★悠悠自適な日記☆
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最近、私はゲームをやらなくなりました。小学生の頃は大好きで、隠れて何時間でもできたのに、今では自分からゲームの前に座るということはほとんどありません。
昔は少しでもきれいな画像や映像に進歩する度にドキドキし、そしてゲームは私たちの期待に見事に応え、今の素晴らしい映像技術があります。しかしあの時の興奮はもう、ここにはありません。
初めてのゲームはスーパーファミコンでした。弟と、友達と仲良く遊ぶからという祈りの元に、サンタクロースがプレゼントしてくれたものでした。私たちは夢中になって遊びました。
しかし、それはやがて、友達と話題を共有するための、友達を繋ぎとめておくためのゲーム遊びでしかなくなり、私のゲームを除いての人間付き合いをだんだんと困難なものにしていきました。
友達(だと思い込んでいた人)が自分から離れていったとき、もはや楽しいゲームのシステムと映像技術を楽しむことはできなくなり、代わりにとてつもない孤独を突きつけられることになってしまいます。
ゲームの楽しさの代わりに突きつけられた孤独はセーブデータのように簡単に上書きできるものではありませんでした。
今は他にやりたいことがあって、ゲームの画面の中に楽しさを求める必要がなくなりましたが、言い換えれば、ゲームの画面の中に孤独が潜んでいることを知っているからこそ近寄りたくないのかもしれません。
友達とわいわい楽しめるゲームみたいなのは今でも好きなのです。でも自分がゲームの中の主人公になって、一人夢物語に依存するのは、なかなか怖くて根気良くクリアすることができません。
私は最初からゲームなんてものには興味がないのかもしれません。きっと、私が一番欲しかったのは、レベルでも武器でもアイテムでもなく、本当の、友達。
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