もんすん日記

2003年10月31日(金) アンフェア2

サイトから本のページをはずしました。
この連休でリニューアルしようかと思っていたが、また滞るので、ゆるめのサイト作りをこころがけよう。

また昨日のボスの話になるが、私はまだ納得がいっていない。
昔関係がぎくしゃくしていたAさんとBさん(両方女性)が、現在は関係が改善していることについて、
「Aがmatureだからだ」
と言ったのがひっかかっている。
私から見たら、性格や仕事のやり方が違うだけで、ふたりとも大人の考え方が出来る人だ。
関係が改善したのは、お互いが歩み寄ったからじゃないのかなあ。
Aさんだけが大人で、Bさんにやれやれと思いながらつきあっているわけではないと思う。
ボスがAさんとBさんを比較するとき、はっきりとAさんの肩ばかり持っているのがわかる。

それは、単に彼が人格や仕事のやり方を含めAさんのほうが好きだから、という理由だけのような気がする。
人に対しても好みがあるのは仕方の無いこと(むしろ自然)だが、そういうことを新しく入った私に、あたかもAさんの方が人間的に上だという言い方はしないでほしい。
というか、Aさんを誉めるときにわざわざ誰かと比較する必要なんて無い。
上に立つ人間として、それはフェアじゃないと思う。

きっと私もそういう評価のされかたをするんだろう、とうんざりするからだ。
極端に言えば、彼の好みに合わない仕事のやり方は「合わない」と評価されるだけではなく「人間ができていない」「仕事が出来ない」とみなされるのかと。

機会があれば感じていることを率直に話してみよう。

何かの本に書いてあったが、他人を誉めるときに、誰かと比較して「〜さんより上だ」という言い方をするのは、極力避けたほうがいい、と私も思う。



2003年10月30日(木) アンフェア

明日からボスはしばらく帰省をかねてアメリカにご出張。
久しぶりに孫にも会えるからかご機嫌が良く、私も明日からひとりだと思うと気が楽。
いなければいないで、仕事はたんまりあるんだけど、やっぱり精神的に楽。

同行の仕事の後、今のところ調子はどうかと聞かれた。
まわりの人に助けてもらっているので何とかなっていると答え、逆に私に対して不満はないか聞いてみた。
どうやら、私のことは人間として気に入ってはいるものの、仕事となると合うかどうか、評価できるかどうかまだわからないのが本音のようだ。
どう楽観的に考えても、合うか合わないかと問われれば、明らかに合わないでしょう。
と、言ってしまいそうになる。

不満ではなく、リクエストではなく、何かの要求でもなく、物理的な問題として「アウトサイダー」として働くことの限界点を説明したつもりだが、わかってもらえたかどうか。
トップの秘書らしく、権限があるように振舞えと言われるが、微妙な立場であることもわかってもらいたかったんだけど。
陽気な下っ端でいるほうが楽だなあ。

しかしまあ何事も勉強。
理想は、豪快なタイプの下について、振り回されつつも自由にやらせてもらうという形なんだけど、さまざまなタイプの人と働くのは勉強になる。
まあ、今回の仕事で一回り出来たかな、という感じ。



2003年10月29日(水) 持たないこと

どんなにお金を稼ごうと、友達がたくさんいようと、自慢できる男と付き合っていようと、ひとりで映画を見たり本を読めないほど忙しい生活は豊かな生活とは言えない。
と思うほど、やっぱり一人で本を読んでいる時間は幸せ。
あれこれ欲しくて、どれにもなりたい。
みんなが持っているような幸せもほしいし、持っていないような幸せもほしい。
ないものねだりをしていると、想像だけがどんどん非現実的になっていく。

持たないことを楽しむことも出来たらいい。
持つことに執着して苦しんでいるひとを見るたび思う。
持たないことを楽しめる、身軽で自由なひとを見るたび思う。

変な気負いや気兼ねがなくなればいいなあ。
最初になんて挨拶すればいいかもわからなくて、連絡を取れない人がいる。
0か100かと考えがちなのが自分の悪いところ。
今は完全に離れていようと決めているが、彼女を陰ながら応援したいし、いつか、もっと色んなことがおさまるところにおさまったら、力になれたらいいなあと思う。

