2004年12月31日(金) |
『宮崎アニメの暗号』を読む |
31日の忙しい中、雨で窓拭きもできず、ちょっとの時間の余裕ができ、青井汎さんによる新潮新書の『宮崎アニメの暗号』を一気に読みきりました。宮崎駿さんのアニメは全部見てきたので、今度の「ハウルの動く城」をいつ観に行こうかと思っていましたが、その前に読んでしまいたいと言う欲求でナナメ読み。
宮崎さんが単純なエコロジストではないという視点から、「もののけ姫」のシシ神がどこから導き出されてきたかを宮崎さん自身の対談集をも活用し、フランスのトロワ・フレールの洞窟の壁画に到達します。1万年以上前の旧石器時代の半神半獣の呪術師の姿を宮崎駿さんは、「もののけ姫」にまで引っ張り出したと言うのです。
「アニミズムが生まれ、神々が溢れていた「森」と違い、唯一神は砂漠という生命が希少な場所で生まれました。人は神と契約を結び、その時点で両者の間に上下の関係を認める事になったのです。太古より存在するアニミズム的な平等さとは明らかに異質なその考え方が西洋文明の礎となり、近代科学もそこから出発したのです。」(p183)
宮崎駿さんは、唯一神、科学神、国民国家、資本主義に対してアニミズム、中国の5行思想、宮澤賢治に依拠して、「歴史時代を超えた人類の黎明期にまで伸びている」と解説します。
読み応えがありました。青井さんと言う方は、会社勤務の傍ら、複数のペンネームで執筆活動を展開されているかただと言うことですが、ていねいな文献にあたるフィールド活動には感心しました。
やっとおせち料理に取組める余裕が生まれました。 今年は新しいものに挑戦したいのですが、この時間だと明日までの1日だけ。
肉料理は豚肉と牛肉のブロックが共同購入・れんげ畑から既に注文済みなので何とかなります。煮物は、だしのとりかた。昆布巻きも去年経験済み。
伊達巻をとお店を探したら、何故か行き付けのスーパーでは売っておらず、じゃ今年は挑戦。白魚の身はシラスで代替え、レシピみながらつくりましたが失敗。味付けをいい加減にしたのと四角のフライパンの大きいのがなくてちょっと量を多めにしたら、焼き上がりがうまくいかずの巻。失敗。
料理は楽しいもの、改めて実感!
今日は、事務所の大掃除。 官庁は28日に終わっています。 事務所のスタッフからは、官庁並に28日に終わりましょう、の提案でした。 役所は4日からだけど、来年は6日からなんだから、問題ないじゃないの、と。でも不満そう。実は大掃除は28日、29日の2日間かけての大仕事。とにかく多い資料整理。議会事務局調査課が本来の資料関係の担当部署。実際にも、いろいろ負担をかけさせてもらっていろんな資料を作ってもらっています。だったら、そこに全面依存したらとも思いますが、でもやっぱり一方で自力の発想も捨てきれません。
資料保管の必要から相当のスペースの確保も必要です。 政務調査費の公開をはじめて半年たちますが、多くの方にとってあまり関心がない事のようです。議会資料を見たいと誰か来た時にこれがその資料です、と役に立つ資料センターにしたいのですが、なかなか大変です。
いずれにしても県議会と有権者の距離をどのように縮めることが出来るのか、そこの問題です。
大掃除、頑張ってかなり整理できてきましたが、紙袋が4つも残ってしまいました。結局、この年末の大掃除は来年の6日以降に延ばされる事になってしまいました。疲れます。若いスタッフの皆さんご苦労様でした。
2004年12月28日(火) |
簡易保険の支払期限切れ |
12月8日が9月分の簡易保険料の期限切れ日。 8日だとは思っていたが何故か9日の支払いに。 勿論、1日遅れでも受領は出来ないとのこと。 もう一度再登録の必要性があり、健康チェック表を提出したのが今日。 ところが、記載欄に病院に治療や入院の有無の質問。 きっと手術の事を書いたらトラブルが発生するだろうという予感。 書くか書くまいか。 でも、まあ、書くしかないな。 やっぱり。 これでは再登録が出来ないかもしれなませんの対応。 つまり、払う意志がなかった、手術があって、払う意志が生まれたのは保険欲しさの再登録、という不信をもって応対している様子がありあり。 思わず「手術はもう終わっています」と大声。 こちらとしては単に継続の手続きさえ整えばいいはずと。 保険の仕組みはそうは単純ではありません。
やっと、不足分を払って手続終了。 でも最後に。 「再登録は出来ないかもしれません」の念押し。 「その時は今までの支払いの払い戻しはしていただけますね」。 と郵便局を離れましたが、何か釈然としません。
2004年12月27日(月) |
静岡県の津波対策、浜岡原発は大丈夫か? |
スマトラ沖地震、夕刊では12000人の死者、邦人は100人未確認とドンドン数字が修正されており大変な被害が発生しているようです。マグニチュードも8,9から9,0へと変更されるなど規模についても確定できないほどです。
