ロマンティスト・テイスト...jovanna

 

 

雨音は・・・ - 2008年05月30日(金)

菊地英昭ファンの友人が、『雨音はエマの調べ』と語っていた。
吉井和哉ファンとしては、『雨音は吉井和哉の調べ』と
いうべきだろう。というか真っ先に思い浮かぶのは、
二人の共作「THIS IS FOR YOU」だ。
“In the rainy day 降り続く雨の夜にちぎれても”
THE YELLOW MONKEYの「雨の曲」の中では、最高に好きだ。
雨を歌った曲は、本当に多い。
アンニュイの極み「DONNA」、切なさが沁みる「HARD RAIN」、
恋の炎が燃え尽きる間際の危うさがゾクリと来る「ピリオドの雨」、
嵐の坂道を転げまろびながらも「性と生」の灯を掲げ歩んで行く
人生の歌「エヴリディ」、日常の鬱積も何もかもを発散させる「甘い経験」、
“雨の中を何も見えずに走るのは とても深く生かされるのを感じたような”と
歌う「バラ色の日々」。
「花吹雪」では、
“雨上がりのアスファルトがキライになりそうなエロティックな香り”という
非常に印象的な歌詞もあった。
ソロになってからの「雨」の歌では、
ダントツに「SWEET CANDY RAIN」だ。
“まぼろしの
 Sweet candy rain は止み
 救いだった神にすらもう
 Say goodbye
 Say goodbye say
 もう誰のせいにもしないって”
「雨雲」でも感じたけれど、
吉井和哉にとって雨とは、身体に纏った余計な鎧を
洗い流す禊の雨であったり、潤いを与えてくれる
慈雨でもあったりするのかも知れないと思った。
もうすぐ雨の季節だね。





君の記憶の胸元に - 2008年05月27日(火)

昨日明け方にモバへ書きこまれた吉井和哉の二連発で
最も突っ込みを入れたのは、
『YELLOW MONKEY最初で最後のDOME LIVE』でも
『この頃には戻れないけど』でも
『オレの目、頑張ってるけど死んでるわ(笑』でも無かったよ。
『この時の7万人は今何をしてるんだろう?』の
「7万人」だった。
東京ドームに集まったのは、5万人じゃなかったろうか。
7万人っていうのは、多分当時のTHE YELLOW MONKEYファンクラブ会員数
なのでは?と思うけれど、どうだろう。
複数入会もあったろうし、退会、再入会もあったろうから
実質的にはもう少し下回るだろうけれど、凄い数だよね。
私自身は、大阪ドームのみの参戦だった。
吉井和哉は、自伝でも語っているように東京ドームLIVEの事すら
良く覚えていないらしいので、尚更大阪ドームの事なんて
ろくに覚えていないのだろな。
でも私は、あの大阪ドームLIVE、とっても良かったと思っているよ。
東京ドームでは、TV中継も入っていたからか、これが実質最後のLIVEだと
腹を括っていたからか、メンバー達、吉井も努めてエンターティーメントに
徹しようとしていたように当日TV中継に釘付けだった私の眼には、
ブラウン管越しにそう見えたけれど、大阪ドームのステージで、
MCも少なく、真摯な表情で「大舞台」を遣り遂げようとする
メンバーの姿が胸に焼き付いている。
アンコールで花道の先端で「メロメ」を演奏した「筏に乗った男達」
切なく儚く美しかったよ。
真っ白で目の前が何も見えなくなったあの紙吹雪の形見は、
今もあのチケット半券と一緒に眠っている。
決して色褪せない記憶として焼き付けたからね。

私は、自分では、吉井和哉の現在進行形のファンであり続けていると
思っているけれど、これからも
吉井和哉が歩いて来た道を愛し続けて生きて行きたい。





「絶対的な飛躍」 - 2008年05月24日(土)