近づきすぎるとお互いに拒否反応を起こしてしまう相手っている。
数メートルの距離を保って話をすればうまくいくんでないか。

まあ、大体はいつも私の考えすぎなんだけど。



2003年10月26日(日) お金のこと

京都に行く電車に乗っていたとき、知らないおじさんに「暑いですなあ」と話しかけられ、「お元気で、お元気で」と何度も言われた。
私も返したが、私の背中の後ろに何か見えでもしたんだろうか、おじちゃん。

京都嵐山へ遊びに行った帰り、宇治まで遠出して祖母のお見舞い。
父方の祖母なのだが、こちらの親戚はいろいろあって、考えると複雑。
あまり考えないようにしている。
が、ばあちゃんに会うとやっぱり哀しくなるな。
お金を持たせるとすぐに人にやってしまうので、父に3千円だけ渡された現金まで「交通費だけでも」と私にくれようとする。
なんとかつき返して帰ってきた。
こんな貧しい老人に三十すぎても小遣いをせびっている従姉妹は、私の感覚からすると許せない。

祖母と父は本当の貧乏をして暮らしてきたので、父がどんなにやっかいな性格をしていようと、それを思うとどこか仕方ないと思うし、切なくなる。
多分世間の人には通用しないと思うが、妹と私だけでもわかっていたら何とかなるか。なってないか。

京都からの帰り、知らない女性が190円分の切符をくれた。
電車賃が少し浮いた。
ありがとう。



2003年10月25日(土) トーイヨーダ

今月も生理で腹がぎゅんぎゅん痛い。
というのに休日出勤で、カンパニーアパートの家具、デスクや棚をリサイクル屋に渡すため、ボスとアパートへ。
別の取締役がベットをもらってもいい、というので奥様と引渡し日の打ち合わせもした。
なんだか、秘書ってほんとに雑多な仕事をする何でも屋だ。
「何でも屋」というと、前の仕事はもっと「何でも屋」だったけど。

無事荷物を引き渡し、奥様に伝えるベッドのサイズもメジャーで測り、明日ボスのメイドが部屋を片付けてくれたら一件落着。

アメリカの、ハードロックカフェに似たチェーン店が、「店で一番ビールを売ったウエイトレスにはトーヨータをプレゼントする」というコンテストをしたらしい。
しかし、売上を一番あげた女性に店が渡したのは、車ではなくなんとヨーダの人形だったらしい。
トーイヨーダ・・・・。
ジョークのつもりだったのかわからんが。
とにかく、それでどうなったかというと、ウエイトレスの女性は訴訟を起こして、店が悪いということになり、彼女は無事トヨタを手に入れることができたとのこと。

ボスとどうも会話がかみ合わないと思っていたけど、上記のようなアメリカ小話をするのが好きらしく、大げさな反応をして聞くと、若干かみあった。
営業の頃のように、「相手に喋ってもらう」スタイルに切り替えよう。

毎日はあわただしく、なんとなく駆け足で過ぎていくけど、これでよいのか、と通勤電車の中でふと思う。
仕事をしているとやっと人並みになれた気になるが、人と同じモノが欲しかったのだろうか?
森達也さんの「世界はもっと豊かだし、人はもっとやさしい」を注文する。
打ちのめしてくれ。



2003年10月22日(水) 罰金・かつら

学生以来、久々に原付の「一旦停止」違反で警察につかまってくやしい。
あんな場所にある一旦停止でだれか止まってるんだっつーーの!!
お金が無いのに散在したあとだったので、5千円くらい払ってやるわいってやけくそな気持ちになっていたが、母親に「ぎりぎりまでほっといたらええやん」と言われて気が変わった。
この罰金払ったら、月末まで一日千円とかで過ごさないといけないもの。
しばらく払うか、払うもんか。

