ねむるのも 目をさますのも あかるくなってゆくのも
今日がおわるのも みんな
ゆらめいていて ゆらいでいて 恐ろしかったよ 不安で
髪がのび爪がのび くりかえされる続いてゆくわたくしの 生、が目に見えるとき
すべてをなげだしたくなったよ 長すぎて なのにぜんぶが 終焉にむかって着実に すすんでいることがくっきりとあらわに うかびあがって
病的と、あなたはわらいますか
わたし わたしはただ
虚勢をみかたに、不安を握り 粉々に崩し手遊びつづけ ぱらぱら、ビスケットのかけらのように
ポケットの隙間で すこしだけ 安堵のためいきついて まるくなりたかった
………。
今日も、もう、朝の鳥がなきかわして 夜明けとあしたにわたしを ひきずりだすから
あなたは元気ですか 笑って いますか
みんな、もう遠い、遠いむこうのできごとだね。
5月30日、早朝
元気になったら、
したいことがたくさんありました。
しななくてもいいように したいことノート、作って
わくわく元気を待ちながら待っていました。
……それがまた、去年の冬の話。
今の私は元気なのかというと……よくわからない。
どんどん崩れていきそうな身体への恐怖、というのは いつも抱えているというか……巣食っていて 歩くのがとても怖い、ふつうのひとにはわからないかも知れないけど おやきょうだいにもこいびとにもともだちにも、わからないかもだけど こわい。 とてもこわい。
春からヘルペスを五回起こして それなりに弱っているとは思う。 両腕はもうぼろぼろになったし 熱いも寒いもわからないから 痛い痛いをがまんしながら、泣きたいけれど 泣かない、をがんばっているうちに よくわからなくなることが多くなる。
小さいときは痛ければ泣いたのに どうしてこんなに痛いのを我慢して忍耐ばかりを 鍛えているのでしょうか? と。 そんなことを昨日はまた考え付いてしまいました。 あまり、いらない考えでした。
涙はね、塩辛いからね、肌がそれに耐えられないから泣けない。 それだけの話、それだけの問題。
塾は日にちを減らしてもらって通ってます。 エライ、とそれだけは思うけれど 一人では通えていないので……実は父が送ってくれています。 バイトに行くのに送り迎えつきもどうなんだろう……と 情けなくなりつつ、片道くらいは自分でがんばりたいと がんばってみたら歩けなくなった。かなしかった。
あとは病院通いをしている。 クスリを飲んでいないと ものごとに集中できなくてふらふらになると 感じ始めたので、、、なにか 食後に薬袋をざざざっととりだす瞬間、なんとなく やっぱりかなしい。 お医者さんは以前はカウンセリングに行けとくりかえしていたけど 今は、この生活になれることを第一にゆっくりおやりという。
兄は私の病院通いを「趣味」と断ち切る。 駅より遠くへは、ひとりで行けない。 なくしたものもたくさん。 風が痛い。
正直なところときどきごくしぜんになくなりたいと思う。 水がこぼれていくみたいに 低い方へ流れていくみたいに。
だからたくさん笑いたい。
会いたい人もいる。
過去形に、したくない。
行きたいところも、あった、とか 思いはじめているのに首を振る。
ささやかにお給料をもらえたから 母の日に、母にごはんをごちそうしたよ。 ただのオムライスとデザートだったけど。
黄色いカーネーションとオレンジ色のガーベラが 玄関でまだあかるく咲いている。 わたし、熱で朦朧としながら外へ行き帰りするたび それをみて ああ、まだちゃんときれいにみえるよと いいきかせる。 きざみつける。
自分で買った花。 自分で選んだ花。
5月25日、夜
2006年05月23日(火) |
しんださかなのおよぐひは |
なみだのとまらないひは
なにをしましょうか
ひるまのねつもいつやらさがり
うるんだひとみはなぜきえない
こえをあげてなこうか、と
くらいくらいよるのへや、わたしがひとり
てばなしで
さあなこうないてやろう
そうひらいたくちからはなにもこぼせず
うかんださかなのあえぐよう
ひとこえ、あ、と、、それきりでふさがる
なきごえのけつい
わらいにかわり
それでもそれでも
なみだのとまらないひは
なにをしましょうか
どこへきえましょうか
こぼせないみずたまりをはねかして
どこまであるいていきましょうか
この、けたたましい
にくしみのたまったようなからだひとつ
どこまで
このさびしいにつけるクスリがないから あたし、ひとり毛布かぶって なにも知らないようにつとめた
内側から立ち上ってくる痛みや飢えには 完璧に無頓着には、なれないのに
今日のおしまいの名残のひかり、 冷気といっしょに打ち寄せてくるよ なにをしてなにを食べたっけか? 淡い記憶がひとりじゃたぐりよせられない
痛いなあ、と 気がつくと思っている今だった。 それはとてもつまらなくて あたしは別のものに、なりたかった すくなくとも、歪まないで笑えるものに。
