出向コージ苑

2005年01月31日(月) 満足、満足

大雪になるという天気予報をものともせず、
天神へ出かけて所用を済ませる。

一足先に帰宅するという母と別れ、
コージ苑はエステへ向かった。
いや、無料体験チケットが当たりましてですね、
ここで行かないでいるのは勿体無いかと。
どうせ、海外在住ってことで、
どうひっくり返っても会員には勧誘されないだろうと、
そういう小ずるい魂胆もありまして。

…などと言い訳がましくなるのは、
やっぱり「エステ=無駄な贅沢」という意識があるからだろうか。
個人的には、エステだのダイエット食品だの整形だのの、
美容系のものを利用する時には、
多少の後ろめたさを感じてしかるべきだと思うのですが、
いかがでしょうか。コージ苑古いでしょうか。

この「後ろめたさ」があってこそ、
その後の自分の変化に対して、
風呂場で鏡を見て、
あるいは体重計に乗って、
一人で密かにほくそ笑む快感があるのではと、
そう思うのだけれど。

まあ、それは良いとして、
本日は美顔(このネーミングだよ)コース体験。
案の定、美顔器だの化粧品だの勧められる。
この美顔器のすごいところは、
性能でも中身でもウン十万円というお値段でもなく、

「ポーチがヒョウ柄」

というところであろう。
ウン十万円出してヒョウ柄…
デザイン担当の考える購買層を聞いてみたい。是非。

※※※※※

帰りに、天神紀伊国屋書店に立ち寄り、
スロに持って帰る書籍をまとめ買いする。
文庫本ばかり6千円ほど。
まだ足りない、というところだが、
荷物の重量制限にひっかかるわけにはいかない。
それにしても、本屋の空気は落ち着くにゃー。

エステも美容院も緊張してしまうコージ苑でした。



2005年01月30日(日) かーわいーいの

中学時代の友人の、クミ嬢(HN長いので縮めた)が来訪。
結婚式以来のご主人と、
こちらは初対面の娘ちゃまも一緒に。

いやいや何に驚いたかって、
子供を産んだにも関わらず、
全然変わっていなかった彼女に驚いた。
だって、よくいるでしょう、
子供できた途端に色彩が淡〜くなってゆく方々。
クミ嬢、相変わらず髪の毛はきれいだわ、
服装にもちゃんと気を使っているわで、
コージ苑は真剣に感心し、かつ反省した。

これから夫宅で過ごす時、
せめて日中はまともな部屋着でも着ておこう。
(いつもはTシャツ半ジャージ。お話にならない)

で、ご主人に「日記読んでますよ」と言われ、
ひたすら恐縮のワタクシである。
なぜここまで恥ずかしい気持ちになってしまうかというと、
思うに文末の「よ」がポイントで、

「読んでます<よ>、いつも食べ物のことばっかり(ぷぷ)」
とか、
「読んでます<よ>、キムチ鍋食べてぴいぴいに(ぷぷ)」
とか、

<よ>の後の「含み」に参ってしまうのだな、と。

恥の多い人生を歩んできました。
(送ってきました、だっけ)

一方、娘ちゃんはかーわいーい、のだ。
初めこそ少々ご機嫌斜めだったのが、
だんだん場に慣れてきて、
元気になるのが見ていてわかる。
食欲旺盛、愛嬌たっぷり、元気一杯の三拍子。
置いてけ!もう、その子置いてって!
代わりにスロに行っていいから!(意味不明)

夕方遅くに帰っていったクミ嬢一家、
おそらくその日は全員ぐったり疲れたに違いない。
お疲れ様でした。
またのご来訪をお待ちしております。←身軽な自分が行けよ



2005年01月29日(土) 一息

朝、CSB先生を送り出し、
韓国旅行からこっち、
やっとのことで一息つくことができた。

母の作るホットサンドやら何やらを食べ、
緑茶を飲みコーヒーを飲み、
本棚から適当な本を引っ張り出して読み、
ストーブの前でうとうとし、
目が覚めてまた緑茶を飲み本を読み。

そしてあっという間に夜が来た。

※※※※※

岩井志麻子 『ぼっけえ、きょうてえ』角川ホラー文庫

うん、心配していたほど「きょうて」くなかった。
(書名は「すんごくこわい」という意味だそうです)
坂東真砂子で免疫ができていたんだろうか。



2005年01月28日(金) 九州へようこそ 3

文化的一日。

福岡市美術館
福岡市博物館

それぞれ、常設展特別展をフルに鑑賞。
そら疲れるわ。

コージ苑的今日の一番は、
博物館に所蔵されている金印、

ではなくて、

福島正則がかつて使用した槍。
「日本丸」だか「日本号」だか、
ええい、いつもどっちか忘れてしまうんだこれが。
(どっちかは大砲の名前)