今日仕事中ボスが昔の写真を見せてくれた。
今よりかなり若く、恰幅が良いだけでなく、何か違和感が・・・
と思って注視していると、ボスの髪型がかつらのように見えるからだと気づいた。
「ボス、この写真はポリスに見えます」
「ボス、これは探偵に見えます」
とコメントしていたが
「ボス、頭かつらだったんですか?」
と勝手に口が言いそうになった。
ところをやっとのところでセーブした。
ああ、自分の口がこわいです。

帰りに散在したのは、通勤着を買ったから。
昨年の今ごろに失業したので、昨年の秋冬物ははっきりいってふざけた服ばかり。
働かないのをいいことに、変なプリント柄の服ばかり買っていた。
スーツを買うつもりだったが、デパートとか見ていると、なんだか脳からエンドルフィン?だかなんだかが出てきて、結局遊びにしか着ていけなそうな服を買ってしまった。
2万5千円也。

そして罰金が5千円。



2003年10月21日(火) コントレックスで薬を飲む。

ベストセラーになっているらしい「頭の良い人の習慣術」を読んでいる。
目新しいことは書かれていないが、小気味良い文章でさくさく読めるのが良い。
ハウツーものは好きだが、こういうのもやっぱり文体が大事。

興鬱剤を飲んでも飲まなくても、もとからテンションは少し高めに設定してあるので、とくに人から見て変わる部分はないと思う。
が、一番薬を飲んでよいことは、先生も言っていたように「まあしょうがないかー」と思えることだ。
やってしまった失敗、人から言われた良くないこと、言われるかもしれない良くないこと、に対して異様に怯える私のような人にはうってつけかもしれない。
「まあいいかー」が口癖ではあっても、人に対して悪印象を抱かれてしまうことが非常に怖い。
が、美和明宏も言っていたように「それで死ぬわけじゃなし」。

今日の失敗。
ボスを新神戸の駅まで迎えに行くも、車をとめたのが、いつもピックアップしていた場所ではなくて、バス乗り場(一階下)に停めて待っていたことに、しばらく気づかなかった。
なんかこないな〜、しかも新幹線の駅なのにえらい地味だな〜と思って、エスカレータを駆け上がってみたら、ロビーは華やかな世界。
ああ、私の馬鹿馬鹿、なんで他の乗用車は上の道をゆくのか、よく考えればよかった!!
目を凝らすとロビーの端でボスは苛立った様子でタバコをふかしていた。
会うなり謝ったら、しばらくボスは何も言わなかったので
「あ、もしかして、あんま気にしない人?」と思ってほっとしていたら大きな間違いだった。
「今日は君に10分待たされた以外は何の問題もない日だった」
「また君に貸しを作ったことになるな〜」
「言い訳があれば聞くけど?」
と、帰りがけにねちねちやられた。

いやだって、「新神戸」って書いたサインにしたがったらこっちにくるんだもの・・・携帯かけても出ないんだもの・・・そもそも新神戸ってあんま使わないんだもの・・・と言い訳。

失敗のネタだけは多く作ってしまいそうな今日この頃。



2003年10月19日(日) チンピラ

「縮毛矯正カット込8000円」というホットペッパーのクーポンにつられて、久々にストレートをあてにいった。
駅から10分ほど歩いた郊外にある美容室は、赤と白を基調にした内装のおしゃれな美容室で、美容師さんも若くて今風(て、おばさんぽい言い方だな)。
だったのだけど、一人あきらかにファッションの違う美容師さんがいた。
美容師さんというより、組の下っ端って感じ。(失礼)
そしてその人が私の担当だった。
最初、少しびびった。
「髪の毛多いですねーー。気合入れてやります!!」
と変な勢いをつけられたが、なかなかいい人。
ただ、困ったことに語り系だった。

「お前みたいなチンピラに娘はやれん!と言われて二回も結婚が破談になったんすよ〜」
「サラリーマン時代の方が羽振りがよかったよー。なんせ今手取り15万も難しいから」
と、施術3時間の間に、彼の人生の出来事の大半を知ってしまった感じ。
いや、きっともっと引出しはあるんだろうけど、その出し惜しみのなさにただただ感心してしまった。

