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2006年07月31日(月)
わたしを離さないで

以前に原書 『Never Let Me Go』 を読んだけれども、ぜひ土屋政雄さんの翻訳で読んでみたかったので、図書館で借りて読んだ。原書でも最初は何の話だろう?と思ったが、やはり翻訳でも前知識がないと何の話かわからない。でも、土屋さんの訳で読んでみてよかった。もやもやしていたものが晴れた感じだ。

テーマは、読んでいるうちに少しずつ少しずつわかってくるのだが、それが学校の寮生活といったような当たり前の日常の風景の中に静かに織り込まれてくるので、何とも不気味なのだ。いきなりあっと思うわけではなく、徐々にそうなのか・・・いや、まさか?みたいな感じで、最後まではっきりしたことは書かれていない。

あまりに衝撃的なので、これはテーマを明かしてもいいものだろうか?と悩んで、原書の時には感想が書けなかったのだが、今回もやっぱりあまり詳細には書けない。しかも、文章に書かれていない部分が恐ろしいのだから(ホラーという意味ではない)、具体的に書きようがないとも言える。

登場人物であるヘールシャムの生徒たちは、一見普通の子どもたちなのだが、世間一般の人間とは決定的に違うところがある。とても怖い話なのだが、自分たちの運命を黙って静かに受け入れている彼らには、反抗心とかは芽生えないのだろうか?と疑問にも思った。

普通の人間のように育てられていながら、普通はそんなことはしないんじゃないかという部分もある。そのあたりはしっかり計算されて書かれているのだろうと思うので、そういう矛盾がまた、怖い。さらに言えば、普通という言葉で分けてしまっていいものかどうかさえわからない。

使命を終える・・・といった表現が、何ともぞっとする。ある意味でSF的な話だが、実際に起こりうるだろうという予感もあり、もしかしたらすでに起こっているかもしれないと思うと、なおさらぞっとする。それの是非はここで語ることではないと思うが、独特の静かな語り口でそんなことを書いてしまったイシグロは、すごいなあ!


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『わたしを離さないで』/カズオ・イシグロ
単行本: 349ページ
出版社: 早川書房 (2006/4/22) ASIN: 4152087196
内容(「BOOK」データベースより)
自他共に認める優秀な介護人キャシー・Hは、提供者と呼ばれる人々を世話している。キャシーが生まれ育った施設ヘールシャムの仲間も提供者だ。共に青春の日々を送り、かたい絆で結ばれた親友のルースとトミーも彼女が介護した。キャシーは病室のベッドに座り、あるいは病院へ車を走らせながら、施設での奇妙な日々に思いをめぐらす。図画工作に極端に力をいれた授業、毎週の健康診断、保護官と呼ばれる教師たちの不思議な態度、そして、キャシーと愛する人々がたどった数奇で皮肉な運命に…。彼女の回想はヘールシャムの驚くべき真実を明かしていく―英米で絶賛の嵐を巻き起こし、代表作『日の名残り』に比肩すると評されたイシグロ文学の最高到達点。アレックス賞受賞作。


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2006年07月30日(日)
CCR 「Bayou Country」

今日もマーケットプレイスからCDが届いた。「雨を見たかい」や「プラウド・メアリー」で有名なCCRだが、彼らは南部のバンドだ。というか、南部の音楽を取り入れているバンドと言ったほうがいいのか。

とにかく、ロックだって南部発祥だから、ジャンルはあまり限定されない。アルバムのタイトルも「Bayou Country」だし、もう南部の雰囲気バッチリ。

昨日届いたオールマン・ブラザース・バンドも、何度も聞いているうちにかなり気に入ってきたので、このあたりで何とかなりそうかも。さすがDMXのみのやん!ちゃんと選んでくれている。

ところで、CCRの「プラウド・メアリー」は、てっきり女性の名前かと思っていたら、なんとミシシッピ川の蒸気船の名前だったと知って、びっくり!


関東地方、梅雨明け
早実、甲子園出場決定


◆マーケットプレイス

「バイヨー・カントリー」[Limited Edition]/クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル
価格:¥2,520 (税込み)
マーケットプレイス価格:¥1,523+送料¥340=¥1,863
(熊本市・ビギナース・レコード)
CD (1998/12/9)
ディスク枚数: 1
フォーマット: Limited Edition
レーベル: ビクターエンタテインメント
ASIN: B00000I2LY

曲目リスト
1. ボーン・オン・ザ・バイヨー
2. ブートレッグ
3. 墓場行きの列車
4. グッド・ゴリー,ミス・モリー
5. 天井小屋の乞食
6. プラウド・メアリー
7. キープ・オン・チューグリン

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1969年発表の2枚目の作品である。のちにアイク&ティナ・ターナーもカバーする「プラウド・メアリー」が大ヒットし、それまで類を見ない彼らの強烈なギター・サウンドのロックが王道を歩むこととなった。ジョン&トム・フォガティ兄弟を中心に、1967年、カリフォルニアで結成されたC.C.R.(クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル)は、米国南部原産のブルース、R&B、カントリー、ゴスペルなどを吸収し自らの音楽として昇華させた。これがアメリカン・ロックの土台とも言われており、偉大な功績を残したバンドとの認識もある。(春野丸緒)


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2006年07月29日(土)
スワンプ・ロック

この間DMXでピックアップしてきた曲が入っているCDの1枚が、マーケットプレイスから届いた。マーケットプレイスとはいえ新品なので全然安くないし、送料が入るからAmazonで定価で買うより高くなってしまうのだが、「時は金なり」で、Amazonの発送予定ではとても待っていられないので、仕方なくマーケットプレイスでオーダーした。

今回は“スワンプ・ロック”と言われているオールマン・ブラザース・バンドのCDが届いたのだが、ここから歌う曲を選べるかな?レイ・チャールズに比べれば、いかにも南部のイメージかな?と思うけど、私が歌えるかどうかはまた別問題。あと2枚届くまで決定はできないけれど、はっきり言って、これはあんまり私の好みではないかも。好みを言っている場合ではないとは思うけど、できれば気にいった曲のほうが歌いやすいし、うーん、どうしよう・・・。(--;


◆マーケットプレイス─CD

「ブラザース&シスターズ」/オールマン・ブラザース・バンド
価格:¥1,680 (税込み)
マーケットプレイス:¥1,680+送料¥340=¥2,020
(館山市・カミヤマサウンドステーション)
CD (2006/6/21)
ディスク枚数: 1
レーベル: ユニバーサルインターナショナル
ASIN: B000F6YPXC

曲目リスト
1. むなしい言葉
2. ランブリン・マン
3. カム・アンド・ゴー・ブルース
4. ジェリー・ジェリー
5. サウスバウンド
6. ジェシカ
7. ポニー・ボーイ

このCDについて
デュアンに続き、ベリー・オークリーまでをも事故で失うという悲劇を乗り越え発表された歴史的名作!全米大ヒット曲「ランブリン・マン」「ジェシカ」収録!

オールマン・ブラザース・バンドTHE ALLMAN BROTHERS BAND
オリジナル・メンバー
Duane Allman デュアン・オールマン/ギター
Gregg Allman グレッグ・オールマン/キーボード、ヴォーカル
Dickie' Betts ディッキー・ベッツ/ギター、ヴォーカル
Berry Oakley ベリー・オークレー/ベース・ギター
Butch Trucks ブッチ・トラックス/ドラムス
Jai Johanny Johanson ジェイ・ジョニー・ジョンソン(ジェイモ)/ドラムス

1969年にデビューした“スワンプ・ロック”の雄。クラプトンの大ヒット曲「いとしのレイラ」にも参加したギタリスト、デュアン・オールマンを中心にした泥臭いブルース・ギター・ロック=スワンプ・ロックを生み出した。デュアンの事故死により打撃を受けたが、残されたメンバーと新メンバーによってバンドは活動を続け、数々の名作を生み出している。


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2006年07月28日(金)
やっと!「ルーンロード」読了

あっという間に読み終えられるだろうと思っていた「ルーンロード」が、やっと終わった。ファンタジーの上下巻で10日もかかるとは!こんなにかかるとは全く思いもよらなかったけれど、それだけ本に集中していないということだろう。

それに、この本はファンタジー特有の大判の単行本なので(ハリポタくらい?)、寝ながら読むのにも重たくて非常に読みにくい。どうしてファンタジーの単行本は大判にするんだろう?ほんとに、なんでですか、出版社さん?

