白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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当日記は移転しました。下記で更新を続けています。
引越し先 白い木蓮の花の下で


2007年05月31日(木) 余裕

関西では陣内智則と藤原紀香の結婚披露宴の視聴率が40%もあったそうな。私は5分ほどチラ見をしただけで、ほとんど観ていないのだけど職場ではやはり観ていた人が多かったらしくて、お昼の話題の中心になっていた。もっとも、彼らの結婚披露宴式をネタに結婚話で盛り上がっていただけなのだけど。

同僚達と話をしていたら、私も唐突にお目出度い席に出席したくなってしまった……と言っても、今のところお呼ばれの予定はないのだけれど。そして、そんなことを思っている自分に少々驚いた。何故なら、結婚式や披露宴にしょっちゅう御呼ばれしていた時、私は人の結婚式や披露宴に行くのが憂鬱だったからだ。

親しい友人や親戚の幸せを祝いたくない……って訳ではない。当時は滅法お金に困っていたので「寿貧乏」が嫌だったのだ。「披露宴は仕方が無いとしても、せめて二次会は免除してもらえると助かるのだけど……」なんてことを毎度思っていたものだ。結婚式に御呼ばれしたら、お祝いのお金以外にも、女性の場合は身なりを整えるためにけっこう費用が掛かるのだ。その上、会費制の二次会まで呼ばれたりしたら、泣くに泣けない。「お祝いしたい気持ちはあるんだけどなぁ」と溜息をついていた日を懐かしく思い出してしまった。

その当時を思えば、金銭的にも精神的にも「お祝い事に御呼ばれしたい」と思えるほどの余裕が出てきたように思う。今だってお金持ちとは言えないけれど、それでも切羽詰っている訳ではない。当時のことを思えば夢のような生活だと言っても過言ではない。すごく大げさに聞こえるかも知れないけれど正直な気持ちだ。

身辺状況の変化って日々の暮らしの中では気付きにくいものだけど、こういう機会にフウッっと思い知らされるらしい。それにしても、こういう類の良い変化は嬉しいものだ。今の気持ちを忘れないようにしなくちゃなぁ……なんてことを思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


2007年05月29日(火) 夜勤ノート

夫の仕事には定期的に夜勤がある。

夫婦で働いていて夫が夜勤…となると私の仕事の具合によっては1日〜2日、互いの顔を見ない……なんてことになりかねないので、結婚した直後から「夜勤ノート」なるものを作って伝達事項を書くようになった。

夜勤ノートには、買い物のお願いとか、夕食の段取り(鍋に○○があって、冷蔵庫に○○があります…と言うような)、相手に伝えたいちょっとした出来事なんかを書いてきた。最初の頃は無味乾燥な伝達ノートに過ぎなかったけれど、途中からは簡単なイラストが入ったりして、ちょっとした交換日記のようになっている。夫も私も交換日記でキャピキャピするような年齢ではないけれど、夜勤ノートは夜勤時のお楽しみになっている。

このたび夜勤ノートの1冊目が終了した。ちっょと感慨深い。

出産して私が専業主婦になったら、夜勤ノートの必要性は無くなってしまう訳だけど、夫とは「ずっと続けたいね」と話をしている。夫婦のお楽しみノートになるのか、それとも成長した子供を交えての「家族の交換日記」になるのか、方向は定かでないけれど、どんな形でも続けていけたら良いなぁ……と思う。

相手に気持ちを伝えることを惜しんではいけないと思う。直接口で伝えられないのなら、文字で伝えたってかまわない。これからも夫と誠実に気持ちを伝えあっていけたら良いなぁ……なんてことを思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


2007年05月28日(月) テレビの電源を落として

今日から夫は夜勤週間。夫を送り出して、翌日の夕食の用意をしなくちゃ……と思いつつ居間で何とはなしにテレビを観ていたら、にっちもさっちも動けなくなってしまった。

疲れて動けない…ってのも本当だったけれど、それ以上にテレビがいけなかったようだ。

テレビって特に見たい番組でなくても、ちょっと見始めたが最後、ダラダラ虫にとりつかれてしまうのだ。夫は自分のことは自分で出来る人だし、私自身が疲れているのも本当なので明日の夕食作りはサボってしまおうかとも思ったのだけど、夜の遅い時間までダラダラと無為な時間を過ごしてそまいそうだったので、テレビの電源を落として動くことにした。疲れているならなおのこと、ダラダラしているよりもサッっと動いて寝床に入った方が賢明ってものだ。

台所で陰気に用事をしつつ、あまりにもテンションが低いので久しぶりにCDをかけてみた。喧しい音楽は聞きたくない感じだったのでスラヴァの『アヴェ・マリア』など。好きな音楽を聞くと、気持ちも晴れてくるらしく、なんとか予定通りに業務終了。ちょっとホッっとした。