ちょっと、司馬遼太郎読んで確認してきます。



2005年01月27日(木) 九州へようこそ 2

日本が誇る「旅館の朝ごはん」をがっつり食べ、
再び父セブンに乗って臼杵へ直行。

由布院あたりになると、
もはや真性の田舎とは言えないので、
ゆるい旅行をしたい(そして財布が軽い)時には、
ちょっとばかりつらいものがある。
しかし臼杵の町は、
古い街並みがよく保存されているため、
ただのんびりと散歩をするだけでも楽しい。
石仏もあるし。

年寄りくさいって言うな。

首が胴体に乗っかって、
ちょっと普通になってしまった石仏を拝み、
史跡を見ながら市内散策である。
途中、ぶらっと呉服屋に入り、
縮緬をあしらったポーチや足袋を買い、
店主のおばちゃんに、
なにやら格言めいた文句が書かれたシールをもらった。

昼食は、野上弥生子の実家である、
醤油・味噌の醸造元が出している味噌定食を。
これは徹底的に味噌、みそ、ミソの昼食膳である。
ここに来ると、ご飯に味噌というのが、
いかに絶妙な組み合わせなのかが分かる。
ちなみにコージ苑は、卵の黄身の味噌漬けがお気に入り。

ここで父と別れて、
CSB先生とコージ苑はローカル線で福岡へ戻る。
駅の待合室では、
地元と思われるおじさんおばさんが、
「あそこんちは長男が胃潰瘍で」
「嫁が今実家に帰ってて」
と、声高にしゃべっていた。
あのういいんでしょうか、
思い切り実名出してるけど…と思わなくもないが、
それにしても、どこでも話すことは同じなのだ。

福岡に到着後、天神の居酒屋で飲み会。
CSB先生がスロで日本語を教え始めた頃の学生に会う。
彼は現在、北九州の某大学で教えているそうで、
理系がまったく分からないコージ苑は、
スロ人に日本語で「電気と電機」の違いを講義してもらう始末。

そんなこんなで実家に帰りついたのは、
夜もすっかり更けた頃だった。
母親の入れてくれた緑茶のおいしかったこと…(溜息)

さすがにちょっと疲れがたまってきたぞ。



2005年01月26日(水) 九州へようこそ 1

福岡空港にCSB先生到着。
書道の短期講座が本来の目的だが、
ついでに福岡・大分を観光するため、
コージ苑ちにお泊りすることに。

今日明日は大分へ一泊旅行ということで、
父に頼んで車を出してもらう。
相変わらず、運転者以外は乗り心地最悪のRX−7。
後部座席なんかに座った日には、
自分がスイカになった気分がしてくる。

ゲートから現れたCSB先生をお迎えして、
高速を使って九重方面へ走る。
半ば凍結しているところを、
ぐいぐいのぼって高原あたりをドライブ。
途中、父の知り合いが経営するカフェで一休みして、
由布院方面へくだった。

湯布院では、ギャラリーなど見つつお散歩。
気温が低かったおかげで、
金鱗湖から立上る靄がきれいに見えた。
CSB先生は写真が得意なので、
こういう被写体を見つけると燃えるらしい。

その後、別府へ入り、海沿いにある旅館にチェックイン。
大分にいる時には旅館に泊まる事は無かったので、
コージ苑も興味津々である。
「晴海荘」という名前のこの温泉旅館、
海に突き出した形の展望風呂がいい感じである。
結局、夜中と夜明けの二回入ったが、
町と船の灯りが湯気の向こうにぼやけてきれいだった。

夕食は、O大学の先生とふぐ料理。
まさかとは思っていたが、
父が内装の一部を担当した店だった。
結局今日は、一日父の作品を見せられた形。

何のツアーですかこれ。



2005年01月25日(火) 1センチ

去年の春にムチ打ちになった首が相変わらず痛いので、
父お勧めの整体に行って来た。
腰の痛い母も一緒である。
一家そろって整体。
コージ苑ちってば、もう。

ちょっと首に触った先生は、
「首のヘルニア出っ放し」と、
まるで「鼻水出っ放し」みたいな調子で診察を下した。
で、小一時間あちこち引っ張られたのだが、
しばらくして言われたのが、

「右足が1センチ長いったい」※博多弁

ええええ!?
足の長さが左右で違うなんて、あるんだー。
テニスやりすぎたら、
左右の腕の長さが違ってくるっていうけど、
足は何をしたら…
(姿勢が悪いだけです)

当然「長さをあわせる」という先生に、思わず

「長いほうに合わせてください」

とお願いしてしまった私は、
間違っていないと思う。



2005年01月24日(月) 日本だ日本だ

朝もまだ暗いうちに空港へ向かう。
たった二人の客のために、
送迎バスを出してくれたこのホテル、
かなりのサービス精神を持っていると思う。
また泊まってもいいかも。
(洋食込みで)

夫とはここでお別れ。
早朝日本に着くコージ苑と違って、
彼の場合は昼の12時頃の便で、
しかもヨーロッパに到着するのは同日夕方。
長い一日なのである。

薄ぐもりの中、
9時すぎに福岡到着。
夏には結婚式やらなにやらで、
ぜんぜんゆっくりできなかったので、
今回の帰国は、主に実家で過ごすつもりである。
そして毎日納豆と辛子明太を食べるつもりである。←固い決意