『年末のライブにジョシュとジュリアンに来てもらえるよう現在交渉中』という
吉井和哉の書き込みを見て、
「凄い!あのジョシュとジュリアンの加わったDragon head Miracleバンドを
年末の城ホールと吉井武道館で見られるなんて、何て素晴らしいんだろう!」と
クリスマスを大切にする外国の人相手に、出演交渉をするのは、
かなり難しいだろうに、また呼ぼうとしてくれている吉井の気持ちが嬉しかった。
『年末から始まる新しい吉井和哉の世界を期待していて下さい!
これから絶対的に飛躍します。』
長期オフでたっぷり充電して吉井和哉は、また
私たちの目線の遥か遠くを見据えて羽ばたこうとしているのだと感じた。
けれど、最初の興奮が収まると、
城ホールと吉井武道館へまたジョシュとジュリアンをまた呼ぼうとしている事が
何故か怖く感じて仕舞ったのだ。
確かにジョシュ・フリーズが加わったDragon head Miracleツアーで
ミラクルが起こっていた事は、DVDの映像でも鮮やかだった。
あの時あのLIVEの場で「最高!」と感じることは、間違いない。
でも、今これからの未来へ進む過程の中で
「あの時のあのメンバーが最高!」と吉井和哉の中で
認識されて仕舞うのは危険ではないかと思った。
ジョシュ・フリーズは、誰もが認める人気ドラマ―だ。
アルバム制作に参加してもらうのはまだしも、LIVEツアーに
容易に参加して貰える人ではない。
ジュリアン・コリエルだってそうだ。
DVDを見て更にジュリアンのファンになった。
そんなに簡単に参加して貰える方達では無いだろうにと思う。
勿論Dragon head Miracleのメンバーはみんな好きだ。
吉井和哉にすぐ弄られちゃっているけれど
バーニーさんのあのギターとコーラスは、ソロ吉井和哉に欠かせない存在だ。
吉井和哉の要求を受け止める度量の大きさ包容力は、本当に素敵だと思う。
LIVE DVDを見ていて改めて気付いたけれど、三浦淳悟さんのベースは、
バンドをきっちり支えているんだよね。渋い。
そして鶴谷さんがどれだけ繊細に深く吉井和哉の楽曲を
表現していてくれているかが、DVDから伝わって来る。
またこのメンバーのLIVEを見たい。
それでも、吉井和哉には、自分自身で限度を設けて欲しくない。
遥かな未来を見据えて「進化」していって欲しい。
もしもジョシュやジュリアンが年末に参加出来ないという事態に為っても
気落ちする事のないように。
かえってそれを、より良い「未来」に繋げて行って欲しい。





Dragon head Miracle - 2008年05月22日(木)

この龍頭が描かれたジャケットを手にしたくて、
こちらも購入した。
ケース内部の写真がZEPP TOKYOを埋め尽くすファン、そして
ステージ上のDragon head Miracleバンドの姿とが
興奮と熱気で眩いオーラに包まれて、ひとつの塊に
為っているかのように見えて、まずその事に感動した。
ZEPP TOKYOのLIVEの様子は、先月発売された
LIVE CDで雰囲気を感じ取れていたと自分で思い込んでいたけれど、
やはりこうして映像が加わると、迫力が違うね。
「I LOVE YOU BABY」でエディーを掻き鳴らす吉井和哉の格好良さに
クラクラした。
「BLOWN UP CHILDREN」へ続いていくところは、当分聴けないと思っていた
この曲が聴けてとても嬉しかったけれども、
吉井和哉本人の歌い方で言ったらば、「MY FOOLISH HEART TOUR」で
私にとっては初めてこの曲を聴けた時の方が好きだ。
「黄金バッド」は、ジョシュ・フリーズのドラミングを目の当たりにして
この曲の本来の姿は、こうであったのかと驚きと納得とが一遍に来た。
まさに千手観音という印象だ。
逞しい頼もしい守護神がステージ上でどーんと構えていて
吉井和哉やジュリアン、バーニー、淳悟さんに鶴谷さん、
メンバー全員もの凄く安心して、でも皆が生み出すパワーに
其々がまた自分自身のより大きなパワーを引き出されているような
そういう印象を受けた。
「I WANT YOU I NEED YOU」「Pain」がもの凄く気持ち良かった。
“俺の詞には意味が無い だけど君達には伝わってるよなぁ!?”
あの吉井の声は、達成感と自信に充ち溢れていて
吉井にとってこのツアーがどれ程大きなものだったかを
改めて感じた。
「シュレッダー」は、「GENIUSINDIANツアー」「吉井武道館」そしてこの
「Dragon head Miracleツアー」と三度聴けたけれども
この演奏が一番凄味があった。
初めてバンドバージョンで演奏された「TALI」は、今まで吉井が
アコースティックでしか演奏したくなかった訳が判った気がした。
「CALL ME」は、演奏の面から言えば、当然素晴らしい。
けれど、吉井和哉自身の切々とした想いを感じ取れたという意味では、
2005年夏のツアーの「CALL ME」の印象が鮮やかだ。
「見てないようで見てる」、THE YELLOW MONKEYの曲をこういう形で
演れるようになったのだなあと、その余裕が心地好く嬉しく感じた。
「Shine and Eternity」、この歌の発売当初私は、
この歌がこれ程まで大きな歌に為るとは、思いもしなかった。
それが、三つのツアーを通して次第に力強く温かで掛け替えのない
「愛の歌」へ成長していったと思う。
MCで吉井和哉が『LIVEの終りには、龍が飛び立つ』と語ったけれど、
本当だった。
「ミラクル」の名に恥じないDragon head Miracleバンドの
ミラクルを我々が体感出来た事を幸せに思う。

