◇日記◇
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◇◆◇◆
少しずつ、ゆっくりとだが確実に遠くなっていく、と言い聞かせている。
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やらなきゃならないことがたくさんあるのだが、どうも体が動かない。
思ったよりも深い疲れなのかもしれない。
誰かを嫌うということは、必然的にその人について考えることにつながる。
そして、好きな人のことを考えるよりも、たくさんのエネルギーを必要とするらしい。
単にエネルギーの量が大きいというよりも、種類の違うエネルギーのようにも思う。
体としては、ニューロンの発火、にすぎないのだろうけど。
好きなこととイヤなことを考えるときに、神経伝達物質の量などに違いがあるのか
あるいは、脳の活動分野が違ってきて、それによって使うエネルギーが違って
くるのかよくわからないけれど、ともかくくたびれる。
ああ、疲れた疲れた疲れた疲れた。
という日々がもう10日間くらい続いていて、はなはだ不本意な日々。
これから一ヶ月は、怒濤の締切月間なのに。
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麦の穂が、健やかに育ち始めた。 その光景に、自分の少年期を重ねた。 コレットの「青い麦」やツルゲーネフの「はつ恋」を想起させる歌だが、 ここにはまだそのような暗く辛い恋の意識はない。 十一歳、という年齢が素直な素朴な少年をイメージさせる。
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満開の八重桜を見てきた。
しだれ桜も満開。
驚いたことに、染井吉野も。
下の方は葉っぱが出ているので、吉野桜とかいう桜かと思ったが
染井吉野だった。
下は葉っぱと一緒に咲き、梢の方は、花がかろうじて葉っぱに隠れずに咲き、
そしてもうちらちらと散りはじめていた。
たんぽぽ。すみれ。やしお。チューリップ。れんぎょう。梅。紫木蓮。
木は、一番遅くようやくすずかけのきが、芽吹き始めた。
早くしないと、秋になっちゃうよ、と声をかけておいた。心配で。
ライラックはまだ全然。
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久しぶりに暖かな晴れた一日。
午前中、スーパー、薬局、ガソリンスタンドへと出掛ける。
梅と桜が満開なので、見に行こうかとも思ったが
結局は、お昼を食べて、昼寝。
ちょっと寝過ぎた。
起きて、お相撲をみる。
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よその国のこととはいえ、軍艦(?)に日本人(ではないけど)の
名前をつけられると違和感がある。違和感というより抵抗感。
「いのうえ」氏は、日本人じゃないのに、
日本人、あるいは日本を代表しているように思えてくるから不思議。
それとも、人を殺めることのできるモノに人の名前をつけることへの違和感か。
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「今なんて、もうゴミ捨てもできやしない」と老いた人のことを言われると
やはり途方に暮れる。
やっかいもの、お荷物、なのだろうか。
あるいは、役立たずか。
姥捨てという言葉が、頭をよぎった。
今日も疲労感。
午後、ねこぞーと一緒に小一時間散歩、そして昼寝。
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まだ疲れ果てている私。
もう母のことは、諦めないと。
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雨のなか、自転車で行ったりきたりしていたら、また風邪がぶり返した。
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『桃』より
大きな楠に、父性をみる。洞を抱えても、若葉を繁らす大楠である。 幹を中心にした円形に葉を落とし、まあ坐れと言うような顔をする。 近寄り、幹を抱きしめようと思ったけれど、 抱きしめられた、大楠に・
難しい・・。
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精神的な疲労感が抜けない。
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水曜日に、枯れ枝や枯葉をたくさん出したらしい。
木曜日、腕が痛い筋肉痛、と。
そう、大変だったね、と答えた。
今日(土曜日)、昨日は大変だった、と言う。
どうしたの?と聞いたら
腕が、と。
この間筋肉痛って言ってたでしょ、そのあとどうにかなったの?と尋ねると
筋肉痛から、今度は腕が上がらなくなって背中がばん、と
板のように凝ってしまって、だから指圧に行ったの、と。
ああ、それは大変だったね、と答えた。
ここまでは今朝のやりとり。
その後、父の病院から帰りふと見ると、新しい扇風機が居間にあったので
そういえば、古い扇風機があったね、と
古い扇風機を見つけ、私が持って帰って捨ててあげようか、と聞いた。
そうしたら、扇風機は二階にも背の高いのがある、両方共に分解して
ゴミの袋に入れようと思っている、と。
じゃ、2つとも持って帰って分解しようか?と尋ねたら、
どっちでも・・のような返事だったので
今はイヤなのかな、とそのまま扇風機を置いて帰ろうとしたら
じゃ、やってもうらおうか、と。
私は、混乱し、私が扇風機を持って帰ると言ったのがイヤなのかも
ならここで今、分解すればいいのかも、と思い
今ここでやっていこうか?と尋ねた。
うーん、ならやってもらってもいい、と。
そこに、珍しく父が割って入った。
そういう言い方はオカシイ、と。
娘が不要な扇風機をゴミとして捨ててくれるというのだから、
お願いします、と言うのが筋だろう、と。
母は、だってこのくらいなら、自分でも捨てられるから、と。
木の枝葉を出すのが大変だったというから、手伝おうかと思ったんだよ、と
私が言うと、
あれは、たくさんあったから大変だったのであって
扇風機は私にだって捨てられる、と。
だんだん喧嘩腰。しかも、論点がずれていく。
扇風機はそりゃ捨てられるだろうけれども、
手伝おうか、と言っただけ、と言うと
私は、自分がそういうこと(面倒な家事?=扇風機を分解したりということ?)を
するのは嫌いだ、そんな暇があったらもっと他のことをしたい、
だから誰かにそれを押しつけるのはイヤだ、と。
もう完全に論点がずれる。
その後、若い頃、結婚したばかりの時に煙突掃除をしたことや、
みんなのために一生懸命働いた、お金もかせいだ、と言い出す。
わけわからんが、怒っているのだろうな、と思い
そういうことに対して怒りがあるの?