とにかく国際的に日本でやれる緊急の援助体制が求められています。 といって私地震が具体的に何をやれるわけでなく、ただ、正確な情報を得たいという気持ちと波に飲まれていった人たちの映像が自分だったらという恐怖感を味わっているのみです。
プレート型大地震とまさに東海大地震と同じ構造です。北海道での南西沖地震、奥尻町の大被害は記憶に新しいところですが、静岡県の津波対策を大丈夫かと心配になります。各港の港対策は03年度決算で必要箇所25で、14が対策済みで6箇所が途中という結果です。
9月に完成した沼津港の水門は、津波水位+5、8m、長さ40mで地震計250ガルに連動し、自動降下(警報2分、自動降下3分)とのことです。ただ、私自身が現場を見ていませんので、イメージが湧きませんが、こうした対策を取りつつある現状です。
一番の問題は、浜岡原発施設の場合の津波対策はどうなっているかの問題があります。調べて又ご報告します。
臨時ニュースでスマトラ島沖で地震による津波発生。 大変な事態のようだ。
2004年12月25日(土) |
映画「モーターサイクル・ダイアリーズ」を観る |
若き日のチェ・ゲバラ。 これは何はともあれ観にいかなくては、上映初日サールナートホールヘ。 1階のホールでは観客はまばら。 だけど若い人ばかり。 この方々はチェ・ゲバラ伝説をどれくらい知っているのだろうか。 ブエノズアイレスのゲバラこと23歳の医学生エルネストと親友アルベストとのバイクと徒歩による南アメリカ縦断の旅物語。ハンセン病棟でのでの誕生パーティでのスピーチで「南米は一つ」を訴えるシーンがあるのですが感動的です。そのあとに川を挟んであるハンセン病棟に行く為に泳ぐシーンは革命家ゲバラを思い起こさせてくれます。
最後は、今生きているアルベルトのアップシーン。 歴史が脳裡に引きずり出されます。 気持ちが高ぶりました。 キューバ革命のことがほんの少しコメントされますが、ゲバラに熱狂した私たち世代からすると非常に地味な紹介で、もうちょっと何か、と、物足りなさを感じたのは私だけだったのでしょうか。
最初と最後に「偉業を伝える映画ではない」ということが繰り返され、ロバートレッドフォードの「名もなき青年の瞳に映った真実の物語」としたかった製作意図が示されています。確かに、私たちが青年の頃に湧きあがったあのエネルギーは「名もなき」匿名性の中の真実として語り継がれる事に意味があるのかもしれません。
2004年12月24日(金) |
民主党県連・土地収用容認!? |
今日の読売新聞静岡版でスクープ! 民主党県連三役と連合幹部との間で県知事選挙に間する「非公式会議」はあったとの事で「ここまで来たら土地収用容認せざるを得ない」との合意をみたとあります。民主党の正式決定でなく来年の1月の常任役員会で正式なものとなるはずですが、流れはその方向というようなニュアンスです。
11月申請段階では昨年の統一見解を確認していたはずなのに、何ゆえなのでしょうか。恐らく、12月2日の細野豪志衆議院議員、津川祥吾衆議院議員の院内集会参加の動きに、昨年の統一見解のもとでは、石川知事を応援できないことを認識した石井連合会長や民主党内空港推進派らの「土地収用反対派封じこめ作戦」の一環というべきでしょう。
その場に細野豪志衆議院議員も同席していたとのことですが、静岡新聞夕刊では、細野氏は「土地収用反対の個人見解は変わらない」とのコメントが報道されています。民主党県連三役と連合幹部が、ここに及んで石川知事擁護のために収用容認体制をごり押しする事は、自らの墓穴を掘ることになることはいうまでもありません。
プール金・簿外郵券をめぐる7人の県職員の逮捕、5度目の知事の減給処分というフラフラの石川知事を果たして静岡県民が容認するのかどうか、県民世論を読み違えた民主党幹部、連合幹部に批判の声をまずあげることから県政改革が始まります。
2004年12月23日(木) |
鈴木修さんの引退宣言? |
今日の静岡新聞によると鈴木修さんが来年1月30日の75歳を区切りに公的役員の一切を退く事を明らかにしたとあります。会社関係は徐々にということのようです。もし、これが本当であるとすると静岡空港株式会社の役回りも石川知事の後援会も退くという事でしょうか。
大いに注目です。
写真は、YWCAのみなさんがイラクの平和を訴えてサンタクロースの姿で街頭アピールする場面です。
2004年12月22日(水) |
静岡県知事選挙における「薩長連合」 |
200名弱の方々に集まっていただいた第19回目の「きよしとこの夜」。第1部の松元ヒロさんの爆笑ライブ、期待していた通りの舞台で参加者の皆さんは一様に満足でした。
第2部では、私は来年の知事選挙で石川知事を退陣させる為には、「薩長連合」が必要であることを強く訴えました。空港反対派は勿論ですが、民主党の中では「牧野・海野さんグループと細野さんグループの連携」による候補者の擁立をめざすという戦略です。来賓で牧野聖修衆議院議員も海野徹前参議院議員も来ていただいていたのですが、どんな風に受けとめてもらえた事か。