BOX盤との違いは、フォトギャラリーだ。
良い表情してる!




LIVE LIVE LIVE - 2008年05月21日(水)

まずGENIUS INDIAN福岡最終日から見始めた。
ジョシュが参加したDragon Head Miracle tourの印象が強くて、
GENIUS INDIANツアーの思い出が薄れがちだったから、
このDVDで自分が参加した武道館で「Introduction」の音が響き始め遮幕越しに
吉井和哉の姿が浮かび上がったあの感動が蘇って、じーんと来た。
セットの豪華さ、スクリーンに映し出された映像、
照明の美しさ、「SIDE BY SIDE」や「聖なる海とサンシャイン」
「LOVE COMMUNICATION」「BLACK COCK'S HOUSE」という思い入れ深い曲達、
会場全体を暖かな愛で包み込んだ「Shine and Eternity」の力の大きさ、
「雨雲」が想像以上に深く沁みて来た。
GENIUS INDIANツアーは、良いLIVEだったよね。
「吉井武道館」は、TV中継もあったので、これは後日ゆっくり見る事にして
ツアードキュメンタリーを見た。
初日「広島」から最終日「沖縄」まで、全ての楽屋風景やリハーサル、
本番、LIVE後の風景まで収録されている事に驚いた。
何と言ってもジュリアンとジョシュのキャラクターが素晴らしい。
ジョシュがこんなに面白い人だとは思わなかった。
ジュリアンがもう本当にキュートで堪らない。
吉井和哉も語っていたけれど、ジュリアンて物凄く繊細で優しい人なんだろね。
ジュリアンがお父様のラリー・コリエルに昔言われてこれだけは守っているという
言葉『ミディオカだけには為るな。優れた物は、ミディオカとは紙一重だ。』が
心に残った。
吉井和哉自身もこの「ミディオカ」の問題には、凄く心を砕いているのだろうね。
ジュリアンがインタヴューで、彼がとても吉井和哉の音楽と吉井和哉という
ミュージシャンを愛してくれているかが伝わって来て嬉しかった。
「オーディエンスも好き」って言ってくれて感謝です。
ジョシュの吉井和哉評の『吉井和哉は音楽を愛している。彼の音楽に対する
情熱は素晴らしい』という言葉が誇らしかった。
レコーディングで曲を共に作り上げていった過程、
そして共にLIVEツアーという濃密な場でより深まった理解と信頼感なのだろう。
良い出会いだったんだね。
吉井の「やれて良かった。幸せだ。」の言葉に胸が熱くなった。
ドキュメンタリー最後に「FATHER」をいれてくれてありがとう。
聴けないものと諦めていたから、凄く嬉しい。


DVD鑑賞に没頭しているうちに、年末公演の日程が発表されていた!
12月25日(木) 大阪城ホール
12月28日(日) 日本武道館
武道館は、1日だけになるのか。こりゃあ激戦だろうなあ。
どうか今年も武道館で吉井和哉のLIVEをこの目に出来ますように☆

大事な事を書いておかなければ。
THE YELLOW MONKEYデビュー16周年おめでとう!
吉井和哉の歌うTHE YELLOW MONKEYの曲を聴いて
改めて思ったよ。
私はTHE YELLOW MONKEYを愛している。
「TRUE MIND」写真集に書かれているように
“自然なものは永遠につながってゆく

 自然なものは無理なくつながっている”
曲は、演奏されて、歌われて
命が繋がっていくものだと私は、信じています。





FUJIROCKERS―フジロッカーズ - 2008年05月17日(土)