ところで、この『ルーンロード2 狼の絆』はシリーズ2作目だが、不覚にも涙してしまうような部分もあって、予想外の展開だった。1作目はどちらかといえば馬鹿にしていたのに、2作目になったら、まるで作家が変わったみたいに面白くなったのが不思議。

1作目ではひよっこだった主人公のグボーンが、大地の王になった途端に、いかにも王らしくなったのも不思議だが、たぶんこの2作目は、邪悪な大王アーテン(絶世の美男子だが)が出てくるシーンが少なかったのが、面白くなった理由かもしれないなと思う。グボーンの周囲の騎士たちの描写なども多く、そんなことから、2作目はなんとなく「ドラゴンランス」っぽいのだ。

しかし10日もかけて読んだのに、これといった結末には至らず、当然続くわけだよね・・・という物足りなさが残る。最後に大地の王であるグボーンが大王アーテンを殺そうと思えば殺せたのに、わざわざ生かしておくあたり、3作目は大王大暴れか!という感じ。

この話の場合、力と力の戦いというよりも、頭脳戦、心理戦の趣があって、大地の王と大王アーテンのやり取りが、なかなか興味深い。そしてどんな話でも、涙するのは「自己犠牲」という精神だ。日本人は、結構これに弱いかも。ただし、「自己犠牲」の精神は美しいが、「自爆テロ」は無意味だ。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『ルーンロード2 狼の絆(下)』/デイヴィッド・ファーランド
単行本: 451ページ
出版社: 富士見書房 (2006/05) ASIN: 4829175877
内容(「BOOK」データベースより)
「百人の人間から“嗅覚”の賦与を受けるのと、一匹の犬から受けるのとではどちらがよいでしょうか」。グロヴァーマン公爵はグボーンに仔犬を贈呈し、兵士やグボーン自身に犬から賦与を受けるよう進言した。しかし、それは忌み嫌われる“狼卿”になるということだった。激しい拒否を示すイオーメだが、我が子を守るために仔犬を受け取る。ミリマもまた、闘いのために犬からの賦与を受けることを決断するのだった―。グボーンは“地底の怪物”から人類を守るため、父の敵である大王アーテンとも手を組もうと試みる。その大王アーテンは“碧の塔”の賦与者を皆殺しにし、グボーンは賦与を失ってしまう。そしていま、さらにグボーンを誘い出すかのように軍をカリスに向けていた。さまざまな思惑をもった人々がカリスに集結する。そしてその地では“地底の怪物”たちの恐ろしい計画が進んでいた。グボーンと大王の前にあるのは、和平かそれとも全面戦争か―。


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2006年07月27日(木)
まだ梅雨明けしないのか

今週中に梅雨明け・・・とか言っていたような気がするが、まだ梅雨明けしないみたい。8月まで梅雨が続くなんて、いくらなんでもやっぱり異常だ。

昨日、図書館からまた、予約本の準備ができた旨の連絡が来たのだが、この前借りた本が、まだ1冊しか読み終えてないという状況。それも、サクっと読めるだろうと思っていたファンタジーが、なかなか読み終わらないのだから、純文学の本など、あと数日で読み終えられるはずがない。

でも、今借りている本の何冊かは予約が入っているので延長もできないし、ここ数日は、頑張って読書しなくてはならないだろう。とはいえ、どうにも集中できないから困ったもの。本当に毎日、あっという間に時間が過ぎていく・・・。


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2006年07月26日(水)
困った時のDMX

ジャズフェスの追加の曲が決まらず、このままではギター提案のレイ・チャールズのブルースをやることになりそうだと思っていたのだが、こういうときこそ音楽の宝庫DMXに頼るべきだろう。

レイ・チャールズはもちろんいい。でも、すでに決まっている曲の中に1曲入っているし、その他の曲は、なかなか難しい。歌いこなせる自信がないし、納得せずにやるのもどうかなと。。。

で、DMXで南部の曲をあれこれかけてもらい、いくつかピックアップしてきた。ロックがメインの店だから、ジャズとかではなく、ほとんどがサザンロックなのだが、今まで意識して聞いていなかった曲が、これは南部のだったのか!と改めて発見できて良かった。

だからといって、すぐにそれがマスターできるわけでもないけれど、バンドの編成的にも良さそうなのを選んでもらって、早速AmazonにCDを注文した。次回の練習には間に合わないかもしれないが、とりあえず用意だけはできるだろう。

その前に、申込書を提出しなければ!バンド名でさんざん迷っていたのだが、覚えやすくて笑えるほうがいいということで・・・。(^^;


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2006年07月25日(火)
選曲に行き詰る

ジャズフェスに出演する私のバンドは、ジャズフェスという場でありながら、ジャズのバンドではない。もちろんジャズもやるのだが、アメリカ南部の曲を何でもやるという節操のないバンドだ。

ジャズフェスでの演奏時間は40分。今決まっている7曲では足りないということになり、急遽もう1〜2曲増やすことにしたのだが、「じゃこれ!」と、そう簡単に決められるものでもないし、メンバーも好きな曲でいいよといいつつ、やはりあれこれダメ出しがあるので、なかなか決まらない。

今決まっている7曲だけでも大変なのに、さらに増やすとなると、これから並みの苦労ではないよ!という感じで、かなり青くなっているのだが、ジャズのようにアドリブで対応できる曲を選んでいないし、各楽器のソロも、そうたくさんは入れられない。結局増やすしかないのだ。

「南部の曲」という制限があるため、好きな曲だからという理由で入れることができないのが辛いところ。ほとんどの音楽は南部から生まれているので、特にジャンルにこだわることはないのだが、「南部っぽい」となると、なかなか気に入って歌える曲がない。というか、私が知らなさすぎるのだけど、ぱっとすぐに思いつかない。もちろん、曲はいいけど、私には歌えないというのもたくさんあるし。

そんなわけで、しばらく曲探しに時間がかかりそうなので、なかなか本が読めないなぁ・・・(泣


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2006年07月24日(月)
酸素Diet

最近テレビでもよくCMが流れている「飲む!酸素Diet」という飲料を買ってみた。暑くて疲れている時とか、なんだか息苦しい時とか、もちろん運動して呼吸が苦しい時とか、なんか酸素吸入しているみたいでいいかも!・・・って、ダイエットには全然関係ないんですが、何か?有酸素運動は痩せるんだから、理屈から言えば、これを飲めばきっと痩せるんだろう。え?

でも、9kcal/100mlだからね。1本飲めば45kcal。あんまり飲むと、かえって逆効果かも。いまだに、あんなに甘いダイエット・コークの0kcalっていうのが納得できない私だけど、でも0kcalなんだから、どれだけ飲んでもカロリーはゼロなんだよね?と半信半疑ながら、飲んでいる。

昔、コカ・コーラやドクター・ペッパー、ルートビア、ジンジャーエールなどは薬だったと聞いて、薬ならきっと体にいいんだろうなどと思ったのもあって、ヤク中というか、薬大好きの私は、その類はかなり好み。って、何の薬よ?

以前バーダマン先生に、「ルートビアというのは葛の根ですか?」と聞いたところ、違うという答えが返ってきた。でも、ルートビアは咳とかに効くらしいのだ。ということは葛根湯?→葛の根?と思うのも当然だろう。葛根湯っぽい味がするような気もしたんだけど・・・。違うとしたら、一体成分は何なんだろう?

ところで、咳止めで思い出したが、昔漢方ではミミズを粉にして咳止めにしていたらしい。今はほとんど使われないが、何年か前に、私が薬局で薦められて飲んでいた咳止めを見て、母が「あらやだ!ミミズなんか飲んでるの!?」と驚いたことがある。

しかし、実際にびっくり仰天したのはこの私のほうだ。ミミズとか、名前を言ってはいけない○○○○とかは、大の苦手、天敵中の天敵なんだから、そんなものを飲んでいたとは、なんと恐ろしい!ゲロゲロ!

ちなみにミミズは、漢方では「地竜」という。たしかにその薬の成分には「地竜」と書いてあった。以来、薬局で漢方を薦められた時には、地竜が入っているかどうか確認する。病院の先生は、今時そんなものは使わないと言うが、現にそれを売りつけられたのだから、今でも存在しているに違いない。

地竜と書いてなくても、「竜」というのがどうも怪しいと思うので、「竜」という文字があったら、絶対飲まない。飲むとしたら、これは何だ?と必ず確認してからにしている。


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2006年07月23日(日)
Do My Best!

