もんすん日記

2006年10月29日(日) 可能性を信じる

ノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌスさんが設立した「グラミン銀行」のマイクロクレジットをNHKで取り上げていたけど、目から鱗だった。
貧しい女性にターゲットを絞って、施すのではなくあくまで「貸す」ことにこだわり、彼らが自分で商売を営めるように援助する。
小口、無担保で融資し、きちんと返済するようグループで目配りする。
貧しくて教養のない人にはお金を管理することなんてできない、のではなく、ただ「その機会を社会からあらかじめ奪われた」だけである。
至極当然の事実を、自分も気づいていなかったことを思い知る。

うーん。
人の可能性を信じること。
それから、自分のしていることが、世の中をよくしていくのだ、と信じることができる仕事をしたい。

じゅんこさんと食事したときに、今すぐ動けなくても、「自分がそうなりたい未来像」を思い浮かべることってすごく大事だよね、って話していた。
アンテナをはっていれば、自分がなりたい未来像っていうのは、だんだん形になってくるもんだ。



2006年10月26日(木) ウズラ

とうとう通勤電車で立っていられなくなり、今日は一日休みをもらった。
こころよく休ませてくれた先輩と、何にもしないでゆっくりしとき、と言ってくれた夫に感謝。
寝てたらいいんだけど、一日休みなんてもったいなくて「何かしなきゃ」と思ってしまう貧乏性だ。

寝ているとき代引きの荷物が来たので、お金を支払おうとすると、6770円の支払いに対して、一万円しかなかった。
すいません、と言ってお札を出して、細かいのが見つかったので「770円あったので、出していいですか?」と聞くと、佐川のおじさんはチッと舌打ちして「こっちが今釣り探してんだから」と文句言われた。

腹の立つ気も失せる。忙しいんだろうな。
なんだか殺伐とした世の中になったなあ。
宅配のおじさんと軽口たたいたり、そういうのもできないご時世なんだろうか。

会社も人がやめて補充しないということは、どんどん個人の負担が増えて、みんないつも忙しくていらいらしている。
うちは待遇が悪くないけど、それでも給料上がらない会社だってあるんだろう。

週末飲みに行く約束があるので、久々に「ウズラ」を予約。
ここはほんとに接客が気持ちいい店。
電話で予約を入れたらすごく朗らかな対応で「8月にリニューアルしたんですよ。楽しみにしててくださいね」と言われて、こういうのいいな、と思った。
いいな、こういう店で働きたいなあ。



2006年10月20日(金) 限界・・・

ちょと限界。
性格も表情もどんどん暗くなる気がする。
体調も最悪。
残業も出張も平気だけど、モチベーションが上がらない。
人にものを頼んで、文句を言いこそすれ、ありがとうの言葉もない人間は、人としての品位を疑うよ。
そういう人ほど上にだけいい顔する。

昨日人気者の先輩をご飯を食べたけど、彼女でさえも「この人死ねばいいのに〜」と思った相手が何人かいたと聞いてびっくりした。
今でもミスを人になすりつけて、逆ギレするおっさんに悩まされているらしい。
彼女は悩みに悩んで「上手くかわすこと」、そして本当にひどい相手には「毅然と応対する術」を身につけたみたい。

今逃げたくて仕方ないけど、辛抱すれば私もかわせるようになるか・・・・。
これ以上体調が悪くなるならほんとになんとかしなきゃだめだ。



2006年10月19日(木) いつもの空回り

そりゃー眠れるはずないと自分でも思う。

いっつも頭がカッカしているものね。
仕事のことでいっぱいいっぱいで、寝る前も今日はあれをどうしようとか、パーティの手配がまだだったな、とか考えている。
プロジェクトメンバーと日程を調整して会議の日を決めても、本業(役員室)の都合でその日になって緊急の仕事を頼まれて結局出席できないし、サポートしているスウェーデンの会社からどっさり翻訳依頼はくるし、出張チケットシステム改革も途中だし、クリスマスカード、年賀状の取り纏め、年末のパーティ・・・。
これに本社からのVIP来日があると、滞在期間中はずーっと、走り回ることになる。
人が辞めても補充してないので、仕事も増えるさ・・・・。
超仕事の出来る先輩でさえ苦しそうだもの。