THE HIST0RY OF THE FUJI ROCK FESTIVAL【FUJIROCKERS―フジロッカーズ】
フジ・ロックの11年の歴史を語る上で欠かせない主要アーティスト
(洋邦100組ほど予定)のライヴ映像を織り交ぜた、
ムービー仕様の2枚組DVDが7月下旬発売予定だそうだ。
あの「伝説の」第一回フジロックでのTHE YELLOW MONKEYが収められる事を願う。
当時の、特に洋楽ファンからのTHE YELLOW MONKEYバッシングは、本当に酷かった。
THE YELLOW MONKEYというバンド自体に対してもだったし、
フェスでのモンキーファンに対しても、厳しい批判が出ていた。
けれどwowowで放送された映像を見る限りでは、そりゃあ吉井和哉はちょっと
というか相当リキ入り捲って若干カラ回ってるなあとは見えたけれども
鬼気迫る緊迫感、激しい雨風と凄まじい状況になっているオーディエンス達と
真っ向勝負を挑もうとしているメンバー達、重圧を一身に背負うかの如く
奮闘するフロントマン吉井和哉の姿は、強く輝いていた
私は、このTHE YELLOW MONKEYの映像を、当時このLIVEを実際に見た訳でもないのに、
ただ雑誌やネット上の記事や評判だけを鵜呑みにして、今だに
フジロックでのTHE YELLOW MONKEYを批判し続けている人達に見て欲しい。
当日のTHE YELLOW MONKEYセットリストは、
SUCK OF LIFE
A HENな飴玉
SEE-SAW GIRL
TVのシンガー
紫の空
RED LIGHT
天国旅行
BURN
LOVE LOVE SHOW
悲しきASIAN BOY
だったそうだ。
自伝に『変な話、あのフジロックの挫折感で、解散しちゃったようなもんだから。
解散の理由の何%かは……。』と書かれていて、
吉井和哉の受けた傷は、そこまで深かったのかと改めて思い知った。
『自分たちとしてはフジロックにふさわしい洋楽的な楽曲を並べて
演奏したにもかかわらず、伝わらない厳しいライヴだった。』
「SUCK OF LIFE」で始まって「A HENな飴玉」に繋がり、
「TVのシンガー」「紫の空」「RED LIGHT」「天国旅行」だなんて
私なら狂喜乱舞だけれど、嵐の中だもんねえ。
体温奪われて遭難しそうになってる聴衆には、きつかったろう。
当日の天候や状況を適切に判断してセットリストの変更を上手く
ジャッジ出来てれば良かったのにね。
実際、このフジロック後にイギリスへ渡って行ったアストリアでのLIVEは、
フジロックと全く同じセットリストで盛り上がったそうだから。
97年は、「楽園」「LOVE LOVE SHOW」「BURN」のヒットで
凄い勢いでファンが拡大した時期だから、これまでスタンディングのLIVE経験のない、
まして野外ライブも厳しいモッシュゾーンも想像も出来ないようなファンの子達も
多かったのだろう。
諸々タイミングが悪かったと言えると思う。本当に残念だ。
スタンディングLIVEに慣れた今だったらきっと大丈夫だと思うよ。
だから、吉井和哉としてフジロックへ出るべきだ。
オファーを待っているんではなくて、自分から売り込んで下さい。
リベンジ果たして下さい。
THE YELLOW MONKEYに課せられた呪縛を解いてやって欲しい。




JET LAG MAKERS - 2008年05月14日(水)

JET LAG MAKERS
HEE FESTのTHE YELLOW MONKEYのヴォーカルを務められた
HIDEKIさんとギターONOCHIN、ドラムYUJIさんのバンドだ。
先日出演されたインターネットラジオでのトークと
演奏がとても良い感じだったので、ラジオ終了後速攻で
ファースト&セカンドアルバムの購入申し込みをして
手にする事が出来た。

