雨の中の撮影

今日は、朝から演ぶゼミのクラスの短編映画の撮影がありました。
と言っても、みんなが揃って「さあ、リハーサルしようか」となった時に雨が降り出して来ました。
しかも、台風が接近中!
それ以後は、雨足は強さを増すばかり。
ひとまず作戦を練ろうということで、近くの喫茶店に行きました。

映画の舞台は公園なので、「あずまやとか大きな木とか、ある程度雨を避けられる場所がある公園だったら撮れるんじゃないか?」という案が出て、近くにそういう公園がないかみんなで考えました。
明るい話だったら、雨が降っているというだけでアウトなんでしょうが、今回の短編はせつない話なので、雨でも行けるっちゃあ行けるんです。
でも、結局めぼしい場所が見つからず、雨の中で撮ろうということになりました。
そして、「せっかく雨の日に撮るんだから、雨の日にしか撮れないものを撮ろう!」ということで、雨の日に雨宿りに来た公園で偶然出会う男女の話を考え、撮ることにしました。
僕は、今日は役者ではなくスタッフとしてお手伝いに行ったので、役者チームを喫茶店に残して、監督チームと共に先に出発しました。
まず、公園に向かう途中の店でタオルとゴミ袋を買い、学校に行って機材を借り、カメラが濡れないようにビニール袋を巻き、使わない荷物をゴミ袋にしまいました。
そして、準備ができたところで、役者チームが到着。
軽い打ち合わせの後、撮影が始まりました。
撮影時間は、5時間を越えました。
特に主演の蔵君は、公園に雨宿りに来たという設定だったので、傘を持っていません。
なので、カメラが回っている間は、傘がさせません。
大変そうだったなあ。でも、頑張ってました。
他の人も雨に濡れるシーンがあったり、監督の山崎君は傘をささずにやっていたし、傘をさしていたスタッフの人も撮影している間に少しずつ濡れていました。
僕は、後半から荷物番になったので、それ以降は雨に濡れることはなく、なんだかみんな濡れてるのに申し訳ないなあ、という気持ちになってしまいました。

ともあれ、撮影は無事終了。
学校に戻って、映像をチェックしたところで、僕はクレモンの稽古に向かう時間になってしまったので、お先に失礼させてもらいました。
その後、みんなは声の録音をしたそうです。
雨の音がうるさかったり、機材を濡らす訳にはいかなかったので、同時録音をしなかったからです。
監督の山崎君は、26日には編集したものを見せてくれると言っていました。
どんな作品になるのか今から楽しみです。
2004年10月19日(火)

箕輪達昭な日々 / みの

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