羽音の隙間に寝転んで
僕は北極星を見つけた。
どこから
どこまで
僕?
「・・・宙-ソラ-?」
。 。 。
風
土のにおい
そして、また羽音。
2006年09月15日(金) |
・・・・濃紅(こいくれない)・・・・ |
ちいさく頷いて
「そうでしょ?ほら、言ったじゃない。」
それだけだ。
どうして
どうして
君が舌打ちでもすればよかったの。
大きな瞳で僕を見つめて
「ね?」
微笑むのは反則だ。
どうして
どうして
好きになるのは簡単で
諦めるのは難しい。
君を追うから
僕の目は疲れていくのに。
君を想うから
僕の心は疲れいくのに。
どうして
どうして
こんなに君は遠いのだろう。
どうして
どうして
こんなに君が好きなのだろう。
繋いだ手の奥から
溢れている
その光に
暖かさを見つけて
いつまでも
その光を
慈しむように
いつまでも
いつまでも。
2006年09月01日(金) |
=刻薄(コクハク)= |
誰かを想う時
誰かの不安を
誰かの苦しみを
誰かの泪を
消しゴムで擦るように
指で拭うように
綺麗に消してしまいたくはないか。
誰かを想う時
同じように自分を
想ってくれてはいないだろうかと
期待してみて
そんなはずはないだろうと
ため息をついて
そんなことを繰り返すうちに
ふと 涙がこぼれて
誰かを想う気持ちの大きさに
じたばたしないだろうか。
嗚呼、今日もひとり。
僕は、待ちくたびれた。
|