空港から地下鉄とタクシーで実家へ。
午後は昼寝などして過ごし、
家族そろって夕食の膳を囲んだ。



2005年01月23日(日) 韓国旅行 最終日

済州島、3日目の朝。
やっぱりねむい…
(ワンピース単行本出るの早すぎ)

台湾へ帰るH氏を見送るというので、
おじさん達は空港へ、
お嬢さん達はお家で留守番。

最初はDVDでも見ようと言っていたのが、
I氏の奥様の話が楽しくて、
ついついおしゃべりで時間を過ごしてしまった。

コージ苑達の飛行機の時間は午後遅くだったので、
ゆっくり昼食をとってから出発。
今度は遅れることなく、
無事にソウルへ帰ることができた。

今夜は、仁川空港近くのホテルに宿泊。
タクシーに乗って行き先を告げると、
またもや電話を駆け出す運転手さんである。
それにしてもいいタクシーで、
あちこち見回していた夫がリクライニングボタンを発見、
押すと背もたれが電動でぐいーん。
もう一回押すとやっぱりぐいーん。
すっかり喜んで二人でキャアキャア言っていたら、
運転手さんが嬉しそうにして、
「そっちも押してみろ」とか、
「こっちには引き出しがある」とか教えてくれ、
果てはキャンディまでもらってしまった。
いくつだうちらは。(でも嬉しい)

すっかり暗くなった頃ホテルに到着。
周りに何も無い所で、
自動的に夕食はホテルのレストランに決定である。
シーズンオフだからか、
店内にはコージ苑達以外に客はない。
おじさんシェフが厨房から出てきて、
メニューを見せてくれる。
今日で韓国料理ともお別れなので、
ここは是非とも「プルコギ定食」など頼みたいところだが、

「今日はコース料理しかないの」

とあっさり言われてしまう。
指差された箇所を見ると、

スープ  ミネストローネ
前菜   海老のカクテル
サラダ  カリフォルニア風グリーンサラダ
メイン  ビーフステーキ
デザート フルーツ盛り合わせ コーヒー

って、これ洋食やん!!(大笑い)

しかも食事の間中、
給仕も兼ねているホテルのマネージャーさんやら、
シェフ本人やらが、
サービスする機会を虎視眈々と狙っているので、
落ち着いて食事をすることもできず、
かっちり固まったままのコージ苑夫婦であった。
しかし、デザート直前に、
「キムチいる?」と聞かれたのは、さすが韓国。
そしてコーヒーが薄かったのも、さすがは韓国。

最後に、部屋について。
伝統オンドルスタイルというのを予約しておいたところ、
内装は本当にアンティーク風で素敵だった。
布団は完全にサテン生地だし刺繍はすごいし。
ただ、コージ苑としては、
内線電話の横に「キンチ○ール」が置いてあったところに、
高得点を差し上げたい。

【今日の食欲】
朝食 I氏奥様の手料理
昼食 牛リブのスープ
夕食 洋食コース(笑)



2005年01月22日(土) 韓国旅行 7日目

済州島、二日目の朝。
ねむい…
(マンガ読みすぎ)

この日は一日中観光していたコージ苑達である。
天気が悪かったのが残念だが、
車だったので、まあよし。
一日の行動はこんな感じ。

1.射撃場
別に「うわあ、やってみたい!」という程ではなかったけれど、
話のタネに(そしてネタに)なるかと、初挑戦。
いかにもヤー様な方々もいらっしゃる現場で、
恐ろしいほど淡々と指示するインストラクターにつき、
あっという間に合計12発。

感想。
「こっちに来ないで!それ以上近づいたら撃つわよ!」
「おいおいお嬢さん、そんなもの持ち出してどうするつもりだい」
「来ないでったら!本気よ!!」
「撃ち方も知らないんだろ?手が震えてるよ」
「…」
「ほら、こっちによこしな」
バンバンバーン
「…(ばったり)」
という技は、コージ苑にはできません。以上。

2.マンゴジュース
海沿いにあるレストラン「ホワイトハウス」でお茶。
マンゴジュースが濃厚でおいしかった。
中に黒いタピオカ(コージ苑語でカエルの卵)が入っていて、
やたらと太いストローで飲む「あれ」である。

5人してズーズーやっていると、
テレビカメラが店内に入ってきた。
あっという間に撮影が始まり、
観光客面して眺めていたコージ苑達も、
いつの間にか画面に映りこんでしまった。
どうしよう、済州島デビウよ。

