゃんと食べられた。 野菜の付け合わせが 卸し大根に刻みオクラとか里芋煮だったりする。 魚を口に運んでしっかり噛んでいるのを確認してから滑り剤としてするりとする食材を少量運ぶようにしている。
夕食前に 念のためと思い罹り付けの医師に電話して夏季休診日を確認したら...。 なんと今日から16日までお休みだという。
あちゃぁ! 薬足りませぬです。 近くの医療機関に通院していただくしかありませぬ。毎度毎度の失敗。 それでも どこかに残っていないかとモソモソ探したら...ありました。 むむむ 只今思案中です。 時間は そう経過していないとおもうけれど...。
2010年08月08日(日) |
久しぶりのあ・ま・お・と♪ |
温度計は見ていないが 朝の内は扇風機でしのげた。 夫も午前中は家にいると言うので庭に出てラベンダーの整枝。 もさもさとした姿もすっきりとなった。 さて切り落とした枝を日陰に干してポプリでも作ろうかと思った。 が きっと作業する時間はないだろうと思ってビニールの袋にひとまとめ。 勿体無いが仕方がない。
午後には出かけるというので 昼食の支度。 夫は 早く出たいというので先に食べて貰い 母をトイレ誘導して食事介助。この頃には エアコンで気温調整している。 水分摂取が順調でたっぷりの「小」を排出。小気味が良いほどである。 気分よく昼食介助に入った。 食べている途中から お尻を幾度か持ち上げる。 排泄のサインと判っていたが 直前にたっぷりでているので食事優先。
食べ終えてきちんと座りなおして貰った時「しまった」と思った。 慌ててトイレへ。 非常事態だった。 家で便失禁はあまりないのだが 今日は…。 冷えたものを食べないように気をつけていたつもりだが…。 昨日 水分補給に寒天をつかった。 寒天は気温で溶け出すこともないので常温に暫く置いてから食べて貰っていたのだが…。 下り坂に良くなったのかもしれない。それしか考えられないのだが…。 幸い1度だけで…。
夫は排泄の手当てが済んで 片付けも終わった頃でかけて行った。 とても忙しい思いをしていたのに 我関せず…にちょっぴり腹が立った。 でも誰がいたって手を出せないのが現実。 介護は結局誰か1人が背負うようになっているのだ。 まして息子がふたりもいて 遠くにいるゆえあてにもされない。 夫は近くに居るので目に付けば...腹が立つ。 えらい迷惑な話であるのだよね。
手当てが済んで 椅子に座ってもらっていた。 エアコンと扇風機の廻っている部屋にいるのに 母の身体が熱かった。 慌てて検温。 水銀がぐんぐん上がるのでひやりとしたが 6度8分で止まる。 2度計って2度とも同じだったのでホッとした。 閉鎖空間で過していたので 体温が上がったのだろう。 此方は汗だくで済んでいるが 母は汗もかかない。 熱がないとは言え 不安になりせっせと水分補給。 扇風機も暫く母に向けて...。 しばらくすると手足も冷えてきたので 通常ダイヤに戻した。
それから暫く母には 高校野球観戦してもらい 此方はキッチンで夕食の支度。時々様子を見に行くが 落ち着いてテレビを見ており「待っててね」といえば 静かに頷いてくれた。
夫の帰る前に母に夕食介助。 夫の帰宅後 3人でテーブルを囲んで夕食。 このパターンが1番落ち着く。
その後 入浴介助。 風呂上りに水分補給。 暫くしてから口腔ケア後 就寝。
風呂上りの水分補給を時折拒否したので 此方も剥きになって怒った顔をしたら「なに?」と母も怒った。 この手ごたえに 腹も立ちながら伝わって反応してくれることが妙に嬉しかった。
夫は 同じ部屋でテレビを見ながら高いびき。 疲れているのでしょう。