今日になって、昨日はかなり疲れたのだと認識する。10時間くらい死んだように眠ったけれど、全然疲れが取れない。とにかく生半可な体力と精神力では、とても最後までやれないなと痛感。練習も、気合を入れて本格的にやらないといけない。

というわけで、今日はほとんど動けずだったけれど、明日から頑張らないと!11月はまだまだ先・・・とか思っていると、あっという間に本番。単純に好意のみで一緒にやってくれるメンバーに恥をかかせないこと、来てくれた人に楽しんでもらうこと、そのためには、死ぬほど頑張らないといけないなあ。

今日はボーカルのゲストが決定。あとはニューオーリンズからまゆみさんが来てくれることを祈って、ベストを尽くそう!


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2006年07月22日(土)
紀伊国屋洋書バーゲン(2)

今日はバンドの初練習の日だったのだが、定期的に行っている病院の診察日でもあった。ところが病院が混んでいて、先生は急いで診てくれたんだけど、事務員とかがダラダラしていて、なかなか会計してくれず、待ち合わせにちょっと遅れてしまった。あせりまくり!

練習開始には間に合ったが、全速力で走って行ったから、そこでもう疲れ果てた。それから休みなしで2時間練習。立ちっぱなしで歌いっぱなし。普段、2時間立ちっぱなしというのはないから、すごく疲れたはずだけど、緊張していたので、その時にはほとんど疲れなど感じなかった。

今日の練習でダメなら、早々にジャズフェス出演は諦めるつもりでいたけれど、誰の口からも「ダメ」という言葉は出なかったし、次の練習はいつ?という話になっていたから、たぶんこのまま行くんだろうな・・・。というか、もう1曲増やせと言われて頭が痛い。

練習が終わってから、メンバーと打ち合わせをして、それからまた紀伊国屋のバーゲンに行って本を見て回り(スタジオがたまたまタカシマヤの近くだったし)、今回は5冊購入。大好きなDavid Sedarisの未読の本があったのが嬉しい!

下に載せた本の中で、上の3冊は南部の話。Janet Daileyの本は、2作合本のクリスマス本で、1作は北部の話だが、もう1作はミシシッピ川を走る外輪船デルタ・クイーン号の話。見たいと思っていたのについに見れなかった、あの歴史的記念物、デルタ・クイーン号のことだ。

James Lee Burkeは、「ニューオーリンズには雨が多い・・・」という書き出しで有名な、ニューオーリンズの貸しボート屋デイヴ・ロビショーのミステリシリーズで有名だが、これはシリーズ外で、南北戦争がテーマのヒストリカル・フィクション。デイヴ・ロビショーシリーズのものもあったが、これは珍しいのでは?と思って、こちらを選んだ。

夜はアポロ13号と待ち合わせてどん底へ。どん底でバイトしている「魔弾戦記リュウケンドウ」白波役の黒田君に、リュウケンドウのポーズを教えてもらう。黒田君、第2のオダギリジョーになれればいいが・・・。(^^;

気が付くと、疲れ果てていた。


〓〓〓 BOOK

◆紀伊国屋洋書バーゲン(2)

『White Doves at Morning』/James Lee Burke ¥980→¥420
マスマーケット: 448ページ
出版社: Pocket Star; Reprint版 (2004/04)
ASIN: 0743466624


『Let's Be Jolly:Northern Magic/Bride of the Delta Queen』/Janet Dailey ¥931→¥420
マスマーケット: 346ページ Two in One
出版社: Kensington Pub Corp (Mm) (2005/10/5)
ASIN: 0821779192


『Gods in Alabama』/Joshilyn Jackson ¥1,428→¥420
ペーパーバック
出版社: Hodder & Stoughton Paperbacks (2005/8/15)
ASIN: 034089668X


『Dress Your Family in Corduroy and Denim』/David Sedaris ¥980→¥420
Perfect: 241ページ
出版社: Hachette Book Group USA (2005/01)
ASIN: 0316057894


『The Touch of Ghosts』/John Rickards ¥1,323→¥420
ペーパーバック: 304ページ
出版社: Penguin Books Ltd (2005/8/4)
ASIN: 0141014091


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2006年07月21日(金)
ルーンロード2

デイヴィッド・ファーランドの<ルーンロード>シリーズの2作目「狼の絆」を読んでいる。その上巻を読み終えたところだが、このシリーズは、1作目を読んだときに、なんて馬鹿々々しい話なんだろうと呆れていたのだけれど、2作目はやっと本題に入ってきたか!という感じで、1作目と比較したら、格段に面白くなっている。

1作目で読むのをやめてもけしておかしくない状況だったのに、何か気にかかることがあったのだろう、2作目が上下揃ったところで、迷わず読もうと思った。その勘は外れなかったわけで、ほっとしているところ。

とはいえ、読書全般身が入っていないので、進むのが遅くて、このままでは先日図書館で借りた本を全部読むのは難しいんじゃないか。。。明日はバンドの初練習だし、じっくり本を読んでいる状態でもなく、気もそぞろ。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『ルーンロード2 狼の絆(上)』/デイヴィッド・ファーランド
単行本: 459ページ
出版社: 富士見書房 (2005/10/29) ASIN: 4829175869

内容(「BOOK」データベースより)
「目覚めよ!!」人類に迫る“闇の至高神”の脅威!!“闇の至高神”から人類を守るため“大地の王”となったグボーン。運命のごとく、さまざまな人間がグボーンのもとに集まりはじめる。一方アーテン大王軍は、その進路をミスタリアに向けていた。個性的なキャラクターたちが織りなすドラマティック・ファンタジー。


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2006年07月20日(木)
雨ひと休み

日本各地で被害を及ぼしている記録的な大雨も、東京では雨はひと休み。やっと洗濯ができたものの、気持ちよく乾いていない。ああ、やっぱ梅雨はダメ。夜からまた降ってきたし、いい加減うんざりだ。

洗濯物が乾かないというのは、気温が高くて晴れていても、全然水着が乾かなかったバハマを思い出したが、向こうはまだ明るい太陽が出るだけまし。気持ちが違う。空気も違う。東京は陰湿でマジでうっとうしい。

昨日、今日と気温が低かったので、クーラーを使わずに済んでいるが、実はそれはそれでまた困る。涼しいので窓を開けているわけだけれど、そうすると周囲に迷惑がかかるから、歌の練習ができない。閉め切ってクーラーをつけてやればいいのだが、外のほうが涼しいのに・・・と思うと、主婦としてはどうも具合が悪い。もったいないとか思ってしまう。

そんなわけで、バンドの初練習があさってにせまっているというのに、体調不良時期も重なって、まるで準備ができていない。これでは、私のせいで出演中止になるかもだ。明日は何が何でも歌の練習に集中しないと、皆から冷たい目で見られそう・・・。

今年は、読む本の数やページ数が、去年を大きく下回ることだろう。本を読みながら練習のことを気にしているようでは、どっちのプラスにもならないから、ここは観念して、今年は読書は二の次!としなければ。


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2006年07月19日(水)
紀伊国屋洋書バーゲン初日

もう3日も雨で、今日はかなりの土砂降りだし、楽しみにしていた今日からの紀伊国屋の洋書バーゲンも、どうしようかと思っていたのだが(持って帰る時に濡れてしまいそうだし、何より雨の中を歩くのが嫌)、結局夕方から雨も小降りになったので、閉店間際に行ってきた。

今回は、どれも一度は買おうかな?と考えた本ばかりで、結構満足。しかし本当に欲しい本というのは、出版された時にだいたいAmazonで買ってしまうので、よく考えればバーゲンで買うのは、それほど欲しいというわけでもない本なのかもしれない。一度は買おうと思っても、買うまでに至らないわけだし。

それに、420円均一だから買うというのもある。バーゲンで買った本を全部読んだためしもないのだが、それでもいつか読むだろうと思って、安いから今買っておこうと思ってしまう。

結局それを入れる本棚もないから、箱にしまってそれっきり忘れ去るというのが多いのだが、それでも楽しいから良しなのだ。服やアクセサリーを買うより楽しいと思えるのだから、安上がりな楽しみだ。今回もJCBのギフト券が使えたし、1万円使おうと思ったら、相当重たい思いをしなくてはならない。

レジで並んでいた時に、前にいた男の人のカゴを覗いてみたのだが、あれは1万円はいっただろう。ポール・オースターや、カズオ・イシグロなど、ほとんどが純文学の作品で、大判の本も結構あったから、かなり重たそうだった。そのあたり、私は全部定価で買っているわけで、ちょっと悔しい。イシグロの『Never Let Me Go』を見たときは、やっぱり出たか!と。。。

今回は、児童書と大判のPBを買うのは絶対にやめようと決心して行ったのだが、一応眺めてはみたけれど、特にこれといって欲しいものもなかったので、迷いもせずに済んだ。

いつも「Harry Potter」は山ほど出ているのだが、私の欲しい本がない。コレクターであると公言しているにも関わらず、US版のハードカバーの1巻目を持っていないのだ。どうせ初版が買えるはずもないので、今更定価で買う気にもならず、毎回バーゲンで探しているのだが、紀伊国屋にはもうないのだろうか?

