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なんかこれ、予告編を見た時にサスペンスっぽい印象を受けたのでそういうつもりで観に行ったら、サスペンスというよりも人間ドラマでした。テーマは父と息子。あ、考えてみたらこないだの「ロード・トゥ・パーディション」もそうじゃん。でもあっちは父親が殺し屋だったけど、この「容疑者」では息子が殺人を犯してしまう。現職の刑事である父親はその事実を受け止めつつ親としての気持ちと職務上の立場との間で葛藤に苦しむというストーリー。息子の殺人がきっかけで周りからじわじわと追いつめられ、自分が逃げていた過去と向き合わねばならなくなるのです。試練。
デニーロ演ずる父親自身にも暗い生い立ちがあったり、「息子」と言っても彼は離婚して妻の元に置き去りにした子供なので実際長い間会ってなかったり、細かい設定が色々入り組んでます。殺人事件そのものよりも心理描写がメインで、デニーロの演技はもちろん全然悪くないんだけど、うーん、なんとなくメロドラマ調というか、ゴールデンタイムの二時間ドラマでありそうだなあという感じでした。音楽の入り方とかいかにもベタで場を盛り上げようという意図ミエミエだし。特にラスト振り返りざまの「アイ・ラブ・ユー」なんてあれはどうなんでしょう。ちょっとやりすぎではないですか。いきなりあんなに打ち解けるものですか? …って、どうも私は人間ドラマ系が苦手なせいかこういう映画だとつい辛口になってしまうなあ。すみません。
それで息子役のジェームズ・フランコ君は、あれですよ、「スパイダーマン」でデフォー氏の息子を演じた彼です。トビー君のお友達役の。今回ヤク中で人殺しで子供もいるのに生活能力もなくてホントどうしようもない息子役なんだけど、それがまた素晴らしいダメさ加減!(誉めてます)、非常に好演だと思いました。「スパイダーマン」の時も感じたけど、彼は苦悩の表情、何か思い詰めてるような顔つきがたまらなく良いですな。
しかし舞台となったロング・ビーチって本当にあんなに寂しい雰囲気のところなんですか? ちょっと八代亜紀の歌にでも出てきそうな見事な寂れっぷりでございました。
****** 容疑者 【CITY BY THE SEA】
2002年 アメリカ / 日本公開:2002年 監督:マイケル・ケイトン=ジョーンズ 出演:ロバート・デニーロ、ジェームズ・フランコ、 フランシス・マクドーマンド (劇場鑑賞)
2002年10月28日(月) |
Dolls [ ドールズ ] |
男の裏切りで心を病んでしまった女とそれを知って女の元に戻ってきた男、赤い紐で互いの身体を結んで黙々と放浪を続ける彼らを軸に、ヤクザの親分&彼を待ち続ける女とアイドル&おっかけの男のエピソードを挟んだ計三組のラブストーリー。
何というか、非常に痛い映画だと思いました。そこまで愛するのか、愛したことでそうまでなるか、という、それがこの三組に共通する愛の形。人を愛するという行為は無論対象がなければ成り立たないのだけど、その思い詰めた気持ちが全て自分の内側に向かってしまった人々の姿を描くのです。ラブストーリーをテーマにこういう風味に仕上げてしまうって、まさに私の中の北野監督のイメージっぽい。世俗的なのにファンタジー。激しいのに静謐。美しくて残酷。純度が高いほど愛は狂気に近いのか。
タイトルになってる「Dolls」はそのまま作品を貫くキーワードにもなっていて、冒頭割と長めに挿入される文楽「冥途の飛脚」でまず人形がクローズアップされるんだけど、これが映画の内容をそれとなく暗示してるんだよね。つまり、人形に語らせて人間が演じる、という構成(だと思う)。で、主演の二人は放浪が進むにつれ次第にお人形のようにリアリティがなくなってゆくわけです。完璧すぎる自然美の中をヨージヤマモトの服着て延々歩き続ける。若い頃と同じ真っ赤なワンピ着て公園のベンチに座る松原智恵子も人形っぽいし、深キョン演じるアイドルはすなわち存在自体がお人形。どのカップルの物語も極めて俗っぽいありきたりのシチュエーションから始まるのに、だんだん非現実的に寓話化してゆく、その過程が実に独特だと思います。
あとは日本の四季が圧倒的に美しいです。「阿弥陀堂だより」みたいなあるがままの自然をさりげなく見せるというのではなくて、完全に映像美ということを意識し、追求してる感じ。自然以外にも色彩が鮮やかだなあという印象を受けました。逃避行に使う黄色い車とか、色とりどりの花畑とか、服の色とか。
あーなんかストーリーに触れまくりで自己流解釈めいた感想になってしまいましたけれども、この映画はあらすじを知っていても見るのに差し支えないというか、たとえ台本持ってて事前に熟読していたとしても実際に鑑賞するまでは評価が定まらない作品だという気がします。そして観る人によって、絶対感想が違う。満たされる人も物足りない人もいるだろうし、悲劇と解釈する人もいればハッピーエンドと見る人もいるはず。決して多くを語らない、これが北野映画の持ち味なんでしょうか。…うーん、映画を観て色々考えたのって久しぶりだなあ。
それにしても普通に邦画を観に行くようになっている最近の自分に驚き。これまで日本の映画には全く食指が動かなかったのに一体どうしちゃったんだ私は。ちなみに目下気になってるのは「たそがれ清兵衛」(←ほんとに)。真田広之超良さげ〜。ていうか井上陽水のあの主題歌がたまらなく魅惑的だYO!
