2005 Flat room

色々な決まりごと、常識、守らなくてはいけない数々のことを、囲まれて、ひとくくりされてしまう前に、
大切なこと、どうしても譲れないこと、やり遂げたいこと、心の中でちゃんと整理をして、私が先に囲んでしまおう。と、必死に生きているよ。

でも、正しいこと、そのときはっきりと見えないことが多いのだ。

難しいこと分かったふりをして先にどんどん進めて、
困ったり、泣いたり、笑ったり、なんだかよく分からないくらい忙しいけど、とても楽しい人生だなぁと思うんだよ。

2005 Cafe of Notting Hill

私の好きな紅茶の入れ方は、先にミルクを入れて、紅茶葉を入れるやり方。

これは、母に教わったこと。

そしてコクがでるし、なにより真っ白なミルクが少しずつ、紅茶の色に染まっていくのが私は好き。

9月、オックスフォードの会社で働くRicky兄からメール。
私はまだ何もスタートできていないから、報告がないよ。と、ちょっと弱気のメールを打ったら、
”君には帰る場所がたくさんあって、人生も長いから。楽しんで今をも、大切に”と、お返事。
これは、ロンドンで沢山の人から教わった。

人それぞれ、正義の比重が違うのだなぁと思う。
で、大抵の事に私は力も、熱も入りすぎているから、もっと抜いていいんじゃないかと思う。

これは、父に教わったこと。

2005 ﾋﾟｸﾆｯｸ

ランニングから帰って入ったお風呂は、土曜日の午後みたいなぬるさだった。
うーーんと深いところまで潜って、下から上を見上げて、あの頃見たキラキラを、また見れたらいいな。ぶつぶつ潜る。

ランチはけんちゃんと。
彼はパリでフランス菓子を学んだから、私達が会えば食べ物の話しかしない。
"ピエールエルメは高いよね!!"とか、”青木さんは素敵な人なんだよ”とか、”ガレットにはシードルだよね”とか。

その後、”rikaちゃん遅いよーー会員になってないなんて”と言われながら、TUTAYAで初めて会員になって、DVDを借りる。
その、理由がすぐ分かった。私は、自分が借りたいものを見つけれないんだった。なぜか迷ってしまうんだったよ。

ひでこ家が、もし祝畳の家業なんかじゃなくて、彼自身も職人さんを継がなくていい環境だったら、何がしたかったのかなぁと尋ねてみた。

”シェフだなぁ。でも祝畳の職人も好きだから、この道でよかったよ。”と言われる。
なんだか、最近少しだけ尊敬しているのだ。素直に。

2005 Pai of Hampstead

今日は、一人パニックに陥る。それで、思わずロンドンのMiaに電話をかけるrika。
久しぶりに彼女と話をして、お互い"安心”出来ることを確認できたよー。良かった。

そのとき日本語で”頑張ってねー"といわれたんだけど、やっぱりMiaのしゃべる日本語は好きだなぁと思う。
多分ね、韓国人のしゃべる日本語がすきなんだと思う。

私のしゃべるスペイン語も好きだと、スペイン人によく言われてた。

"言葉”で、大切なのは、内容うんぬんよりも、音で伝わる響きが、私にとっては大事。

2005 PAUL of London

沢山のことがくるくると回りだした。急スピードだ。苦手な感じ。でも、後戻りは出来ない。
それから、皆、幸せそう。見てて嬉しいけど、私はなぜか客観視。不思議だけど、愛情表現は苦手、手だってつないだことがない、私達。

まさか、こんな展開になるなんて思っても見なかった。
ずっとずっと友達だったのだ。お互いまったく違うものに向かって頑張ってきて、最近同じ言葉で話せるようになったねーという感じ。
それまでは、お互い違う言葉、スピード、遠い場所で話をしていた。

出会って8年はたつけど、一緒にいた時間は3ヶ月にも満たないと思う。不思議。

本当の本当を知ることは、奥深いことで、怖いことでもあるなぁとおもう。
人に気持ちの裏の裏。それが、手に取るように分かる、最も近い存在の人、私の一番の見方に出会えた感じがする。

だから、彼の明日になれるなら、この忙しさも受けて立てるの。ギリギリで。

2005　大好きな本屋

”人並みの行事が似合わない”とはっせにいわれ、
つよしくんには、”そんなことないのよ。ちゃんとやるのよ”といわれながら、ついに迎えた、結納の日の朝。

二十歳を過ぎてまだ六年と少し。
これからもっと、好きなことをしようかなやんでいた私に降って来た、とてもHAPPYな出来事。
さらに、もっとそこへ向かって進めるだろう。だって、強力な味方がついたのだから。