そろそろお腹の子も耳が聞こえるようになっているらしい。胎教とかした方が良いのだろうなぁ……と思うのだけど、まったく何もしていない。胎教どころかマタニティビクスとか身体を動かす系統のこともしていないし、せいぜい普段の食事に気を使っている程度。これではイケナイんじゃないか……なんて考えが頭を過ぎったが、私が日々笑って暮らすのが1番の胎教だろうと思いなおす。思い煩ったところで無理なことは無理なのだから、自分の出来る範囲で頑張れば良いかと。

これを書いたらお風呂に入って早めに寝床に入るつもり。身体を休めて、明日はシャッキリと目覚めたいなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


2007年05月27日(日) ルーツを歩く

今日は夫と堺の街を歩いてきた。

目的は『かん袋』という老舗和菓子屋さんの「氷くるみ餅」。くるみ氷とは「くるみ餅」という和菓子にカキ氷を乗せたもの。私はくるみ餅が大好きなのだど「くるみ氷」は店舗でしか食べられないメニューで今日まで食べたことがなかった。夫は堺の出身で結婚前から「かん袋のくるみ氷を食べさせてあげたい」と聞かされていて、初体験の日をずっと楽しみにしていた。

天王寺から路面電車に揺られて堺まで。古い街を縫うようにして走る路面電車は風情満点。夫からあれこれ街の説明を聞きながら車窓を眺めるのはとても楽しかった。『かん袋』は人気のお店なだけあって古びたお店に人が続々と集まっていた。が、行列するほどでもなく、ほどよい混みっぷり。夫と並んで氷くるみ餅のダブルを注文。食べきれるかどうか心配していたのだけれど、あっと言う間に平らげてしまった。外が暑かったせいもあって、やけに美味しかった。気軽に来られる場所だったら、ちょいちょい食べたい癖になる味。くるみ餅は似たようなものが他の和菓子屋さんでも出ているけれど、やはり、ここのお店のがいっとう美味しいように思う。

目的を果たした後は夫に案内してもらって堺の街をぶらぶら歩き。夫の出身校が近くにある……ということで「当時、利用していたスポーツ洋品店」とか「コロッケ屋さん」とか「ゲームセンター」なんかを見て歩いた。古い商店街の中にある神社の境内で、がらくた市がやっていたので、ちょろりと冷やかしたりも。観光地じゃなくても街を歩いてまわると、ちょっとした発見があって、なかなか楽しい。

その人の「ルーツのある土地」を歩くのって本当に面白い。想い出話が聞けるのも良いし、何よりもその人の顔が懐かしさ輝くのが良い。夫とは知り合ってから、もうすぐ丸2年。今日は夫の高校時代の話などが聞けて楽しかった。夫も嬉しそうで良いお出掛けだったと思う。

お腹の子が生まれたら、親子でまた「氷くるみ餅」を食べに行きたいなぁ……なんて事を思いながら、今日の日記はこれにてオシマイ。


2007年05月26日(土) 階段手摺

自宅の階段に手摺を付けてもらうことになった。

妊娠した直後、義母や乙女な母から「お腹が大きくなってきたら足元が見えなくて危ないから階段に手摺をつけてもらいなさいね」と言われていたのだけれど、悪阻でしんどかったり、仕事が忙しかったりしてずっと先延ばしにしていたのだが、夫が「ずっと気になっていたのだけど……」とて手摺の話を持ち出してくれた。私はそんな話もサッパリ忘れていたのだけれど、ここ一週間でズズイとせり出してきたお腹を見るにつけ、いいかげん必要なのだと観念した。

そんな訳で今日は2つの工務店さんに見積に来てもらった。片方の工務店さんにお願いすることに。来週末あたりに取り付けに来てもらう予定。2つの業者さんに見てもらっただけなのだけど、それでも比較・検討するってことは大事だなぁ……と実感した。お断りした工務店さんが「なんだかなぁ」だったのに対して、お願いした工務店さんは対応も良かったし施工前の調査に対する姿勢も好感が持てた。手摺の位置にしろ「こういう場所が危ない」という話にしろ、プロの心意気を感じた。

手摺に限らず、妊娠してから生活に不自由を感じることが多い。妊娠すると身体の関節がゆるくなるらしくて、そのせいか階段を昇るのに膝がちょっと辛い。自分がそういう状況になってみて初めて「スロープ」の有用性を感じた。スロープって車椅子やベビーカーのためにあると思っていたのだけれど、足の悪い人にとっても必要な物なのだな……と。

手摺りにしろ、スロープにしろ、エレベーターにしろ、妊娠前は必要とは思わなかったものの存在が、やけにありがたく感じる。今の感覚は出産して自由に動けなくなってからも忘れずにいたいなぁ……と思う。

そんなこんなで今日は1つばかり大きな用事をこなした。夕食は愚弟に焼肉をご馳走になった。地味ながらも満足の出来る休日だったなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


2007年05月24日(木) たんぽぽ珈琲

昨日から「たんぽぽ珈琲」なるものを飲んでいる。

たんぽぽ珈琲ってメルヘンチックなネーミングだと思う。うららかな春の野原の真ん中にある喫茶店。直立二足歩行のエプロンうさぎが、焼き菓子と一緒に運んできてくれそうな……なんて童話めいた空想が頭をよぎる。