****** ドールズ Dolls
2002年 日本 監督:北野武 出演:菅野美穂、西島秀俊、三橋達也、 松原智恵子、深田恭子 (劇場鑑賞)
2002年10月27日(日) |
(番外編:ハロウィンイベント見学) |
東京国際映画祭(のオープニング)行きたかったよう。「マイノリティ・リポート」観たかったよう。トムクル見たかったよう(やっぱ好きなの?)。ということで仕方がないので腹いせに、川崎ハロウィンのイベントを見学。ってそりゃまた随分ささやかな反抗だなオイ。規模が全然違うっつーの。しかも仕事を終えてから駆けつけたのでメインの仮装パレードは既に終了。宴のあと。兵どもが夢のあと(それは違う)。
めっちゃローカルな話題ですみませんですが、川崎にはチネチッタという映画街がありまして、ライブハウスのクラブチッタがあるところ、と説明した方が全国的にはわかりやすいかもしれませんが、ここで毎年10月の最終土日あたりにハロウィンのイベントが行われてます。メインは仮装パレードなんだけど、その他クラブチッタでパーティがあったり映画上映があったり細かいイベントもちょこちょこと。
んで、今回は二日目の夜に(地味に)開催された毎年恒例の映画イベント「ロッキー・ホラー・ショー(パフォーマンスやりたい放題バージョン)」見てきました。観客参加型のはちゃめちゃミュージカル映画。150人くらいしか入れない小劇場ですが三分の一くらいの人は仮装して来てて、パフォーマンスあり、ツッコミあり、踊りありで楽しかったです。お米と水と火は禁止ですが、せめて新聞くらいは持ってけばよかったかなあと思いました(分かる人にはわかる)。 それにしてもスーザン・サランドンの若いこと若いこと! ティム・カリーも相当素敵です。“素敵”っていうのは、例えば「処刑人」のデフォー氏みたいな意味で素敵ってことですが。近年の彼からはちょっと想像つかないよねこの役。体型も全然違うし。
▲左:アフターパーティ会場前の仮装した人々。ウサギ発見。中:映画上映前のパフォーマンス。右:上映中のパフォーマンス。
****** ロッキー・ホラー・ショー 【THE ROCKY HORROR PICTURE SHOW】
1975年 イギリス / 日本公開:1976年 監督:ジム・シャーマン 出演:ティム・カリー、バリー・ボストウィック、スーザン・サランドン リチャード・オブライエン、ジョナサン・アダムス、ミート・ローフ (劇場鑑賞)
川崎の映画館は来月後半に「ラ・チッタ・デッラ」としてリニューアルオープンするそうで、現在着々と工事が進んでる模様。せっかくなので一枚写真撮ってきました(→)。なんかちょっとあやしげな写りだけど。実際はもっとキレイです。イタリアちっくな感じ。 オープン後は新たに12スクリーンが新設され首都圏最大級のシネコンとして生まれ変わるんだって。すごいじゃん! (でも今まで金曜だったレディースデイが東京と同じ水曜になってしまうのは少々残念。)映画館だけじゃなくレストランやショップも充実するらしいです。 それでさっそくオープニングイベントの一つ「マイノリティ・リポート」の試写会に応募しときました。これに当たれば真の意味で東京国際映画祭へのリベンジとなるのだ!