それなら話してしまった方がいいのじゃない?
と言うと、
怒りなんかない、と怒る。
怒ってなんかいないし、話す必要はない、いつも考えてるわけじゃない、
というので、
うん、いつもじゃなくても、ふっと思い出すのでしょ、それを
話してみたら?(よければ私に、のつもりで)と言ったら
私は話しをするのは嫌い、と。
もうもう、なにもかも拒否。
自分が自分のなかに怒りを溜めていること、
自分が不当に扱われたと思っていること、
を認めたくないらしい。
この家は(と結婚してもう50年なのに、まだこの家という)男尊女卑だ、と言う。
いつまでたっても、○田さんちの娘、であるらしい。
ものすごくくたびれた。
◇◆◇◆
認知症になったときに、誰かに物を取られたという症状が出るのは
よくあること、と思う。
認知症になる前から、すぐに他人のせいにする人は、どうしたもんだろ。
◇◆
強烈に忙しい。
ねこぞーも私も。がんばれ私たち。乗り切れ私たち。
◇◆◇◆
体力ないな、とつくづく思う。
二日続けて病院に付き添っただけで、疲れ果てている。
とここまで書いて、昨日は寝てしまった。
今日は久しぶりに晴れ。
体力回復に絶好の日和。
◇◆◇◆
なんだかんだで、春。
桜が咲いて、梅も咲いたらしい。
気温が低いので、ゆっくりと満開になればいいな。
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このところ、母との言語コミュニケーションにことごとく失敗している感がある。
もちろん、非言語コミュニケーションは、苦手な人なので
結局、意志の疎通ができない、という感じになっている。
私が○というと
○じゃないんじゃない?いや、アナタは○と思ってるのかもしれないけど
ではなく
○じゃない、誰がなんと言おうと○であるわけがない どうしてそういう間違った考え方、感じ方をするのだろう、 気の使い方もオカシイ、 目くじらたてるな←その言い方はないでしょう、と抵抗を試みた あっちは私を母親のように慕ってる その証拠に、あの子達は、私達をお祖父ちゃんお祖母ちゃんと呼ぶ、
と言い放ち、
父に、まあまあとなだめられるという感じ。
「お祖父ちゃんお祖母ちゃん」と呼ばれているのは知っていた。
知っていて、知らんぷりをしていた。
子どもには、祖父母のような人たちが必要と思って。
子どもも大きくなれば、本当の祖父母ではないと知る。
それでいいと思っていた。
周囲の大人は、そのごっこ遊びを温かく見守る、でいいと思っていた。
子どもに害はなかろう、と。
しかし、害になっていたのは、ウチの母親に対してであった。
本気で孫だと思っている訳ではないだろうが、
あまりに願望が強すぎると、何か起きやしないか、とはらはらする。
そんなにあっちの家がいいのなら、
あっちの家のおばあちゃんになっておしまい、と言いたくなったり。
くたびれるーーー。
◇◆◇◆
青い髪の毛の男性をみかけた。
自転車に乗って、商店から立ち去るところだった。
髪は、頭頂部は失われ、左右の耳の後ろから後頭部にかけて
輪のように残っていた。
その髪の毛すべてが、綺麗なセルリアンブルーだった。
夏の青空のような。
申し訳ないけれど、ナニカ失敗した?と思ってしまった。
しかし、綺麗な色だった。
もっとよく見たかったのだけど、見ちゃいけないと思って我慢した。
冬に飽きたのかな。
◇◆◇◆
自分のルーツについて、久しぶりに考えた。
実家の父方は、曾祖父が家出したことにはじまっている。
曾祖父は長男だったが、実の母親が亡くなり(or離縁され?)