飲もうと思ったキッカケは身体のむくみが気になっているから。妊娠中に、むくみやすくなるのは自然の成り行きとのこと。だけど、出来れば健やかに暮らしたい。「むくみ解消になる食べ物か飲み物は無いものか」と調べていて、引っ掛かったのが「たんぽぽ珈琲」。珈琲といってもコーヒー豆のようにカフェインが含まれている訳ではないので妊婦の飲み物には持って来いとのこと。善は急げと翌日、いそいそと買いに走った。

そして肝心の、たんぽぽ珈琲の味なのだが……吃驚するほど不味かった。そのメルヘンチックなネーミングとは掛け離れているその味は珈琲とは全く似ていない。強いて言うなら「焦がした大豆をお湯につけた味」って感じ。私の中の童話めいた空想は見事なまでに裏切られたのであった。私も迂闊だったと思う。身体に良いと言われる飲食物はマズイと相場が決まっている。たんぽぽ珈琲は自然食品の店に置いていた。その時点で「もしや?」と疑うべきだろう。

いささかウンザリ気味のたんぽぽ珈琲ではあるけれど毎日飲むつもりだ。嗜好品ではなく薬だと思って。思えば、妊娠してから妊婦特有の不調が次々と訪れて、そのたびに「不味くて健康的な食べ物」の摂取に励んでいる。貧血対策とか、カルシウム補強とか。

あまり乗り気ではないものを飲み食いするのは憂鬱ではあるけれど、それでも、こういう類の事柄は努力すれば、ちゃんと結果が出るのが嬉しい。一時はどうなることかと思っていた貧血も努力が実を結んだのか、改善されていて、ここ一週間は酷い目にあっていない。なので、たんぽぽ珈琲も気長に摂取したい所存。

だからって健康マニアになろう…って気持ちは全くない。赤ん坊を産んだら、もう少し快楽に偏った生活をするつもり。今は1つの身体を2人でシェアしてるのだもの。主導権のある私が努力するのは当然のことだ。たんぽぽ珈琲の味も続けて飲んでいれば、慣れてくるに違いない……慣れるといいな…ってことで、今日の日記はこれにてオシマイ。


2007年05月23日(水) 優しさの定義

「優しさ」を定義するのは難しい。私は常々「優しさとは強さを伴って存在する」と思っている。「優しい=弱い」ではない。優しそうに見えるのは、優しいのとは全く違うのだ。

今日、読んでいた本の中に私が言いたかった言葉がズバリと書かれていた。なんだか妙に嬉しかった。本当ならHPの読書録に書くべきなのだろうけれど、備忘録としてこちらにも書いておこうと思う。大崎善生のエッセイ集『傘の自由化は可能か』に収録されている『世界の端で』でより一部引用。

私は優しさとは性格ではなく、人間の行為のことだと思っている。優しい気持ちはきっと誰にでもある。それを、行為として表現することが優しさなのだと。

そうなのだ。優しさとは行動をともなってこそだと思う。だからこそ私は「何もしない人」を優しいとは思わない。たとえ、どんなに口先だけでポーズを取っていたとしても……である。もっとも、考え方は人それぞれなので何が間違っているとか合っているかなんて簡単には言えないのだけど、自分の他にもにたような考えの人がいて、それを文章として表現していた……という事実が嬉しくてたまらなかった。

最近、電車の中では寝ていることが多くて読書量がめっきりと落ち込んでいるのだけれど、そんな中で「これぞ」という文章に出会えたのはラッキーとしか言いようがない。

優しい人でありたいと常々思っているけれど、現実はなかなかそうもいかない。何か行動をするよりも、知らぬ顔をしてやり過ごすことの方がずっと多いのだけど、志は高く持っていたいなぁ……と思う。ちよっと嬉しかったことを書いてみたところで、今日の日記はこれにてオシマイ。


2007年05月22日(火) 携帯電話を置去りに

職場に携帯電話を置去りにしてしまった。

携帯電話が無いのに気付いたのは電車の中。本を読もうと鞄をあけたら、あるべき場所に携帯電話が無かったのだ。職場は駅から遠いし、しかももう電車に乗ってしまっていたので「ひと晩くらい携帯電話が無くたって困らないか」とて、そのまま帰宅しようかと思ったのだけど結局、取りに戻った。

取りに戻った理由は2つ。1つは携帯電話をどこに置いたのか全く記憶に無かったってこと。机の上なら問題はないのだけれど、いつだったかゴミと一緒に携帯電話を捨ててしまったことがある(その時は、すぐに気付いて無事だった)ので、またも同じ失敗をしたかも知れないと不安になったのだ。もしゴミと一緒に捨ててしまったとしたら、明日の朝には掃除の人に回収されてしまうだろうから。