それにしても 水分補給をすれば 当然排泄も忙しくなる。 拠って 水分の介助と排泄と家事で1日が終わってしまう感じになる。 ここ数日 からりとしていたのだが...今日は蒸し暑かったぁ。 お腹緩めで 追い立てられる母もしんどい1日だったろう。
昨日は立秋。 ふるさとでは お盆が来れば秋風が立つのだが...。 日本の何処かでは 秋風が立っているんだから いずれ此方にも届いてくるだろう。そう思って暑さを凌いで行くしかない。
やおら 雨音がしてきた。 うん 気分だけでも涼しいなぁ♪
週末は デイを利用していないので 家で過ごす。 そろそろ 薬が切れるので通院時期。 「今日出かけようかな」と思っていたけれど 何となく感じるところがあって出渋っていた。
案の定 母のお腹 下り坂。 昨日の昼食のデザート杏仁豆腐。そして喫茶室に寄ってココアを飲んだと書いてあった。 母は 時折乳製品に過敏に反応する時があるのだ。 この所 軟便気味だったので 反応してしまったのだろう。
朝から2度 ゆるめ。 通院しなくて良かったと思う。 暑い時期なので タクシー利用となるのでかなり気を使う。 汚れと臭い。
午前中は 爪切りとハンドマッサージ。 午後は高校野球のテレビ観戦。
水分摂取を心がけ トイレ通いも結構な回数。 昨日は目を瞑っていたが今日は何時通りである。
テレビを観て貰いながら 夕食の支度をしていた。 離れても不安がらなかった。 排泄に不安がなければ落ち着いている事が多い。 テレビから歓声が上がるたびに じっと見入っていた。 特に野球好きではなかったが スポーツ嫌いではなかったので若い時から興味だけは示していた母だった。
夕食後少し休憩して それから入浴して貰った。 施設では それぞれ リフト浴だったり車椅子での入浴。 でも家では 何もない。 浴槽のすべりどめマットを使うくらい。 後は人力。 不安がって余計な所を掴む時期は過ぎてしまったので 1人でも何とか介助できる。 とは言っても 足も上がらずなので…「よいこらしょっ!」だけれど。
洗髪して身体を洗って 全て浴槽内。最後はお湯を抜いて…シャワーで流して終了。 週に3回は 我が家で入浴である。
湯上がりに水分補給して貰ってテレビをつけるとまたまた にこにこしてテレビに見入っていた。 NHKのまぼろしの高校野球だったと思う。 隣で洗濯物を畳みながら…一緒にいた。 母ちっとも眠い様子もなくて…。 ようやくあくびが出たのが9時過ぎ。 トイレ誘導してベッドへ。
これだけ笑顔が出て来れば安心できそうな気がする。
そうだ2度目の「大」の前に母はいつもと違うサインを出した。 いつもはテーブルをトントン叩くのだが 台所で洗い物をして母の近くに行った時 おいでおいでと言う風に私を呼んだのである。 でもその時 気が付かなくて…。 考えれば 以前「小」の時にもあった。 その時も まだ早い時間だったので 母の手を握っただけだった。 今回も母の手を握っただけだった。 今度から 気をつけなくては…と思う。 折角出してくれているサインを受け止めなかったら勿体ないものね♪
今日は 眠りの質が良いように感じる。 就寝前の入浴は 結構良いかもしれないなぁ。 気持ちにゆとりがあれば そうしてあげよう。
朝 母と共に黙祷を捧げた。
今月は デイに行く時間が9時前となっている。 生協の受け取りも替えたため 今日こそ美容院に出かけようと思って身支度を整えていた。 そこに電話が…。 「精神科医とケアマネから紹介され電話してみました」とか細い声。 数日前にも「精神科医からの紹介で…」と電話を受けたばかりでその方かと思ったが初めてだということだった。