それと、どうでもいいと言えばどうでもいいのだが、ノーラ・ロバーツのアイルランド3部作の1作目。これもまた2、3作目は持っているのに、1作目がないという状態。これこそ、定価でなど買いたくない本なのだが、どうしても出てこない。古典の名作でもない限り、古くなればなるほど発見するのは難しくなる。

今回はあと1回くらい行く予定でいるのだが、今日買った本を除けば、あとは何もなかったかな・・・という気もしている。でも、上記2冊がいつ出るかわからないから、とりあえずまた行くつもり。


〓〓〓 BOOK

◆紀伊国屋洋書バーゲン

『Rococo』/Adriana Trigiani ¥1,140→¥420
Perfect: 337ページ
出版社: Random House Inc. (2006/04)
ASIN: 0345490517


『Prep』/Curtis Sittenfeld ¥1,148→¥420
Perfect: 467ページ
出版社: Random House Inc. (2006/01)
ASIN: 0812975812


『Specimen Days』/Michael Cunningham ¥1,089→¥420
ペーパーバック: 336ページ
出版社: Picador USA; Reprint版 (2006/4/18)
ASIN: 0312425023


『Jigs and Reels』/Joanne Harris ¥1,323→¥420
ペーパーバック: 288ページ
出版社: Black Swan (2005/3/1)
ASIN: 0552152331


『California Girl』/Jefferson Parker ¥1,008→¥420
ペーパーバック: 400ページ
出版社: HarperCollins (2005/06)
ASIN: 0007149387


『The Exile』/Allan Folsom ¥997→¥420
マスマーケット: 690ページ
出版社: Forge; Reprint版 (2005/12/22)
ASIN: 0765348357

(★JCBギフト券 −¥2,000)


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2006年07月18日(火)
ちょっと涼しい1日

昨日からずっと雨で陽が全く射さないせいなのか、今日はちょっと涼しい。陽が射さないせいというのは大嘘だけど、日本の梅雨もこの程度の気温なら過ごしやすくていいのに・・・。

とにかく、陽が全く射さないのに暑いというのは、どうも理不尽な気がして納得できない。正確に言えば雨でも太陽は出ているわけで、雲の後ろに隠れているだけだけれども、太陽が見えていれば暑くても仕方がないと思えるが、そうでないのにじめじめと暑いのは耐えられない。ハワイに行きたい!

ずいぶん久しぶりにシドニー・シェルダンを読んだ。新刊とかではなく、積読の本の山から引っ張り出したもの。単純に面白いものが読みたいと思ったのだが、この作品は、ちょっとシェルダンっぽくなかったような気がする。余計な記述も多いし、先へ先へと進ませるテクニックが、あまり感じられなかった。

さて、いよいよ明日から紀伊国屋の洋書バーゲンが始まる。去年は1回しかやらなかったが、今年は夏にもやってくれて嬉しい。タカシマヤでやってくれるのも良い。
詳細はこちら


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『A Stranger in the Mirror』 (マスマーケット)/Sidney Sheldon
マスマーケット: 320ページ
出版社: Warner Books Inc; Reissue版 (1993/06)
ASIN: 0446356573
内容(「BOOK」データベースより)
世界中から美女美男を吸い寄せ、彼らの人生をメチャメチャにしてしまう華麗な魔界、ハリウッド。そこに君臨するスーパー・スターは、スーパー下衆男だった。過去を捨て、名前を変えて、ハリウッドに出るジョセフィンを待っていたものは?孤独な中でついに出会ったひと組の男女の運命を、天上の星たちは“吉”と定めるか“凶”と書くか?殺人は事故になるか?宿命の男女を乗せて、豪華客船がいま出帆する。


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2006年07月17日(月)
図書館に予約本を取りに行く

このところ気もそぞろで、読書が全然進んでいないのだけれど、図書館から予約本が準備できましたという連絡があったし、あとで取りに行ける日の予定も立たないので、仕方なしに、土砂降りの雨の中を取りに行ってきた。どれもこれも分厚くて、紙質もいい紙を使っているのか、6冊借りたらとんでもなく重たかった。

そのうち3冊はファンタジーだが、このところファンタジーを読むのは我慢していたし、この手のファンタジーは「ハリポタ6」以来、久々だよねという感じでちょっと嬉しい。馬鹿なパロディ本とかは読んでいたけど。(^^;

カズオ・イシグロの『わたしを離さないで』は、先日原書の『Never Let Me Go』を読んだけれども、土屋政雄さんの訳でぜひ読んでみたかったので、まだ覚えているうちに借りられて良かった。

しかし、バンドのジャズフェス出演を決定する練習日が迫っているので、やはり気がそぞろになって、読書どころではないかもしれないと心配。本を読んでいると、何も悪いことをしているわけでもないのに、歌の練習をしなくちゃ!と、後ろめたい気分になってしまうのだ。


〓〓〓 BOOK

◆図書館貸し出し(→8/1)

『エンデュミオン・スプリング』/マシュー・スケルトン
単行本: 416ページ
出版社: 新潮社 (2006/6/29) ASIN: 4105052519
内容(「BOOK」データベースより)
『最後の書』を手にした者は全世界を支配できる。もし悪人の手に渡ったら、世界は破滅への道をたどるのだ。ただし、その本のページは空白で、選ばれし者しか読むことができない。―1450年代ドイツの章は、グーテンベルクなど歴史上の人物が登場、印刷術秘話も織り込まれる。現代のオックスフォードが舞台の章は、主人公ブレークが追跡者の影に怯えながらも、本の謎を解明していく。果たしてその謎とは―。


『わたしを離さないで』/カズオ・イシグロ
単行本: 349ページ
出版社: 早川書房 (2006/4/22) ASIN: 4152087196
内容(「BOOK」データベースより)
自他共に認める優秀な介護人キャシー・Hは、提供者と呼ばれる人々を世話している。キャシーが生まれ育った施設ヘールシャムの仲間も提供者だ。共に青春の日々を送り、かたい絆で結ばれた親友のルースとトミーも彼女が介護した。キャシーは病室のベッドに座り、あるいは病院へ車を走らせながら、施設での奇妙な日々に思いをめぐらす。図画工作に極端に力をいれた授業、毎週の健康診断、保護官と呼ばれる教師たちの不思議な態度、そして、キャシーと愛する人々がたどった数奇で皮肉な運命に…。彼女の回想はヘールシャムの驚くべき真実を明かしていく―英米で絶賛の嵐を巻き起こし、代表作『日の名残り』に比肩すると評されたイシグロ文学の最高到達点。アレックス賞受賞作。


『恐怖の存在 (上)』/マイクル・クライトン
単行本: 445ページ
出版社: 早川書房 (2005/9/9) ASIN: 4152086688
Book Description
誰もが認めるテクノスリラーの巨匠、マイクル・クライトンの最高傑作。ご多分にもれず、この作品も、読み出したら止まらないサスペンス、最先端のテクノロジー、驚異的なリサーチと、クライトンらしい作品だ。『State of Fear』では、興奮のサスペンスと、現代社会における情報操作に関する示唆に富んだ論評がみごとに融合している。パリの街路から南極大陸の氷河、エキゾチックだけれども危険なソロモン諸島と、読者はジェットコースター並みのスリリングな旅に連れ出される。その間、脳のギアは始終トップに入りっぱなしだろう。


『恐怖の存在 (下)』/マイクル・クライトン
単行本: 414ページ
出版社: 早川書房 (2005/9/9) ASIN: 4152086696
内容(「BOOK」データベースより)
ある島嶼国家が地球温暖化を盾に合衆国相手の訴訟を表明した。その機に乗じて環境テロリストが仕掛ける人為的異常気象災害。目標となる四つの地域の情報から彼らを阻止すべき者達の戦いが始まる。地球温暖化は本当に起こっているのか?環境テロリストによる人為的気象災害を阻め。


『ルーンロード2 狼の絆(上)』/デイヴィッド・ファーランド
単行本: 459ページ
出版社: 富士見書房 (2005/10/29) ASIN: 4829175869
内容(「BOOK」データベースより)
「目覚めよ!!」人類に迫る“闇の至高神”の脅威!!“闇の至高神”から人類を守るため“大地の王”となったグボーン。運命のごとく、さまざまな人間がグボーンのもとに集まりはじめる。一方アーテン大王軍は、その進路をミスタリアに向けていた。個性的なキャラクターたちが織りなすドラマティック・ファンタジー。


