ちづちゃんのさらさら日記




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2004年04月20日(火)


【LIVE】THE PLAN9「二〇〇X年四月一日、禁洒法ヲ施行スル。」


THE PLAN9「二〇〇X年四月一日、禁洒法ヲ施行スル。」@シアターVアカサカ。

去年行きそびれて後に激しく悔やんだプラン9の単独でございます。
東京は2days、この日が楽日だったのですが何故か開演時間が18時。無理あるがな…。しょうがないので仕事を早めに終わらせて行きました。何故こんな時間にやるのか、一切説明はなし。むー。

以下、ネタバレ感想です。のちにまた「サークルS」同様、DVD化することが決定しているそうなので、そちらでご覧になる方は読まれない方がいいかと思います。あと最初に断っておきますが、ちょっと辛口です…

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ストーリとしては、初めての武道館を公演を明日に控えた「ダジャレ戦隊」のところに国から役人がやってきて、ダジャレを禁じる「禁洒法」施行を突然言い渡される…というもの。
久馬氏が役人、ヤナギブソン氏が戦隊の敵役、残りのメンバーがダジャレ戦隊でした。

冒頭は浅越氏の登場から始まるのですが…もうすでにその衣装がスベってる感じでした(笑)。あの衣装は…もうちょっとなんとかならなかったのでしょうか…色もアイテムもセンスも全部。
灘儀氏と鈴木氏もお揃いの衣装で(戦隊モンだからね)、ほぼ終始同じ衣装なので、余計に辛かったです。
それぞれのいいとこが全然出てません(涙)。
対する久馬氏は、スーツにメガネで一人でいいとこ持ってってた感が。
しかも終盤、スーツにメガネに首輪に緊縛に包帯に薬物で、どこの医療系耽美漫画なのかと(笑)。別の意味で笑えました…
またそんなん異常に似合うし、久馬氏が。

浅越氏も最後のシーンでスーツ着てるんですが、なんかジャケットがでかいダブルのジャケットなの!ださいの!(設定でしょうがないのかもしれませんけど)
もっとカッコいい浅越氏が見たかったよぅ!たまにしか生で見られないのにー。←ワガママ

あとはちょっと辛口になってしまって申し訳ないのですが、今回の舞台は「サークルS」からプランに入った私にとってはちょっと見るのが辛かったです…
んー、「サークルS」が良すぎたのかしら?期待をし過ぎてしまったのかも。
今回のお話は、伏線も少なかったですし(あっても非常にシンプル)、かなりストーリーとしては…チープというか。
しかも全てをダジャレで処理するのはかなりハードルが高いから無理なのでは?いつかストーリーの中心が他に移動するんだろうなーと思って見てたんですけど、かなり最後の方までダジャレで押し通してた(笑)。
ある意味アッパレですが、ストーリーとして見せるにはかなり無理があったのではないかと。
ストーリーの筋にしても、「サークルS」に比べてかなり単調でした(「サークルS」が絡みすぎなのかしら)。

キャラも弱ーい!上にも書きましたが、浅越氏は全然いいとこ出てなかったです。たぶん他のメンバー(久馬氏以外)も。
葛藤とか弱点とか持ってるキャラなのも久馬氏と、ギリギリで灘儀氏ぐらいだけ。
あとはたぶんダジャレというスタイルにこだわってしまった分、キャラ付けに力が回らなかったのでしょう。と、思いたい。
一人一人の見せ場もないし。とほほ。
もしかして浅越氏の見せ場はあのお兄さんが延々喋るところだったのかな?いや、あの、下ネタバージョンの「お前ら全員と…寝たいよ」はすごくすごく素敵でしたけども(笑)。そんだけじゃ足りないっ。

上記の久馬氏の耽美な(笑)一人舞台のシーンがあるんですが、それも長かったぁ。
なんでこんなに引っ張るんだろ?と思ってたら、あとのメンバーの着替えのためだったんですね(涙)。

オチもまぁある意味、夢オチで。そうか、「サークルS」もそう言われたらその種類に入るのかな。
でもあの薬物の登場もかなりイキナリで、すぐ飲み込めと言われてもなぁ…という感じでした。
私が伏線を見落としていただけなのかしら?ううむー。

個人的に興味があったのは、プランの考える「典型的なシュール」のカタチでした。
ダジャレ戦隊が、ダジャレが駄目なら他の方法で…といろいろパターンを変えてショーを再構築するシーンがあるんですけど、そこでやってた「シュール」が(笑)。
鈴木氏の頭にハンガーつけるのは(いわゆるシュールと言われている)カリカが単独でやってたし、お新香はよゐこから来てるんでしょうか?(笑)ヤナギブソン氏の傘が好きでしたけど、あれもどこかで見たなぁ。どこだろう?
ちなみに「典型的ロマンティック」は全て「マシュー南」で片付くと思います。あれ全部藤井君の動きだよ(笑)。

あとは灘儀氏が客席に背中向ける度(結構あった)、「今どんな顔を?」と思ってしまいます。気が散る(笑)。
覚王山氏のモノマネコーナーは毎回一緒なのでしょうか?この日は、浅越氏が千円札の鶴、灘儀氏が皇帝サウザー等をやってました。

というわけで、今回は大絶賛できずにがっくり。ううむー。
私は「怪々々々々」も見てないので断言は出来ないのですが、こういう無理矢理設定を作る必要のあるストーリーよりは、「サークルS」みたいな現実世界にありそうなものにした方がいいのでは…と思いました。前者の方がかなり力を要求されるのは自明の理なので。

舞台が終わって、一旦暗転の後、カーテンコールで出てきた五人が少しだけトーク。
まぁ喋ってたのは、鈴木氏と久馬氏だけでしたけど(笑)。
この公演の日が、プラン9の結成三周年だったのだそうです。そんな日に東京で公演が出来てねーとニコニコしてました。
あとは物販の話。ここでもポストカードの話(「このポストカードでファンレターくれると嬉しいです(はーと)」)をしてました。それは逆効果だと思うのですが(笑)。

パンフは記念に購入したのですが、フルカラーだったしちゃんとした作りでした。小さいサイズが嬉しい。
ただ、パンフの中で脚本の久馬氏が短時間で書き上げ、演出の鈴木氏が直前まで演出が完成してないと発言してるので、その結果が今回の舞台のこの出来なのでは…と思いましたとさ。

なんだかいろいろ書きましたけど、次の公演もあったらちゃんと行く…と思います。たぶん。
芸人としては皆すごくいいと思うのですけど、演劇っぽく仕上がってると欠点を探しちゃうのかも。すいません。
あとやっぱり個人的に「サークルS」のインパクトがありすぎたんだと思います。比べても意味ないのは分かってるんですけど…
本公演以外にも、東京でいろいろライブやってくれると嬉しいんだけどなぁ。ルミネ以外で。

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