会のことを聞かれて定例会の日取りを伝えると「お逢いしてお話を聞いて貰えますか?」と。 「デイに出かけている時でないと外出できないので…都合の良い日は?」と聞かれ 早速今日お逢いする事になった。 介護仲間にも連絡して 急遽時間を作って貰うことにした。
部屋の使用届けをしている時その方が見えた。 直ぐに移動して お話をお聞きした。
「こんなこと話してよいものか…」と遠慮がちに話してくれた。 認知症の介護についてタブーなんてない。 思っていること感じていること困ってること何でも話してみると良いのだ。
高齢者世帯だが お子様は近隣に住んでいて 毎日顔をみにきてくれたり電話をくれたりと実にうまいチームワークが取れている様だった。
それでも子供たちにも話せない困ったことがあると言う。 お話は 当事者も介護者も共に困っていることだった。 介護者が戸惑う気持ちは 過去の私にもあったことなので「同じ思いをしたことがあり お気持ちお察しします」と伝えた。 「でも 時間を経てみると実は当事者もその事では困っていたのだなと理解できるようになりました。今でも そういったことはありますが それを避ける方法もあるし 進行と共に感覚が鈍って工夫すればそういった事もできなくなってくるのですよ」と伝えた。 同席してくださった介護仲間も「ヘルパーとして訪問している時に そういうことは起きていた。その原因は…」と事例をあれこれ挙げて説明してくださった。 「私もそうですが 原因が判っても受け入れることもなかなか難しいですよね」とも伝えた。 そんなお話をしているうちに「うちだけではないのですね」と呟かれた。
短く要約してしまえばこうなるが…。 「会に出て話すのは…」と電話では話していらしたのだが 次回の会には是非出かけてみたいと言って下さった。
「こんなことして情けない」と思うのは 初期ならばこそ。 そして恥ずかしいので誰にも話せない。 でも 聞いてみれば「なぁんだ そうか。何処にも起きていること。原因もあるのかぁ」と判ってくると少しだけ安心できる。
愚痴を聞いているだけでない。認知症の症状も理解して頂けるように工夫する。押し付けではなく この先双方が楽でいるための工夫みたいな話もやんわりと…。 話を伺い また此方も教えられる事があった。
お話が終わって 美容院行きを諦めて 買い物をして家に戻り夕食の支度を始めた。
母が帰って来て何となくおとなしい。 ちょこっとおやつみかんと羊羹を食べてもらった。 羊羹といっても 少しもちっとした羊羹。 夫のお土産だった。 これがお腹を満たしたようだった。
それからトイレ誘導して「大」「小」 落ち着いたので それから夕食の仕上げ。 待っている時うふふと笑い声も聞こえた。
夕食は順調に食べ終えた。 今日もレバニラ。 あらかじめ筋を切ったつもりだったが まだ足りなかったようで箸で捌きながら…。でも ひょっとしたら前回より質が悪かったかも。 購入した店が違っている。 母はレバーが好きなので 嫌がらずに食べてくれる。 私は 得意ではないのだが 薬と思いながら食べる。 親子でも好き嫌いは違っている。 レバーはコレステロールも多いかと思い トマトや寒天ゼリー等も摂取してもらった。
食事中から目を瞑ったまま 1人の世界に入り込んでいた。 不快とか不安そうな表情はなく ふふっと笑ったり手指を動かして…。 そのうちに眠そうになったので トイレ誘導して母の部屋へ移動。 ちょこっとテレビをつけたら 幸い見入ってくれたのでそばで洗濯物たたみをしていた。 食後一時間半くらい経過したころコックリと居眠りを始めたのでベッドで休んで貰う。
昨日 娘から聞いた話。 昨今話題の行方知らずの高齢者のことをある人が「100歳狩り」と表現してるという。そうとも言えるねぇ。狩る目的はなんだろうか?