2002年10月26日(土) |
クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア |
これ原作を知らない人にはわけわからないんじゃない? ちょっと詰め込みすぎ。「ヴァンパイア・レスタト」+「呪われし者の女王」各上下二冊(日本出版分)、合計四冊分をたかだか二時間弱にまとめられるはずはないのであって、要するにかなりの部分を省略し多くの部分を改変してます。だからきっと原作知らないと意味不明だし、逆に私のような原作ファンは細かい所に色々文句をつけたくなっちゃう(と思う)。ヴァンパイアの起源やアカシャ&エンキルの話を全く無視しちゃタイトルを「クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア」にした意味ないじゃん。ルイはいないしー。だいいち「狩り」に行かないレスタトなんてレスタトじゃなーい! 特にジェシーがヒロインのように扱われていたことは実に勿体ないと思いました。そういうありきたりな方向に持っていっちゃつまらんでしょうよ。せっかくオフィシャルに腐女子的発言が認められている貴重なシリーズなんだからさ(笑)。
で、全体的にもうちょい耽美度高いとよかったな。もっとコテコテの耽美が見たかった。ビジュアルは凝ってるんだけど演出的に焦らして欲しい部分が淡白なので、わたくしのような谷崎潤一郎ばりの耽美派は少々物足りないわけです。よろしいですか、アン・ライス信者が求めているもの、それは耽美。何はなくとも耽美なのでございます。例えば血を飲むシーンひとつ取ってもね、皆さんもう少しイイお顔をするべきよ。なぜなら血を交わす行為は我々の決して知り得ぬ究極の快楽、食欲と性欲という二大本能を同時に満たす目くるめくエクスタシーなのだから。前作IWV(インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア)でブラピが浮かべた恍惚の表情を思い出してご覧なさいまし。あれくらい煽情的でなければいけません。
スチュアート・タウンゼントのレスタトは美しかったです。レスタト役はヨーロッパ系の俳優でなければならぬと前作から強固に主張していた原作者アン・ライス女史もこのキャスティングにはたいそうご満悦らしく、さっそく彼を 自宅に呼びつけて6時間にわたり軟禁した ご自宅に招いて長時間共に語らい楽しく過ごされたとのこと。(う、羨ましいじゃないか!) 確かに彼、美しいし動きも猫科っぽいし色々条件当てはめると原作レスタトに近い感じです。セクシーだしね。そんなんだったらいっそ脱いでしまえコノヤロウ!と言いたくなる透け透けシースルーの上衣とか思わず下半身に目が行ってしまう超ローウエストなボトムなど大変似合っておりました。 ただひとつだけ、声が。声がいまいちレスタトっぽくなかった(ていうか単に私好みじゃなかった)んだよなあ。それもあってか予期してたほどハマれなかったです。私のことだから、観終わったら絶対おすぎライクに「アタシの血を吸ってええぇ〜!」状態になると思ってたんだけどな。トータルで考えると、やっぱりIWVでトムクルが演じたレスタトの方がしっくりくる気がする。…うーなんか悔しい。トム・クルーズって、私全然好きじゃないのに、何故かこうやって結果的に進んで誉めたくなったり認めたくなったりすることが多い。不思議。
それはそうとマリウス役を演じたヴァンサン・ペレーズ、彼のデビュー当時のキャッチが「目で妊娠させる男」だったってほんとですか! だって公式サイトにそう書いてあるもん→ホラ!(トップページは→コチラ) Wow! すげーな! 何て危険な男なんだ。とりあえずこれから観に行くつもりの女子の皆さんは迂闊に彼と目を合わせないよう十分注意して下さい(笑)。
****** クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア 【QUEEN OF THE DAMNED】
2002年 アメリカ / 日本公開 2002年 監督:マイケル・ライマー 出演:スチュアート・タウンゼント、アリーヤ、 (劇場鑑賞)
2002年10月25日(金) |
ごめんなさい〜(お詫び&お知らせ) |
ごめんなさいー。ええと実は昨夜発覚したことなのですが、私今まで長い間、メール送信フォームから送られたメールを受け取れてなかったようなのです。というか、確認してみたところ、フォームではなくてどうも私のHotmailのアカウントがおかしいらしいんですよ。直メールは届くのに、メール送信フォームから送られたメールが届かない。
いつごろからなのかはっきりわかりませんが、少なくとも今年の4月くらいまでは問題なく機能していた模様です。って半年前かよオイ。うう。ほんとにすみません。
ということで。
2002年の5月以降、「エンピツ」内(この下↓のMAIL) および本館サイト「SeeMoreGlass」内のメール送信フォームからメールをお送りいただいたのに、リネからまだ返信が届いてない方、
もしもいらっしゃいましたら、お手数ですが、こちらまで再度直メールにてご連絡をお願いします! ↑メールソフトが立ち上がります。 (アドレスは [email protected] です)
お心当たりのある方、ご迷惑をおかけして本当に申し訳ありませんでした。直接送っていただくメールは大丈夫みたいですので、ぜひお気軽にご意見を聞かせて下さいませ! よろしければサイトの方のBBSにも書き込みお待ちしておりますです。
ではでは、今後ともどうぞよろしくお願いいたしますー。
◆ 昨日の日記はいつもよりカウンタが進んだような気がするです。っつってもいつもせいぜい5,6カウント(以下)のところ昨日は10カウント超えたかな?くらいの低レベルな話なんですがね。映画のタイトルで題名入れるより「雑記」としてアップした方がカウンタ回るっていうのは、アレですか、皆様は映画の感想よりもあたくしの無駄話が聞きたいと、こういう解釈でよろしゅうございますか?(違うよ) ともかく覗いて下さった方ありがとうございます。いつも見て下さってる(ごく少数の)方々もありがとうございます。
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さて「9デイズ」。 もっとシリアスかと思ってたら意外とライトな感じだったので楽しかったです。殺されてしまったエリートCIA捜査官の代わりに同じ遺伝子を持つド素人を短期教育しておとり捜査に挑むサスペンスアクション(コメディ風味)。死んだエージェントに都合良く生き別れた双子がいるってあたりまずオイオイ!なんだけども、こういういかにもハリウッド映画らしい設定・展開が私は好きだ。好きなんだよ。悪いか! まあ全体的な流れはおおざっぱですがテンポ良く話が進むのでストレスなく一気に観られます。監督のジョエル・シューマッカーって、ティム・バートン後の「バットマン」を撮った人だよね? バットマンも好きだったなあ。バットマン役は、初代のマイケル・キートンも悪くないけど個人的には三作目のヴァル・キルマー推奨。ちょっと影のある雰囲気の人でないとね。それにあの映画はシールの挿入歌「Kiss From a Rose」も良かった。懐かしいなあ。あと「依頼人」なんかもこの監督。うん。この映画も嫌いじゃないです。
ていうか何の話してるんでしょう私。閑話休題「9デイズ」。えっと、セットばかりでなくロケ地の風景も生かされるところが良かったと思いました。プラハとかニューヨークとか。皮膚に埋め込むトランシーバーや帽子に付けた超小型監視カメラなど小道具も面白かったなあ。CIAの人達はほんとにこういうの使ってるの?
