今日は有休をもらって定期健診に行ってきた。
昨夜はちっとも眠れなかった。翌日の検診のことをあれこれ考えいていたら興奮して目が冴えてしまったのだ。時期的に性別が分かるかも……なので「男の子だったら」とか「女の子だったら」なんてことを想像したり。そして、ありえない話だけど「もし双子だったらどうしよう? 1回の出産で2人ってことは大変さも倍だけど、いきなり2人の子持ちってのは悪くない」なんて思ったり。母方の親戚は双子を産んだ女が多く「すぐに双子だと分からない場合もあるらしいよ」てな話を聞かされて影響されてしまったようだ。
そしてドキドキの検診当日。「双子だったら…」なんて妄想はさておき、性別については聞く気満々だった。もっとも「ちゃんと育っているのかな…」という一抹の不安が無かった訳でもなく、エコーで見てもらいながら医師から「順調ですね。よく動いてます」という言葉を聞いた時は心底ホッっとした。お腹は目立ってきているものの自分の目で赤ん坊を確認するとテンションも鰻登り。「しかし、よく動くなぁ」と言う医師の言葉にヤキモキした私は「先生、性別って分かりますか?」と聞いてみた。
そして医師は言った。「こんなに動いてたら分からないな…」と。
元気に育ってくれているのは嬉しいけれど、お預けを喰らって少しガッカリ。夜勤明けの夫は「ジタバタ動いてたのか。そうか…ふ〜ん」と何やら言いたげにニヤニヤしていた。同僚にメールで報告したら「そうか。白蓮2世って感じやな」との感想が。「いやいや。私1人の赤ん坊じゃありませんから」と反論したかったけど、大人げないと思いとどまる。お楽しみは来月までお預けだけど、赤ん坊が元気で何より嬉しい。
午後からは自宅の片付けなど。以前から体調が落ち着いたら家の中を片付けようと思っていたのだ。本や手紙の束を分類して処分するものと保存するものを分けたり、もう観ないであろうビデオテープを大量処分したり。随分と空間に余裕が出来て大満足。
しかし手紙類は1通も捨てられなかった。手紙って自分の物であると同時に、書いてくれた相手のものでもあるので「おいておくべきか、それとも時期が来たら処分するべきか」ということについて迷ってしまう。万が一、不幸なことが起こった際、書き手は私以外の人間(家族)に自分の書いたものを見られることになるのだと思うと、後生大事に持っているのもどうかと思ったりするのだ。しかし今回は思い切ることが出来ず処分は保留。
赤ん坊が順調だと分かったし、家の中も少しスッキリしたしで、なかな素晴らしい1日だった。そんなこんなで、いつもより2割増し浮かれ気分で今日の日記はこれにてオシマイ。
悪阻最盛期の頃……「悪阻が抜けたら、やりたい事リスト」を頭に描いていてニヤニヤするのが心の支えだった。それなのに悪阻が抜けた今、リストアップした事はほとんど実行出来ていない。
私はよほど、お気楽気質なのか「悪阻が抜けたら妊娠生活は薔薇色」だと思い込んでいた。年長の女達は口を揃えて「悪阻が抜けたら吃驚するほど元気になるよ」と励ましてくれていたので、馬鹿みたいに素直に「そんなものか」と思っていたのだ。だが、いざ蓋を開いてみると想像とは全然違っていた。実際、随分と楽になったことに間違いはない。だいたいからして食事が美味しいってだけで幸せなのだ。が、疲れやすくて思うように動けず「日々の定番作業」以外のことに費やす余裕など、どこを探しても見当たらない。
そんな事を出産経験者に話したら「そんなの当たり前。妊娠中は7割くらいの稼働率だと思っておきなさい」とのこと。「そんなの聞いてないよぉ。話と違うぢゃないか」なんて愚痴ったところで詮無い話。「妊娠中はそんなもん」と諦めて地味に暮らすしかないようだ。
あぁ……思えば今までがエネルギッシュ過ぎたのかも知れない。現に今だって仕事は行っているし、家事だって「そこそこ」レベルにはこなしている。ただ「猿夢中で仕事や家事に勤しむ」ってのが出来ないとか「余力を趣味の時間にぶっ込む」なんて事が出来ないだけなのだ。今日も夫は夜勤でいないので、夜はのんびり自分の時間を楽しめる……はずなのだけど、これを書いたら入浴してさっさとベッドに入ろうと思っている。