『ルーンロード2 狼の絆(下)』/デイヴィッド・ファーランド
単行本: 451ページ
出版社: 富士見書房 (2006/05) ASIN: 4829175877
内容(「BOOK」データベースより)
「百人の人間から“嗅覚”の賦与を受けるのと、一匹の犬から受けるのとではどちらがよいでしょうか」。グロヴァーマン公爵はグボーンに仔犬を贈呈し、兵士やグボーン自身に犬から賦与を受けるよう進言した。しかし、それは忌み嫌われる“狼卿”になるということだった。激しい拒否を示すイオーメだが、我が子を守るために仔犬を受け取る。ミリマもまた、闘いのために犬からの賦与を受けることを決断するのだった―。グボーンは“地底の怪物”から人類を守るため、父の敵である大王アーテンとも手を組もうと試みる。その大王アーテンは“碧の塔”の賦与者を皆殺しにし、グボーンは賦与を失ってしまう。そしていま、さらにグボーンを誘い出すかのように軍をカリスに向けていた。さまざまな思惑をもった人々がカリスに集結する。そしてその地では“地底の怪物”たちの恐ろしい計画が進んでいた。グボーンと大王の前にあるのは、和平かそれとも全面戦争か―。


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2006年07月16日(日)
パイレーツ・オブ・カリビアン─デッドマンズ・チェスト

「パイレーツ・オブ・カリビアン─デッドマンズ・チェスト」の先行上映を観に行ってきた。新宿では歌舞伎町2館とテアトル・タイムズスクエア(新宿タカシマヤ)の3館で上映だったが、テアトルって、普段そんな大型娯楽映画なんかやってたっけ?という感じ。伊勢丹周辺の映画館で全然やっていないのが不思議。

連休で、オールナイトでもないので、空いているのか混んでいるのか全然読めなかったため、定員制で立ち見のない、もっとも上映開始時間が遅いテアトルにしたのだが、実際いっぱいだった。オールナイトでなくレイトショーくらいだと、高校生くらいの女の子がキャンキャンしているので、アイドル俳優が出るこの手の娯楽映画は、やはり夜中でないと・・・。(^^;

驚くのは、「ハリー・ポッター」も知らない中高生の女の子が、「パイレーツ・オブ・カリビアン」は絶対観たい!と言うのだ。ディズニー効果なのかな?やはりディズニーは強いのか?

とはいえ映画は、やっぱりディズニー映画だよねという雰囲気。たしかに私もジャック・スパロウは好きだけれども、ディズニー・ランドならいいけどねという感じのオーバーアクション気味の演技や、ここで笑ってください的な演出には苦笑。

これから観るのを楽しみにしている人のほうが多いだろうから、詳しい感想は書かないけれど(ブログには書いてあるが)、夏休みに家族で楽しむ娯楽映画といった趣。映画会社もそのつもりで作っているのだろうが・・・。しかし、もう少しシリアスなら、もっとカッコよくなるのになぁという残念な思いも禁じえない。


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2006年07月15日(土)
太陽の恵み

今日は、久々にお日様を拝んだような気がした。ここ最近は、晴れているとはいってもほとんど薄ぐもり状態で、お日様が見えていない。梅雨だから仕方がないとはいえ、天照大神や大日如来が守り神である私にとっては、パワーが著しく減退してしまう空模様。

パワーが減退してダイエットになるならそれもいいが、気が発散できない感じで、良い物も悪い物もどんどん溜まっていき、体が重たくて仕方がない。単純に、暑いので運動せず、クーラーの中で汗もかかずに食べまくりなので、どんどん太ってきてるだけとも言えるけど。(^^;

というわけで早朝、ゴルフに出かけるアポロ13号を見送るために起きたら、本当に久々の晴れ。心が躍るとはこういうことだなという感じ。睡眠不足で眠いので、二度寝しようかと思っていたが、しばらく日の光を浴びているうちに、そうだ!サン・ティーを作ろう!と思い立ち、夏恒例のお日様の恵みを受けた紅茶を作ることにした。

毎年説明しているようにも思うが、これは透明なガラスのジャグに水とティーバッグを入れ、直射日光に当てて作る紅茶。3時間ほどしたら、たっぷりの氷を入れたグラスに注いでアイスティーにする。これがまろやかな味でとてもおいしいのだ。

本当は、真夏の雲ひとつないくらいのピーカンの日がベストなので(太陽の光が弱いとおいしくない)、今日は今いちの感がなきにしもあらずだったが、とにかく、久々の太陽のパワーを体の中に入れたいと思い、今年初のサン・ティーを作成。おいしかった!しかし、私にはまだまだ足りないお日様パワー。もっと晴れてくれないと!

昼ごろ、さすがに眠くなったので、気持ちよくまどろんでいたところ、突然の雷の炸裂で起こされた。初めは起こされたことに腹が立ったが、派手な雷鳴ショーに、気分もスッキリ!どうせ鳴るなら派手にやってくれという感じ。

そのあとはまたいつものどんより天気になってしまったけれど、束の間の太陽の恵みを、タイミングよく受けられたことに感謝。


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2006年07月14日(金)
神宮球場の花火見物

今日と明日(14日&15日)は、神宮球場で花火が上がる。というわけで、今日は花火見物に行って来ました。

大規模な日刊スポーツ主催の「神宮外苑花火大会」(8月16日)とは違って、今回は球場(球団?)がサービスでやる花火。毎年、この時期のヤクルト×巨人の試合の時にやるもの。これは、あまり宣伝しないから、見に来る人が少なくていい。混雑もなくて、静かに花火を堪能できる穴場。

花火は神宮球場で上げるんじゃなくて、絵画館前のコブシ球場というところで上げるんだけど、外で見てる人は、目の前で花火の打ち上げを見れる。各日300発だから、あっという間に終わってしまうけど、とにかく人がいないのがいい。私のために上げてくれてるのか?と思ってしまうくらい。

近くの自動販売機でビールを買って、家で作ってきたサンドイッチを食べながら5回裏終了を待つ。こんなことは「神宮外苑花火大会」では絶対にできない。あっという間の花火だから、わざわざ観に来る人もいないのだろうが、たまたまそこに居た人たちはラッキー!という感じ。

周辺の地域では雷雨があったりしたみたいだが、天気もなんとか持って、花火終了と同時にパラパラっと雨が降ったが、それだけで済んで助かった。

神宮から歩いて帰って、また汗だく。とにかく蒸し暑くて参る。それでもまだ神宮あたりは土も緑もあるから、時折吹く風が心地よかったりするが、徐々に家の近所に近づくにつれ、蒸し暑さが増す。

帰る途中のラーメン屋さんで夕食。暑さでグロッキーで、一年中どんな季節でも食欲が減らない私には珍しく、「つまみだけでいい」とか・・・。飲んでいたウーロンハイも、気持ちが悪くなって1杯半しか飲めなかった。お酒を飲むと、余計に暑くなってしまうので、どうにも我慢できなくなってしまったのだ。

なにしろクーラーの効いているはずの店内でさえ、グラスに入っている氷がみるみるうちに溶けてしまうのだから、この暑さは半端じゃない。氷のなくなったぬるいウーロンハイなど飲めたものじゃない。とにかく暑い!と思ったら、この夏一番の暑さで、気温36度(私の平熱より高いかも!)のところもあったとか。

皆さん、お体には十分注意してください!


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2006年07月13日(木)
降ったり止んだり

今日は午前中晴れていたので(薄日?)、できる限りの洗濯をしたところ、午後から雲行きが怪しくなって、雨が降ったり止んだり。なので、すごくじめじめして、気温は高いのに洗濯物は乾かないという、湿度130%のバハマ状態。こんな天気嫌だぁ〜!

で、今日こそは美容院に行こうとか、歌の練習に行こうと決心するものの、そんな状態でついまた行きそびれ。バンドの1回目の練習までに、もう1週間ちょっとしかないのに、これでいいのか?雨とか風とか、そういう気象状態に左右されるなんて、意志薄弱もいいところだ。

うちが一軒家で思い切り練習できるならともかく、小さな声でしか練習できないから、ちゃんと歌うにはカラオケボックスまで行かなくてはならないのだけど、それがなかなかできずにいる。

そんなことで恥ずかしがっていて、なんで人前で歌えるのよ?という感じだが、中高生がたむろしているカラオケボックスに、オバサンが一人で行くのは、かなり勇気がいる。

ともあれ、あれこれ言ってる暇はない。やる以上はやらなくては!あなたの歌がダメだから出場中止と言われないように頑張らなくては。。。と自分を追い込む。というわけで、今日は歌詞の整理をしなくてはならないので、これにて終了!