1月23日13:00から静岡産経会館で知事選挙に向けた「静岡県を創ろう会」の発足集会が開かれます。
今日の街頭演説は、新静岡センター前。 本会議終わったあとの報告をと。
いつになく暖かでとても師走とは思えない天候。 来年の県知事選挙をテーマにしゃべりまくり。 よく考えたら新年まであと10日。
もうすぐ正月。 今年の反省は何だろう。 明日は恒例の「きよしこの夜」企画です。
2004年12月20日(月) |
今日で12月議会終了 |
今日で12月議会終了しました。 反対討論は下記の速報コーナーにアップしてあります。 常任委員会委員長に対する質問も同様です。 http://www.enpitu.ne.jp/usr1/17507/diary.html
傍聴していた調査スタッフに言わせると「むなしくありませんか?」「どうして?」「1人で反対して誰もそれに対して意見を言うわけでもなく終わってしまっていますよね」なるほど。「だけど、あのように繰り返し繰り返し反対意見を述べ続けることは、雨だれが石に穴をあけるように少しづつ少しづつ浸透していくものなんだよ」と答えましたが、初めて傍聴される方が結構最初の印象として述べられる感想です。
議会の中の78人の中では少数かもしれませんが、世論としては多数の意見であると確信して発言しているのですが、自己満足だけではいけませんね。若い世代の彼が、元気貰いました、といってもらえるようでないと。発言の中身ではそうした点もふれないとダメですね。議員相手にほえるだけでは・・・・。
さーて来年の知事選挙に向けて出発です。
2004年12月19日(日) |
久し振りに太鼓の練習 |
今日は久し振りの太鼓練習でした。 来年の5月に竜南小学校で太鼓サークルのきっかけを作ってくださった先生が定年を迎えられるとのことで、退職祝いを兼ねた企画に座・鼓竜メンバーとしても協力しなくてはと、ということから練習をはじめようというものでした。
目の手術後ということもあり、今までより楽譜が見易くなり、練習がとてもやりやすかったことがなんか感激してしまいました。2時間の練習時間があっという間に過ぎ去り充実した時間となりました。
戻ってからは、勿論明日が最終日となる12月議会反対討論の準備でした。 22日は、毎年恒例の「きよしとこの夜」というお楽しみ企画があり、その呼びかけ活動も課題となっており、明日の議会が終ってもまだまだゆっくり出来そうもありません。
2004年12月18日(土) |
ビーグッド カフェでの「舌診」 |
私たち世代とはちょっと違った感じで社会問題にアプローチする「ビーグッド カフェ」の仲間達。田中 優さん(未来バンク理事)の講演があるというので参加しました。ただ、最後まで聞くことが出来ず途中で退席せざるを得ませんでしたがなかなか面白い方です。
会場はNPOセンター8階で音と映像を使っての場づくりは、やはり異空間でリッチさを感じさせます。その一角に「いっぴんいち」という団体による「中国医学と薬膳の紹介」ブースがありました。石部晃子さん(中医をめざす国際薬膳の舌診からはじまる食事養生。
早速私も見てもらいました。舌をみる、見られるなんて、そういえば風邪をひいて病院とかにかかった時「舌をだして」といわれたことがあることを思い出しました。舌は内臓の一部なので健康状態が分析できるとの事です。舌の外側の色で、きのうお酒を飲みすぎていますね、紫色が強いです、肝臓がよわっています、ぴたり、当ってしまいました。
舌の厚さ、大きさで食毒がわかり、要は食べ過ぎ・・・。と云う具合です。そしてその状態に合わせてのいろんな食材が与えられるのです。面白い分野があるんだなーと感心してしまいました。関心のある方は、[email protected]の石部さんへ。
2004年12月17日(金) |
浜岡訴訟、弁護団の強い決意 |
今日は、浜岡止めよう本訴の会・原発訴訟。 開廷ギリギリの11時に地裁へ。 手渡された準備書面は、コンパクトですが迫力に満ちていました。
中央防災会議で示されたアスペリティの位置が浜岡直下に想定された場合、浜岡原発の設計限界地振動を超えるという問題。
原子力安全委員会で議論されていた確率論的評価手法で浜岡原発を評価すると40年の間に炉心が損傷する確立が2,4%になるという問題。4基あるとすると10%近くにまではねあがります。
1970年代の応力腐食割れと1990年代の応力腐食割れの発生メカニズムが学会においても全然異なることが明らかになっている問題。
弁護団による陳述を聞いていて何か大きく変わるかもしれないという予感を感じました。河合弁護団団長は、裁判長に審議計画をキチンと立て2年以内の判決を求めるとの要請を行いました。
次回裁判は2月3日13:00から15:00、静岡地裁5回です。
2004年12月16日(木) |
