Bluerの日記

2006年03月18日(土) 卒業するということ

卒業して家にいる時間が増えたからか
受験が終わって、遊ぶために不規則な生活をしているからか
最近、イライラすることが多い。

耐えきれなくなって一人で部屋に戻って泣き、気付くのは喪失感。
ぽっかり空いた穴。

高校を卒業することで、うちは自分の居場所を失ったのかもしれない。
ドアを開ければ笑顔で迎えてくれたあの教室を。
個々の人には生きていればまた会える。
しかし、あの場所はもう2度と手に入らない。
そして自分はこれからまた、自分のいるべき場所を探さなきゃいけないんだ。

寂しいと思った。



2006年03月14日(火) 4回忌の記録

今日はホワイトデー。
そしてたしか、中学時代のクラスメイト、F君の命日。

それに気付いたのは夕方、学校帰りに八王子で電車を乗り換えようとした時。
たしかに昨日の昼くらいまでは覚えてて、今日の朝にも1回思い出したんだけど
学校にいる間はすっかり忘れてました。。

1年前の今日には、アコジィがいた。笑っていられた。
しかし今年は1人だった。自己嫌悪に陥った。
そんな日さえも忘れてしまうような自分が嫌で、
その気持ちを誰かに話して楽になろうとしている自分も嫌で、
一人で泣いて解消しようとしている自分も嫌で、
なおかつ命日なのに涙も流せない自分も嫌だった。

そんなぐちゃぐちゃな状態で八王子をちょっとだけうろついて、
結局自分のいたいと思える場所が見つからないから帰ろうとしたところで
高校の友達に会った。
高校のクラスメイトだったK君が自ら命を絶つ直前まで
合唱祭のクラス代表としてK君と2人で一緒に作業していて
彼の死で心に大きな大きなものを抱えた人達の内の1人である女の子。

電車の中で「もう忘れないから。」って懺悔した。
彼女はその言葉を少し困りながらも聞いていてくれた。
心が軽くなった。明るくなった。
卒業を前に、やっぱり彼女は素晴らしい人だと実感した。かなわない。

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さらに、最寄り駅から我が家への道の途中に、中学校がある。
もう午後6時をとっくに過ぎた頃で辺りは暗かったけれど
うちの足はその門をくぐっていた。門からすぐの駐車場に立った。
月が綺麗だった。
F君のお通夜の日、焼香を終え斎場の外に出た時に見た
あの空で輝いていた月と同じ月だ。
とても白かった。
あの時F君の担任をしていた、大好きだった理科の先生に会いたいと思った。
そして空を見た。涙が出た。
誰に会ったわけでも、何があったわけでもないのに
言葉では説明できないままに、どんどん涙が溢れてきた。
久しぶりに自分の本心に触れた気がした。
泣き終えたら心はまた自分のものになっていた。とても軽かった。

お墓も、F君が飛び降りたという場所も知らないうちにとっては
きっとこれくらいのことしかできないんだ。
そう考えれば、今年もそんなに悪くない命日だったんじゃないかな。
自己満ですが。

今度、理科の先生に連絡をとってみようと思う。


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