女性の美容師さんも
「あたし今〜、おしかけ女房してるんですう〜」
と、プライベートについて喋る喋る。
今まで行っていた美容室は、黙ってカットする人だったので、久々に美容院で感じるこの変な違和感!!
まあ聞かれるのは困るけど、聞くのはいくらでも聞く。
喜んで聞かせていただく。
聞かせていただくには、こちらから質問攻めしてしまうに限る。
ただ、「彼氏さんとかあ〜いるんですかあ?」
って質問は、客全員にしているようだった。

チック症という病気をその組の下っ端風美容師さんからはじめて聞いた。
ストレスからか、子供が髪を抜く癖がついてしまって、頭がつるつるになってしまう子もいるらしい。
親は、そうなってから「なんとかしてください」と美容院に連れてくるという。
連れて行く場所自体間違えているわな。
先生に「なんとかしてください」美容師に「なんとかしてください」。
なんとかしてやるのはあんたじゃねえの?
なんて、親でもない私は偉そうな口たたけないけど、教師をしている友人に話を聞くととんでもないことになっているな、といつも思う。

そして、教師になった小学校の同級生が、精神に異常をきたしてしまったらしい。
「折り紙の本を来年出すから」と触れ回っているらしい彼の姿を一度だけみたことがある。
彼は何を見ていたんだろう?



2003年10月18日(土) 力仕事

なんか今週はえらく疲れた。
いつからこんな疲れやすくなったかな。
早く水泳練習しにいかないとだめだな。

ボスが出張中に、(わざわざ休日出勤してまで車に積んだ)カンパニーアパートの電子レンジとTVを、オフィスまで運んでおくように言われていた。
と、いっても「誰か男性社員に頼むように」と念を押されて。

私は力仕事だからって、誰か男性社員に内線電話して「重いものがあるんで手伝ってくださ〜い(はあと)」なんて言うのは好きじゃない。
し、そんなこと言っている間に自分でなんとか運んじゃったほうが楽だ。

出張から帰ってきたボスに
「で、誰があれやってくれたの?」と聞かれて
「自分でカート使ってやりました」と答えると
「男性社員が何百人もいるのに、なんで頼まなかったの〜?」と呆れられた。
アメリカ人から見ると、女が一人で力仕事してるなんておかしいんだろうか?

使っている旅行代理店が、チケット関係で多々ミスをするので冷や汗モノ。
前のボスは何せ交渉事が好きな人だったから、そういうトラブルはむしろ好んで
「ん?何かもめてる?俺がネゴしたる!!(←口癖)」
と電話を取られるくらいだった。
が、今のボスは外国人だし非常に几帳面な性格なので、一つでも大きなミスをしたら命取り。
通路側希望で出しているのに、3席中2席がばっちり窓側だったのに気づいて青くなったよ。

それにしても派遣社員の立場ってビミョー。
ITの担当から「アルバイト」と書かれて、まあ立場的には似たようなものなんだけど、アルバイトはないよなーと思った。
至らない点も多々あるかと思うが、いくら引継ぎをしたからって、二ヶ月目の派遣社員に、社内の風習的な部分まで、10年会社にいる秘書と全く同じことを求めないでよね〜。と思うことも。
主にボス以外の人なんだけど、説明してくれたら、なんでもやろうとは思っている。
でも1を説明しただけで、10気を効かせろというのは今の時点では無理な話だ。
その上「アルバイト」では、待遇と要求がかけ離れている。
ボスはもう少し理解してくれているが、派遣社員は割り切ることも必要だな。

というか、当初は期間限定だし、定時上がりでばりばり割り切ってやろうと思っていたのに



2003年10月15日(水) 時間が

昨日は遅くなって、どっぷり疲れてポートライナーに乗ったら、
どでかい声で「六甲おろし」を歌っている男がいた。
その元気がうらやましいよ。
三宮についたら、歌うだけでは飽き足らず、叫び声も混じっていた。
スクリーミング。
今日会社のMさんに聞いたら、その人は有名らしく、普段は新聞記事を
大声で読んでいることもあるそう。
読めない漢字とか、言いたくないところは「ピー!!小学校」となどと
自分でピー音を発するらしい。