空港・土地収用準備委託業務成果品の議会説明 |
決算特別委員会で要求していた静岡空港・土地収用委託業務成果品の資料提出は、資料が膨大のため、議会の会議室で希望者に特別公開するという形で実現しました。
50センチメートルはある分厚い報告書、10センチメートルの厚さのもの3冊。1ページづつページをめくりながら目を通しました。制限表面区域の飛行の際に障害となる森林部分や移動土砂量の算出に関わる資料です。非常に興味の湧く資料でした。この成果品の中からどこまで資料として提出してもらえるのか。
それにしてもこうした膨大な完成品、多くの方々に是非見てもらいたいと思います。そこからいろんな感情やアイディアや新しいアクションが生まれてきます。自分が議員という立場ということでこのような機会を得られることになっていますが、何とか反対運動に役立つような形にしたいものです。
2004年12月15日(水) |
議案への賛成・反対の態度 |
きのうで委員会審議が終わったと思ったら議会事務局から「議案への態度はどうなりますか?」、あーまだ議会は終わっていないんだ、当然です。最終日の委員長質疑や討論の準備がありました。
今回は知事の減給条例には反対をします。 合併議案にも反対します。 迷うのは、収用委員会の人事案件と電子自治体に向けての電子申請手続包括条例、新潟県談合事件に伴う企業の入札議案などです。
土地収用方針には反対ですが、人事案件は知事の専権事項で、それ事態反対するのはなかなか困難です。が、昨日のようなでたらめな収用申請手続きに対する抗議の意味で反対というは成り立ちます。
電子自治体については公的認証制度を活用するということで、住民基本台帳ネットワークにこれまで反対をしてきた経過があります。
本来、賛成・反対両方の討論があっていいのですが、大体は反対討論のみがほとんです。迷いのある議案は、私が応援する知事が当選した時、どうするかという問題になります。反対することによる存在価値もありますが、統治的観点に議員としてどう対応するのかということが求められるわけです。
明日考えることにします。
2004年12月14日(火) |
環境森林部長、22日の午後に清水港の遺伝子組替えナタネ自生現場を視察 |
今日は環境森林部の委員会質疑。 さすが生物多様性条約を管轄する部局、条約の8条のバイオに関わる条項を熟知していることもあって、清水港での遺伝子組替えナタネ、大豆、とうもろこしの自生現場を視察することを約束してくれました。
22日の午後です。 私も現場に行きます。 当日が「きよしとこの夜」に準備もありますが、この視察は重要です。 今、この調査を行なった元名古屋大学の河田さんにも当日同行できないか問合せ中です。
今日の質問は 1、森づくり100年の計委員会の提言について 2、地球温暖化防止条例制定について 3、清水港での遺伝子組替えナタネの自生について 4、大井川ゼロエミッション事業について 5、三井物産ディーゼル粒子物質除去装置試験データ偽造について 6、スルガ産業不法投棄について 7、森林災害の実態について
今日、実は空港反対住民団体は国土交通省中部地方整備局に質問状を持って交渉。詳しく、ホームページ速報にて回答を掲載しています。
とにかく静岡県はひどすぎます。土地収用申請を1月30日に「異例の郵送」にて申請したものの2年の開港スケジュールを延期したその手続も正式に行なっていないということで手続のやりなおしを命じられていたことが明らかになりました。縦覧は来年になりそうです。
2004年12月13日(月) |
どうして調査します、と答えてくれないのでしょうか? |
今日は農業水産部の委員会質問でした。 質問項目は 1、簿外郵券調査結果について 2、遺伝子組替え菜種の清水港周辺での自生について 3、BSE全頭検査について 4、クローン牛の市場流入について 5、農協改革について 6、世界お茶祭り第3回大会開催について 7、コイヘルペスの広がりについて でした。
「ストップ!遺伝子汚染種子ネット」というNGOが12月6日に清水港での調査を行ない、豊年埠頭や富士見埠頭でこぼれ落ちた遺伝子組替えナタネ、大豆、トウロコシの自生を確認したと言う調査結果が昨日まとまりました。今日、当局側にそれを示し、清水港での県独自の調査を行なうべきでないのか、と質問しましたが、危機感がないのか、やります、答弁は遂にありませんでした。
挙句に環境省が調査すると言っているとほとんど前向きな姿勢が見られませんでした。何回もしつこく回答を求めました。「少なくも自生現地を見るとか、輸入された種子がどこに搬出されているのか調べるとか、最低それくらいは出来るのではないか」に対して、北村部長「総室長と相談する」答弁。
地産地消や食の安全とか、いいながら、こうした答弁に愕然としてしました。実は6日の調査に政務調査費スタッフが参加していて、一方で、今回はじめて議会傍聴を経験してくれました。「こんな大事なことが明らかにされているのに、知らぬ存ぜぬの態度に驚いてしまいました」との感想。