ONOCHINのギターは、HEESY WITH DUDESの頃から結構好きなので
このアルバムも期待出来ると思っていたのだけれど、
HIDEKIさんの声質が想像以上に好みだった。
この方が素晴らしいという評判は、もう何年も前から
耳にしていたけれども、本当だったのだねえ。
FIRST MINI ALBUM「JET HIGH!」の方は、
リズムが心地良いハードロックだ。
ハードなサウンドでありつつも、メロディーが耳に馴染んで
心に残った。
SECOND ALBUM「Lotus」の方これは、好きだ!
インターネットラジオでも流れた「Sob Indian」が良い。
“ねがいは遥か遠く 絶望は近く引き寄せるけど
 旅立った旧い友の 抱きしめるは赤い花
 Sob Indian”
格好イイ〜!映像が鮮やかに浮かび上がってくるようだ。
「Yesterday」
“だからいっそずっと忘れられるならば簡単なのかもね
 きっと未来には過去が必要で
 But time is not true”
“過去を思いながら 一秒が重なっていく”
これは、グッと来た。「Lotus」の方は、全曲、HIDEKIさんの作詞・作曲なのだそうだ。

ギター・ベース・キーボードも弾きこなすとか。マルチな人だね。
「Innocent Sky」の切なさと儚さは、「甘やかな痛み」とでも
いうような中毒性があると思った。
生で演奏を聴けなくて非常に残念だ。








限りない可能性を信じて - 2008年05月08日(木)

吉川晃司さんの『THE FIRST SESSION』DVDを観て想像以上に感嘆したのだけれど、やっぱり考えて仕舞うのは、吉井和哉の事だ。
もし吉井和哉がジャズ・フュージョンでLIVEを遣るとしたら?
曲ごとにセッションするとしたら?と考えてみた。
昨日は、「固定メンバーを決めてバンドにしたって良いじゃない」なんて
思っていたのに、今日は、セッションも良いじゃないかと。
要するに、吉井がより自由に楽しんで音楽をしていてくれさえすれば
それが一番なのだ。
敬愛するブロガーさんが、『吉井和哉をプロデュースして貰うのはどうか?』と
意見を述べておられて、とても共感した。
ほんの幾つかの例外を除いてTHE YELLOW MONKEY時代から長い間
セルフプロデュースし続けて来た吉井和哉だけれど、
ここらで一度他人に、一素材として料理されてみるのも面白いのじゃなかろうか。
もの凄い新発見があるかもしれないよね。
THE YELLOW MONKEYの楽曲をジャズ畑の人とセッションしてみたら、
ミラクルが起きるのじゃないかな。
洋楽・邦楽のフェイバリットソングズをカバーするというのは、どうだろう。
吉井和哉ならでの名盤が出来上がるに違いない。
愛とは、相手への「尊敬」「信頼」「慈しみ」「可能性を信じる」だそうだけれど、
私は、正直に言うと昨年の「自伝」以来、「尊敬」と「信頼」の念が
少々揺らいで仕舞っていたと思う。
私自身、A型の道徳愛好家だし、モラリストだし、
トラウマ持ちなので(笑)、「自伝」で明かされたある部分に余計違和感を
感じたのだろう。
それは、あくまでも吉井和哉の「私」の部分に対してなのだけれど、
「自伝」でも明らかにされたように、吉井和哉の生み出して来た音楽が
この上なく私生活と密接なものだと知らされたからには、
「私」の部分を切り離して考える訳にもいくまい。
変な表現をするようだけれども、どうぞ“悔いのない人”であって下さい。
あなたの生き様が刻まれた音楽を信じています!





羽ばたけ! - 2008年05月07日(水)