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2006年07月12日(水)
ポール・オースター新刊PB

1月にオーダーした、ポール・オースターの新刊のPB『The Brooklyn Follies』が届いた。Amazonではまだ予約受付中になっているけれど・・・。

言うまでもなくオースターはニューヨーク在住だから、これも例によってニューヨークのブルックリンの話。頼んだはいいが、今現在ニューヨークの話にはあまり興味を持てなくて、たぶんこのまましばらくしまい込むだろうと思う。内容紹介を見る限りでは面白そうかもと思うのだが、本を売るための内容紹介だから、これを丸々鵜呑みにはできない。

すでに届いているマッカーシーやアーヴィングの新刊もあって、読みたい気持ちは山々なのだけど、そういった純文学の類はジャズフェスが終わるまでは落ち着いて読めそうにもない。気もそぞろという感じだからだ。

なので、ロマンスやミステリなどのエンターテインメントばかりに手が伸びる。お気楽で、部分的に読み飛ばしても、特に問題はないだろうと思うような本ばかり。でも、そろそろサマー・リーディングに取り掛かろうかとも考えている。


〓〓〓 BOOK

◆Amazon

『The Brooklyn Follies』 (ペーパーバック)/Paul Auster ¥1,286
ペーパーバック: 320ページ
出版社: Faber and Faber (2006/07)
言語 英語
ASIN: 0571224997
(★Amazonギフト券 −¥74)

Publisher Comments
生命保険のセールスの仕事から引退したネイサン・グラスは、家族とも疎遠になり、癌治療後の不安に満ちた状況にある。「静かに死ねる場所」を探している彼は、「ブルックリンを勧められた」。しかし、ブルックリンを拠点に創作活動をしているポール・オースター(『Oracle Night』)が書いたこの生き生きとした小説の主人公は、その代わりに、魅力的な人々があふれる活気ある心優しい地域と出会う。それらの人々には、大学を卒業したもののタクシー運転手をしながら魂の安らぎを探求するネイサンの甥のトムがいる。トムの9歳になる物静かな姪は、たった一人でトムの家を訪れる。情緒不安定な母親に連れられてではなく、だ。それから、『緋文字』の贋作原稿を売ろうと計画している派手な書籍商もいる。彼らの人生とかかわるうちに心が癒されていくネイサンの姿を描きながら、オースターはアメリカ文学における「聖域」という主題について深く考えていく。ホーソンやポー、ソローなどが、ピカレスク小説の要素にロマンティシズム、南部ゴシック、ユートピアへの憧憬を織り込みながら築いたテーマだ。オースターはドラッグクイーン、不遇なインテリ、汚いスプーンを出すウエイトレス、中産階級など、この地域に暮らす多様な人々に温かい視線を注ぎ、ブルックリン橋を照らす月に詩を捧げる。本書の中心に浮かび上がってくるのは、ブルックリンの最初の詩人といえるウォルト・ホイットマンの魂といえる。オースターが優雅に自由気ままに展開していく物語は、感傷に陥らない程度の十分な陰りをおびていて、説得力をもつ。本書は愛情をこめて描かれた、人間の魂の最終的な安らぎの地として町の姿だ。


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2006年07月11日(火)
蒸し暑い!

今日は区役所に用事があって出かけたのだが、ちょうど雨が降っている時で、それでいくらか涼しくなるかと思ったら、雨が止んでから余計に蒸して暑くなった。からみつくような湿気が不快。これで体調を崩した。熱がこもって発散できない。あ、熱中症か?

たまたま『New Orleans Nights』という本を読み終えたから、ニューオーリンズのことをまた書くけれど、ニューオーリンズは日本より蒸し暑く、夏は観光客も少ないので、ホテルなども半額になるという話を聞いていたのだが、実は日本のほうが不快だ。

気温で言ったら、絶対にニューオーリンズのほうが暑いのだが、それでもずっと雨が降っているとか、太陽が見えないということはないし、晴れるときはすっきりと晴れる。昔の日本の夏みたいに立派な入道雲が現れて(最近の東京では入道雲など見られたためしがない)、派手な雷が鳴り響き、どっと雨が降るが、日本のようにじめじめと陰湿ではないから、かなり暑くても気分はいい。

私が行った去年は特別だったのかもしれないが、ニューオーリンズよりもニューヨークのほうが暑くて汚くて不快だった(移民の多い町は汚いのだそうだ)。ニューヨークの不快さに比べたら、東京のほうがまだましかな?とは思うが、似たりよったりだろう。

とにかく、日本の梅雨は大嫌いだ。韓国の夏も日本に近く、かなり不快。リタイアしたら、こんなじめじめしたところに住んでいたくないなあと思う。この不快さに体がついていかなくなっているし、とてもしんどい。田舎なら多少夜には涼しくなるんだろうが、東京はもう耐えられないかも。やっぱハワイかな?


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『New Orleans Nights: Pure Chance / Insatiable』/Julie Elizabeth Leto (著)
マスマーケット: 454 p ; 出版社: Harlequin Books (Mm) ; ISBN: 0373837062 ; 2 Bks in 1 版 (2006/05)


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2006年07月10日(月)
リアン・ライムス

「コヨーテ・アグリー」の映画が気に入って、その中の曲もすごく気に入ったので、サントラも買ってしまった。レビューにあるように、「フラッシュ・ダンス」と比べてほしくはないのだが、どちらもプロデューサーのジェリー・ブラッカイマー好みということだろうか。とにかく映画も曲もカッコイイ!

というか、主題歌は2000年にスーパー・ヒットになっているというのだから、今さらという感じなのだが、なんと気づくのが遅かったことか!何をやっていたんだろう・・・うーん。

リアン・ライムスはカントリー出身で、そういえばそうかなというテイストもあるが、パワフルなのにどこか可愛らしい声がとても好き。天才少女と言われてデビューしたらしいが、ほんとに天才だと思える巧さ。あの歌い方は、カントリー出身でなくてはできない歌い方かも。


◆マーケットプレイス─CD

「コヨーテ・アグリー」/サントラ
価格:¥2,494 (税込み)
ユーズド価格:¥1,300+送料¥340=¥1,640
(川崎市・みぞれ)
CD (2000/12/1)
レーベル: コロムビアミュージックエンタテインメント
ASIN: B00005HOZ1

Amazon.co.jp
かつて夢の舞台を目指す根性ものの映画があったが、なかでも『フラッシュダンス』は名作である。このメガヒットによりタイトル曲も売れまくり、ダンス・クラシック・ムーブメントが起こる。『コヨーテ・アグリー』は2001年版フラッシュダンスだ。メイントラックを担うのはリアン・ライムス。

サントラなので彼女のソロ作品ではないが、ダイアン・ウォーレンの書き下ろしによるリアンの曲4タイトルを含むマキシシングルだ。主題歌の<1>はスーパー・ヒットを記録した。毎日を頑張ってる女の子に聴いてほしいサントラだ。(青木まう)

内容(「CDジャーナル」データベースより)
実在するクラブを舞台に繰り広げられる、映画『コヨーテ・アグリー』のサントラ盤が登場。主題歌はもちろんのこと、シーンの随所に散りばめられた「リアン・サウンド」のすべてがこの1枚に。


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2006年07月09日(日)
新宿西口通い

この間から毎週のように、新宿西口のヨドバシカメラに行っている。今日は、修理に出していたMDが直ったというので、取りに行った。修理代19000円はどうも納得できないんだけど、新しいのを買うよりは、まだ安いから仕方がない。

その都度、毎回居酒屋でご飯を食べているのだが、今日行ったヨドバシ近くの北の家族(なんか懐かしい響き!)は、昔のイメージと違って、個室もあって静かでいい感じだった。

同じビルの地下が若者のグループをターゲットにした安い居酒屋ならば、こちらは大人の居酒屋といった感じ。値段も少々高く設定してあるが、それなりにまあまあだった。

私は昔、新宿西口に住んでいたのだけれど、その頃とは全く違う場所になってしまった感じがある。全然別世界だ。ごちゃごちゃした感じが、ちょっと歌舞伎町っぽくなってしまった。あれでヨドバシとかがなかったら、ほとんど行かないだろうなと思う。

とはいえ、そういう感じの場所はヨドバシ付近だけなのだが、西口というと、そのイメージになってしまっている。高層ビル街のほうに行けば、また全然違うんだけど。

しかし、ごちゃごちゃしている上に雨が降っていて蒸し暑く、妙に安っぽい、東南アジアかどこかのような、雑然とした品のない感じを受けて侘しくなってしまった。でも、これがたぶん欧米人から見た日本なのだろうなという感じ。