県政ウオッチングの会のメンバーも総務委員会や企画生活文化委員会を傍聴していただきました。ご苦労様でした。
明日から常任委員会、1日目は農業水産部での質疑です。 今日も1日質問づくりです。 1、清水港での遺伝子組替え採種調査 2、農協改革 など中心です。
総務委員会では簿外郵券調査結果、企画生活文化委員会では静岡空港土地収用、文教警察委員会では全所属調査結果が審議されます。
傍聴にお出かけ下さい。 10:15が受けつけ締切り時間です。
調査スタッフのメンバーが資料を用意しています。
2004年12月11日(土) |
鈴木修さんの新「浜松市」への意見広告 |
12市町村による新「浜松市」合併調印に合わせてスズキ会長の鈴木修さんが新聞に意見広告を出しました。なかなかのやり手です。合併の実体を監視しましょうというトーンです。
何ゆえにこの時期に意見広告なのかといろんな憶測が流れています。北脇市長への痛烈な批判とも受けとめられています。それにしてもなかなかやる方です。これだけのことをやるなら、石川知事の後援会長など辞退して、同じような石川県政批判意見広告でも出してもらいたいくらいです。
新聞報道によると、昨日、橋本総務部長は、簿外郵券問題に対する正式な調査結果報告と懲戒処分が発表したようです。まだ十分な分析はできていませんが、もうウンザリといった声が結構寄せられました。このような状態の中で石川知事の四選を許していいのでしょうか。
一方で民主党県連では細野豪志衆議院議員の12月2日の「土地収用中止を求める院内集会」発言が取上げられたあります。昨年の8月の民主党県連統一見解範囲という事で問題なし、という事であったようですが、「県としては必要な社会資本」ということで合意したとあり、細野氏の「国としては必要のない社会資本」と言う発言が撤回されたうような報道になっており、失望感が広がっています。実際の議論内容はどうであったのか、実際のやり取りを知りたいところです。
2004年12月10日(金) |
イラク自衛隊派遣1年延長に抗議 |
きのうからの北朝鮮拉致被害者の横田めぐみさん遺骨報道の中でなぜか余り目だ立たない形でイラク自衛隊派遣1年延長が閣議決定されました。
自民党、公明党の幹事長、防衛庁長官の現地視察で安全が確認できたと言うのですが、国会の会期延長できちんとした議論もせず・・・・。
これでいいのか、日本。 大丈夫か、日本。
2004年12月09日(木) |
金正日政権は何を考えているのだろか。 |
昨日の夜からテレビニュースで北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの遺骨が別人であるとの特集がはじまりました。えー!
金正日政権ならやりかねないとの疑いは持ってはいましたたが、関心が薄れていました。ただ、この鑑定は科学的なのか。この確認して見ないとなんとも言えない、と思い、朝のニュースを再度見ました。テレビ局によって少しずつニュワンスが違いますが、鑑定方法はわかりました。政府は3箇所に依頼していて帝京大学の調査結果であと二つはまだ結果が出ていないとのこと。しかし、どうもこの結果は正しそうとの印象です。
これが事実となると、一体、この政権は何を考えているんだろうか。このような結果が出ることを予想しなかったのだろうか。あまりにも被害者を愚弄した対応です。
横田夫妻や拉致家族被害者は当然に経済制裁せよ、の主張です。経済制裁の是非は効果の評価も含め慎重にと思いますが、まず、金正日政権に明確な抗議と釈明を求めることが必要です。
辺真一さんは、軍部の判断が優先され核問題によるアメリカ政府との関係に集中し日本政府への対応がおざなりになっている、ピョンヤン宣言に反していると日本政府がでることでかえって軍部がやりやすくなるのではないかとの分析に冷静な判断をしている人と受け取りました。
小泉首相も意外に冷静に対応しています。これは6ヶ国協議の各国の動向を見ているからなのでしょうか。どの国も金正日政権を存続させながら民主的国家への転換を誘導するとの姿勢です。この軍事的独裁国家の崩壊シナリオをどのように見通していくのか、という事になります。歴史的に日本が侵略した過去の経緯があり賠償が果たされていない相手国であるだけにどこで問題を区切るのか難しい判断です。金正日政権の非難は当然ですが、しかし、日本政府もまたイラクでの人質事件で自己責任論を唱え人質の生命を真剣に守ろうとしなかった政権であることを考える時、北朝鮮パッシングだけで問題が解決しないことを冷静に考えてみたいと思います。
昼間は本会議で夕方はすぐに会合があり朝からまだニュースを見ていません。その後の新しい事実がどのようであるのか、早く自宅にかえってニュースをみてみます。
2004年12月08日(水) |