アンソニー・ホプキンスはさすがの貫禄。もうこの人はこの先どんな役をやってもレクターの印象が拭えないんじゃないかね、などと観る前に友人と話していたのですがそれは全く杞憂というか、失礼千万な心配でした。きっちりCIAです。そういえば「アトランティスのこころ」の時も全然レクターという感じはしなかったし。さすがだなあ。 そうだ。それから同じくCIAの役で出ていたガブリエル・マクトという俳優さん、初めて見たけど何気に私好み〜。ちょっとクリス・オドネルみたいな。違うか。でもクリス・オドネル最近見ないけど元気かしら。結構好きなんだけどな。 (ってまた話ずれてるし…。そしてずれたまま終ー了ー)
****** 9デイズ 【BAD COMPANY】
2002年 アメリカ / 日本公開 2002年 監督:ジョエル・シューマッカー 出演:アンソニー・ホプキンス、クリス・ロック (劇場鑑賞)
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昨夜予告した「クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア」はですね、 だんだん書くのが面倒になってきたので 諸事情により延期です。てへ。ちなみに次回は「容疑者」の予定。
2002年10月23日(水) |
(雑記:ユアンとキアヌとイーサンとスチュアート・タウンゼント) |
◆ 今頃何言ってるんだって話ですけども、ユアン・マクレガーが某缶コーヒーのCMに出てるじゃないですか。あれをずーっと見たことがなかったんですよ。友人が「今度のユアンは前髪上げてて何だかいつもと雰囲気がちょっと違うよ」とか言うのでふ〜んと思って気にしつつも、私がテレビを見てるときには何故か放送されない。いや私別に熱烈なユアンファンってわけじゃありませんが、そうなると俄然見たくなるのが人情ってものです。ああ見たい。見たいよ。ユアン。見たい。ユーアーンー! …と思っていたら先日念願叶ってついに見られました! 山手線の車内で。しかも朝。早朝ユアン。嬉しかったです。画面小さかったけど。音声ついてなかったけど。 (→これのことです)
◆ キアヌのfanlisting「Cool Breeze」に行ってみたらマト仕様に改装されてた。かぁっこいいー。(上↑のバナーから行けます) でも、「マトリックス」は、声を大にしてキアヌを誉めてあげてもいい数少ない映画(のはず)だと思うんだけど、個人的にはあんまり好きじゃないんだよなあ。マトやスピードなんかより私はむしろビルとテッド。テッド万歳! …え?あれ?違う?なんか今全国一千万のキアヌファンを敵に回してしまった予感(そしてキアヌ本人も敵に回した予感)。すみません私アウトローなキアヌファンなので許して下さい。
◆ “イーサン・ホーク、映画より執筆活動に夢中” あらま。そうなんだ。これもまた随分古いニュースですみませんけど。
> ホークは当初、執筆中の作品を妻で女優のユマ・サーマンに見せていたが、 > サーマンがあまりに批判的なため、見せるのを止めてしまったという。
ってとこが見方によってはちょっと微笑ましくないですか。そういえば、イーサンが「子供も連れて家族でチェルシーホテル暮らしをしてみないか」、と半ば真剣にユマに持ちかけたら「はいはい。でも現実を見て良く考えて頂戴。そういうわけにはいかないでしょ?」みたいにサラリと諭された、というような話を「チェルシーホテル」撮影秘話みたいな感じでどこかで読みました。やっぱお似合いだと思いますこの二人。イーサン・ホークのこういうところっていかにも彼らしくて良いなあ。ユマが批判的だという新作楽しみです。読みます(翻訳されてから)。
◆ 「クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア」を先週観たので感想を書こう書こうと足掻いているのですが、私はアン・ライスの原作(「夜明けのヴァンパイア」〜「悪魔メムノック」まで)&映画化された前作IWV(「インタビュー・ウィズ・バンパイア」)への思い入れがあまりに強い所為か、何となく手を付けられずにいます。
それで主演のスチュアート・タウンゼント君(君呼ばわり)美しかったなーえへへへとか思いながらネットで色々追ってて初めて知ったんですけど、この方当初「ロード・オブ・ザ・リング」のアラゴルン役に決まってたんですってね。ふーん。今作のレスタト役からは想像しがたいけど、確かに素顔を見るとああいう役もいけそう(どういう意味だ)。 それから彼、今アメリカで公開されてるらしい「Trapped」とかいう作品がきっかけでシャーリーズ・セロンと婚約したってマジすか! またか! また君かシャーリーズ・セロン! 何故私好みの男達とばかり縁があるのだ君は! いやプライベートは良く知りませんけれど、彼女の共演男優遍歴は思いっきり私のツボをえぐる実に羨ましいものなのですよ。だってデビュー作でいきなりジェームズ・スペイダーの相手役で、その後ジョニー・デップとも夫婦を演じてるし、キアヌとなんか二回も共演してるんですよ、二回も! これで次にジュード・ロウとの共演を目論んでいたりしたらどうしよう。許さん。…あ、でも絵的には美しいしそれはそれで見てみたいかも。(どっちだよ)