微妙な時間に起きてしまった。いろんなことを思う。
その中心の、まるでご褒美みたいな、流れの中にいる。
そうか、大人になるっていいことだなぁってしみじみ思うよ。

2005 FUJimt.

あっちゃんが行った富士登山の写真を沢山見せてもらう。
一気に行った様な気分に!!は簡単になる分けないけど、夏登山、気持ちよさそう。

行った本人は、運動神経抜群で、昔から何をしても全然疲れた様子が見えなくて、へらへらしてる。
今回も一人だけ、へっちゃらだったそう。むむ。唯一疲れている姿を見たのは…受験だなぁ。

私達姉妹は、外見は似てるけど、中身は全然違う。と、2人で思ってる。
でも、最近親戚からも、近い友人からも、そっくりといわれる。どうかな。私はとても嬉しい。

小さい頃から沢山喧嘩して、負けて、いつも泣くのは私だった。今でもそう。
そして、それを見て笑うのはあっちゃんで、何をやっても勝てなくて、年も近いからいつも目に入ってしまうけど、最近気づいたことがある。

rikaはかなり好きだ思う。
（きっと、気持ち悪いーーって叫ぶ!!はず。）
一緒に笑っていると楽しい。そう気づけたことは、やっぱり幸せなこと。

2005 ｼｭｰﾏｲ

地下鉄はあんまり好きじゃないけど、電車は好き。
でも乗り物の中だったら、バスが一等好きかな。景色を見ながら進めるし。

誰かに運転してもらうのが、いいな。
ひとつの事をしていたら、他のものに集中できなくなってしまうから、
信頼している誰かさんの隣に乗れるなら、進むべき場所に進むことも、よく分からないところでぐるぐるしてしまっても、好き。

私が好きなものは、誰かの助けや助言なしではうまくいかない事だらけなのだなぁとしみじみ思う。
そう思いながら、今日は手作りシューマイ。山のように作りました。

2005 British Museum

ケーキを作り続ける環境を、作りたいから早く動き出したいの!!!と叫ぶ。
その声は今、周囲にいる家族に集中打。でも撃沈したくないので、優しくしてもらう。
"今はいいじゃない”と母。いつもrikaを救ってくれるよ。でもニートみたいなんだもん。と愚痴る。

そんなわけで、今日は家でケーキを焼く。こってりと。
私の愛情と、情熱は今ここにしか注げないの。でも、"これ”があって、よかったって心から想う。

その後、ケーキが焼きあがるまで庭で、金魚を見る。
ふと、空を見上げたら、その空の青さに吸い込まれそうだった。
日差しが強かったけど、私は日焼けは全然気にしないから平気。でも、母は年頃のrikaを思って、いつも怒るよ。ふふ。


午後、サーフィンが趣味の父が海から怒って帰ってきた。
父の好きなビーチ、といっても全然有名じゃない家の目の前のビーチに、若いカップルが来て、すごく楽しそうだったそう。

”お邪魔虫みたいな気がして帰ってきたんだ”っていってる父と、ちょうど出来上がった私のケーキと、青い空。
なぜか笑っちゃう。幸せだなぁと思う。

2005 Corombia market

完全シャットアウト、という状態。
朝海へ行って、お昼を食べてからはほとんど家にいる。

たまに外に出るのは、2つ隣町の和菓子教室と、ヨガへ行くときだけ。
お菓子も、好きな焼き菓子はほとんど今作っていない。
ムースとかゼリーとか、すごく簡単ですぐ作れちゃうものしか作れない。

なんか暑くて、暑くて、どこへもいけないーー。気力もないーー。へへ。

だけど、夜は日大時代からの親友ｶﾄﾁｬから電話を受け取る。
すごく久しぶりで、”わぁ、今泣きそうだよ”と想う。その後メールで彼も、同じ事を想ってたことが分かって、再度ジーン。

ｶﾄﾁｬの働いている、みなとみらいのショールームへいって、ひでこと2人で抱きついてやろうね!と電話で、話をして寝る。
秋の楽しみがむくむくと、ひとつ増える。そこへ向かって、頑張らなくては。

2005 Pari to achan(my sister):-)

ひでこと出会って早8年目。(ずっと友達だった期間も含めて）
仕事はわりと忙しかったし、恋愛かも！なんて思ったのも、つい最近のこと。
でも、会社を辞めて、ロンドンに行くと決めたときも、行っている間も、ずっと横にいたのはひでこだったよ。