知事、またまたむきになって共産党議員に反論 |
梶野議員の代表質問に住民投票の公約批判を指摘され「私は空港推進だけど住民投票に委ねようと考えたが議会で否決された、これ以上どうすればいいのか法律的な方法を教えてほしい」「反対派は私が新幹線駅を推進だといいますが、JRは反対している、だから開港後に駅という事になれば「鬼に金棒」だと言っているんだ」と興奮気味にいろいろとむきになってしゃべり出しました。
いつものパターンです。 ですが、知事はいい方をかえています。6日の藤田議員には「3回の知事選挙で建設推進は支持されている」といっていますが、今日は「住民投票だ」といっています。4年前の選挙は争点はずしやったわけで、選挙公報のどこに空港推進と書いてあったんでしょうか、と問いたいですね。
「新幹線駅については作らないんだったらJRから静岡県通行税をとる」とかいっていたのは石川知事じゃないですか、どうにもならないから「鬼に金棒論」に変えただけで、そこからいってみろよ、と言いたいですね。聞いていると腹が立ってきてしまいます。 決算反対討論では、「辞職すべき、もしくは4選出馬を取りやめ新しいリーダーに静岡県を任せるべき」を強く主張しました。
質問順序 1 質問者 須藤秀忠ー自民党 1 新潟県中越地震から学ぶ静岡県の地震対策について (1)避難場所としての学校施設の整備状況と安全性 (2)避難生活計画の充実 (3)救援物資の受け入れ配分体制の確立 (4)備蓄食料の見直し 2 静岡空港について (1)これからの空港の広報のあり方 (2)路線就航に向けたエアポートセールス 3 JR富士駅と新幹線新富士駅との新交通システムによる連結への取り組みについて 4 雇用創出プランについて 5 ユニバーサル園芸の推進について 6 教育行政について (1)国語教育の充実 (2)読み聞かせ運動等の充実 (3)学校における清掃指導
質問順序 2 質問者 小野登志子ー自民党 1 少子化対策について 2 看護師確保対策について (1)看護師不足への対応 (2)東部地域への看護大学、大学院の設置 3 救急救命士の育成について 4 環境森林行政について (1)災害に強い山づくり (2)人を育てる森づくり活動 5 災害に強い施設園芸への取り組みと担い手の育成について 6 災害時における道路交通の確保対策について 7 韮山町における歴史を生かしたまちづくりについて
質問順序 3 質問者 佐野愛子ー平成21 1 志太地域の合併協議について 2 災害ボランティアの支援について 3 男女共同参画社会の実現について (1)男女共同参画の推進 (2)教育分野における意識啓発 4 共生社会の実現について (1)発達障害のある方への支援 (2)特別支援教育への取り組み 5 生活道路の交通円滑化について 6 小学校1年生学級支援事業の継続について
質問順序 4 質問者 佐野康輔ー自民党 1 県政運営の基本方針について 2 政令指定都市と都市機能の充実について 3 大規模震災時の広域的な支援の受け入れ計画について 4 文化芸術の振興について 5 地域における地球温暖化対策について 6 世界お茶まつり2004の成果と今後の取り組みについて 7 静岡空港について
2004年12月07日(火) |
土地収用の調査に10億円を上回る費用 |
公明党の前林さんの土地収用によって開港スケジュールが2年延びることは残念、円満解決が望まれるが工事費、スケジュールなどへの影響は?の質問に、知事は2年の延長で追加的な費用は発生しないが、遅れによる維持費が増大、また土地収用の調査費が10億円を上回る、しかし、大型機械などにより工事費の縮減も可能、との答弁でした。
プール金や簿外郵券については前林さんも平野さんも質問に入る前の批判的意見表明に終わり、質問はありませんでした。ウーン、というところです。
明日は、決算特別委員会の表決が行なわれます。反対討論の準備をしなくてはいけません。
明日の質問項目は、
質問順序 1 質問者 梶野完治ー共産党 1 知事の政治姿勢について (1)財政見通し (2)公金不正支出に係る知事の政治責任 2 静岡空港建設について 3 基地問題について (1)米海兵隊のキャンプ富士への移転問題 (2)沼津への米軍ヘリ緊急着陸 4 介護制度について (1)政府の見直し案についての所見 (2)よりよい介護制度にするための所見 5 児童福祉行政の充実について 6 自然災害に対する取り組みについて (1)被災者生活の再建支援 (2)プロジェクト「TOUKAI−0」の推進 7 県警察の不正支出に関する調査報告について (1)不正支出に関する調査解明 (2)関係者が刑事処分されない理由 (3)第三者による調査 (4)要求監査の必要性 (5)不正支出発覚後の監査