もう1つの理由は家族や友人に心配をかけてしまうかも知れない…ってこと。いつだったか、電話もメールも気付かないほど眠りこけていて、周囲に酷く心配をかけてしまったことがあるのだ。ましてや、今は妊娠中なので「何かあったのかも?」と誤解される可能性大。私が逆の立場だったら、やはり心配してしまうと思う。

そんな訳で泣く泣く職場に携帯電話を取りに戻った。幸い、携帯電話はゴミ箱ではなく机に置去りにしていたらしく、同僚が机の引き出しに保管してくれていた。散々っぱら笑われたのは言うまでもない。「今回はゴミ箱じゃなかったよ」と言われてしまった。

携帯電話って便利な道具ではあるけれど、便利過ぎて不便だなぁ……なんてことを感じた。いつでも、どこでも連絡が取れるだけに、連絡が取れなくなったら、場合によっては大切な人に心配をかけることになる。そう言えば、私も以前に1人暮らしの友人と連絡が取れなくなって心配したことがある。考えてみれば携帯電話も万能ではないのだから、連絡が取れない事だってあるのに、そういう時はついつい「何かあったのかな?」って思ってしまうから不思議だ。

それより何より、携帯電話を置去りにしてしまう注意力不足はいかがな物かと思う。ちょっと最近、ボンヤリし過ぎている感あり。気をつけねばなぁ……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


2007年05月21日(月) 強くあらねば!

職場で大変なことがあった。何があったかは書けないのだけど、起こってはならないことが起こってしまった。

私が直接どうこう……というような問題ではないのだけど、一緒に働いている同僚達の今後を思うと暗澹としてしまう。みな、あんなに頑張っているのになぁ。過労死寸前まで働いて、その結果がコレかと思うと泣けてきて仕方が無い。今までしてきた仕事だの、今後の仕事だの1度に覆されるような……そんな事態。

しかしながら冷静に考えてみると、私が今の職場で仕事をするのは今年の8月までのこと。「仕事=お金」と割り切るなら「どうせ辞めるんだし」と思ってしまえば良いだけのこと。あの部署が…会社がどうなろうが知ったこっちゃない……はずなのに、思いっきり凹みまくってしまった。なんだかんだ言って、いまの職場が大好きなのだ。なんでもいいから皆の役に立ちたいと思うのに、何の役にも立たない自分の無力さが情けない。

そんな訳で今日はずっと気持ちが沈んだままだった。だけど、凹みっぱなしでいたって何ひとつ良いことはやって来ないのだ。仕事は仕事。プライベートはプライベートと気持ちを切替えないとなぁ。クヨクヨするのはお腹の子にも良くないだろし。

強くあらねば。動揺するのは良いけれど、とっとと立ち直らねば。

明日から何かと大変そうで、自分自身がどういう風に仕事を進めていくのかも分からない状態だけど、それはそれとして前向きに受け止めよう。自分にそう言い聞かせつつ今日の日記はこれにてオシマイ。


2007年05月19日(土) 1週間ダイジェスト

1週間も日記をあけてしまった。

こんなに日記を空けるのは、ちょっとめずらしいかも知れない。悪阻が終わって元気になったので、日常生活に支障は無くなったけれど「余暇を楽しむ」余裕は無いなぁ…ってな感じ。出勤して、家事をこなして……残りの時間は身体を休めることに専念している感じ。もうちょっとエネルギッシュに動けると良いのだけれど贅沢は言うまい。

この一週間は残業があったり、友人と連絡を取ったり……と「夜の時間」がちょっぴり忙しめだった。吃驚したのは友人のお父様が訃報。癌闘病中だと聞いていたので、そういう日はいつか来ると思っていたのだけど、直面するとやはり吃驚してしまう。人が亡くなるってのは、どんな場合でも大変なのだけど、長く入院していたりするとご本人も家族も心身ともにズタボロになるからなぁ……。お疲れが出ませんように。この週末、お悔やみのお手紙でも書こうかと思う。

そして昨日は東京から来た友人と三谷幸喜『コンフィダント・絆』という芝居を観に行ってきた。ゴッホ・スーラ・コーギャン・シェフネッケルという4人の若い画家達の物語で、共同で借りたアトリエが舞台。楽しい芝居、面白い芝居では無かったけれど、ずっしりと心に響く良い芝居だった。キツイ個性を持つ芸術家の物語ではあるのだけれど、自分自身も見に覚えのあるテーマだっただけに「うっ」っときてしまった。

すごく好きな相手なのに「ああ…この人と私の世界は決定的に違っているのだな」と感じた時の哀しみとか、決して口にしてはいけない言葉なのに言わずにはいられなかっ時の切なさとか残酷さとか。かなり痛い話だったけれど、今まで観た三谷幸喜の作品の中では3指に入るくらい好きだ。

それにしても今週は盛りだくさんだった。サクッっとダイジェストで書き出してみたものの、本当ならそれぞれにじっくりと書きたいような事ばかり。大事なことばかりだったので、記憶の底に埋めてしまわないようにしなくてはなぁ……と思う。