3.竜の岩
…ごめんなさい、どうみてもゴジラに見えます。

【今日の食欲】
昼食 生カニ(その味、甘エビのごとし)
お茶 マンゴジュース
夕食 海鮮チヂミ



2005年01月21日(金) 韓国旅行 6日目

今日から一行とは別行動。
夫の同僚が勤めている済州島に行くのだ。

極めて真っ当な舌を持っている人達といたので、
まだ行っていない、あるところ。

ファストフード。
特に本場(?)ロッテ○ア。

ということで、ちょっと早めにホテルを出て、
金浦空港へタクシーを飛ばし、
案内所でいきなりロッ○リアの在り処を聞く私達。
しかも案内所のおば様に、
「日本語話せますか」と聞かれた夫。
もう、ね、二人して痛い香りがぷんぷんします。

念願の○ッテリアでは、
黒柳先生に聞いて期待していたキムチバーガーこそなかったが、
コージ苑はプルコギバーガーというのを、
夫は店員さんが「すごく辛い」と言ったバーガーに挑戦。
いただきまーす。

…うん、すごく辛い。←一口もらった

すっかり満足してゲートに入る。
「ソウル楽しかったねえ」
「あのお店が素敵だったねえ」
などと話しつつ搭乗。
シートベルトを締めて準備万端、
離陸を待っていたところ、
いつまで経っても動き出す気配がない。
誰か、時間に遅れた困ったさんがいるんだな、
なんてのんきに構えていたところ、
機内アナウンスがあった。

「ちょっと調子がおかしいので、皆さん降りてください」

っておい!またかよ○韓航空!!
むなしくゲートに戻される私達。
説明では、調整にかかる時間は未定ということ。
悪夢再び、である。

しかし今回はプラハとはちょっと様子が違った。
まず、国内線ということで諦めがつかないのか、
韓国人のおじ様達が大○航空の社員さんにつめよっている。
どういう事情か泣いている子供を伴い、
まさに「イカっている」という感じの方もいて、
ゲートはちょっとした混乱状態にあった。
コージ苑達はそんな中、済州島に電話。
空港で待っていてくれる同僚のI夫婦に事情を話す。
ああ、本当ならチェジュで昼食のはずだったのに。

結局予定時刻を3時間ほど遅れて、
飛行機はソウルを飛び立った。
まったく今回の旅行、運が悪いとしか言い様がない。

やっとのことで済州島に到着。
降り立った瞬間の印象は、
「O分空港に似ている」というものだった。
この、ぬるーい南国的な感じが、
まさに故郷の九州は大○県である、
と言ったら現地の方々に怒られるだろうか。だろうな。

迎えに来てくださっていたI夫婦と、
台湾から日にちをあわせて遊びにいらしたH氏。
二泊三日のチェジュ観光はこのメンバーで。

とりあえずは荷物を置いて、
お土産等、L国に送るものを買いに、
市内中心部にある大型スーパーへ行く。
途中、昼食がまだだったコージ苑達は、
マクドナ○ドへ連れて行ってもらう。
二食連続でハンバーガー。
でもまったく平気な夫婦。
ここでも「辛い」メニューを発見した夫、
うきうきと注文してかぶりついたところ、
鶏肉が本当に赤くてびっくりしていた。
唐辛子色に染まった鶏肉、結構怖い。

スーパーでは食材をあれこれ買い込み、
ついでに郵便局で小包用の箱を手に入れてくる。
これにぎゅうぎゅうに詰まった韓国食材…ふっふっふ。

夕食は、チェジュ名産の黒豚を使ったしゃぶしゃぶ。
ビールが進むよぅ。
その後、同期である夫、I氏、H氏は部屋飲み。
I氏の奥様とコージ苑も途中までお付き合いしたが、
そこそこのところで切り上げる。
今日も疲れたしね、明日に備えて寝なくちゃ。

…あああっ!お泊りする部屋にマンガがたくさん!!



『勝手に改蔵』面白いっすね。


【今日の食欲】
朝食 ロッテ○ア
昼食 マクドナ○ド
夕食 黒豚しゃぶしゃぶ

【今日の物欲】
辛ラーメンほか、韓国ラーメン山ほど
韓国のり山ほど
柚子茶
五味子茶
韓国版「きのこの山」
なぜか免税店でバリーのキーケース



2005年01月20日(木) 韓国旅行・5日目

韓国の冬は寒いけれど、
オンドルのおかげで寝冷えはしない。
寝汗はかくけど(原因)。

ぶっひー嬢、発熱(結果)で戦線離脱。

※※※※※

ソウルに戻る道。
市場買出し部隊のお年寄りに混じって、
一日に四本しかないバスを公民館で待ち、

駅でやたらと人に話しかけるおじさんにつかまり
(あまつさえコージ苑は「同志!」って感じで肩をたたかれ)、

そして朝っぱらから疲れきって、
車内では全員熟睡モードだった。
夫なんぞ、一駅過ぎたあたりで
「おねむ」
と宣言したかと思うと三秒後に寝息をたてていた。

ソウル駅でぶっひー母娘と別れ、
コージ苑夫婦とCSB先生夫婦は、
この半日をひたすら物欲を満足させることに使った。

最初に向かったのは漢方、もとい韓方薬の市場。
日本でもおなじみの朝鮮人参から、
紅花や色粉なんかのきれいなもの、
果ては束になった乾燥ムカデなんかまで、
ありとあらゆる漢方、もとい韓方が勢ぞろいである。
(しかし、この名前に対するこだわり様がすごい)
コージ苑たちは特に欲しい物はなかったので、
ここは軽くスルー。