「吉井和哉が雑誌PLAYERでバンドメンバー募集しているらしい」
そういう噂を知った。
「まさかそんな筈は無いだろう」と思うと同時に
完全否定出来ない気持ちもどこかにあった。
ROCKIN'ON JAPANインタヴュー最後の
『最後『アメリカン・アイドル』で去っていきやがったあいつ、
みたいな(笑)』という表現も気に為っていたし、
Dragon head Miracleツアーを終えて、
彼がYOSHII LOVINSONとしてソロ・デビューを果たし、
吉井和哉と名前を改めて、これまでに作り上げて来た
ソロ・ワークをこのツアー三部作をやり遂げた事で
一つの大きな到達点に達したと吉井和哉は、
捉えているのじゃなかろうかと思うからだ。
もしかしたら吉井は、次にバンド形式の活動を
考えているのかも知れない・・・
Dragon head Miracleツアーが終了してから
私には、その想いが強く為っていた。
だいぶ以前、THE YELLOW MONKEY休止から間もない頃
確かbridgeでだったろうか、吉井和哉が
『バンドはひとつ』と語っていて、
そのことは、昨年出された自伝「失われた愛を求めて」の中でも
『人間的な、総合的な部分を含めて、
女性もバンドと同じで、ひとつしかないんですかね。』と
語られていて、吉井和哉にとってTHE YELLOW MONKEYとは、
それ程までに唯一無二の存在なのだからと、吉井和哉が
バンド形態を取らない事をTHE YELLOW MONKEYへの愛の証のような
忠義立てのような、そういう捉え方をしていた。
それでも、心のどかかで、レコーディング毎にツアー毎に
メンバーが変わる今の状態よりも、吉井和哉には、
もっと安定したしっかりとしたバンドとしての形態の方が
もっともっと伸び伸びと力を発揮出来るのでは、とも感じていた。
PLAYER2008年6月号は、40周年記念号という事で、
数多くのミュージシャンと共に吉井和哉のメッセージが掲載されていた。
中学生の頃から愛読していたという『プレイヤーといえば、メンバー募集。
イエローモンキーを始めた当初メンバー募集をよく利用した。
ソロになった時も目を通した。』のだそうだ。
今現在、メンバー募集をしているという話では無かった。
ちなみにソロに為った頃云々というのは、
【吉井和哉ソロワーク立ち上げ!ミュージシャン、RECスタッフ募集!】
ベース、ギター、ドラム、キーボード、DJ、vin、perc、マリンバ等、楽器全般
プロ・アマ問わず。レコーディング・エンジニア、マニピュレ―ターも募集。男性のみ。
だったよね。結局、採用されたのは、マニピュレ―ターだったらしいけれども。

先日、通販で申し込んだHEE FESTのパンフが届いて、
結城雅美さんがインタヴューされたヒーセのTHE YELLOW MONKEYへの文章で
一番印象深かったのは、『すでに《バンドとは何だ》っていうことが、
メンバーそれぞれが解ってたから』という言葉だ。
吉井和哉にとって『バンドとは何』なのだろう。
私が漠然と感じているのは、バンドというものの引き起こす化学反応の大きさ
という事なのだけれどなあ。
もしも吉井和哉が新しいバンド結成という事になったら、
多分淋しく思うだろうけれども、それでも、吉井和哉というミュージシャンが
理想の音楽を創造して行けるなら、応援するよ!
自由に羽ばたいて欲しい。
もっと高く跳べる人だもの。




遠慮なく言わせて貰うよ - 2008年05月05日(月)

モバ公式を覗いてみてビックリした。
真夜中に「整形ネタ」?
本当ーにカマッテちゃん体質なんだねえ。
だって、ああいう書き込みしたらモバ公式BBSがどーなるか充分判ってての事だよね?
『まぁそんなこと言ってお子ちゃまねー。おっぱい飲みたいの〜?』と
エドはるみ風に突っ込みたくなったわ(汗)
あの真夜中の書き込み以降、モバの『吉井和哉へメッセージ』は、
私がざっと見たところ、殆ど全てがこの「整形うんぬん」の話題で
埋め尽くされていた。
これって可笑しくないですか?
4月30日に、あのもの凄いミラクルを起こしたツアーのLIVE CDが出たばっかりですよね?
『各アルバムについて』というトピックも別に設けられているけれども、
そこへの書き込み量と比べて、あまりにも「整形ネタ」への書き込みが多過ぎる。
発売一週間経ってないんだよ?
本来ならば、LIVE CDでどれ程衝撃を受けたか、どれ程感動したかを
メッセージしたい時期なのに。
長期オフ中、暇過ぎるのか、淋しいのか知らないけれど、
ROCKIN'ON JAPANインタヴュー以外全くと言っていい程、
プロモーションもしていないのだもの、
ファン以外の大衆ににこのLIVE CDが浸透するのは、物凄く大変な事だと思う。
こんなに素晴らしい音源が世に出たというのに、
皆が知らないままだなんて、とても残念に思う。
それなのに、『整形しよっかな』
『知り合いの整形外科医のところで手術して貰う』?
『次に会う時は格好よくなってるぜ〜』!?
う〜〜ん。
ちょっと頂けないなあというのが正直な気持ちだ。
「整形なんてしなくても充分今のままで格好イイですから〜。」
「そのお鼻じゃなきゃ吉井和哉じゃありませんから〜。」
大勢の声が集まれば満足出来るのでしょうか?
余計淋しく為っちゃうよ。





My追加

 

 

 

 

INDEX
past  will

溶けた砂
時の谷間