昨日、朝顔の種をまいた 今朝、去年の枯れ蔦をむしり掃除した 無言でこの手だけを使って。
土のにおい。
ふかぶかと吸って、 溜息をついたんだ それよりほかには何もないくらい 鮮やかな印象をのこして初夏がゆく。 さびしいを、打ち消せないながら あたしのまわりを時がゆく。
逝く。
2006年05月14日(日) |
memo memo,Mother's day |
きのう。 久しぶりに病院へゆくひと。 先生に聞いてみたら、三月の終わり以来だったらしい。 ……長いブランクあけたものですね。
そのあいだ 何をしていたかというと
バイトとヘルペス………おしまい。
とくにヘルペスは 四月の中頃にかぜをひいたついでに四度目かかり 連休中の夏日、真夏日の影響でからだが弱って五度目かかり それで精一杯だった由、 伝えると同情されたりして。
バイトは、五度目のときに やめようか思いました 紹介者たる兄に さんざんきつく色々言われ 責任感のない奴は気楽でいいよなとか まともな大人の行動とは思えないとか… 体が怯えてまともに動けなくなったりしながら 疲れたしか思えなくて自分では どうしていいか頭ががらんどうになったようで なにも思い浮かばなくて ……回りの言う通りにあっち向きこっち向き軽すぎる風見。 なじられ叱られあたまは混乱。
いまをするのでぜんぶおしまいだったよ
どうにか決めたには、入る曜日を かなりかなり減らして通うこと。 幸いバイト先でもそれでいいですと 辞めないでくださいと言ってくれたので しばらく、当面しばらくは ぼんやり先生で生きていこうと思います
みたいなことを半分眠りながら診察で話してオクスリもらう。 私は鬱病とかの病気ではないのだけど (と言うことをはっきり言ってくれただけ、新しい病院へきてよかったかな) オクスリはひととおり飲むべき状態ということで 文字通りひととおり…抗欝剤から睡眠用まで飲んでる 今回もまた、それくらい飲んだほうがいいよと諭された。 確かに、ここのところ薬がたりなくなってからは 視界ぐらぐらテンションめちゃくちゃ、苦しかったな。 兄は私の精神科通いを趣味と言った そんなもんに行くくらいなら働けと。
……こんな錠剤のいくらかでかなりまともが保てるんなら 飲んでまともをキープしようと、そう考えられるように、なりたい。
睡眠薬だけ変えてもらいました しらない青のカプセルをもらった これで、アトピーに影響なく かつ、そこそこ眠れたらうれしいな 目が覚めると引っ掻きキズだらけもかなしいし 遅刻こわさに飲めなくて徹夜寝不足もつらいから
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最近朝早く起きてます 6時前。 どうしてこうなったかわからないながら むしろ明け方からお昼でやっと寝ていたことを思うと ヘルシー?と 少しうれしかったりします
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母の日前日だったから、病院のまえに母と落ち合って おひるごはんを一緒にいただきました。 微々たるもののお給料をもらう身だから はじめてごちそうしてみました。 デザートつきおひるごはん。
体調はいまいちだったけれども よろこんでもらえたから よかった
外はどこも母の日仕様だった日。 今日も6時前に目がさめて 灰色そらをみています
夏だよ、と言い聞かせつつ 寒いので錯覚できてしまいそう 季節が秋ごろで 体の悪化を不安に思う必要はないって。
長いような短いような ねじれた時間が落ちてこわれて再生し 四月もおしまい そう きみからの電話を聴きながら開けた窓より 吹きつけた風がそう言った
……夏だね
去年の今頃は あのひとがいたんだ
……また、あたしこう言わなくちゃならなかった また、また、また。
あなたにつらなるものだから パソコンに触れたくないとからだが言う 臆病なわたしで、ごめん ただ、もう、ふいに消えるもぎとられる その暴力だけは……きらい、なんです
胸のそこでなにかがいたんで死んでいくの ……ごめん。
バイト、よろよろ続けてる 二回くらいひっくりかえって おととい、ひとつ自分を諦めました どうしてこのカラダってば、壊れていくのか 決めて諦めるのは、悔しいです でも ひとさまに見せて見苦しくないほころびないよう 今、を維持するようにできなくて
冬が終わって このところ俄かに顕在化したのは 不安で 漫然として奥底を食い荒らしていく 笑顔がはりついてあたしは泣けない 真夜中にうろうろ歩いてみながら あたしがときどきあたしをみうしなうので コーヒーばかり飲んでます
ひとりになったら泣けるのかな
いつになったらきちんと まとまってくれるのかな この頭は 記憶は
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