◇日記◇
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枕を買った。
これには、長い物語があるのだけれど、
あまりに長いので、割愛。
長い、と書いていて不意に
「長い長いお医者さんの話し」
を思い出した。子どもの頃、繰り返し読んだ本の一冊。
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「黄色い人」読了。昨日より、一層、深く心に刺さった。
「白い人」では、サディズムとキリスト教が語られたが (まだそれ以上読み取れない)
「黄色い人」では背教徒となりつつもなりきれない精神構造を持つ
西洋人神父を描くことで、信仰の真髄に迫る試みがなされていると、思った。
エゴ、という言葉が思い浮かび、漱石が思い浮かんだ。
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友達のご主人が、家を出て行った。
彼女は、出産してから仕事を辞めていたのだが、パートをみつけた。
でも、子どもがまだ4歳。
すぐに風邪をひく。
月に12日以上パートをしないと、保育園に預けられないらしいのだが
今月は、5日しか行けなかった、と言う。
彼女は、特殊技能を持っているので、パートを辞めさせられることは
なさそうだけれども、保育園が預かってくれなくなる可能性が高い。
これじゃ、どうにもたちゆかない。
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「白い人」 を読んだ。
こういう話しだったのか、とようやく理解できた。
理解できた、とはいえ、まだ咀嚼しきっていないので
感想が出てこない。
ごつごつとした、荒削りの、でもたぶんこの作家の背骨である作品
と感じた。
最初にこれを読んだのは、おそらく、小学生の頃。
読んだとはいっても、読み通してはいないと思う。
つまらない話しだと思って、途中で放り投げた。
その記憶が強くて、今に至るまで読み返すということをせずにきた。
明日は「黄色い人」を読む予定。
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今日は、久しぶりに散歩。
昨日とはうって変わって寒いけれど、でも、外に出られるのは幸せ。
途中、コンビニで暖をとり、古本屋で暖をとり、しつつ帰宅。
帰って、うどんを食べたら、また眠い。
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毎日、夜に、ストレッチをしているのだが
そして、少し伸びたなー、柔らかくなったなー、と思って眠るのだが
朝、起きてみると、元の固さに戻っているどころではなく
一層固くなっているのは、なぜ。
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珍しく、映画を観たいと思った。
中味はともかく、全編に流れるアバの曲が聴きたいと思った。
まんまみーあ。
もちろん、ねこぞーには、却下された…。
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どこぞの国で、就任式で大騒ぎである。
私は、彼らの
ポジティブ大好き、自国大好き、奉仕大好き、男女はなにがなんでも同権、
が時に、理解できないことがある。
へその緒のような役割を果たす(と私は思う)‘神話’を
彼らは持っていない。
みずからへその緒を切り捨てて、文字通り船出してきた。
だからこその、あのポジティブさなのか。
これだけの大騒ぎなのは、神話をいま作りつつあるからか。
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しん、としている雪道を、30分散歩。
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寒い。
頭痛もする。
頭痛外来に行ってみたらどうだろう、と言われる。
どうなんだろう……。
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ねこぞーである。
例によって、ねこぞーである。
走ってる夢みたの、本当に走ってたの、と言う。
ついで、
こうやって走ってたの、と
布団の中で足を動かして駆ける真似をしてみせてくれた。
…… キミが五歳児なら、かわいいんだけどね、ねこぞー。
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火事の季節である。
昨夜も、たくさんの消防自動車が走っていった。
火事は、怖い。
地震も怖いけれど、火事も怖い。
ハタチの頃、実家の向かいの家から出火したことがあった。
1月の半ばだったと思う。
火の粉がたくさん飛んできて、こちらまで燃えるのではないかと思ったときの
恐ろしさが忘れられない。
焼け残った家は、その後しばらくそのままであった。
夜になると窓をぽっかりと開けて焼けただれて暗闇のなかに建っていた
その様子も忘れられない。
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ねこぞーは、なんとまぁ、昭和天皇に拝謁している夢を見たらしい。
「さしで向かい合って座っててさぁ…」 さしって言うな、さしって!
「侍従が立っててさぁ…」 オマイも立て!
ものすごく楽しかったそうである。
よかったな、ねこぞー。
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お正月の間、あまり体を動かさなかったからか、肩も背中も凝ってしまった。
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私の初夢は、とある有名作家の「読者インタビュア」に選ばれて
お宅を訪問した、という嬉しい夢。
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ねこぞーの初夢は……
あははははは、あははははは、あははははははははは
という声に起こされて、どうしたの? と聞いたら
誰かと話していてその誰かがだじゃれを言った、という夢。
ねこぞー、そのだじゃれをそのとき教えてくれたのだが
(もう忘れたが)いっこも面白くなかった。
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