で、決戦は仁寺洞(インサドン)だが、
その前に食欲も満たそうということで、
いわゆる精進料理を出す「山村」という店へ行く。
ランチとは思えない程、
たくさんの種類の小皿がテーブルいっぱいに並べられる。
「見事にベジタリアンですね」というと、
精進料理を知らないCSB先生のご主人(スロ人)が、
「これはきっと前菜なんだ。
後で肉や魚が出てくるに違いない」
と、叶えられない望みを口にするのが気の毒だった。
肉、食べたかったんだろうな…

ふと気が付くと今日は大寒。
一年で一番寒いという名前のとおり、
ソウルでは冗談じゃない位の冷たい風が吹いていた。
自然、これを避けるために店に入る

素敵グッズを見つけてしまう

誘惑に負けて買ってしまう
という悪循環(この場合「悪魔の循環」の略)にはまる。
特に女性陣は、一回歩いただけでは足りずに、
疲れた男性陣をカフェに置き去りにして、
さらに小一時間かけてメインの通りを往復した。

すっかり満足してそのカフェに戻ると、
夫二人の傍らにはビールが並んでいた。
おお、お互い満足な時間を過ごしたようで、
よかったじゃないか、はははは!

ごめん。ごめんて。

【今日の食欲】
朝食 わかめスープ
   春雨サラダ
昼食 精進料理(小皿20種ぐらい)
夕食 コンビニ肉まん
   コンビニおにぎり(キムチ等)
   缶ビール

【今日の物欲】
螺鈿(らでん)細工の小箱
お客様用箸セット
焼き物のお香入れ(しかし薬味入れに使う予定)
お茶道具セット(夫の友人結婚祝い用)
手刺繍マット(同じく結婚祝い用)
隠し引き出し付き小箱(母へのお土産)

【今日の発見】
物欲は、他人にあげる物を買うことでも、
とりあえず満たされる。



2005年01月19日(水) 韓国旅行 4日目

今日から田舎へ一泊旅行。
黒柳先生のお友達のお宅におじゃました。
本物のオンドルがあるというので、
楽しみにしていたコージ苑一行である。

が、

オンドル、熱い。
「暑い」じゃなくて。
まじで熱い。

先日、CSB先生がオンドルのあまりの気持ちよさに、
「秀吉(の軍)は何故オンドルを持ち帰らなかったのかしら」
と疑問を抱いていたが、
今ならコージ苑は答えられる。

寝汗をかいて風邪を引いたからに違いない。

とにかく、温度調節できる電気式ならともかく、
床下でボンボンと薪を焚く伝統のやり方では、
身体の、床に接する部分がだんだん熱くなり、
しまいには痛痒くなってくる。
カイロじゃないけど、

「低音やけどにご注意ください」

である。

日本人が軒並みギブアップ、
あまつさえ翌日完全に風邪を引いたのもいたというのに、
ただ一人黒柳先生だけは、
起きてきて一言、

「ああ、気持ちよかったあー」

…すごい。慣れってすごい。

【本日の食欲】
朝食:激辛カップラーメン
   缶コーヒー
昼食:山菜ビビンパ
夕食:サムゲタン



2005年01月18日(火) 韓国旅行 3日目

同行の同僚達とは異なり、
コージ苑夫婦は基本的にB級グルメを愛しているので、
今回の旅行中の朝食は、
「韓国コンビニ」に統一している。
朝っぱらからジャンキーなものを食べて、
ちょっとばかりの罪悪感と共に一日を始めるのだ。
すてき(…か?)。

今日のメインは郊外にある民俗村。
韓国の、様々な時代と地域の住宅様式が展示されているそうだ。
こういうの、L国にもあったよなあ…
日本にはあったっけ?
日光江戸村は何か違うし。
意外と行きたがる人もいると思うんですが、いかが。

さて、問題の民俗村はとにかく広くて、
歩いて回るだけでも数時間はかかる。
途中、昔の農民の音楽と踊りのショーを見たり、
オンドルのある食堂でチゲ鍋食べたり。
このオンドル、うわさには聞いていたけど、
実際に座ってみるととにかく眠気を誘う。
昼食が終わった後で、
移動疲れがたまっている全員がうとうとと食休み。

午後は敷地内に併設されている博物館見学。
昔の韓国の生活習慣が詳しく展示されていて楽しい。

博物館のすぐ近くには大きな池があって、
子供達がそり遊びに興じていた。
こういうのを見逃すはずがないぶっひー嬢、
…と我が夫。
(君達、そういうところ本当によく似てるよ)
コージ苑もこわごわ付き合ってはみたが、
そもそも「滑る」とか「落ちる」とか苦手なので、
ってお前は受験生か!←自分つっこみ
いや、冗談抜きにスピードのあるものはダメ。
腰抜けよろしく、早々に引き上げてきたのでした。