お腹の子は日々順調だと思う。今日で妊娠期間が半分を超える。明日からは後半戦。長いような、短いような。ジタバタしている間に終わってしまうのだろうなぁ……なんてことを思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


2007年05月12日(土) 腹ペコ大王

今朝はお腹が空いて目が覚めた。

夜勤明けの夫を待って一緒に朝食を摂るつもりだったのに、いてもたってもいられずに午前6時に朝食を食べた。「腹ペコを我慢出来ない」なんて、子供じゃあるまいし……と思うのだけど、その欲望はいまだかつてないほど凶暴で、とても我慢出来るような状態ではなかった。

悪阻の最中は散々っぱら「悪阻が終わったら、ものすごい食欲がやってくるよ〜」と聞かされていたが、もともと大食ではないし悪阻が終わったからってスッキリ元気になった訳でもなかったので、半ば眉唾的な気持ちで聞いていたのだけど、私もついにその時が訪れてしまったようだ。先週あたりから異変を感じていて「ちょっと食事が物足りないかな…」とは思っていたのだけれど、ここまでいっきに食欲が襲ってくるとは思ってもいなかった。

重労働をしている訳でもないし、食事が貧しい訳でもないのに「猛烈にお腹が空く」だなんて吃驚である。お腹の赤ん坊に操られているような錯覚さえ覚えるほどだ。昔は「妊婦さんは二人分食べなきゃ」と言われていたけれど、今はどこの産婦人科でも体重管理に厳しいらしい。妊娠してから今までは体重なんて気にしていなかったけれど、これからはそうも言っていられないような予感満載。

唐突な食欲に吃驚ではあるけれど食事を作るのが楽しくなった…ってのは嬉しい限りだ。「今夜は何食べようかな♪」とウキウキするのは久しぶり。ちなみに今夜の献立は、おから・モヤシと薄揚げのお味噌汁・トマトサラダ・ヘレカツ&筍のフライ。筍のフライは『いしいしんじのごはん日記』より。筍は生ぢゃなくて他の料理で使った水煮の残りだけど気にしない方向で。

それにしても……食べ盛りの頃でさえ、これほどまでの食欲は無かったように思う。あらためて妊娠の不思議さを感じつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


2007年05月11日(金) お預けを喰らう

今日は有休をもらって定期健診に行ってきた。

昨夜はちっとも眠れなかった。翌日の検診のことをあれこれ考えいていたら興奮して目が冴えてしまったのだ。時期的に性別が分かるかも……なので「男の子だったら」とか「女の子だったら」なんてことを想像したり。そして、ありえない話だけど「もし双子だったらどうしよう? 1回の出産で2人ってことは大変さも倍だけど、いきなり2人の子持ちってのは悪くない」なんて思ったり。母方の親戚は双子を産んだ女が多く「すぐに双子だと分からない場合もあるらしいよ」てな話を聞かされて影響されてしまったようだ。

そしてドキドキの検診当日。「双子だったら…」なんて妄想はさておき、性別については聞く気満々だった。もっとも「ちゃんと育っているのかな…」という一抹の不安が無かった訳でもなく、エコーで見てもらいながら医師から「順調ですね。よく動いてます」という言葉を聞いた時は心底ホッっとした。お腹は目立ってきているものの自分の目で赤ん坊を確認するとテンションも鰻登り。「しかし、よく動くなぁ」と言う医師の言葉にヤキモキした私は「先生、性別って分かりますか?」と聞いてみた。

そして医師は言った。「こんなに動いてたら分からないな…」と。

元気に育ってくれているのは嬉しいけれど、お預けを喰らって少しガッカリ。夜勤明けの夫は「ジタバタ動いてたのか。そうか…ふ〜ん」と何やら言いたげにニヤニヤしていた。同僚にメールで報告したら「そうか。白蓮2世って感じやな」との感想が。「いやいや。私1人の赤ん坊じゃありませんから」と反論したかったけど、大人げないと思いとどまる。お楽しみは来月までお預けだけど、赤ん坊が元気で何より嬉しい。

午後からは自宅の片付けなど。以前から体調が落ち着いたら家の中を片付けようと思っていたのだ。本や手紙の束を分類して処分するものと保存するものを分けたり、もう観ないであろうビデオテープを大量処分したり。随分と空間に余裕が出来て大満足。

しかし手紙類は1通も捨てられなかった。手紙って自分の物であると同時に、書いてくれた相手のものでもあるので「おいておくべきか、それとも時期が来たら処分するべきか」ということについて迷ってしまう。万が一、不幸なことが起こった際、書き手は私以外の人間(家族)に自分の書いたものを見られることになるのだと思うと、後生大事に持っているのもどうかと思ったりするのだ。しかし今回は思い切ることが出来ず処分は保留。

赤ん坊が順調だと分かったし、家の中も少しスッキリしたしで、なかな素晴らしい1日だった。そんなこんなで、いつもより2割増し浮かれ気分で今日の日記はこれにてオシマイ。