そんな人の後にボスの話をするのもなんだが、

ボスは今日から三日間の出張。
「移動大変ですけど、楽しんできてくださいねー」
と見送ると
CAN NOT WAIT !! と返ってきた。
んなわけないだろ、という顔で。
明日はnational boss's dayらしいので、明日着でEカードを送っとく。
ちょっと気を利かせたつもりだけど、Eカードなんて手抜きなだけだと、かえって怒られるだろうか。

帰るとごみ溜めのような私の部屋。
今日こそは片付けなきゃと勇んで帰るも、久しぶりにTVをつけてみたら萎えて、母の「女性自身」を読む。
読むっておかしいな、眺める。

おでこの真中に吹き出物が出来て、大仏みたい。

ちょっと疲れている。
職場のひとはみんなさわやか。
ボタンを掛け違えた。
からだが少し傾いて、いびつなかたちをごまかしたまま、笑って過ごしているような気がする。
やっぱ疲れている。



2003年10月13日(月) 東京3days

結婚式東京ツアーから無事帰宅。
駆け足だったが、会いたい人みんなに会えてとても充実していた。
にっきーさんに焼いてもらったスガシカオを聴きながら、東京3daysをふりかえってみる。

5月にアルバムが出ていたなんてことも知らなかった。
初期には及ばないが、やっぱシカオはよい。
いや、曲は良いけど、歌詞には魅力がなくなってきたなあ。
曲のタイトルを見ただけではっきりする。
それともあえて狙っているのか。
10曲中いいと思ったタイトルは「アシンメトリー」しかなかった。
彼の最大の魅力はその詩であるのに、きっと今後聴かなくなるなあ。
得ることが容易になると、みんな伝えたいことなんてなくなってしまうのか。
と、青いことを思ってみたりして。

★土曜日
Nの結婚式&披露宴。
いやあNはほんとにきれいで、心あたたまる結婚式だった。
ドレスのセンスがよく、さすがNだと感心してしまう。
式がまだ終わっていないのに、なんだか感極まってきて
「もうお嫁にいっちゃうんだねえ」とつぶやいたら、思いのほか大きな声で言ってしまって恥ずかしかった。
準備万端にしていければよかったんだけど、服さえもっていけばなんとかなるだろうと、余興もスピーチもKちゃんとKると新幹線で考えた。
スピーチ前は非常に緊張して挙動不審になっていたが、喋りだすとKちゃんもKるも私もかなり調子よくいけたと思う。
新郎側のスピーチ担当者もお喋り好きな人たちに見えた。
招待されたほうも思い出に残る結婚式だった。とてもよかった。

二次会を30分で抜けてきてしまった。もうちょっといれればよかったのだけど、今度二人で会ったときにじっくりお祝いするので許して、N!!

夜は蒲田へ移動して、作家のI山さんと初めてお会いする。
蒲田をぶらぶら散歩してからベトナム料理屋さんへ連れて行ってもらった。
ここが美味い!!もっとおなかすかしていけば良かった〜。
I山さんは不思議なほど想像していたとおりの方で、なんだか初めて会った気がしないほど話していて楽しかった。
蒲田は昔仕事で一ヶ月滞在した、思い出深い町。
目がチカチカする夜の町。香港や台湾の眠らない町を思い出す。
あっという間に夜もふけ、中延のホテルについたらもう12時過ぎ。
(たぶん)薬飲んでばたんきゅーと床につく。

★日曜日
Mよしがつかまったので、上野で待ち合わせてぶらぶらする。
当初は私が深夜バスで東京に来て、朝5時からMよしと早朝の町を徘徊する予定でいた。
彼女なら本当に朝5時に来てくれるが(週末でも6時には起きているらしい)体力のない私にその強行スケジュールは無理だった。
せっかく東京に来ているのに、と言われながら昼はスタンドカレー。
スタンドカレーなのに長居する。

4時にギロッポンヒルでにっきーさんと待ち合わせ。
7時のライブまで時間があるというMしも連れて行く。
いや〜六本木ヒルは「大人のディズニーランド」と聞いていたがまさにそのような巨大娯楽広場ですね。
ネズミーランドにいったことのない私が言うのはおかしいですが。
朝から来ても夜まで遊べそう。