しかしながら「7割くらいの稼働率」ってのも仕方の無いことなのだなぁ……とは思う。お腹も順調に大きくなっているし、胸もかつて無いレベルで張っている。身体のあちこちが変化している上に、お腹の中ではもう1人暮らしているとなれば、今までより少しパワーダウンするのも当然のこと。これは極めて幸せな不満なのだと思う。
今週は久しぶりに新刊本を購入した。いしいしんじ『みずうみ』など。新しい本を手にしたのは久しぶりなので嬉しくってしょうがない。週末はこいつをお供にするつもり。明日の定期健診にも持っていくぞ……と楽しみにしつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。
今日は「はじめまして」の人と電話で話をして感激してしまった。厳密に言えば、随分と前にネットで知り合った人なので「はじめまして」では無いのだけれど、口をついて出た言葉は何故か「はじめまして」だった。
優しげな声の女性で私の知る彼女の像とほぼ同じだった。そう言えばネットが縁で知り合った人で「この人とお会いしたい」と思ってお会いした人とは、自分の中のイメージと現実が掛け離れているケースが少ないように思う。そして、はじめてなのに、スムーズに会話が出来るから不思議だ。散々っぱら「声」以外の方法で交流しているのだから、当たり前だと言えばそうなのかも知れないけれど。
あれこれと話したいことがあったはずなのに、気のきいた言葉は1つも出てこなかった。結局のところ「無理せず頑張ってください」と伝えたかったのだけど、だいたいからして「無理せず頑張る」なんて出来るはずが無いのだ。頑張ってる時は無理してる時。そういう事態に直面している人には、何も言えないんだなぁ。とにかくお元気で……と電話を切った。
それにしても今月は「ネットが縁で知り合った友人強化月間」のようだ。意図していないのに「どうしちゃったの?」というフィーバーぶり。ぢつは来週も「ネットが縁で知り合った友人」が大阪にやって来る。重なる時って、重なるものだなぁ……としみじみ。
自分の周囲にいる人達に感謝せずにはいられない今日この頃。とんがっていた私も少しだけ丸くなっているような気がする。今後もそうありたいものだなぁ……なんて、いたく真面目なコメントを書いてみたところで今日の日記はこれにてオシマイ。
長い休みの後の出勤ってのは、どうしてこうも辛いのだろう。いまいちピリッっとしないまま勤務時間が終わってしまった。同僚達の顔も締まらない感じ。みな、それぞれに楽しい時間を過ごしてリフレッシュしているだろうに調子を戻すのが難しいのだ。
ゆっくりと日常生活に戻って行けたら良いのだけれど、唐突に首根っこを捕まえられて放り込まれるように引き戻されるので、心身共に順応出来ないのだと思う。元通りにシャッキリする頃には、週末になっているんじゃないかとさえ思う。
今日から夫は夜勤週間。明日の夕食用にチキンカレーを作り始めた頃から意識がハッキリしてきた。今回のカレーはいつもより少しだけ美味しく出来たような気がする。明日は私も久しぶりにカレーを食べるつもり。つい、先日まで悪阻のために自分は食べない物を悶々と料理していたことを思うと「明日はカレーを食べるぞ」ってことが嬉しくってしょうがない。
今日は早く休むつもりだけれど、ちょっと元気になってきたので、今週は夫のいない1人の時間を有意義に使いたいなぁ……と思う。本を読むとか読書録を書くとか。ゲームをするとか。身体がついてこない時は仕方が無いのだけれど「日々を過ごすだけで精一杯」ってのは、ちょっぴり味気ないものだ。
早いところ休みボケから脱出して、日常生活に戻りたいものだなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。
昨日はお弁当を持って夫と宇治へ行ってきた。
電車に揺られて奈良経由で宇治へ。京都へは何度も足を運んでいるけれど、宇治へ行くのは、はじめてのこと。黄金週間の観光地ということで混んでいるだろうと覚悟していたのだけれど、思っていたより空いていた。京都市内から少し外れただけなのだけど、こうも違うものかと吃驚。宇治川の河辺でお弁当など。屋形船が行き来するのを眺めつつ、おにぎりを頬張った。友人がお土産に持ってきてくれた蕗の佃煮を入れたおにぎりが絶品。