話がそれた。ええと、そういうわけで次回の感想は「クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア」の予定。微妙にもう内容忘れちゃってる気がしないでもないが…。
何だこの映画。「見る薬膳」とか謳ってるくらいだしカテゴライズすれば癒し系作品ではある(はずな)んだけど、それ以前に何か映画として変だよこれ。
日本人数人が李先生っていう漢方医に会いに行ってそこでそれぞれ治療を受けるというストーリーがあるにはあります。いちおう。それで冒頭の渡辺篤史が癒されたり李先生がツアー客の選んだ食べ物で病気を診断する(←「看菜(カンツァイ)診病」っていうらしい)くらいのところまではへ〜ぇと感心しながら見てたんだけど、如何せんその後の展開がえらい散漫なんですよ。細切れのエピソードの連続。ふーんああそう、ああそう、うんうん、それで? えっ終わり? みたいな。そんな強引なまとめ方ってあるかい(いやまとまってるかどうかも微妙なとこですけど)。中国語できないはずの登場人物が突然ナチュラルに受け答えしてたりとか細かいツッコミ所も結構あったなあ。ていうか一体何泊してたんだこのツアー客らは…。
監督はもともと現代アートの人でこれが映画初作品だそうです。このぎこちなさはその所為? でもアート系作品っていうのともちょっと(全然)違って、なんつーか、当たり障りない小ネタで構成されたガイドビデオを見せられてる感じでした。それとどうでもいいけど渡辺篤史はアレですな。この人に万里の長城で「いやぁ、見て下さいこれ、この景色。すごいですねぇ」とか言われちゃうともう無条件で「建も○探訪」気分ですな。
しかし「処刑人」でガンガン弾けてたノーマン・リーダスのこの落ち着きぶりはどうよ!(笑) あの時とは違う意味で何か悟っちゃったんでしょうか。大人しい大人しい。チャイナ服着せられて太極拳したりバドミントンしたりしてましたわよまぁ可愛いこと(そうか?)。そういえばエンディングのキャストクレジットで「ノーマン・リーダス」が漢字表記されていて、あはは面白いじゃん中国語だとこう書くのか!と憶えてメモろうとしたのですがあまりに一瞬だったので私の老化中脳細胞は追いつかず。無念。
****** 王様の漢方 【 漢方道:Great Wall, Great Medicine 】
2002年 日本・中国 / 日本公開:2002年 監督:ニュウ・ポ 出演:チョウ・シュイ、渡辺篤史、ノーマン・リーダス (劇場鑑賞)
2002年10月15日(火) |
ロード・トゥ・パーディション |
いろんな意味で映画的に綺麗に収まってる作品だと思いました。まあその分薄味ではあるんだけど、映画の完成度としてはひとまず文句なし。(わー偉そ) 父と子の姿を多角的に描きつつマフィアものの要素もロードムービーの要素も持ち合わせていて、ストーリーも奇抜すぎず王道的にまとまってます。禁酒法時代という舞台設定も久々に見たなあ。映像もキレイで、雪、雨、雑踏などの背景と人物を巧みに組み合わせた絵になるシーンがたくさん。特に降りしきる雨の中ポール・ニューマンとトム・ハンクスがゆっくりと対峙する場面の映像美たるや実に趣深く余情たっぷりで、うおー!これぞ映画だよ!と思わず雄叫び上げちまいました(心の中で)。あと、これは個人的な好みの問題かもしれないけど、音楽がとても美しかった。サム・メンデス監督はこれが二作目なんですよね。「アメリカン・ビューティ」はまだ観てないので今度チェックしてみようっと。
----------(以下延々ジュード・ロウ語り)-------------
ねえ!それはそうとジュード・ロウのあのウワサの頭髪をご覧になりまして皆様?激ヤバ☆ あれはオッケーなんでしょうか。え?オッケーですか。そうですか。あまりにリアルというか何というか、笑いを堪えつつもちょっと本気で心配してしまった自分を否めません。「アラぁ?元々ああいう髪型なんじゃないのぉ?クックック」などと抜かしやがった友人はとりあえずグーで一発殴っておきましたけど。…いえあの、違いますからね? わざとですからね? 自然に薄く見えるように、なんとかスコープとかいう機械で確認しながら毛髪を一本一本カットしたのだそうです。 (*一体どんなヘアスタイルなのさ!と気になった方、こちら→公式サイトのイメージギャラリーをどうぞ。失笑禁止。←自分は笑ったくせに)