昨夜 午前零時にトイレ誘導した後 急に眠くなってちょっとだけ床に横になったら一時間ほど眠ってしまっていた。 慌てて起き出して ぼ〜っとした頭で米を研いだり 残っている家事を済ませて あたふたと布団に入った。 目覚ましをセットしょうとしたら電池切れの様子。 慌てて起き出して 電池を換えたが 今度は時刻合わせしていたら 針が勝手に動き出してしまってセットできない。 仕方がないので 別の時計を持ってきた。 思い返せば 大分前に同じようなことが眠る前に起きたことを思い出して 再度時刻あわせ。 早く眠ればよいものを こういう時剥きなってしまう性格。 やっと時刻設定ができて眠ろうとしたら2時半を過ぎていた。 さすがに1時間ほど寝入った後で 頭を動かした後で 妙に頭が冴えて眠れない。 布団の中で 右に左にゴロゴロと寝返りを打っていた。
気が付けば3時半近く。 朝刊配達のバイクの音が聴こえて「眠らなきゃ」と抜けるような青い空をイメージしているうちに眠れたようだ。 今朝は 2台の目覚ましの音で目覚めた。
母をデイに送り出して 朝食もそこそこに外出。 今日は 地域のサロン開催日。 みんなが来る前にエアコンを入れたりテーブルを並べたりお茶の準備をしたり…がある。 デイの迎えに拠っては 行けない事もあるので出来る時には早目に行くように心がけている。 でももう先に見えて準備を始めている方もいた。
それから でかけ難い人のところに個々にお誘いに行く。 認知症初期で独り暮らししている方の所に迎えにでた。 「今 ごはんをよそった所」「何となくだるくてね」「昨日はデイサービスに行って疲れている」と次々に参加できない理由を述べられた。 デイの話を伺ったり 近所の方の話をしたり…お天気の話をしたり…最後に 「ちょっとだけ出かけてみない みんな待っているわよ」とお誘いしたら 「支度してくる…」と言われて身支度を整えて出ていらした。
今日集ってきた方の半分は 高齢で1人暮らしの方だった。 近所との交流もしないまま時が過ぎてしまった…と言われたその方も サロンのある日を心待ちにしていると言う事だった。 みんなで季節の歌を合唱して…近況報告をしたりして お茶を飲みながらワイワイと過した。 あついので 避暑に出かけている方も多く 参加者は少ないだろうと思ったが思ったより多かった。
後片付けを済ませて帰ろうとしたら お誘いした方が杖を忘れている事に気が付いて途中届けてから家に戻った。
昼食を摂って休息後 夕食の支度。 夏は「茗荷・紫蘇・しょうが・小葱」を刻んで灰汁抜きしたものを常備している。ちょうど切れたので トントンと刻んで氷水に放して…。
使いきりたい キャベツの残りインゲンやオクラをサッと茹でた。 大根の使い残りは ジャカジャカと卸した。 オクラの種をしごいて取り除いた。 オクラの種で噎せるときがあるので 最近は種を抜くように心がけている。 枝豆もゆでた。 ここまで準備しておくと後はそんなに慌てずに済む。
デイから戻った母。 職員が 「今日は820ccほど水分摂取しています」と報告があった。 母は 何となく緊張している。 私の腕を掴んだ儘離れようとしなかった。 トイレ誘導して「大」椅子に座って貰おうとする時も手を離さない。 ギュッと抱きしめると私の背中をトントンと叩く。 得体の知れない不安感があるのだろう。 原因が判らないので 此方もスキンシップ以外の方策が見つかなかった。
空腹かと思い みかんや水分補給。 母は手を伸ばして自らみかんを食べていた。 帰宅に合わせて 西瓜もゼリーも冷蔵から出していたのでそれも食べてもらった。そのうちにだんだんと落ち着いてきた。 夕食を食べ終えた頃には 笑顔も見られるようになりホッとした。