昼食後、平等院を見学。藤の花が満開で美しかった。平等院と言うと10円玉の裏側の印象が強く、豪華絢爛な建物を想像していたのだけれど、想像以上にしっとりとした佇まいだった。建立当時は煌びやかだったのだろうけれど、時を経て良い感じに廃れてきたのだろうなぁ……という印象。
平等院の後は抹茶デザートが美味しいと評判の
茶房で甘い物など。私は抹茶あんみつ、夫は抹茶パフェとわらび餅のセットを注文。どちらも満足のいく美味しさだった。抹茶の風味がなんとも。機会があれば甘党の女友達と一緒に来たいなぁ……なんてことを思う。そう言えば、夫とは知り合ってから結婚までが早かったのでデートらしいデートの記憶があまりない。めずらしくデートっぽいお出掛けだったと、ひとりごちた。
今日は朝から雨模様だったせいか体調がイマイチで1日パジャマで過ごしてしまった。お昼寝の後、やっと元気が出てきたので夕食だけはちゃんと作ろうとと台所に向かう。筍入り炊き込みご飯、茄子と筍のお味噌汁、鰆の煮付、小松菜の胡麻マヨネーズ和え、長芋短冊などを作る。
今年の黄金週間は取り立てて遠出はしなかったけれど、友人と会ったり、自宅にお客様を招いたりと、なかなか充実していた。明日らかまた仕事だと思うと軽く憂鬱ではあるけれど、リフレッシュしたことだし頑張らねばなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。
今日は戌の日……と言うことで、義母が腹帯を巻きに我が家に遊びに来てくれた。腹帯は安産で子宝に恵まれた女性に巻いてもらうものらしい。義母は3人の子供を安産で産んでいて、心良く引き受けてくれたのだ。
そんな訳で今日は朝からちらし寿司を作った。いつもより少し豪華で量の多いちらし寿司は、なかなか作り甲斐があった。「お昼ごはんだし、用意が大変だろうから大げさにしないでね」と義母が言ってくれたので、献立はちらし寿司、お味噌汁、スーパーで買ってきたロースとビーフと野菜サラダを盛り付けた物など。天気も良くてお客様をお迎えするには絶好の日和だった。
お昼過ぎにやって来た義母は、いつも以上にニコニコ顔で、お昼ご飯を食べたり、エコー写真を見て盛り上がったり。「腹帯の巻き方を本を読んで勉強してきたのよ」という義母の指示に従って、夫は別室に追い出されて腹帯を巻いてもらった。「腹帯を巻く」というのは、お腹にグルグルと帯を巻いてもらう物だと思っていたけど、お腹に帯を当てて「巻く真似」をするだけだった。どうも、そういうものらしい。
義母は赤ん坊が病院から退院する時に着る用にと、純白のおくるみプレゼントしてくれた。はじめての赤ちゃん衣料を義母から戴くなんて嬉しい限り。「ここは、子供の服を入れる引き出し」とて、準備していた箪笥の引き出しに、純白のおくるみが入ったのを見ると、流石に胸がキュンとなった。
どちらかと言うと、私はこういった行事に熱心な性質では無いのだけれど、今回は素直に「良いものだなぁ」と思った。義母が喜んでくれたのが何より嬉しいし、皆で赤ん坊の無事を祈る…ってシュチュエーションが良い。これから先は、赤ん坊を中心にこういう機会が増えてくるのだろうなぁ。折々に義母と楽しい想い出を作って生きたいと思う。
そんなこんなで、なかなか良い1日だった。赤ん坊が無事に生まれてくれることを祈りつつ今日の日記はこれにてオシマイ。
一昨日、昨日と続けざまに友人と会って色々と刺激を受けたのか、考えさせられることが多かった。どうしても書いておきたいことを1つだけ記しておくことにする。
昨日会った友人とは、この日記を書く前に出会った。一応「WEBに公開」している形ではあったものの、お互いに閉じた感じのものを書いていて、そこは「誰かと出会うための場所」ではなかった。今流行りのSNSの便利さを思えば信じられないほど不便な環境で、わざわざ相手にメールをすることからはじめなければいけないところからスタートした関係だったのが、いまや互いの家を行き来するまでの関係に発展している。今考えれば無謀とも思えるキッカケだったのに、こうやって続いているのが不思議でならない。そう言えば、そこで知り合った人達とは何故だか今でも細々ながらも続いている。