質問順序 2 質問者 篠原 太ー自民党 1 市町村合併について o 県の積極的な関与 2 災害時における県民への情報提供について 3 新エネルギーについて 4 観光振興について (1)県立大学への観光学科設置 (2)フィルムコミッション(FC)支援 5 NPO支援について 6 障害者施策について (1)支援費制度に関する認識と今後の対応 (2)精神障害者支援に関する取り組み 7 里親制度について o 里親養育援助事業の進捗状況と今後の取り組み 8 畜産振興について (1)大規模経営化への取り組み (2)家族的経営への支援
質問順序 3 質問者 岩田政雄ー平成21 1 資金調達と財政の健全化について 2 被災者生活再建支援について 3 県の高度情報化戦略について (1)高度情報通信基盤整備の取り組み (2)電子申請、行政手続のオンライン化 4 愛知万博に向けた取り組みについて 5 市民活動に対する支援について 6 介護保険制度の見直しへの対応について o 介護予防対策の充実 7 障害者就業・生活支援センターについて
質問順序 4 質問者 安間英雄ー自民党 1 文化芸術の振興について (1)県立美術館評価委員会の中間報告 (2)国民文化祭の本県開催 2 BSEの全頭検査に関する本県の対応について 3 魅力あるまちづくりについて o 中心市街地の活性化 4 農林水産物の海外輸出戦略について 5 ぼう僧川流域の治水対策について 6 景観緑三法施行への対応について 7 袋井養護学校の施設狭隘化について 8 水道用水供給事業及び工業用水道事業について (1)地震対策 (2)施設の修繕及び更新
2004年12月06日(月) |
知事の支離滅裂な答弁 |
代表質問は意外とたんたんと進みました。 簿外郵券の問題では。「過去の行為の清算、結末がついていなかった・・」と私の主張をみとめるかのような発言でしたが、問題は、清算できない背景に知事の官僚としての限界がある、そこまで言わないと何も問題が解決しません。
空港問題では鈴木議員の質問に 1、静岡空港より遅く申請した能登空港や中部国際空港が開港している 2、98%の地権者の土地の42%が農業用用地で反対派の地権者が6,9% 3、事業認定は必ず行なわれる 4、開港時期が2年遅れるが、工事の短縮、話合いも進めていくので早い開港もありうる 5、経済効果500億円、8000人の雇用効果 を考えると収用しかない、というのが知事の答弁趣旨でした。
藤田議員の質問には、 1、確約書は最高裁判決でも確定しているが、行政としての一般的責任 の答弁過程で私がヤジを飛ばしていると「私は収容をやらないなどと1度もいったことはない」を明言。やはり常に最後は収用を意識しつづけていたということがハッキリしました。 2、土地収用と国の補助金の関係については、よく聞き取れませんでした。明日の新聞報道で確認します。 3、県民の説明については、大交流、大航海時代の中でアジアとの直接の出会い、民営化による効率、4年先になるが静岡経済に貢献する、と何故土地収用かについての質問なのに何も答えませんでした。
私の印象では支離滅裂な答弁としか思えませんでした。 明日の質問項目です。
質問順序 1 質問者 前林孝一良-公明党
1 知事の政治姿勢について (1)若手職員の育成 (2)文化振興と文化を通しての人づくり 2 財政問題について o 地方交付税改革と当初予算編成 3 防災について (1)雨水の利用促進 (2)災害時要援護者の救済策 4 県が行う広聴の現状と今後の取り組みについて 5 静岡空港について 6 外国人観光客誘致への取り組みについて 7 アスベスト問題への取り組みについて 8 健康福祉行政について (1)こころの医療センターの果たす役割 (2)除細動器(AED)普及への取り組み 9 商工労働行政について (1)若者の就業支援 (2)中高年齢者の創業支援 10 耕作放棄地の利活用について (1)担い手への農地の集積 (2)市民農園等への活用 11 台風22号による土砂災害への対応について 12 市街地における民間建築物の耐震化の促進について 13 教育行政について (1)確かな学力 (2)教員としての専門性と指導力の確立 14 原動機付自転車の事故防止について
質問順序 2 質問者 平野善巳ーKENーMIN
1 知事の政治姿勢について (1)市町村合併の推進 (2)三位一体の改革 o 国庫補助負担金改革と税源移譲 (3)国際交流の推進 2 地震・水害対策について (1)大規模震災時の緊急食料の確保 (2)ライフラインの早期復旧 (3)洪水ハザードマップ作成の現状と見通し 3 一般廃棄物の処理方針について (1)プラスチックごみの処理と一般ごみの有料化 (2)市町村合併と広域的ごみ処理方針 4 健康福祉行政について (1)浜松赤十字病院の浜北市への移転 (2)がんセンターの地域医療との連携 5 商工労働行政について (1)市町村合併に伴う商工会議所、商工会への対応 (2)企業誘致への取り組み 6 農水産業行政について (1)農地・農業用施設の災害復旧及び災害防止対策への取り組み (2)トラフグの安定生産への取り組み 7 今後の県営住宅のあり方について 8 教育行政について (1)不登校対策 (2)定時制高校のあり方 9 警察行政について o 年末における犯罪抑止対策