2007年05月10日(木) 7割生活

悪阻最盛期の頃……「悪阻が抜けたら、やりたい事リスト」を頭に描いていてニヤニヤするのが心の支えだった。それなのに悪阻が抜けた今、リストアップした事はほとんど実行出来ていない。

私はよほど、お気楽気質なのか「悪阻が抜けたら妊娠生活は薔薇色」だと思い込んでいた。年長の女達は口を揃えて「悪阻が抜けたら吃驚するほど元気になるよ」と励ましてくれていたので、馬鹿みたいに素直に「そんなものか」と思っていたのだ。だが、いざ蓋を開いてみると想像とは全然違っていた。実際、随分と楽になったことに間違いはない。だいたいからして食事が美味しいってだけで幸せなのだ。が、疲れやすくて思うように動けず「日々の定番作業」以外のことに費やす余裕など、どこを探しても見当たらない。

そんな事を出産経験者に話したら「そんなの当たり前。妊娠中は7割くらいの稼働率だと思っておきなさい」とのこと。「そんなの聞いてないよぉ。話と違うぢゃないか」なんて愚痴ったところで詮無い話。「妊娠中はそんなもん」と諦めて地味に暮らすしかないようだ。

あぁ……思えば今までがエネルギッシュ過ぎたのかも知れない。現に今だって仕事は行っているし、家事だって「そこそこ」レベルにはこなしている。ただ「猿夢中で仕事や家事に勤しむ」ってのが出来ないとか「余力を趣味の時間にぶっ込む」なんて事が出来ないだけなのだ。今日も夫は夜勤でいないので、夜はのんびり自分の時間を楽しめる……はずなのだけど、これを書いたら入浴してさっさとベッドに入ろうと思っている。

しかしながら「7割くらいの稼働率」ってのも仕方の無いことなのだなぁ……とは思う。お腹も順調に大きくなっているし、胸もかつて無いレベルで張っている。身体のあちこちが変化している上に、お腹の中ではもう1人暮らしているとなれば、今までより少しパワーダウンするのも当然のこと。これは極めて幸せな不満なのだと思う。

今週は久しぶりに新刊本を購入した。いしいしんじ『みずうみ』など。新しい本を手にしたのは久しぶりなので嬉しくってしょうがない。週末はこいつをお供にするつもり。明日の定期健診にも持っていくぞ……と楽しみにしつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


2007年05月08日(火) 無理せず頑張る

今日は「はじめまして」の人と電話で話をして感激してしまった。厳密に言えば、随分と前にネットで知り合った人なので「はじめまして」では無いのだけれど、口をついて出た言葉は何故か「はじめまして」だった。

優しげな声の女性で私の知る彼女の像とほぼ同じだった。そう言えばネットが縁で知り合った人で「この人とお会いしたい」と思ってお会いした人とは、自分の中のイメージと現実が掛け離れているケースが少ないように思う。そして、はじめてなのに、スムーズに会話が出来るから不思議だ。散々っぱら「声」以外の方法で交流しているのだから、当たり前だと言えばそうなのかも知れないけれど。

あれこれと話したいことがあったはずなのに、気のきいた言葉は1つも出てこなかった。結局のところ「無理せず頑張ってください」と伝えたかったのだけど、だいたいからして「無理せず頑張る」なんて出来るはずが無いのだ。頑張ってる時は無理してる時。そういう事態に直面している人には、何も言えないんだなぁ。とにかくお元気で……と電話を切った。

それにしても今月は「ネットが縁で知り合った友人強化月間」のようだ。意図していないのに「どうしちゃったの?」というフィーバーぶり。ぢつは来週も「ネットが縁で知り合った友人」が大阪にやって来る。重なる時って、重なるものだなぁ……としみじみ。

自分の周囲にいる人達に感謝せずにはいられない今日この頃。とんがっていた私も少しだけ丸くなっているような気がする。今後もそうありたいものだなぁ……なんて、いたく真面目なコメントを書いてみたところで今日の日記はこれにてオシマイ。


2007年05月07日(月) 日常生活に戻る

長い休みの後の出勤ってのは、どうしてこうも辛いのだろう。いまいちピリッっとしないまま勤務時間が終わってしまった。同僚達の顔も締まらない感じ。みな、それぞれに楽しい時間を過ごしてリフレッシュしているだろうに調子を戻すのが難しいのだ。

ゆっくりと日常生活に戻って行けたら良いのだけれど、唐突に首根っこを捕まえられて放り込まれるように引き戻されるので、心身共に順応出来ないのだと思う。元通りにシャッキリする頃には、週末になっているんじゃないかとさえ思う。

今日から夫は夜勤週間。明日の夕食用にチキンカレーを作り始めた頃から意識がハッキリしてきた。今回のカレーはいつもより少しだけ美味しく出来たような気がする。明日は私も久しぶりにカレーを食べるつもり。つい、先日まで悪阻のために自分は食べない物を悶々と料理していたことを思うと「明日はカレーを食べるぞ」ってことが嬉しくってしょうがない。