どんな状況にあっても、どんなに些細なキッカケであっても「出会うべき人とは出会えるものだ」と思う。それは、恋愛だったり、友情だったり、その形は様々だけど「努力したから仲良くなれる」というような類の物ではないように思う。古い言葉で言えば「縁」だろうし、ロマンティックな言葉で言えば「運命」だろう。思えばね夫との出会いなど、よりにもよって某・巨大掲示板だった。もちろん互いに求め合う意識が無ければ何も始まらないのだけれど、そういうのって運任せ的な要素が強いような気がしてならない。
……って事は、今から新しい出会いを求めたとしても、努力だけでは得られないって事になる。実際にSNSのような「いかにも」な空間に身を投じたからといってそういう稀有な関係が築けるとは限らない。人との出会いはどこに転がっているか分からないし、それを掴み取るのは難しい。そして、その関係を継続するのは、もっと難しい。そう思うと、失いたく無い人の手は絶対に放しちゃいけないのだなぁ……と思う。
好きな人は大切にして、嫌いな人は切っていく……という、単純すぎる発想で良いのかも知れない。
丁度今は結婚だの、出産だの、退職だので、身の回りの環境がゴロッっと変わっていく時期にあるので、そういう事を考えずにはいられない。日々の雑事に追われていると自分からマメに連絡を取るのは難しいけれど、それに胡坐をかいてはいけないなぁ……なんて事を思ったところで、今日の日記はこれにてオシマイ。
2007年05月02日(水) |
友、遠方より来る・来る |
昨日、今日と連続で遠くから来た友人と会った。2人もネットが縁で知り合った人。今となっては、わざわざ「ネットで知り合った」という冠を付けなくても良いと思うのだけど、誰かに説明をするとなると何故だかやっぱり「ネットで知り合った友人」と言ってしまうから不思議だ。
昨日は新大阪で待ち合わせて『ベルギー美術館展』を観に行ってきた。平日だったせいか美術館は吃驚するほど空いていて、心ゆくまで、のんびり絵画鑑賞など。その後、天神橋筋商店街を案内して梅田に移動。HEPファイブの観覧車に搭乗。大阪に住んでいるのにHEPファイブの観覧車に乗ったのは初めて。若者スポットには滅多と近寄らないので、やけに新鮮だった。大阪の空気を味わってもらおうと案内した天神橋筋商店街は黄金週間のせいで空いていて、ちっとも雰囲気を味わってもらえなかったのが残念。地元ナビって難しいなぁ……と1人反省。
友人から「結婚前より、いい女になった」と言われる。この言葉…結婚してから何人かの人に言われたのだけど、嬉しい反面少し複雑な気分。結婚して良い風に変化した…と前向きに捉えれば嬉しいのだが「結婚前は痛かった」とまではいかずとも「今よりは魅力的でなかった」と取れるあたりが、どうにも。結婚前にそこまで行き着かなかったことが悔やまれてならない。夫にそんな話をしたら「結婚したからって本質は変わらないでしょ。ただ表面に見えるかどうか…ってことじゃないの?」とのこと。自分では正直なところ、どう捉えて良いのか分からない。もっとも「結婚後も変わらないねぇ」と言う友人も多いので、気にすることは無いのかも知れない。
そして今日、会った友人には自宅に遊びに来てもらった。お昼ご飯を一緒にしたのだけど「普通のものが食べたい」というリクエストだったので、豆ご飯・サンマの開き・ほうれん草とエリンギの胡麻和・小芋と根菜色々の炊き合せ・豆腐とワカメの味噌汁という地味なラインナップでお迎えした。「ちょっと地味過ぎたか?」と思ったが、喜んでもらえたようで何より。
友人とは4時間ばかり、ひたすら話をしていた。長時間一緒にいても疲れずに、かつ話が尽きない友人ってありがたいなぁ……と思う。仕事の話とか「情に流されちゃうこと」についての話とか。大事な話もあれば、とりとめの無い話もアリ。4時間ちょっとがアッっと言う間だった。
とても素晴らしい2日間だった。それぞれに、もっとじっくり日記を書きたかったのだけど、そこまで頑張れないところが残念である。日常生活は充分楽しめるのだけどWEB遊びに集中できるまでの余裕は無いなぁ……って感じの今日この頃。
明日からやっと夫の連休がスタート。私は黄金週間後半戦に突入。せっかくの休日、有意義に楽しく過ごしたいものだ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。