※※※※※

夜は「NANTA」公演を見に行く。
専用の劇場を持っているのはすごい。
内容は、こう言ってよければ「STOMP」そっくりだったんだけど、
それよりは観客参加型の色合いが濃い。
コージ苑夫もステージ上に連れて行かれ、
餃子運びを手伝った挙句に、
コックさん帽子(後でサインをもらった)と、
餃子の皮をお土産にもらって帰ってきた。
「お疲れ様でした」と声をかけると、
「あそこでパフォーマンスする能力がほしい」と一言。

そんな能力いらないから。

【本日の食欲】
朝食:コンビニおにぎり(キムチ、ツナキムチ、豚キムチ)
   缶コーヒー
昼食:チゲ鍋
夕食:居酒屋メニュー

【本日の物欲】
カモのペア置物(友人結婚祝い用)



2005年01月17日(月) 韓国旅行 2日目

この日記、一旦は前日分としてアップしていたところ、
時差があったことに後で気づきました。
コピペでお茶を濁します。
あしからず。

※※※※※

というわけで、ついにソウルに到着。
二人とも、とにかく一刻も早く靴を脱ぎたくて、
速攻でタクシーに乗ってホテルに向かう。
さあ、飛ばしてくれ運転手のおいちゃん!!

だからいきなりホテルに電話して道を聞くなよ。
アメをくれたってコージ苑だまされないぞ。
だまされないぞ…
わあい、ピーチ味のロッテガムだー。←だまされてる

9時半頃、やっとのことでホテルに着いて、
とりあえずぶっひー母娘と黒柳先生にご挨拶。
ここで我ながらすごいと思ったのは、
午後からの買い物ツアーに参戦したことである。
体は悲鳴をあげているというのに、

「旅行なんだから多少の無理は当たり前よ!」

と、わけのわからないやる気を出してしまった。
後で写真を見ると、
もともとやせている夫はともかく、
コージ苑は長時間のフライトと時差ボケ疲れで、
ただでさえ丸い顔がもうパンパン。
これで化粧品売り場をうろついたのかと思うと、
ちょっとばっかり恥ずかしい。

夜、無事にCSB夫妻が合流して、
今回の韓国旅行のメンバーが全員集合。

【今日の食欲】
昼食 冷麺
夕食 焼肉

【今日の物欲】
化粧品いろいろ(コージ苑)
メガネ(夫・コージ苑)
フードつきダウンジャケット(夫)
おサルさんの絵付きTシャツ(夫)



2005年01月16日(日) 韓国旅行 1日目

10時にロビーに集合とのことだったので、
結構ゆっくり眠ることができたのは不幸中の幸い。
これで睡眠不足になっていたら、
今回の旅行へのやる気を失っていたに違いない。

今回はさすがに遅れることなく、
飛行機はプラハを飛び立った。
途中、機長さんのアナウンスがあり、

「一生懸命『とばして』おります」

とのこと。
何でも、通常なら11時間弱かかるところを、
9時間半のペースで飛んでいるらしい。
いいぞゴウゴウ!

…しかし、早朝6時に到着する予定が、
さらに1時間半早くなっても、
あんまり嬉しくないという話もある。

フライト中は、さすがにサービスがよかった。
機内食のビビンパは本当においしかったし、
お姉さん方もきれいだった。うっとり。

コージ苑、頭から水かけられたけど。
(どこまでネタをくれるつもりだ大○航空)



2005年01月15日(土) 韓国旅行 0日目

例のごとく、直前までバタバタあがく。
いい加減余裕って言葉を学んどけ自分。

今回の旅行は、プラハ経由でソウルへ飛ぶ予定。
○韓航空初体験で、どっきどきのコージ苑である。
何せお姉さんが美しくて、
機内食が滅法美味いらしいからのう、ひっひっ←おっさんおっさん

夫・七味屋とはプラハで合流である。
あちらは乗り継ぎ時間が中途半端に長いということで、
日中は市内観光をしており、
リアルタイムで感想を伝える友人がいないためか、
1時間に一本の割合で、
コージ苑の携帯にメッセージを入れてくる。
しかしこっちは準備に追われているので、
着信に気づくまでに結構時間がかかっており、
結局リアルタイムになっていない。
哀れなり夫。
まあ一人で写真とっとけ、後で見てあげるから。

ということで、無事に合流して改めてチェックイン、
指定されたゲートに向かうと、
すでにそこはアジア。
(アジア人率が高い)
いやがうえにも気分は盛り上がったわけだが、
ここで今回1回目の落とし穴があったのだ。