今日は早く休むつもりだけれど、ちょっと元気になってきたので、今週は夫のいない1人の時間を有意義に使いたいなぁ……と思う。本を読むとか読書録を書くとか。ゲームをするとか。身体がついてこない時は仕方が無いのだけれど「日々を過ごすだけで精一杯」ってのは、ちょっぴり味気ないものだ。

早いところ休みボケから脱出して、日常生活に戻りたいものだなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2007年05月06日(日) 黄金週間最終日

昨日はお弁当を持って夫と宇治へ行ってきた。

電車に揺られて奈良経由で宇治へ。京都へは何度も足を運んでいるけれど、宇治へ行くのは、はじめてのこと。黄金週間の観光地ということで混んでいるだろうと覚悟していたのだけれど、思っていたより空いていた。京都市内から少し外れただけなのだけど、こうも違うものかと吃驚。宇治川の河辺でお弁当など。屋形船が行き来するのを眺めつつ、おにぎりを頬張った。友人がお土産に持ってきてくれた蕗の佃煮を入れたおにぎりが絶品。

昼食後、平等院を見学。藤の花が満開で美しかった。平等院と言うと10円玉の裏側の印象が強く、豪華絢爛な建物を想像していたのだけれど、想像以上にしっとりとした佇まいだった。建立当時は煌びやかだったのだろうけれど、時を経て良い感じに廃れてきたのだろうなぁ……という印象。

平等院の後は抹茶デザートが美味しいと評判の茶房で甘い物など。私は抹茶あんみつ、夫は抹茶パフェとわらび餅のセットを注文。どちらも満足のいく美味しさだった。抹茶の風味がなんとも。機会があれば甘党の女友達と一緒に来たいなぁ……なんてことを思う。そう言えば、夫とは知り合ってから結婚までが早かったのでデートらしいデートの記憶があまりない。めずらしくデートっぽいお出掛けだったと、ひとりごちた。

今日は朝から雨模様だったせいか体調がイマイチで1日パジャマで過ごしてしまった。お昼寝の後、やっと元気が出てきたので夕食だけはちゃんと作ろうとと台所に向かう。筍入り炊き込みご飯、茄子と筍のお味噌汁、鰆の煮付、小松菜の胡麻マヨネーズ和え、長芋短冊などを作る。

今年の黄金週間は取り立てて遠出はしなかったけれど、友人と会ったり、自宅にお客様を招いたりと、なかなか充実していた。明日らかまた仕事だと思うと軽く憂鬱ではあるけれど、リフレッシュしたことだし頑張らねばなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


2007年05月04日(金) 着帯

今日は戌の日……と言うことで、義母が腹帯を巻きに我が家に遊びに来てくれた。腹帯は安産で子宝に恵まれた女性に巻いてもらうものらしい。義母は3人の子供を安産で産んでいて、心良く引き受けてくれたのだ。

そんな訳で今日は朝からちらし寿司を作った。いつもより少し豪華で量の多いちらし寿司は、なかなか作り甲斐があった。「お昼ごはんだし、用意が大変だろうから大げさにしないでね」と義母が言ってくれたので、献立はちらし寿司、お味噌汁、スーパーで買ってきたロースとビーフと野菜サラダを盛り付けた物など。天気も良くてお客様をお迎えするには絶好の日和だった。

お昼過ぎにやって来た義母は、いつも以上にニコニコ顔で、お昼ご飯を食べたり、エコー写真を見て盛り上がったり。「腹帯の巻き方を本を読んで勉強してきたのよ」という義母の指示に従って、夫は別室に追い出されて腹帯を巻いてもらった。「腹帯を巻く」というのは、お腹にグルグルと帯を巻いてもらう物だと思っていたけど、お腹に帯を当てて「巻く真似」をするだけだった。どうも、そういうものらしい。

義母は赤ん坊が病院から退院する時に着る用にと、純白のおくるみプレゼントしてくれた。はじめての赤ちゃん衣料を義母から戴くなんて嬉しい限り。「ここは、子供の服を入れる引き出し」とて、準備していた箪笥の引き出しに、純白のおくるみが入ったのを見ると、流石に胸がキュンとなった。

どちらかと言うと、私はこういった行事に熱心な性質では無いのだけれど、今回は素直に「良いものだなぁ」と思った。義母が喜んでくれたのが何より嬉しいし、皆で赤ん坊の無事を祈る…ってシュチュエーションが良い。これから先は、赤ん坊を中心にこういう機会が増えてくるのだろうなぁ。折々に義母と楽しい想い出を作って生きたいと思う。