仕方ない。
優先順位と締切日ごとに整理して、それでも出来ないものは出来ない。
「出来ません」「無理です」は禁句だろうけど、ほんとに無理なら言うしかあるまい。

ちょっとお茶飲んで頭を切り替えよう・・・。




2006年10月17日(火) 断る仕事

ただでさえ、デフェンスが弱いタイプ。
頼まれた仕事を断るのって、すごくストレスです。

私が担当している仕事の一部は、以前派遣の女性が専任で担当していた仕事。
システムが変わって、基本的に部署でやりましょう、ということになって、残った最小限の仕事を私が引き継いだ。
・・・・ことは、何度も何度もアナウンスされているのに、未だに部署ですべき雑用みたいなことまで頼んでくる人があるんだよね。
「これは部署で処理してくださいね」と言うと、嫌みを言われたり「前はやってもらえたのに・・・」と文句を言われることがたまーにある。(大多数は勿論理解してくれるけど)

うーん、辛いけど、そもそも私の立場で受けるのは明らかにおかしい仕事だし、依頼してくる部署には、「暇すぎて苦痛」と漏らしている派遣の女性達だっている。
そういう女性にちゃんと仕事を教えて、担当してもらえば済む話なのに、なんでできないかなあ。

担当外の仕事までにこにこ引き受けてあげている社員もいるけど、長い目で見るとやっぱり良くない。
本来の担当の人が仕事を覚えられないし、そのポジションが別の人に変わった場合、その人まで受けてくれるだろうと期待されるからね。

昔、上司に「取引先に好かれる営業マンはよい営業マンとは言えない」と言われたのを覚えている。
金額や納期を言われるがままに受けている場合があるから。

自分の会社を守るためにと、取引先にNOと言える営業マンは、例え一部の取引先に嫌われたとしても、ちゃんと尊重されるんでないかと思う。
話がそれちゃった。



2006年10月16日(月) 内緒のはなし

土日のバイト先は教えてくれないのに、恋愛状況は事細かに教えてくれるMちゃんとは、性格に全く共通点がないのに、なぜか出会ったときから馬が合う。
「こんなことあんたにしか言えないけど」という内緒の話に、私は弱い。
そういう風に打ち明けられると、どんな恋愛をしていたって、批判なんてしないわよ。



2006年10月14日(土) 長田

長田がすき。

長田の病院にかかっているのもあって、週末になると新長田に繰り出して、マッサージ屋でよだれをたらし、商店街を練り歩き、韓国冷麺に舌鼓を打ち、駅前の小規模イベントをうろうろ。
新長田駅周辺は、なぜかベンチが多く、たくさんのお年寄りがぼーっと座っている。
だんなと待ち合わせして待ってる間、喫茶店(カフェといえるものは少ない)に入らず、わたしもベンチに座って読書してみた。
以前芦屋大丸のおばさん服の高さに(数万円)目を丸くしたことがあるけど、長田大丸は店の前で500円のセーター山積み(笑)にも驚き。
商店街を少し外れると、やっぱり貧しい雰囲気が漂ってくるのだけど、マンションの建設も相次ぎ、雰囲気もがらりと変わるのだろう。

何が好きかと考えると、店やものや人でごちゃごちゃしてるところかも。
賑やかだけど、突き放すところがない。
このへんにいると、なんだか寂しくない気がするのよね。



2006年10月13日(金) 24歳

傍目にも疲れて見えるのか、最近よくひとに優しくしてもらったり、おだててもらったりする。
やばい?
食堂のおばちゃんは特別待遇にしてくれるし、知らないひとに道を教えただけで、「あなたってとってもいい人ねえ〜」って誉められたりしてる。
そして最近自分の年を31歳って言うと、「えええ〜24歳にしか見えないよ」「24歳で通るよ!」と何故か24歳って3回から別々に言われた・・・・。
お世辞にしても、24歳ってなんかあるのか?
仕事で若く見えるってのは、「頼りなさそう」と紙一重だってことはおいといて、素直に喜んでみよう。
でも若く見られて喜ぶってのが、既におばちゃんなのかしら。

ぼけーっと座ってる私に「美人だしやさしそうだし、ご主人は幸せだねえ」と言ってくれたタクシーのおじちゃんに幸あれ。
残業と不眠で疲れた心には、どんなおだても沁みるわ!