晩御飯はORIENTAL PRINCESSというアジアンカフェ。
味は思いのほか良かった。
ここでジャケットを忘れてきて、30分並んで買ったチョコを別のどこかで忘れてきた。
完全にぼけてきている。
ジャケットは今日新幹線に乗る前に走ってとりにいった。

夜はにっきーさん宅に泊めてもらう。
久々にだんなさんのHけおさんにもお会いする。
Hけおさんはフクフク笑っていて、面白い人だなあ。
チョッキのO田さんも結婚したらしいので報告。

★月曜日
ヒルズまでジャケットを取りに行って、昼過ぎの新幹線にのる。
隣の席にマザコン君が座っていて、後ろの席からママが何かと世話を焼くのでおかしかった。席かわってあげればよかったな。
そのマザコン君が寝ながらもたれてくるので、たいそう邪魔だった。

3時ごろ新大阪についたら珍しく気力がわいてきて、六甲のカンパニーアパートでの仕事もすませてきた。
帰ったら夜。
やっぱり、後悔。

家に着いて最初に迎えに出てくれたのは、ごきぶりだった。
横で猫がごきぶりを怖がっている。
役にたたねえな!!
今日予定されていた家族会議はそういうわけで延期になった。

まとめ:エキサイティングな東京3daysだった。
2年くらいならすんでみたい。






2003年10月09日(木) セキュリティ

朝から、企業訪問でスウェーデンの大学生(といっても二十五歳前後か)が十数人、教授と一緒に訪れた。
男子学生はでかくて、女子生徒はシャイで素朴な感じ。

昨日社長が生徒達にプレゼンする資料を作っていたが
「学生だしテキトーでいいよ〜」と言われてしまった。
本日のアレンジをしたのがローカル採用されているスウェーデン人社員なのだが、明らかに無理な段取りを組んでいて、可哀想に、学生たち、昼食の時間が十分程度しかなかった模様。
このスウェーデン人社員、なんだかすごく評判が悪いらしい。
(Sさん曰く「性格が悪い」)

午後はボスの署名登録の更新のため、ボスと一緒にアメリカ総領事館へ。
セキュリティが厳しくて驚いた!
警備員が何人も入口に立っていて、入ってからも、携帯と免許証をとられてしまった。
手続き自体は五分で終わったものの、書類一枚につき三千円も取るとはお高い!!
さすがアメリカ総領事館だけあって、ブッシュとパウエルの写真が額に入れて飾ってあった。
さすがにまだボスの政治的スタンスがわからないので
「ボス、おサルの写真が貼ってありますぜ」
なんてジョークはとばせない。
まだっつうが絶対言えないわな。

しかもおサルのほうがずっと賢いし、ずっと可愛い。



2003年10月08日(水) 中村

気の小さい私は、ボスの通帳が気になって眠れず、昨晩は母親に強力な眠剤をもらってやっと眠りについたのだけど、結局通帳はちゃんとしまってあった。
馬鹿か私は。

それでも今日は一日機嫌が良かった。
多分朝中村一義を聴きながら支度したからだと思う。
もしも中村一義が友達だったら、しょっちゅうメールを書いているだろう。
「つまんねーっばっかり言って、つまんねーやろーにならないで」
と言われたいがために。
「メキシコ」を何度も聴いているから、メキシコに行きたくてたまらない。

帰りの電車は人身で数十分遅れた。
やっと乗れたときには、すし詰めもいいところ。
幸運にも座れたが、立っている人が苦しそうで申し訳ない気もした。
私の前の席に座った細くて薄幸そうなお姉さんは、順番抜かしをして、私を押しのけて席を陣取っていた。
病弱そうなのに、席ひとつですげえな。

こんなにぎゅうぎゅうでみなが網棚にものを置くので、「あーだれかの荷物が落ちてきそう」と思っていたら、ほんとにウォークマンが落ちてきて肩に当たって痛かった。
これだよ、もう。
いやな予感ばかり当たるから。