後添いの継母が来たので、家出をした、と伝わっている。
出てしまったあとの家は、異母姉弟が継いでいるらしい。
その、もともとの実家のある場所もわかっている。
家出をした曾祖父は、栃木で炭や薪を扱う商人となった。
そこからものすごくがんばった、という話しになっている。
父の母(私の祖母)の実家は、福島で商人をしていたらしい。
祖母の母はあまりウツクシクなかったので、商人に嫁入りし、
祖母の母の妹はウツクシかったので、お武家さんに嫁入りしたらしい。
祖母の両親は、キリスト教徒だったと伝わっている。
それも、プロテスタント。
母の父方は、私の曾祖父が北海道にやってきて、知床近くで漁師をしていた。
その前は、千葉にいたらしい。飢饉か何かで食うに困り、北海道へ。
あるいは、兄弟が多く、食うに困り、北海道へ。
とにかく、食い詰めて北海道へ。
だが、当時の漁師はもうかったらしい。
今でも、その子孫達は漁師をしている。
母の母方も、偶然なのか、縁組みのときに求めたのか、千葉の出身。
母方の祖母の祖父が千葉で手広く商売をしていたので
祖母の母は、ものすごいお嬢様育ちだったと伝わっている。
でも祖母の祖父が貿易に失敗。
海外に輸出する予定だったものが、戦争のため輸出できなくなり
船は、横浜で足止めを食い、荷物が丸ごとダメになった。
それがもとで、財をすべて失ったとか。
祖母の祖父は千葉で没したが、
お嬢様だった祖母の母は、従姉妹が医師と結婚して北海道に行くと聞いて
ついてきたらしい。お手伝いさんとして。
とりあえず、お百姓さんから商人になった父の父方と
ずっと商人だったという父の母方、
食いつめて北海道に渡り漁師になった母の父方と
同郷出身で、没落して北海道に渡ったもと商人の娘の母の母方、
なんとなく釣り合っている縁組みなのは、面白い。
でもって、みんながみんな、今はこんなだけど、昔はすごかった、と
語るところが面白い。
私には商人の血が濃いみたい。
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久しぶりに太陽が照ったので、散歩に出た。
風は冷たかったけれど、太陽を満喫した。
花は、キバナノアマナとムスカリのような花とクロッカスと水芭蕉。
かたくりを見たかったのだけど、なかった・・。
どこに咲いているのだろう。かたくり。
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ねこぞー、久しぶりに外に出たと思ったら、それっきり。
まだ帰って来ない。
どこに行ったんだか。
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久しぶりに気温が10℃を越えたので、ぶらっと買い物に。
ねこぞーのスーツを誂える。
スーツは、滅多に買わないので、テンションがあがる。
流行もあるし、その年代でしか着られないものもあるけれど
私は、今の、ある意味私にわかりやすいスーツが好き。
ちょっとだけウエストを絞った、三つボタンのサイドベンツ。
タックの入った、裾がダブルのパンツ。
大好き。
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ところで。松○さんである。
優等生的なところが面白くないんだよなー、と思い、
真面目すぎるんだよなー、と思ってきたのだが、
それよりも、価値観が一直線で、驚くほど素直というか、幼いというか、
巨○に過剰に適応しちゃってるというか、
そういう所が、気の毒に思えてきた。
でも、まあ、考えようによっては、適応障害よりはマシか。
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うつうつと寒い一日を過ごした。
来週、再来週が、怒濤の日々となる予定。
なんかもぅイヤだなぁ。
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明日は、雪って!
平野部でも雪って。
山じゃなくて平野部でも雪。
石狩平野でも雪。
手塩平野でも十勝平野でもなく、石狩平野で雪。五月なのに。
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『母』から
曇日のこと。雨になるのかな、と思っていたのだが、風が強まっただけだった。
だが、風は、百日紅を散らしてしまった。
作者の好きな花なのか。丹精をこめて咲かせた花だったのか。
それとも、作者の母が好むから育てていたのか。
母の介護に疲れ、時には放棄したくなり、
それでもこの介護が終わるということは母との永遠の別れを意味する、と
気が付いているから、
介護から解き放たれることを求めることを自分にいましめて作者は生きている。
雨を望んでいたのかもしれない。
雨に心を休ませたかったのかもしれない。
だが、強い秋風が百日紅を散らしただけだった。
心の中にも強い風が吹く。
そんなこと、何も知らずに、母はただ眠っている。
無邪気に。
髪を伸ばし爪を伸ばし、ご飯を食べ、粗相をし、そして眠っている。
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