ああいう電気街は、私にとってはまさに電気器具を買うだけの場所で、用事がなければ全然足を踏み入れる気も起きないところだ。小田急デパートも、1階にビッグカメラが入ってから、全く行かない。近寄りたくない雰囲気。

まあ、用事がなければどうでもいいことだけど。


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2006年07月08日(土)
New Orleans Nights

昨日読み終えたニューオーリンズものがハズレだったのにも懲りず、またニューオーリンズが舞台のロマンスを読んでいる。 Julie Elizabeth Leto の 『New Orleans Nights: Pure Chance / Insatiable』 で、2作合本。1冊で2冊分楽しめる!・・・っていいような、悪いような。1作目が面白くなかったら、2作目も期待はできないってことだし。(^^;

で案の定、あんまり面白くない。確かに知ってる場所や店などが出てきて、なるほどとは思うものの、だから何?という感じでしかない。というか、この程度なら、一度ニューオーリンズに観光に行けば、誰にでも書けるくらいの知識でしかない。新たな発見も何もないって感じ。そうだったのか!と驚くこともなさそう。

この前の本もそうだったが、ニューオーリンズの「街角からジャズが流れてくる」といったイメージは大嘘だ。はっきり言って、もっとも観光客の多いバーボン・ストリートでは、ロックががんがん。朝はザイデコがんがんだ。ジャズはそういう店の前までわざわざ行かなければ聞こえない。

ましてや、静かなジャズなどは、店を閉め切ってやっているから全く聞こえない。観光客のいないところでは、儲からないから音楽などやっていないし。人が集まる広場とかでは、ストリート・ミュージシャンがサックスなど吹いているけれど、そういうのがとりあえず「街角からジャズが流れてくる」といったイメージになるんだろうか。

でも、ニューオーリンズはジャズもロックもほとんどの音楽の発祥地だから、べつにロックががんがん鳴っていても、おかしくはないのだ。しかし小説的には、ジャズの調べが流れているほうがイメージ的にはいいんだろう。でも、それこそフィクション。大嘘なのだ。

とはいえ、私だって1回しか行っていないのだから、決めつけることはできない。普段私が知らないときに、街角からジャズが流れていたかもしれないわけだし、私が行っていた間だけ、ロックがんがんだったのかもしれないわけだし。


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2006年07月07日(金)
New Orleansもの

個人的好みではあるけれど、南部本は確率的に面白いものが多い・・・とはいえ、やはりハズレはあるもので、今日読み終えた南部本、それも期待のニューオーリンズものはハズレだった。内容は、ロマンチック・サスペンス?

かなり昔に一度読んだのだが、再度読んでもストーリーに全く覚えがない。唯一記憶が戻ったのは、私の好きな石鹸「Coast」が出てきた部分。「Coast」に「Eye Opener」というニックネームがあるというのを、この本で知ったのだったっけと思い出したのみ。そんな調子だから、昔読んだときも面白くなかったのだろう。面白かったなら、それなりに覚えているはず。

作者の Heather Graham Pozzessere は、現在は Heather Graham になっていると思うのだが、別人かしらん?たぶん同じ人だと思うけれど、調べたからといって、特にどうするわけでもないので、まあいいか。

今までに読んだニューオーリンズものとしては、ジュリー・スミスのスキップ・ラングドンシリーズが一番面白いかなあ?と思う。なぜなら、まるでガイドブックのように、観光スポットや有名な店の名が出てくるからだ。てことは、別に文学的でなくても、あるいは内容がどうでも、そういう部分が多ければ多いほど楽しいということになるかな。

しかし、これは在りし日のニューオーリンズの姿を忠実に描いているわけだから、今となってはこれは重要なことではないかと思う。今日読み終えた本などは、フレンチクオーターにジャズが流れている程度の描写しかなくて全然物足りないし、バイユーも出てきたが、それはまさに、濡れ場に必要だったからにすぎない。

だいたいが、別にニューオーリンズが舞台でなくてもいいだろうと思うような話が多いのだが、ニューオーリンズを舞台にすることで、そのイメージを付加する効果を狙っているのだろう。しかしこの次もまた、懲りずにニューオーリンズものを読もうと思っている。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『Down in New Orleans』/Heather Graham Pozzessere (著)
ペーパーバック: 出版社: Kensington Pub Corp (Mm) ; ISBN: 0821752820 ; (1996/04)


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2006年07月06日(木)
Brita浄水ポット

もうだいぶ前に買ったBritaの浄水ポットだが、夏でも冬でも冷たい水が欠かせない私にとっては、かなり重宝している。2〜3ヶ月に1度、カートリッジを交換するのだが、水道の蛇口につける浄水器より手軽だし、ポットを直接冷蔵庫に入れられるのも便利。

水道の蛇口につけるタイプも使っていたが、やはり一度沸かしてから、冷ましてポットに入れて冷蔵庫へという感じだった。Britaが特に優れているのかどうかはわからないが、とりあえず水道水の匂いがなくなるし、とにかく使いやすいので、結構お気に入り。

先日、ヨドバシカメラでカートリッジを買おうと思ったら、Amazonのほうが安かったので、今回はAmazonにオーダーした。わずか230円くらいの違いだけど、主婦にとっては少しでも安いほうがいいものね。

買うものがこれと決まっている時には、Amazonは便利だ。家まで配達もしてくれるわけだし。でも、どれにしようか迷っているような場合は、やはり買えない。ヨドバシやサクラヤのポイントも大きいが、Amazonで買ってもクレジットカードにポイントがつくからどっちもどっち。安くて便利なほうを臨機応変に利用しよう。


◆Amazon

Brita 交換用フィルターカートリッジ 3本セット/Brita ¥3,100
サイズ/ 各幅5.8×奥行5.8×高さ12.2cm
重量/ 各104g
材質/ 容器/ポリプロピレン、中身/イオン交換樹脂・抗菌活性炭
梱包単位/ ブリタ交換用フィルター3個入り
ろ過水量 /カーリッジ1個、約200リットル

Amazon.co.jp 商品紹介
●日本仕様(硬度43)のブリタ交換用フィルターカートリッジ
●水道水の味とニオイを損ねる石灰の沈着物や塩素などの物質を除去する
●アルミニウム、銅や鉛などの一定の重金属や農薬を減らし、有機不純物も除去
●よりきれいでまろやかなおいしい水を、ホット/アイスドリンクやおいしいお食事用に使うことができる
●家電製品につく石灰分の堆積も抑えられる
●3個入り
●交換の目安は、1日にポット約2杯の使用で約2ヶ月


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2006年07月05日(水)
テポドン!

とうとう北朝鮮がミサイルを発射した。あの北朝鮮のキ印は、ゴルゴ13にでも頼んで、もう暗殺するしかないだろう。

近藤先生が、ミサイル発射が怖いのではなく、北朝鮮は技術がないから、どこに落ちるかわからないのが怖いのだと言っていたが、ある解説者によれば、かなり熟練した技術があるとか・・・。

ミサイル発射に慌てた態度を取ると、北朝鮮の思うつぼだから、無視するのが一番!とかって、ネットのスパムコメントだのトラックバックだのに対するような意見にはびっくり!そんなもんなのか、と。てことは、向こうの頭は子ども並み?子ども並みの頭じゃ、やっぱり危ないんじゃないか!