そして髪型のみにとどまらず歯も汚くして顔色悪いし挙動不審、変質者ぶりを遺憾なく発揮しております。素晴らしい演技力! 見事にイッちゃってるYO! 何たってネ○○フィリア入った殺し屋だからネ! 初めて殺しに向かうシーンなんてアナタ、猫背運転でダイナーに駆けつけるや否やニタニタ笑って薄気味悪い迫力をまき散らし、完全にトム・ハンクスを食ってます。 素敵! ていうかコーヒーに砂糖入れすぎよ!(それは関係ない) コインの指渡しは練習したのかしら。それとも特技?(それも関係ない)
まあそういうわけで美貌に鞭打つ役柄ではありながら、自ら進んでこのキャラに没頭してる感じが伝わってきて非常に良かったです。なんだかなあ、ジュード・ロウの、こういう、与えられた役柄に対するなりきり具合というのは、私的にジェームズ・スペイダーの次くらいにツボだよ。って、わかる人にしかわからないような比較ですみませんけど(笑)。 あとこの人は主演よりも、こういう一歩引いた脇役の時の方がキラリと光る演技を見せるような気がしました。「A.I.」とか「ガタカ」とかさ。良かったよね。
ああジュードについて語ってるとキリがないので今日はこの辺でやめ。次はようやく「リプリー」観ます。今頃「リプリー」って(笑)。でも楽しみだ。
****** ロード・トゥ・パーディション 【ROAD TO PERDITION】
2002年 アメリカ / 日本公開:2002年 監督:サム・メンデス 出演:トム・ハンクス、ポール・ニューマン、ジュード・ロウ (劇場鑑賞)
2002年10月14日(月) |
明日があるさ THE MOVIE |
前回に引き続いて邦画です。邦画ってやっぱり観るのラクですね。字幕を追わなくていいから。
「明日があるさ」は、ドラマの方も好きで結構見てました。映画になっても雰囲気は概ねそのまま。ただし今作は、13課全体の仕事ぶりを描くというよりは浜ちゃん個人が仕事と別のところで経験する内容にスポットを当てた感じです。それなりにスケールの大きい話に仕上がってるのでこうして映画にした意義はあるんじゃないかな。何たって宇宙開発ですもん。ロケットですよ、ロケット。 ふとしたきっかけからロケット打ち上げ(しかも有人)を個人で目指してる謎の老人(中村嘉葎雄)に出会った浜ちゃんが、だんだん彼に引き込まれて夢中になっていくお話。一方でギバちゃん率いるエリート集団営業1課もビジネスとして国を挙げての宇宙開発プロジェクトに取り組んでいて、その辺が絡み合いながら展開します。……しかし、自分で書いておきながらアレですけど、“浜ちゃん”って改めて文字にすると反射的に西田敏行を連想してしまうのは私だけだろうか…。
ええと、それでこの映画、言うまでもないことですが、吉本興業総出演。レギュラーメンバーに加えてチョイ役で色んな人が出てました。でもあの桂三枝はベタすぎてちょっといただけなかったな。それと三瓶(←結構イイ役もらってるのよ!)やらMr.オクレまで出てたのに映画でもやっぱり仲間に入れてもらえなかった(らしい)山崎邦生はお気の毒でした。あと藤井隆は「模倣犯」のカズに見えて仕方がなかったよ…だっておんなじような演技なんだもんー。
そうそう!それから松ちゃんは相変わらず面白いぞー。あの何とも言えない絶妙な間がいいよね。ダウンタウン二人、息の合ったところを見せてくれました。
****** 明日があるさ THE MOVIE
2002年 日本 監督:岩本仁志 出演:浜田雅功、中村嘉葎雄、柳葉敏郎、酒井美紀、相楽晴子 …その他吉本興業の面々 (劇場鑑賞)
くうぅ。やっぱり。やっぱり北林谷栄さんに泣かされてしまった。予告編見た時からこれは絶対私の琴線に触れるであろうと予測してはいたんだけども。 内容がどうかということはひとまず置いといて、私はこういう高齢の役者さんに滅法弱いんですよ。さしずめ祖父母コンプレックスってところかなあ。悲恋や子供や動物モノで泣くことはまずないんだけど、おじいちゃんおばあちゃんが出てきちゃうととたんに涙腺が緩む。ショーシャンクだのアイ・アム・サムだの世に言う感動作にはまるで冷淡でゴーストやアルマゲドンに至ってはケッ!とか思いながらせせら笑って見てるせに(最悪)、例えば笠智衆さんの顔とか思い浮かべただけで、もう胸がいっぱいになっちゃうわけです。いやマジで。変かなあ。ほんと、これで北林さんに加えて笠智衆さんでも出てたら(ありえないけど)号泣だったよ私きっと。…やばい。考えたらまた泣きそう。
映画としても良かったと思います。みんな控えめで、悪い人はいなくて、自然は綺麗だし、観客を裏切らないストーリー、たまにはいいなあこういうの。信州の美しい四季を背景に描かれる様々な命のかたち。特に田村高廣が演じてた恩師の「生き方」(と、あえて言わせてもらうが)は見事という他ないです。でも何と言っても、最も素晴らしかったのはやっぱり北林さん扮するおうめ婆さんだね! 時に笑わされ時に泣かされました。あの座布団投げはかわいかったなあ。なんだか久々に死んだおばあちゃんのことを思い出してしまった。…ああまた泣きそう。うぅ、…と、とりあえず公式サイトは→こちら