外人(VIPだけど)の使いっぱしりが日に何度も入って、仕事が進まない。
あー鎖国したい。



2006年10月09日(月) 3億円

美容院でいつもカットしてくれる兄さんと「宝くじ当たったらどうしようって妄想するよね」って話題で色々話してました。
実際彼のお兄さんの友達は3億円当たったそうな。
普通の会社員でこの近所に住んでる人。
いるのねーやっぱり。

当たった後どうしたかっていうと、家と車を買ったら、普通に仕事も続けて暮らしもそれほど変わらなかったそう。
うーん、堅実。
確かに3億円ったって、一生遊んでくらせる額ではないのかもしらんね。
家と車買ってあと貯金ってのが、最近の若い人らしいな・・・と思ってしまった。

多分自分なら、頭のどこかがプちっとキレて
人生が変な方向に向かってしまいそう。

理想的なのは、仕事を辞めて、田舎に引っ越して、読書と運動と家事を基本としたつつましい暮らしをすること。どかっと多額の寄付もしてみたいねえ。
高価なものにはあんまり興味がないし、ものよりは、これからゆったり暮らせる「時間」を手に入れたい。
夢がないかなあ。



2006年10月07日(土) まずは日本語


英語は中学からでよいんでは?

時々通訳の仕事をして思うのは、英語力よりまずは日本語がきちんと話せることが大前提。
出来るプロの通訳さんは、日本語で話すときは、感心するほど美しい日本語を使う。
日本語を知っているからこそ、カタカナ語で逃げずに、日本語の対訳を見つけることが出来るのよね。

カタカナ言葉をやたら使う人ほど、英語力も日本語力も半端なひとが多い。
(自分も含め)

母国語できちんと話し、書き、読む力をつけることが、一番大事じゃないかなあ。

日本人が何年も学んでも英語が話せないのって、意思疎通能力の問題のほうが大きいのではないかと思う。
実際、仕事でも「英語が話せないから」と担当者に言われてついていっても、外国人の言うことは理解している人が多い。
それでも何故か話すのはいやみたい。

そうかと思えば、文法は目茶苦茶でも、コミュニケーション力が高く、難しいクレームなんかも直接交渉して解決、プライベートでもすぐ外国人となかよくなれる人もいる。

自分自身は、日本の文化について知識が浅く、恥をかくことが多々あって、勉強せな・・と焦っています。
小学校でも、自国の文化についてもっと勉強したほうがいいと思うよ。



2006年10月05日(木) くふー

先週から重症の不眠。

もうだんだん開き直ってきて、深夜1時くらいには「今日はこの本読破!」と元気なんだけど、さすがに深夜3時くらいになると涙が出ちゃう・・・。

毎日1〜2時間しか寝てないと、週に一度くらいはばたんと倒れるように昏睡してたのが、最近は週末もだめだしなあ。

入眠剤が効かないのが辛い。(アモバン・レンドルミン)

ついに

「寝る前に牛乳をがぶ飲み」

「たまねぎを切って枕もとにおく」

「たまねぎを炒めてまるまる1個たべる」


なんてことまで実践してもた。

たまねぎ枕元はとっても匂いがきつくてよけいに眠れんかった・・・。

今回はいったいなんだろな〜。

仕事の合間にいろいろネットで調べてみると、入眠剤を飲んでから、パソコンに触るのは逆効果みたい。

今日はひとりカラオケでもしてみるかな。




2006年10月03日(火) わたしのことがきらいですか

朝起きて頭痛。大事を取って半休をもらった。
休みをもらうと罪悪感があるけど、バランスを取って質の良い仕事をするためと割り切ろう。

朝のニュースで、自殺した小6女児の遺書を見て、ひどく哀しい気持ちになった。
「わたしのことがきらいですか?」
彼女はどういう悲痛な思いでこれを書いたんだろう。
痛ましいニュースの中でも「子供が自殺した」というニュースほど痛ましいものはないよ。

小中学生の頃、うちの学校は荒れていたにも関わらず、陰湿ないじめはほとんどなかった。(当然軽いものはある)
でも知り合いの話を聞くと、放課後女生徒を全裸にして、机にのぼらせ、服を着てしまえば見えない部分を集中的に殴ったり蹴ったり・・・といういじめがあったという。
前の会社のお客さんは、娘さんがいじめられていて、家に引っ越し業者を呼ばれたって言ってた。
そういうことをしてるのが子供だと思うと、ぞーっとする。

いや、私だって、今小中学生として生きていたら、容易に加害者にも被害者にもなってしまうんじゃないかな?
そういう子供達をどうやって救えるんだろう?
遺書を読んで、とても他人事とは思えない痛ましさに、うーんと悩んでしまった。


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