なんて、私たち一般市民が心配してもどうにかなることでもないから、心配しても無駄だけど、マジで早く逝っちゃってくださいって感じだ。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『Never Let Me Go』/Kazuo Ishiguro (著)
マスマーケット: 出版社: Vintage ; ISBN: 0307276473 ; (2006/01/01)
Book Description
『日の名残り』『私たちが孤児だったころ』で高い評価を得た作家が送る、感動的な小説。心に残る友情と愛の物語の中で、世界と時間を巧みに再創造してみせる。

現在31歳のキャシーは、イギリスの美しい田園地方ヘールシャムの私立学校で、子ども時代を過ごした。そこでは子どもたちは外界から保護され、自分たちは特別な子どもで、自分たちの幸せは自身だけでなく、やがて一員となる社会にも、非常に重要だと教えられていた。キャシーはこの牧歌的な過去とはずいぶん昔に決別したが、ヘールシャム時代の友人二人と再会して、記憶に身をまかせることにする。

ルースとの交友が再燃し、思春期にトミーに熱を上げた思いが恋へと深まりはじめる中、キャシーはヘールシャムでの年月を思い返す。外界から隔絶された穏やかさと心地よさの中、少年少女がともに成長する幸せな場面を、彼女は描写する。だが、描写はそんな場面だけではない。ヘールシャルムの少年少女育成のうわべに隠れた、暗い秘密を示唆する不調和や誤解。過去を振り返ってはじめて、3人は自分たちの子ども時代と現在の生き方の真実が見え、それに対峙せざるを得なくなる。

『Never Let Me Go』は単純に見える物語だが、そこに徐々にあらわにされていくのは、驚くべき深さで共鳴する感情だ。カズオ・イシグロの最高作にあげられるだろう。


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2006年07月04日(火)
「ハリポタ6」PB(UK)

また忘れ去っていたけど、「ハリポタ6」のPBが届いた。今度はUK版。これも即コレクションボックス行きか・・・という感じだけど、マスマーケットだから、これでもう1回読んでもいいかな、とか。読むものが死ぬほどあるので、本当に読むかどうかわからないけど、この巻は特別だから(一番好きという意味ではない)、また泣いてしまうかも。

しかし、UK版の表紙の絵はどうも嫌だな。1巻目からそうだけど。UK版がオリジナルだからしょうがないけど、好んで買いたい表紙じゃない。US版がオリジナルだったら、UK版は買わずに済んだのになあ・・・と。

もうご存知の人も多いだろうが、最終巻の第7巻では、主要登場人物3人のうち、2人が死ぬとか。児童書にしては、案外暗い終わり方になるんだね。しかし主要登場人物ってのは、まさかマクゴナガルとスネイプとハグリッドじゃないだろうな。

なんて話をブログで書いても、「ハリポタ」そのものを知らない人が多い。なんてこと!と思うのは、私を含め、ごく少数なんだろうか。でも、7巻目もあんまり遅れると、なんだか盛り上がらない気がするんだけど、いつ出るんだろう?あの方がいなくなってしまったので、かなり私の興味も減ってるのは事実。きちんと予定通りに出ていれば、もっと盛り上がってるだろうに。

「ゲド戦記」のアニメ化とか、「ライラの冒険」シリーズの映画化とか、いろいろあるけど、映画は「ハリポタ」と「指輪」だけでもう結構って感じ。「ナルニア」も結局観なかったし。あれもこれも映像化されてしまったのでは、ますます想像力が衰退するばかり。


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2006年07月03日(月)
ユダヤ人と反ユダヤ主義(11)

◆ユダヤ人と反ユダヤ主義─第11回:日本におけるユダヤ問題論議

本当は先週で終わっているはずの授業だが、今日は補講。通常は4時10分に終わるはずなのだが、時間も延長で、結局質問や何やらで気づいたら5時半くらいになっていた。

日本の場合、ユダヤ人問題に関しては特異で、ユダヤ人不在の中でのユダヤ問題論議という状況であった。在日ユダヤ人としては、幕末の1860年前後に長崎に来たのが最初と思われるが、それも10家族程度であったと推測される。現在の日本におけるユダヤ人居住者数は1000人〜2000人。大半は一時的滞在のビジネスマンと家族である。

日本における反ユダヤ感情は、シェイクスピアの『ヴェニスの商人』が翻訳されたことにより、「守銭奴・高利貸シャイロック=ユダヤ人」というイメージが定着し、1918年〜22年のシベリア出兵により、日本におけるユダヤ論議がスタートする。反ユダヤ派のほとんどは、シベリア出兵経験者。

一方、内村鑑三などの親ユダヤ派も存在していたが、独特なのは「日本ユダヤ同祖論」派であり、京都市西北部の太秦に帰化定住した秦氏は、ヘブライ人の子孫であるとし、国宝第一号弥勒菩薩のある広隆寺は、ダビデ王を祭った神社であるという説を唱える。

ドイツにヒトラー政権が誕生したことにより、反ユダヤ派に大きな影響があったが、後に日米開戦の頃には反ユダヤ派の一部は日ユ同祖先論派となって、ユダヤ人難民を事実上保護したりもした。

この背景には、アメリカを牛耳っているのはユダヤ人であるから、ユダヤ人に恩を売っておけば、日米開戦はないとの思惑があったようだが、ユダヤ人がアメリカを牛耳っているという説が事実無根であることを証明したにすぎない。


ざっとこんなわけで、日本人のユダヤに対する知識のなさにも驚くが、世界史的にユダヤ人迫害の歴史は延々と続いてきているわけで、そうまで迫害されるユダヤ人とは、本当は何者なのか?と、知れば知るほど疑問がわいてくる存在でもある。

これを前期だけで終わりにするのは難しいと近藤先生もおっしゃっていたが、今回学んだことは、ほんのうわべだけにすぎないのだろう。とても根の深い重大な問題だと痛切に感じた次第。


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2006年07月02日(日)
MD修理

先日修理に出したMDの修理代の見積もりが来たのだが、19000円とか!げっ!

だったら新しいのを買ったほうがいいんじゃないかと思い、ヨドバシカメラに行ったところ、新品は安くても30000円前後。どう比べても修理のほうが安いから、やっぱり修理してもらうことにした。ほとんど使ってないのに、ぶぶぶ!だ。

MDウォークマンはあるので聞く分にはいいのだが、録音ができないので、何かと不都合なこともある。バンドの練習で、曲をやりとりするにはMDを使っているので、どうしてもの場合は、メンバーにお願いして録音してもらったりしているし。それと、練習するにはウォークマンでないほうがやりやすいというのもある。

そういうわけだから、修理も致し方ない。

ニューオーリンズのまゆみさんからメールが来て、ジャズフェスの頃に日本に帰ってくるとのこと。その時には、私のためにドラムを叩いてくれるというから心強い。そこまでしてくれるんだから、私も頑張らなくては!と思う。

今日はたまたまジャズフェス事務局長の大将に会ったので、出演の話をしたのだけれど、まだ最終決定でないとはいえ、どんどん話は固まっている感じ。こうなると、もう逃げられないので、開き直って頑張るしかないよね。(^^;


◆マーケットプレイス─DVD

コヨーテ・アグリー 特別版
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ソング・ライターになるという大志を抱いて、田舎からニューヨークにやってきたヴァイオレット。しかし現実は厳しく、彼女は生活費を稼ぐために、過激なダンスが売りのバー「コヨーテ・アグリー」で働くことに。そのあまりのすさまじさに最初はただただ驚くばかりの彼女だったが、しだいに踊ることの喜びに目覚めていき、そして…。

『アルマゲドン』『パール・ハーバー』などのプロデューサー、ジェリー・ブラッカイマー製作による小気味よい青春サクセス・ストーリー。実は彼には大作路線のほかにも『フラッシュダンス』『タイタンズは忘れない』といった青春路線も多く手掛けている。ある種パターンといってもいいドラマ展開ではあるが、主演パイパー・ペラーボのいきいきとしたさわやか演技で、すべてを心地よく許せてしまうから不思議なもの。実在するバーで綺麗なオネーサンたちが繰り広げる過激ダンスは、一度は生で見てみたいと思いつつ、大量の酒がこぼされていくのを見るにつけ、酒呑みにはもったいないという気もしないではない!?(的田也寸志)


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2006年07月01日(土)
ウォッシュボード

ジャズフェス出演はまだ決定ではないのだが、バンドの音合わせをして行けそうなら今月末にも決定する。そこで、私も何か演奏しようと思い、ZYDECOバンドなどが使っている、いかにも南部っぽいウォッシュボードをやろうかと思って、先日購入した。

これは私が欲しかったものとは違って、だいぶ小さめのものなのだが、とりあえずこれしか輸入されていないとのことだったので、仕方なくこれを買った。本当は全部ブリキで、肩にかけるように作られているものが欲しかったのだけど、すごく重たいし、値段もかなり高いそうだ。

で、購入したウォッシュボードを実際に鳴らしてみると・・・これがすごく難しい!一見誰でもできそうに見える簡単そうな楽器だが、パーカッションの一種だし、天性のリズム感がないととても使いこなせそうにない。ただ漫然とかき鳴らしていたのでは、ただの騒音にしかすぎない。ここ!というところで効果的な音を入れないと、パーカッションの役目は果たせない。それができなければ、やらないほうがまし。

何より、こっちに気をとられていると歌が歌えなくなる。歌詞も何も吹っ飛んでしまう。タンバリンを叩くだけでも結構大変だったのに、これは思いのほか至難の業だ。それに、家で鳴らすととにかくうるさい!これじゃ思い切り練習できない。歌を歌うのも気を使いながらという状況なのに、その上ブリキの洗濯板まで鳴らしたら、苦情の嵐にさらされそうだ。

ジャズフェス出演の道は、まだまだ遠い・・・。


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