途中、おうめ婆さんの言葉として本来の意味での「阿弥陀堂だより」に出てきた文章は、シンプルながら非常に印象深いものだったような気がします。原作を読んでみたい気分。
それにしても映画観て涙ぐむなんて何年ぶりだろうなあ。ちょっと不覚。すいてる時間帯に一人で見に行って良かったです(笑)。
****** 阿弥陀堂だより
2002年 日本 監督:小泉堯史 原作:南木佳士『阿弥陀堂だより』 出演:寺尾聰、樋口可南子、 田村高廣、北林谷栄 (劇場鑑賞)
どうやら戦争モノらしい、という感触だけで何となく観に行きました。予備知識がなかったせいか割と面白かったです。地味だけど。第二次大戦のドイツ捕虜収容所を舞台に連合軍捕虜の間で起こった殺人事件の話で、人種差別問題も絡んだりして人間ドラマ的要素が強い。サスペンスとも言ってもいいかも。最後はちょっとハラハラします。
しかしこれジョン・ウーもびっくりなくらいに男達のドラマだね。登場人物ほとんど男性。でも主要キャストみんながなかなかの好演で、ドイツ側の将校さんとか何気に迫力ありました。ブルース・ウィリスが一歩引いた感じの役柄っていうのも珍しくて良かったし(でもやっぱり最後はイイとこ取り)。あと主演のコリン・ファレルも正義感に燃える若中尉の役が似合ってて、これは本当にナイス配役だと思いました。
それでそのコリン・ファレルなんですけど、なんか“ポスト・ブラッド・ピット”とか言われてるらしいじゃないですか。聞き捨てなりません。早速上映前にパンフレット買ってチェック。「…えぇ?ちょっとどうかなー」「髪の色も瞳の色も全然違うじゃん」「どっちかっていうとジョセフ・ファインズ系?」「ていうかエンリケ・イグレシアス?」 そんな感じで第一印象はいまひとつ。友人と二人言いたい放題でダメ出ししかけたんですが(だってパンフの写真の限りではそう見えたんだもんほんとに!→参考)、映画が始まって動いてる姿を見たらアナタ、なるほど、結構ブラピっぽい表情をするんですよ彼! 具体的に言うと、顔の上半分が似てるの。つまり目が。視線が。もっと言うと眼球の動かし方が。友人にそう力説したら「私はブラピの眼球のことまではわからない」と冷たく返されちゃったんですけど、でも絶対似てると思うなあ、眼球(の動き)。上目遣いになる時なんて特にそっくりだよ。眼球が。(しつこい) そういえば彼「マイノリティ・リポート」にも出てるんだよね。こっちも今から楽しみです。
****** ジャスティス 【HART'S WAR】
2002年 アメリカ / 日本公開:2002年 監督:グレゴリー・ホブリット 出演:ブルース・ウィリス、コリン・ファレル (劇場鑑賞)
2002年10月03日(木) |
イノセント・ボーイズ |
“21世紀の「スタンド・バイ・ミー」”との謳い文句。うーん、そうかなー。どうかなー。保守的で厳しいカトリック系ジュニアハイスクールの束縛の中で自己を持て余す少年達の青春物語です。危険なイタズラのこととか憧れの女の子との恋とか。 少年達が主人公だから絵的には爽やかに見えるんだけど割とシリアスな内容ですよね、これ。シビアっていうか。しかしながらいかにシビアで時に残酷ですらあっても、世界は自分を中心に回っているような気がしていたティーンエイジ独特のエネルギーと内在するもどかしさ、あるいは諦観、それらが基盤となってるあたりが「イノセント」なのでしょう(多分)。途中主人公の少年が描いてるアニメーションマンガが劇中劇として挿入されるところは面白い作りだと思いました。
主役の少年の一人、キーラン・カルキン君はマコーレー・カルキン君の弟さん。私はこの映画で初めて見たんだけどやっぱ似てるよね。目とかそっくり。それとヒロイン役のジェナ・マローンちゃんはどっかで見たなー、と思ってたらアレだよ、「ドニー・ダーコ」。あの時も似たような感じのヒロイン役やってました。友達によると「海辺の家」にも出てたらしい。制作を手がけたジョディ・フォスターも彼女のことをすごく買ってるようなので、今後注目の若手さんかなあ。 そうそう、ジョディ・フォスターは厳格なシスターを演じていて、完全に脇役。しかも微妙に悪役? 子供達の敵なんですよ。こういうのもちょっと珍しいよね。彼女は原作小説「放課後のギャング団」(クリス・ファーマン著)に惚れこんでこの映画の制作を決意したそうです。
****** イノセント・ボーイズ 【THE DANGEROUS LIVES OF ALTAR BOYS】
2002年 アメリカ / 日本公開 2002年 監督:ピーター・ケア 出演:キーラン・カルキン、ジェナ・マローン、エミール・ハーシュ ヴィンセント・ドノフリオ、ジョディ・フォスター (劇場鑑賞)
*注)空白部分はものすごいネタバレなのでこれからご覧になる方は絶対反転させないように!