2003年10月07日(火) やばい

わーわーわー、どうしよう。
ボスの通帳を机の上にぽんっとおいてきてしまった!!
持ってかえって明日のアサイチで記入に行ってから出社するため、忘れぬよう目立つところにおいてきたわけだけど、それなのに忘れてしまった。
(よく考えなくても、早くかばんにいれておけばいいだけの話)
盗まれる心配はないけど、あんなとこにおいてるの見つかったら大目玉だよ!
明日は誰よりも早く会社に行かなければ。

それでなくても会社の機密書類をプリントアウトしたら、別の役員の100ページほどの印刷物の中に紛れ込んでしまったりして、今日は慌しかったので混乱ぎみだった。
次から誰も使っていないときにプリントアウトしよう。

ただでさえそそっかしいので、今日はテプラで
「仕事は丁寧にしよう」
「何度も見直ししよう」
「チェックリストを毎日チェック」
というでっかいシールをデスクに貼った。
それだけで満足。

極めつけは、駅の猫の世話をしているときに、一年ほど前に会って話したことのあるおばさんに話しかけられ、あせって派手に転んですりむいた。
おばさんが偉い心配してはった。

このおばさんは近隣の野良猫の世話をしているが、8匹ほどの避妊手術までしたらしい。
10万は超えるな、金の問題ではないが、偉いよ。
地域猫と避妊手術は避けて通れない問題。
えさやる→増える だからね。
かといって避妊手術すると増えないかというと
ペットに飽きて捨てに来る馬鹿がいる→結局増える なんだけど。
結局ペットブーム→捨て犬捨て猫が増える。ということなのだよね。
アクセサリーとして異性をほしがるのもペットを欲しがるのもおかしいよ。
それに比べれば、ブランドの鞄や靴で満たされるほうがまだまし。



2003年10月06日(月) 魚サカナ

新しい携帯で自分の顔を撮ってみたら、どれもこれもサカナっぽかった。
「あの子鳥っぽーい」っていうゆらゆら帝国の曲があったけど、私の場合は「あの子魚(ウオ)っぽーい」か。

今日電車で隣になったおばさんから、私のボスと同じ香りがただよってきた。
ボスのことをいい匂いのするおじさんだな、と思っていたけど、もしかしなくても香水なのだろうか?
香水をつけるような感じのおばさんではなかったけど。

父方の親戚の間で「金問題」がすごいことになっている。
こういうめんどくさい方々とは、はっきり言って縁を切りたい。
妹や私だったら、老人のなけなしの金にたかるくらいなら、風俗でも何でもして働く。
こんな言い方をしては風俗の方に失礼だな。
そんなことの一つも言ってやりたい、せちがらい人たちがいる。
祖母はお金をとられてもとられても気づいてなくて、寂しくてしゅんとしている。
妹が早速見舞いに行ってくれた。
私には考えが似ていて頼りになる妹がいてほんとによかった。

先週号のアエラの表紙がアリスウォーカーだった。
60歳近くだけど、本当に美しい。
内面からあらわれる美しさは、目に出るものですね。
保存しておこう。



2003年10月05日(日) 風邪

わーもう週末終わっちゃうよ、この土日は風邪で寝ていたので随分早かった!
久々にJに会って、ボスの手伝いでカンパニーアパートの掃除とかしてたらもう終わっちゃったよ。
しかもこの掃除というのが、タイムカードにつけられないような、ボランティアのような雰囲気なので、無給かと思うと余計つかれる。
なんというか、誰かの引越しの手伝いをしたようなものかな。
ボスは朝から大はりきりだったが・・・。

仕事はまだ社内の雰囲気が読めなくて、まごまごしている。
Aさんに「Xさんと同じ新幹線を取ってください」と言われたが、Xさんの座席が本人出張中のため確認できなかったので、無理に隣同士にする必要もあるまい、と思いAさんにメールで一言断って適当な座席を取ろうとしたら、別の人宛てに「それでは困る」という電話があった。
直接言ってくれれば良いのに・・・。
アシスタントがちゃんとコピーを取ってくれていたので席を揃えられたが、こういうとき、誰の場合誰に聞く、というのがまだよくわかっていない。
そのたびに「ああ、わからなくってすいません・・・」と恐縮していが、よく考えたら、聞いていないものはわからなくって当たり前だよな。
しつこいと言われようが、誰かをつかまえて聞くことにしよう。