ひでことこの秋結婚をする!!と決めてから、最近やらなくてはいけないことが山のようにあるって気づく。
そして、お互いの優先したいものの順位がまったく違うって事にも気がついて、これってかなり重要なんじゃ・・と思って不安になってきてる、ここ最近。

ここのところ、"どこまでも飛べるかも”って想わなくなって、想像も浮かばなくって、ちょっと落ち込む。
今までは、ちょっとの時間が私にあったら、すぐそんな世界に入り込むことが出来たから、本当に真剣かも。

今は、一番苦手な問題に取り掛かっているところ。受験より大変で、目もそらせないし、飛ばすことも出来ないよ。
敵は、私の恋愛に対する心の比重のなさ。

2005 ﾊﾟﾊﾟno heya

"絶対rikaが好きだよー"なんて、いってもらう事が好きで、
"絶対絶対好きだと思うよー"なんて、自分がいうのも、好きだと思う。

言える人は限られているし、言ってくれる人だって少ないけど、不思議なくらいわかるんだもーん。

相手が何が好きで、何が面白くって、何を大切と思うかなんて、実は会ってすぐでも分かってる。
それくらい私には、敏感にこれから仲良くなる人、大好きな人が分かってしまう。これは本当。
だから、この人すごいって思う人は一生すごい人で、それから私にとって、って言うが、実は何よりも一番大事。

尊敬している友達に借りました。Antonio Carlos JobimのCD。
CDは何を手にとっていいのか分からないくらい、音楽音痴だけど、友達は皆素敵な音楽を知っているなぁ。。
彼に絶対好きだよーーといわれて借りた瞬間に、好きになってたよ。

私にとって、物を好きになるってこれくらい単純で、素敵なこと。

2005 ha na bi

友達の友達が家具職人!!
近く倉庫を見せてもらえることに。
友達は会うたびに、椅子を探しているの!とうろうろしている、哀れな私の顔を思い出したのだろう。
すぐ、約束を取り付けて、在庫の椅子や机を格安で譲ってもらえるみたい。

友達の友達は、皆友達。ありがとう。楽しみです。

ある日突然、それまで暖めていたものたちが動き出すことがある。
そのタイミングを、見逃さないで、私達、心の、小さな振動に気づくって、すごく重要。

それが自分に降りかかった事でもそうじゃなくとも、大切な友達だったらなおさら、報告を受けると嬉しい。

毎日のんびりして、抜け殻（今のrika）になっていても、それは暖めている期間なんだって、この考えは間違っていないのだなぁとつくづく思う。

2005　京都　黒豆御膳

新橋で私のおしゃま番長yuyaと、お茶。
学生の頃から、今まですっと、どんなに忙しくても、時間を作ってくれる彼を私はすごいと思う。
この友情に、感謝なの。それから、いつか私にその番がきたら、喜んで飛んで行こうと思う。

私達には沢山の夢がある。
それを、口に出して話すことに、抵抗がない数少ない友達だ。
それから、もっと膨らませて実現していける勇気をくれる番長。本当に、本当に貴重だなぁとしみじみ。

弱虫rikaがいつも持っている、焦りや葛藤からは、何も生まれないなとことこと、電車の中で思った。

今大切だと思うことは、学び続けること。それを大事にすること。
それは、何気ない毎日から、身近な人から、全てから。気づける私であることだ。

2005 ｽﾊﾟｲﾗﾙﾏｰｹｯﾄ

1ヶ月に1度、絶対大泣き。不思議。
悲しいだけじゃなくて、うれしくても、寂しくても、混乱しても。
それをみて、あっちゃんは”また泣いてるー”と、面白がって、笑ってるけど。

傘を持っていなかったから、突然の雨に打たれて、"痛い"と思いながら、帰宅。
窓から、空を見上げたけど、雨はすごく高いところから振ってきているんだよね、と思ったら、痛かった事、妙に納得。

毎朝、海岸沿いを走って、本当は疲れるけど、なんだか毎日続けなきゃって思ってた。
朝がだるくても、決めたから行かなきゃと思って、走ってた。
そしたら、今日ひでこに、"たまに休んだほうが、いいんだよね。”といわれる。

それで、昨日休んで今朝起きたら、なんだかすっきり。
自分を晴れにすることは、実はすごく簡単なことだ。

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