「完全犯罪」と題されてるからにはあっと驚くトリックの華麗な犯罪劇が繰り広げられるのであろう!と期待してると拍子抜けしますよご注意あれ。邦題は紛らわしいなぁもう。 どっちかというと事件の過程よりも、その後の心理戦の方がメインなんですよ。一見接点のなさそうな高校生二人が完全犯罪を目論み実行し、サンドラ・ブロック扮する捜査官がそれを追いつめていく。彼女自身もちょっと痛い過去があって、その辺の話も絡めながら。
それで私個人の率直な感想を言わせてもらうと、実は少々物足りなかったんだよねー。少年達の言動とか犯行の背景なんかは非常に現代的で、ああ確かにこういうの今の時代では現実に起こりうるんじゃないかなあという気がしたんだけども、如何せんラストが。どうも凡庸というか説教臭いというか統制めいてるというか、変な言い方だけど、なんか教育指導っぽくないすか? 10代の純真な若者達が触発されないように配慮してるんでしょうか。結局上手くはいかないんだから悪いことしちゃダメですよー、みたいな。なんつーかさあ、もっと不条理で救いが無くて気が滅入る結末だったら映画としてインパクトあったと思うんだよね(あのまま撃ち合い心中しちゃってカタルシス!とか、サンドラ・ブロックを見殺しにしちゃってニンマリ、とか)。オープニングが好みだっただけに残念だなあ。 …などと、すっかり心が歪んだ醜い大人の私は思ったのでした。いやあそれにしても感じ悪い感想だなこりゃ。本当に心が歪みきっておりますわねあたくし。ごめんあそばせ。
主演の二人の少年は良かったと思います。ジャスティン役のマイケル・ピット君は、角度によって時折とても私好みチックな顔になるんだけど全体としては微妙。惜しい。(何が) あとサンドラ・ブロックは久しぶりに見ました。考えてみたら「あなたが寝てる間に」以来かもしれないです。うわ!そんな昔!でもあんまり変わらないよねこの人。
****** 完全犯罪クラブ 【MURDER BY NUMBERS】
2002年アメリカ / 日本公開:2002年 監督:バーベット・シュローダー 出演:マイケル・ピット、ライアン・ゴスリング サンドラ・ブロック、ベン・チャップリン、クリス・ペン (劇場鑑賞)
ジュード★ラブ(はあと)モードは順調に継続中。ていうかむしろエスカレート中。もしも今「ジュード・ロウに心奪われてる選手権!in JAPAN」とか開催されたら上位5位以内にランクされるであろうこと確実なくらいに脳内をジュードで満たしてる、そんな今宵のわたくしでございます皆さんこんばんは。Hey ジュード!愛してるよ!
さて「スターリングラード」。これ個人的に苦手な戦争モノってことで実は後回しにしようと思ってたのですが、ジュードの瞳がウットリするほど美しいというお話を伺ったので居ても立っても居られず急遽レンタル屋さんへ走りましたのです。いやあ教えて下さった方ありがとうございます! 仰る通りでしたよ! 銃を構えてターゲットを見据える深くて高貴なブルー・アイズ、その美しさといったらもう、銃口じゃなくて目からビームとか出てきちゃうんじゃないかと思いました。アレですかね、目で殺す、っていうのはこういう事なんですかね?(ちょっと違う) ああん私もその瞳に狙われたい射られたい撃たれたいー。って死ぬぞお前。
一応戦争の話だけど実際描かれてるのはスナイパー同士の対決なので、戦争モノ苦手な方でも割と見やすいと思います。敵スナイパー役のエド・ハリスがまた素敵なんだよね。格好良いオヤジだぜ! その分ジョセフ・ファインズが霞んじゃったかなー、という印象。まあ役柄の所為もあると思うけど。 しかしレイチェル・ワイズの大胆さには参りました。お姉さん興奮しちゃいましたよ。えっまさかここで?今ここで?!あ、わ、そんなことして、…うわーすげーなオイ! みたいな。そして熱く燃え猛るジュードにさらに興奮。ハァハァ。 ←そういう映画じゃないっつーの
既に「ロード・トゥ・パーディション」をご覧になった方々もいらっしゃるというのに今頃この映画観て感想書くっていうのもどうかと思いましたが、まあ私は私のペースでゆったりとじっくりとねっとりとジュードを愛でてゆく所存でおりますので何卒ご容赦ください。とりあえず「リプリー」と「オスカーワイルド」が早く観たいです。ジュード!愛してるよ!(しつこい)
****** スターリングラード 【ENEMY AT THE GATES】
2000年 アメリカ・ドイツ・イギリス・アイルランド / 日本公開 2001年 監督:ジャン=ジャック・アノー 出演:ジュード・ロウ、ジョセフ・ファインズ、レイチェル・ワイズ ボブ・ホスキンス、エド・ハリス (ビデオ鑑賞)
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