もんすん日記

2010年09月15日(水) できない理由

昨日、保育園からの帰り道、近所のワンルームマンションの裏、道路の真ん中に、なぜか白米の塊が落ちていた。
なんじゃこりゃ?とびっくり、「誰か早く掃除してくれればいいのにー」と思いながら帰り着いて、はたと気づいた。

いやいや、誰かって私がやってもよかったんちゃうん?

ビニール持っていたから、散らばらないようにビニールでまとめて脇におくだけでもできたし。
子供連れてるから、とか、何かをしない出来ない理由っていくらでも思いつくけど、昔は空き缶が落ちていたら、拾ってゴミ箱に入れるくらい、何も躊躇せず出来た。いつの間にか、私も出来ない理由を探して生きていくようになったんじゃないかと、ちょっと危機感を覚えた。いかんいかん。

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娘の動きがすごい。
寝るときはふとん3枚敷いて家族でごろ寝しているのだけど、昨日は娘を端に寝かせて、起こさないよう、反対側で息子に絵本を読んでやっていた。すると、娘、ごろんごろん5回転くらいしてこちらへ移動、一緒に本をのぞきこんでいた。いやーびっくり。

こないだ友人たち(全員長女)と「長男長女と弟妹の性格の違いについて」という話題になって盛り上がったことがあった。友人の「まわりの人を見ていると、何かトラブルになったとき、長男長女はパニックになって固まってしまう。その横でさっさと動いているのは、次男次女。」という見解を聞いて、なるほどな〜私も固まってしまうタイプやな、と妙に納得した。(最終的に責任者になっちゃうのも長子が多いと思うが。)

考えてみれば、長子って(少なくとも1−2年は)何もしなくても親があれこれ世話を焼いてくれるけど、次男次女以下だと、ふとん転がって身体使ってでもアピールしないと親の注意を引けないので、身体感覚が発達するのかも(笑)。
娘も要領のいい子になってくれるといいな?!息子は長子らしく、私と同じ「ドンくさいロード」を歩んでいます。

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今日はそんな息子の誕生日。さっ、飾りつけしたり、料理を作ったり、ケーキを取りに行ったり、今から色々仕込みをするぞ!!
どんな顔をするのかものすごく楽しみ。



2010年09月08日(水) 主婦願望?

育児休暇に入り、専業主婦生活をはじめてからはや半年。初めは世間に取り残されている気がして焦ったりもしたけど、最近は子供と家にいることがものすごく楽しい。
相変わらず家は片付かないけど、弁当を作ったり、子供の病院にこまめに通ったり、調べようと思って放っておいたことを調べたり、本を読んだり、長く会えなかった友人とも会ったり、となかなか充実している。
まあ、今のところ帰るあてがあるから言えることだろうけど、主婦の生活もいいなあと思う。というか、また仕事に戻ること自体がうそのように思えてきた。

最近は就職難もあって、若い女性の「専業主婦願望」が増えているのだとか。切実で、現実的だなあ。

内田樹先生の本を読んでいたら、面白いことが書いてあった。
特に30代の女性が生きづらいのは、「女性のサクセスモデル」を目標に設定してしまって、常に不充足感を感じるからだそう。

「カタカナ職業で成功、良い恋愛・結婚をして、素晴らしい家に住み、賢い子供に恵まれ、センスもよく、外国語がぺらぺらで、ワインに造詣深く・・・」なんて女性、そうそういないけど、女性の方が大真面目にそういうサクセスモデルに目標設定してしまいがち、というのは確かにそうかもしれない。(そういう女性は、実は100m走で90mからスタートできている恵まれた環境にあるという解説に納得。)

そのおかげで、仕事のある人は家庭がない不充足感に悩み、家庭のある女性もキャリアがないことに悩み、仕事と家庭があっても家が散らかってセンス良くないことに悩み、etc...確かに不充足感が満たされることはないのかも。

かなりはしょるけど(娘ちゃんが起きたので)、親世代の価値観への反発、そして一世代上のこういった現象を横目で見てきて、若い女性達が「贅沢しなくても、家なんて買えなくても、専業主婦になって、温かい家庭を築きたい」という方向に傾いてくるのもなんとなくわかるなあという気がする。就職先がないというのが一番の理由なんだろうけど。

職業はどうあれ、子供たちには「自立して、一人でしなやかに生きていける」人間になれるよう、育ててあげたいなと思う。その時々で「自分が正しいと思うこと」を実行できる、というのが自立であって自由でないかと思う今日この頃。そうでないと、他人と程よい距離も築けない。
書きたい方向とだいぶずれてしまったけど。


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