日曜日にアルゼンチンに帰る彼女が手料理でもてなしてくれた。
「スペイン語の練習をしていてね」と彼女はいう。 「2004年には必ず南米に来てね」と言って彼女はにっこり笑う。
チケット代だけでいいのよ。滞在は心配しないで。 ボリヴィアでも、ブラジルでも、もちろんアルゼンチンでも私達は皆を大歓迎よ。 だから必ずきてね。
アルゼンチンから電話がきた。毎日仕事でとても忙しいにもかかわらず、彼は母国と母村の架け橋となり、所期の目的を十分に発揮しはじめている。
あなたが自分の担当で良かったといわれると、私は十分にその役目を果たせたか、自問自答する。そして、答えに窮する。。。
「沖縄に帰りたい。とっても恋しい。」
6ヶ月の研修の間彼は猛勉強して、日本語を自分のものにした。 私達は彼が帰るとき「いってらっしゃい」とアルゼンチンへ送り出した。
違う言語、文化、習慣でどんなに彼が苦労したか、容易に想像できる。 それをおしてまで帰りたいと言ってくれる彼の気持ちと沖縄への思いを大切にしたいと思うし、彼に続く後輩の期待に添えるように努力したいと思う。
平成14年度の経営方針を任された。
韓国から大学生が10名文化交流にきた。 同僚と交代で史跡や名所を案内した。 伝統工芸の焼き物、織物などを見学して、沖縄の歴史を説明した。 クリスチャンの彼らは、礼儀正しい。 純粋でとてもかわいい。
「神様に守られているあなたは大切な人」
手話を交えて彼らはきれいな日本語で賛美歌を歌う。 同僚は 「1000人の前で話をしても大丈夫だけれど、 10名に見つめられて、 あなたのためにと歌われたら、とてもとても緊張した。」 と言った。 実際、彼一人の為に10名が歌ってくれたらしい。それも至近距離で。。。
夕食は日本の若い皆と一緒に調理実習をした。 言葉は違うけれど、それぞれ通じるものがあり、心に残るひとときだった。 とてもたのしかった。
そしていまさらながら、再認識した。 「あなたは大切な人」 私達は皆ひとりひとり大切にされる価値のある存在であると。
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