予定搭乗時刻は午後6時。
アナウンス。
「メンテナンスの関係で搭乗が遅れます」
よくあること。

6時半。
「メンテナンスの関係で、さらに搭乗が遅れます」
うん、まあよくあること。

7時半。
「メンテナンスの関係で、飛ぶかどうかわかりません」
うん、まあ、よくある…

…え?今なんと?
コージ苑達、そろそろおなかが空いてきたんですけど。

9時。
「すみません、今日は飛びません」

まじですか…
もうねえ、文句言う気力もありません。
何でもいいから何か食わせろ。

それから結局ホテルに連れて行かれ、
夜中も夜中、12時近くに夕食を出され、
プラハの夜は更けていく。

サービスのつもりか、
歯ブラシと歯磨きを部屋まで届けてくれたが、
どう見ても市販サイズの歯磨きチューブだったのが笑えた。
(これは結局コージ苑母へのお土産になった)



2005年01月14日(金) 案ずるより

キムチ鍋があまりにもすごい働きをしたので、
韓国旅行がちょっと怖くなってきたコージ苑である。

で、黒柳先生に、
「これで本場の韓国料理食べて大丈夫ですかね」
と聞いたところ、
力強く

「大丈夫、慣れるから」

と言われた。

一週間弱で適応するものなのか、人間の胃腸…

限りない不安と活発に活動を続ける内臓を抱えて、
コージ苑アジアへ行ってまいります!



2005年01月13日(木) キムチ鍋2

お母さ〜ん…


キムチ鍋が、

おなかの中で暴れてるよぅ…


コージ苑の小腸と大腸が、

「キムチ鍋からいよー」って、

悲鳴をあげてるよぅ…



2005年01月12日(水) キムチ鍋

黒柳先生に、キムチ鍋を作ってもらった。

ラーメンも入れてもらって、
これ以上ない満足な昼ご飯だった。

夜までは。
(翌日に続く)



2005年01月11日(火) 勝るとも劣らぬ

朝からおなかが痛くて、
午前中の授業が終わるとすぐに帰ってきた。

とにかく冷えるのがダメなんだよな、と思い、
カイロをあてて布団をかぶっていたところ、
そのまま夕方まで寝てしまった。

腹痛<眠気



2005年01月10日(月) 時間が余ったら

定期テストである。

コージ苑の学科では、
基本的に終わった人から退室できる。
早い学生は、大体1時間ほどで試験を書き終える。
時々、いつもは遅い学生が早々に帰ろうとするので、

「ほう、今回はちゃんと勉強したんだな」

と感心して、提出されたテスト用紙を見ると、
半分以上が空欄だったりする。
早いのはあきらめであったか、とがっくりきたりする。

中には、出来ても帰らない学生もいる。
彼らが何をしているかというと、
7割は友達待ちである。
この素晴らしき友情を見よ。
しかし、君のその優しさが、
待たれている当の「お友達」にとっては、
無言のプレッシャーであることも気づけ。な。

後はまあ、こう言ってよければ変わり者の皆様である。
何が楽しいのか、彼らは教室にいたがる。
そして、事もあろうに試験会場の雰囲気にひたったり、
徒然なるままに試験用紙にマンガを描いたりしている。

今日も、1年生で一人いた。
「会話を作りましょう」という短文作成の問題。
横にスペースがあるのが彼の絵心を刺激したようで、
(1)から(5)まで、
全ての問題にマンガをつけていた。
あーあー、しょうがないなあテスト用紙がぐちゃぐ

うまいな。

外国の新聞にある風刺画のようなタッチで、
なかなか面白いイラストである。

今度からテストにつける絵、
彼に頼んじゃおうかな…
(コージ苑は針金人間しか描けない)



2005年01月09日(日) 寝そべって本

本は、寝転んで読むのが好きだ。
ここに畳があれば、もっと快適に読書できるのに。

※※※※※

有吉佐和子『悪女について』 新潮文庫

悪女。いいっすね、悪女って響き。
自分はどうすっ転んでもなれそうにないけど。
ということでこの本、
正直言うと「題名買い」である。
女性実業家、富小路公子(この名前!)が謎の死をとげる。
彼女は何故死んだのか。
生前の彼女と関わりを持っていた27人が、
彼女の人となりを語る様が、
インタビュー形式で綴られる。
彼女の本性はどういうものなのか。
謎は解決されるのか。
最後まで一気に読んでしまう、そんな本。

愛真覚羅浩『流転の王妃の昭和史』 新潮文庫

こちら、同じ女性でも悪女とは程遠い。
由緒ある華族の出で、
「ラスト・エンペラー」の弟に嫁いだ人である。
帯を見ると、年末にドラマになっていたらしい。
送ってくれた人は、番組のチラシまで同封していた。
なんて親切な(しかしある意味残酷な)人だ。

いや、本の感想でなくて申し訳ないんだけど、
そのチラシの裏は、人物相関図になっているのですよ。
配役の写真つきで。
竹野内豊が主役の片側というのはいいとして、
その、ずーっと下のほう、
明らかに脇役(しかも出番がさほどないと思われる)で、
反町が出てるのですが。
あの、ここ数年日本のドラマとは縁がなくなっているのですが、
この人は竹野内とこれだけ差がついてしまったのでしょうか。
それとも、逆に「友情出演」とかで、
タイトルロールで終りの方に出される程になったのでしょうか。
はたまた、単に反町と竹野内はセットなのでしょうか。