派遣会社に、「車ものらなきゃいけないしい〜、いつ首になるかもわからないし〜大変です〜」と愚痴って賃上げ交渉をしてみたら、30円上げてもらえた。
営業さん、調子がいいだけかと思ったらちゃんと聞いてくれてるな。

ビクトリア・ベッカムがブスに見えるのは私だけ?
今日久々に携帯の機種を変えたら、ベッカム消しゴムがついてきてびっくりした。
ベッカムもアホ面なのに、なんでこんな人気があるんだろう?(もはや憎しみ)
かっこいいといえばやっぱ真田広之だな。かっこよすぎだろう。



2003年10月03日(金) 送別会

今日で私がしばらく代理を勤めるSさんが産休に入るので、ボス宅でホームパーティ。
ボスと女性ばかり9人集まって(うち二人妊婦さん)料理し、非常に楽しい会になった。
前の会社は私一人だったので、こういうことをできるのがすごく楽しい。
午後4時ごろ会社を出て、料理の手伝いをする。
主役のSさんに指示してもらって料理するも、包丁を持つ手つきで普段料理していないのがばればれだった。
えびの背わた?なんてはじめてとりましたわ。
つまようじを入れてぐっと黒い部分を引っ張るのは、遊んでいるみたいで面白かった。
主婦の方々はこういうことを毎日やっていはるのね。

途中でボス宅にあるブランデーやコニャックのテイスティング大会がはじまり、調子に乗って高そうなブランデーをがんがん飲んだので、まだ頭が痛い。
一番高いらしいブランデーを、Mさんと興に乗って勝手についで飲む。
ああ、酒はたのし。

昨日ボスと相談して花を予約していたが、四千円で信じられないほど大きな花束になった。
もって帰るのは大変だったと思うが、見栄えはゴージャスで良い。

ボスの家はなんだか高そうな置物がたくさんあって、おちおち家の中でも転べない。
弁償しろと言われてもできなそうだもんね〜。

来週からの仕事のことを考えると憂鬱ではあるが、まあ何とかするしかない。
くびになったらそれもネタになるし、いっか。



2003年10月01日(水) 嬉しい贈り物

昨日、アメリカで短編映画を撮っている友人から嬉しい贈り物が届いて、飛び上がって喜んだ。
大好きなthey might be giantsのCDほとんど全部焼いてくれて、あとはmixモノ、牛のTシャツ、カード、と宝箱のように楽しいものがたくさん入っていた。
今日も仕事でそそっかしいことをして落ち込みぎみだったので、これで1週間くらい幸せだ。
テンションがあがって、パンダとアホなポーズで写真をとり、ありがとうをたくさんこめて写真も一緒にメールした。
人に宝物をあげるのに、高価なものは必要ない。
むしろ手作りのCDラベルのほうがずっとずっと嬉しい。
ほんとありがとう。

同じ会社他部署のおじさん(失礼)と、電車が同じだったので、隣に座って話し掛けてみた。
むこうは明らかに最初はめんどくさそう(というか話し掛けてくれるなというかんじ)だったが、話してみるといい人だった。
仕事自信ないですー、とこぼすと「仕事なんてこわがってやってたら、何も面白くならないよ」と言われた。
そうだなあ。
おじさんも来年はどこに配置されるかわからない、「色々あるから」と言われたのでつい私も「そうでしょうね、色々あるでしょうから」と言うと
「君、まだ組織をわかってないのに、色々あるとか言っちゃいけないよ」
と注意された。
そうか、色々にもイロイロあるのよね。

引継ぎしてくれている人が、あと二日で産休に入ってしまう。
どうしようかと不安だが、どうにかするしかないしな。
どうにかならなかったら、それはそれでしょうがない。


 < 過去  INDEX  未来 >


もんすん [MAIL]

My追加