エアコンを入れてあるけれど温度を高めに設定してあるので暑い。 母の身体も汗は出ていないけれど 暑い。 除湿から冷房に替えて 少し涼しくなった。 今日は 外気温も夜になっても高い。 熱中症が怖いので 母の体温と設定温度は変化に合わせて…。
夜も汗をかいているときには 汗が引くまでは上掛けは使わないようにしている。
午前中ケアマネさんの訪問日。 来訪直前 「大」排出だったのでトイレの後片付けがまだ。 「すみませんが 母とアルバム見ていてください」とお願いして片づけを済ませた。
母とはよく連れ立って 外出をしていた。 要介護4の中ほどくらいまでは電車に乗って出かけていたので (おそらく88歳過ぎまで…)写真があれこれ残っている。 そのアルバムをみて 「随分あちこちにお出かけなさったのですね」と言われた。美術館や公園が主流だったが…。
そんな事から過去の母を知って戴くのもよいのかな。 今日はデイの話や近隣に開所したデイの話など地域状況も伺った。 此方からも他のデイの様子なども伝えた。 母の事は 車椅子での様子等を見たと報告があった。 「昨日のデイの時と比べると表情が暗いですね」と言われた。 「昨日からの様子を伝え 特に排便後は少し辛そうになる」と状況を伝えた。そこのデイでは これまで排便はしていないし…状況は把握できていないだろう。もう一方のデイでは 施設から通っていた頃は 結構下のお世話になった。在宅に戻ってからは1度だけかな。 7ヶ月経過して一回だけ。 ショートも含めると2回。
ケアマネの訪問を終えて 急いで昼食を取り訪問リハビリを待つ。 訪問リハビリでは 最近左膝がどうも硬くなってきているように感じると伝えた。母の場合良い時もまだあるので 病の進行によるものかは断定できないので 良くなるときもあるかも…と思ってると伝えた。 実際 眠る時にはくの字になって寝るのが通常。 しかし眠ってからは ピーンと膝をまっすぐ伸ばせるのである。 その様子は療法士さんも気が付いていた。 そこが母の特徴でもある。
リハ終了後眠そうな表情となったがトイレにも行きたそうで…。 トイレで手当てが済んだら 眠そうな表情も消えてしまった。 そこで入浴。
今日もとっぷり湯に浸かって貰った。 湯上りにゼリーとみかん。 みかんをお皿に載せて離れたら 手を伸ばして2房手で持って口に運んでいた。でもそれからが続かないのだが…。 食べる物だと理解して口にできたし皿まで食べようとする事はなかったのだから上出来だろう。
そうそう 朝 掃除機をかけていた時 母の足に吸い込み口が軽くぶつかった。 その時「しつれい♪」という母の言葉を聴いた。 久しぶりである。 以前は 良く使っていた言葉だけれど…。 これも眠っている言葉のひとつなのだろう。
デイから戻った母にいつものようにバナナをカットして食べて貰っていた。 半分食べた頃に「ほだいっぱい かんねぇ〜」と言った。 バナナは 1センチに満たない程度にカットしてあるので大きさを言った訳ではないだろう。ペースも口の中が空になっているのを見て次のを運んでいる。とすると量的にもう沢山といういう意味なのかなぁ。
バナナはやめて みかんを剥いて食べて貰うと「うふふ」と笑いながら1個を食べ終えた。 バナナがお腹に重たかったのかなぁ。
夕食後トイレ誘導。「大」「小」
ベッドに入って直ぐに寝入ったのだが しばらくすると半身を起こして目をパッチリ開いている。 ガスか「大」かと恐る恐るトイレ誘導すると「ガス」だった。 お腹がキュルキュルしていた。 腹痛で半身を起こしていたのだろう。 トイレ誘導すると「小」排出。
更に1時間半後 また半身を起こして目をパッチリ。 そして臭うのでドキドキしながらトイレ誘導。 「小」のみだった。 お腹のキュルキュルは消えていたが…。
冷え?脱水? でも綺麗な「小」だし 量的にはやや少なめ位で量は問題ないように思うのだが…。
今夜は 朝まで 何回ドキドキしてトイレに誘導することになるのだろう。