…ええと、私何の話してたんだっけ。



2005年01月08日(土) あつい夜を過ごそう2

昨夜、はふはふと鍋を食べていたところ、
CSB先生から電話がかかった。

「今日は行けなかったんですけど、
 明日うちでどうですか?」

恐るべし、鍋の魔力。

※※※※※

ってことで行ってきました。
ええ、行きますとも、

だって鍋だもん。←大文字じゃないのが残念です

着いてみればスキヤキだったので、
厳密に言えば鍋じゃないのかもしれないが、
いいの、コージ苑スキヤキ大好き(何か語呂がいいな)なの。

しかも、スキヤキなら具を持参するのもなあと思って、
箸休めのつもりで作っていった野菜の南蛮漬けが大好評。
美味しい思いをして、
レパートリーまで増えちゃってコージ苑ラッキー。

すみません、幸せすぎてオチを思いつかない。
どのぐらい幸せかって、
結婚した瞬間よりも幸せ←おい



2005年01月07日(金) あつーい夜を過ごそう

あまりにも良い天気なので、

「鍋が食べたい」

とつぶやいたところ、
間髪いれずに反応してきた人が一人。
盛り上がっていたところに、
話を聞きつけて入ってきた人が一人。
ずるずる、芋づる。

そんなわけで、
コージ苑宅で鍋大会をすることに。
各自、秘蔵のネタを持ち寄れい、と命じたところ、

うどんとか(おお!)、
スモークサーモンとか(ネタ?)、
ビールとか(だからネタ?)、

中々美味しいものが集まったのである。
微調整できない暖房ががんがんについている部屋で、
「暑い熱い」と言いつつ食べる贅沢。

たまんない。



2005年01月06日(木) バイオリン

2005年1回目のバイオリンのレッスン。

なんと4人で合奏である。
さすがに迫力あるなあ。
バイオリンは、
実はピアノに負けないほど音が響くので、
日本だと、5割の確率で、
「うるさい」
と怒鳴り込んでくる隣人がいそうである。

その心配がないというあたりが、
スロの良い所というかなんと言うか。

今年ものんびりしているこの国です。



2005年01月05日(水) あの人は今

原田宗典『27』 角川文庫

一時期(って随分昔だけど)結構読んでいたが、
最近あまり見かけない人である。
改めて読んでみると、
椎名誠と中島らもを足して2で割って、
いい子テイストにしたような、そんな感じ。
ちなみに書名は「27冊目の本だから」ということだ。
このあたりのいい加減さが好きといえば好き、なんだけど。



2005年01月04日(火) ○×○×

定期テストのシーズンである。

今日は古典初級の冬学期期末。
一人でマルバツマルバツと採点をしていた。
マルバツマルバツ。

…もっと簡単な問題にすればよかった。(採点が楽)



2005年01月03日(月) ディスカバージャパン

新年初授業。

いきなりギチギチやってもしょうがないので、
まったりビデオで「紅白」と「ゆく年くる年」を見せた。

紅白は、最後の方だけちょこっと、という程度だったので、
学生は小林幸子を見て「怖い」と言っていたが、

君たちは真の紅白の怖さを知らない。

例1 布○明の「無駄に高い歌唱力」(by藤田香織)
例2 妙に若返った森○一
例3 氣志○のあの人のヅラ
例4 マツケンサンバの全て



2005年01月02日(日) しんねんのほうふ・改

ええと…
抱負というほどのものじゃないんですが…

去年の後半は、
読んだ本の記録をあまりちゃんとしておらず、
一体どんな本を何冊読んだのか、
自分でも把握しきれていなかったので、
これはいかんと。

ということで、
今年はちゃんと書きます。

ほんっとうに抱負のレベルじゃないし。


※※※※※

小川洋子『沈黙博物館』ちくま文庫

『妊娠カレンダー』を読んだのは、
確か大学に入りたての頃。
ちょっとえぐー、と思ったのを覚えている。
『博士の愛した数式』で、
最近ちょっと騒がれているらしい著者であるが、
久しぶりに読んだらやっぱりえぐー、だった。

死者が生きていた証となる「形見」を収集する老婆と、
博物館建設のために呼ばれた技師。
しかし彼は、いつのまにか老婆の後継ぎに。
老婆と同居する娘は爆発騒ぎに巻き込まれて大怪我するわ、
使用人の庭師はナイフつくりが趣味だわ、
耳縮小手術がどうの、連続殺人事件で切り取られた乳首がどうの。

えぐー。



2005年01月01日(土) しんねんのほうふ

あけましておめでとうございます。
新年を迎えるにあたって、
2005年の抱負など。

今年は決して後ろを振り返らず、
前を見すえて進んでいきたいと思います。



…と書いたところで、
更新が去年の12月12日で止まっていることに気づきました。

前言撤回。
今年はまず、過去を振り返る作業から始めたいと思います。


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