そんなこんなで、なかなか良い1日だった。赤ん坊が無事に生まれてくれることを祈りつつ今日の日記はこれにてオシマイ。


2007年05月03日(木) 出会いの不思議

一昨日、昨日と続けざまに友人と会って色々と刺激を受けたのか、考えさせられることが多かった。どうしても書いておきたいことを1つだけ記しておくことにする。

昨日会った友人とは、この日記を書く前に出会った。一応「WEBに公開」している形ではあったものの、お互いに閉じた感じのものを書いていて、そこは「誰かと出会うための場所」ではなかった。今流行りのSNSの便利さを思えば信じられないほど不便な環境で、わざわざ相手にメールをすることからはじめなければいけないところからスタートした関係だったのが、いまや互いの家を行き来するまでの関係に発展している。今考えれば無謀とも思えるキッカケだったのに、こうやって続いているのが不思議でならない。そう言えば、そこで知り合った人達とは何故だか今でも細々ながらも続いている。

どんな状況にあっても、どんなに些細なキッカケであっても「出会うべき人とは出会えるものだ」と思う。それは、恋愛だったり、友情だったり、その形は様々だけど「努力したから仲良くなれる」というような類の物ではないように思う。古い言葉で言えば「縁」だろうし、ロマンティックな言葉で言えば「運命」だろう。思えばね夫との出会いなど、よりにもよって某・巨大掲示板だった。もちろん互いに求め合う意識が無ければ何も始まらないのだけれど、そういうのって運任せ的な要素が強いような気がしてならない。

……って事は、今から新しい出会いを求めたとしても、努力だけでは得られないって事になる。実際にSNSのような「いかにも」な空間に身を投じたからといってそういう稀有な関係が築けるとは限らない。人との出会いはどこに転がっているか分からないし、それを掴み取るのは難しい。そして、その関係を継続するのは、もっと難しい。そう思うと、失いたく無い人の手は絶対に放しちゃいけないのだなぁ……と思う。

好きな人は大切にして、嫌いな人は切っていく……という、単純すぎる発想で良いのかも知れない。

丁度今は結婚だの、出産だの、退職だので、身の回りの環境がゴロッっと変わっていく時期にあるので、そういう事を考えずにはいられない。日々の雑事に追われていると自分からマメに連絡を取るのは難しいけれど、それに胡坐をかいてはいけないなぁ……なんて事を思ったところで、今日の日記はこれにてオシマイ。


2007年05月02日(水) 友、遠方より来る・来る

昨日、今日と連続で遠くから来た友人と会った。2人もネットが縁で知り合った人。今となっては、わざわざ「ネットで知り合った」という冠を付けなくても良いと思うのだけど、誰かに説明をするとなると何故だかやっぱり「ネットで知り合った友人」と言ってしまうから不思議だ。

昨日は新大阪で待ち合わせて『ベルギー美術館展』を観に行ってきた。平日だったせいか美術館は吃驚するほど空いていて、心ゆくまで、のんびり絵画鑑賞など。その後、天神橋筋商店街を案内して梅田に移動。HEPファイブの観覧車に搭乗。大阪に住んでいるのにHEPファイブの観覧車に乗ったのは初めて。若者スポットには滅多と近寄らないので、やけに新鮮だった。大阪の空気を味わってもらおうと案内した天神橋筋商店街は黄金週間のせいで空いていて、ちっとも雰囲気を味わってもらえなかったのが残念。地元ナビって難しいなぁ……と1人反省。

友人から「結婚前より、いい女になった」と言われる。この言葉…結婚してから何人かの人に言われたのだけど、嬉しい反面少し複雑な気分。結婚して良い風に変化した…と前向きに捉えれば嬉しいのだが「結婚前は痛かった」とまではいかずとも「今よりは魅力的でなかった」と取れるあたりが、どうにも。結婚前にそこまで行き着かなかったことが悔やまれてならない。夫にそんな話をしたら「結婚したからって本質は変わらないでしょ。ただ表面に見えるかどうか…ってことじゃないの?」とのこと。自分では正直なところ、どう捉えて良いのか分からない。もっとも「結婚後も変わらないねぇ」と言う友人も多いので、気にすることは無いのかも知れない。

そして今日、会った友人には自宅に遊びに来てもらった。お昼ご飯を一緒にしたのだけど「普通のものが食べたい」というリクエストだったので、豆ご飯・サンマの開き・ほうれん草とエリンギの胡麻和・小芋と根菜色々の炊き合せ・豆腐とワカメの味噌汁という地味なラインナップでお迎えした。「ちょっと地味過ぎたか?」と思ったが、喜んでもらえたようで何より。

友人とは4時間ばかり、ひたすら話をしていた。長時間一緒にいても疲れずに、かつ話が尽きない友人ってありがたいなぁ……と思う。仕事の話とか「情に流されちゃうこと」についての話とか。大事な話もあれば、とりとめの無い話もアリ。4時間ちょっとがアッっと言う間だった。

とても素晴らしい2日間だった。それぞれに、もっとじっくり日記を書きたかったのだけど、そこまで頑張れないところが残念である。日常生活は充分楽しめるのだけどWEB遊びに集中できるまでの余裕は無いなぁ……って感じの今日この頃。

明日からやっと夫の連休がスタート。私は黄金週間後半戦に突入。せっかくの休日、有意義に楽しく過ごしたいものだ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


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白蓮 |MAILHP