今日は介護者の会の日だった。 欠席者もいたが 19名ほどの参加者。 初期介護の人の苦労話や義親の介護の人の悩みは 当事者・介護者の大変さが伝わってきた。 初期介護でデイを嫌がって1日のお付き合いは なかなか厳しいだろう。
今 初期の人4名ほど…。
2010年08月02日(月) |
ジトッと纏わりつく… |
母をデイに送った後 家に入ると弟から電話。 どうやら今月は此方で仕事のようで 夫の会社の電話番号を教えて…との事だった。
次に電話が来たのが配送業者。 先日注文してきた家具の配送時間を知らせてきたのだった。
そうこうしていると福祉用具の会社から 電動車椅子のレンタル契約と借りていた車椅子を返却。 ちょこっと情報を交換。 こちらから協力のお願いなんかもした。(個人的なお願いではない)
午後買い物に出た。 母のピンチの時の介護食である。
今日は曇り空なのだが 朝から湿度が高くて動くとじわりと汗が出てくる。 流れる汗は爽快感もあるけれど このじわりとかく汗は 疲労感が付きまとうような気がする。
デイから帰った母をトイレ誘導し「大」排出。 助けなしには トイレへ行けないのだから仕方ないが 冷房もない場所でのトイレ誘導は 結構な作業となる。 手当てをする事が嫌なのではなく 狭い場所での手当てがちょっぴりしんどく思えたりする。夏だからこその悩みどころだなぁ。
トイレから出てもテーブルをトントンと叩く母。 お腹が空いているのだろうとバナナとみかんを食べてもらった。 そして夕食。 暑さに食欲が落ちる事もないので助かっている。 そしてお腹が満たされれば うふふと笑顔が戻る。 これに支えられているんだよね。
食後少し休息して 何時も通りに部屋で椅子に座って洗濯物畳を見学して貰う。 そしていつも通りに就寝。 動く此方は汗だくでも母は違う。 設定温度を上げて様子をみて 汗が出たら体位交換して設定温度を下げる。こんな感じで夜は更けて行く。
2010年08月01日(日) |
やっと曾婆さんだよ♪ |
今朝 介護仲間から電話を戴いた。 こちらを引き払って田舎の家に戻ることにしたと言う報告だった。 お子様が此方にいるので 田舎の家をそのままにして此方に引っ越して見えたのだが…。 おそらく ふるさとの方が良いと思われてのことだろう。 入院中の奥様も順調に回復なさっていると言うのだが…「大丈夫だろうか?」と気になる。 今入院中なのでケアマネのことが気になる。 病院のソーシャルワーカーさんに相談なさっているだろうか? 母のこともあり 細かいお話が聞けなかったのだが…。
今日は 1日家で過した。 午後のトイレ誘導で「大」排出。 「小」も透明で量もたっぷり。
食事の摂取量も通常。 午後のおやつに水羊羹とところてんを食べて貰った。
夕食の支度を済ませてから 入浴介助。 昨日しっかり洗ったので 今日は軽く流す程度。 湯船にお湯をたっぷりいれて浸かって貰った。 今日も暑い1日で エアコンを入れた部屋で過したので少しリラックスして貰いたかったのである。
夕食は いつもより1時間遅れた。 そのため就寝時間も1時間押した。
母が寝入ってから 急にうどんが食べたくなり 冷やしうどんが夕食となった。 深夜帰宅した夫も うどんが良いと言う事で…同様に冷やしうどん。 夜になっての食事なのでうどん位が健康的かもね。
そうそう 昨日の弟からの電話はやはり「孫」が生まれた報告だった。 母は 晴れて曾ばあさんとなった。 それも孫世代は女の子ばかりだったが ひ孫は男の子だと言う。 母に「めでたく曾婆さんになったのよ」といって見たけれど…「ほほう」という表情になったような気がする。(かなり主観的な見方ではあるが…)
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