ばか。 どうして あたしの好きな人は あたしからどんどん離れていくんだろう。 ただ、愛したいだけなのに。
おにいちゃんには、好きな人がいます。 正確に言うと、忘れられない人です。 昔の人です。 でも、今も、たぶんこれからも、 彼の心はその人でいっぱいです。 その人の存在が大き過ぎて 彼は恋愛をすることを諦めています。 だから、あたしが入っていく余地はありません。 それでも、彼のさみしさが埋まるなら たぶんあたしは・・・
全部知ってる。 だからこそ分からない。 今頃 おにいちゃんのところへ行きたいなんて 都合が良すぎる話なのかな。 いつのまにか狂ってしまったんだよ。
友達から聞いたよ。 国に帰るんだって? 私に話してくれたのは ただの理想論だったのかな? あなたのことで しらないことが おおすぎるよ。 ただの友達で良かった。 近くに居られるなら。 でも、遠く離れてしまうなら 同じ職業を目指さなくなるなら 今まで築き上げた関係がなくなるなら... あたしはおにいちゃんが好きだ。 そう、認めざるを得ない。 それと、残り1ヶ月弱を 必死に過ごさなければならない。 もしかしたら、 一生会えなくなるかもしれないから。
おにいちゃん。 そう思ってた。 どうでもよかったわけじゃない。 彼を無理矢理忘れるためじゃない。 酔った勢いじゃない。 でも、なんでだかよくわからない。 これからどうしようか。 たぶんね。
髪の毛を切った。 十数年ぶりのショートカット。 多分、20cmくらいは切ったと思う。 『失恋ですか?』 『ええ、失恋です。』 髪の毛を切ったら何かが変わるかと思ったけど 少しすっきりしただけだった。
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