明日から代表質問です。 いくつかの注目点があります。
一つ目は、自民党でさえ事務所運営費や簿外郵券のことが質問項目に入っているのに平成21は無視であるのか、あるいは、この質問項目の中に表現されていないけれども質問があるのか、あるとすれば監査のところです。
二つめは、土地収用申請後の自民党、平成21の空港問題についての姿勢はどのようなものとしてうちだされるのか。
三つめは、三位一体改革問題と予算編成についてです。
四つめは、県警本部の調査報告への評価ですが、この質問項目からいくと質問がないのか、不思議です。
明日の代表質問が楽しみです。 10:30からです。傍聴にお出かけ下さい。
質問順序 1 質問者 鈴木利幸ー自民党 1 台風災害への対応と12月補正予算について 2 財政問題について (1)平成17年度当初予算編成 ア 税収見通しと核燃料税の延長 イ 編成方針 (2)三位一体の改革 3 事務所運営費問題等一連の不祥事について 4 地震対策について (1)災害時における県と市町村の連携強化 (2)プロジェクト「TOUKAI−0」の推進 5 静岡空港の整備推進について 6 県の将来像について (1)これからの社会資本の整備のあり方 (2)県際交流の推進 (3)東部地域における静岡県立大学の新たな展開と多様な学習ニーズへの対応 7 浜名湖花博の成果とガーデンパークの整備について 8 国際観光の振興について 9 環境森林行政について (1)22世紀に向けた新しい森づくり (2)静岡県ゼロエミッション事業 10 生活習慣病予防対策について 11 新産業創出に向けた取り組みの強化について 12 農薬の適正使用について 13 教育行政について o 静岡県版カリキュラム 14 警察行政について o 緊急治安対策プログラム
質問順序 2 質問者 藤田 寛ー平成21
1 三位一体改革への対応について (1)地方の改革案が十分に反映されなかった背景、理由 (2)新たな提言 (3)平成17年度当初予算編成への対応 2 静岡空港の建設について (1)確約書の位置づけ (2)開港予定時期の見直しの影響 (3)県民理解の一層の促進 3 マニフェストの意義とマニフェストサイクルの確立について (1)マニフェストの意義の評価 (2)マニフェストサイクルの確立による効果の評価 4 2010年戦略プランの見直しについて (1)行政ミッションの特異性への対応 (2)財政見通しの必要性 5 東海地震対策の強化について (1)地震対策アクションプログラム2001の充実 (2)プロジェクト「TOUKAI−0」の再構築 6 住基ネットの利活用について 7 児童虐待防止対策の強化について (1)市町村への支援策 (2)児童相談所の職員体制の拡充 8 遠州広域水道用水供給事業について (1)供給側の基本的な使命 (2)市町村合併による水運用の効率化の評価 (3)関係市町村からの要望書への対応 9 教育行政について (1)学校運営協議会の設置の推進 (2)新たな教員評価制度の構築 ア 基本的な考え方 イ 学校評価システムとの関係 (3)女性教員の管理職への積極的な登用 10 警察官の勤務成績評価について 11 監査改革ビジョンの策定について
雨が激しい土曜日になりました。 地元町内の安東川が心配になります。 落ちついてお酒も飲めない気分になります。 当然のごとく電話が入り、広報も流れている、大丈夫か? どうしたものか。 一方で、いくつも忘年会の重なり。 どうやってそれぞれに参加したらいいのか。 戸惑いながらの夜でした。
明日は京都で「アジア・太平洋みどり京都国際会」の実行委員会で京都です。
夜は、新潟県人会のこれまた忘年会。今年は中越地震があり、どうしたものかの意見もありましたが、出身地の名物を持ち寄ろうとの企画が作られました。私は実家の「こしひかり」と地酒「銀の翼」を持参することにしました。そのほかの郷土料理も材料を持ちこんでの忘年会です。会場のブケ東海さんには大変な迷惑をかけさせていただきますが、こころよく引き受けていただきました。
月曜日からは本会議で代表質問。 しばらく再び忙しい毎日が始まります。
2004年12月03日(金) |
男女共同参画センター交流会議との意見交換会 |
1日本会議終了後の議会調査課主催の講演学習会のあと、男女共同参画センター交流会議と議員との意見交換会が開催されました。2日の国会議員会館での院内集会の準備のために遅れて参加し早めに退席してしまいました。
名簿によると自民党15人、平成2114人、公明党7人、KEN-MIN5人、日本共産党1人、そして私の43人。自民党の皆さんは「ジェンダーフリー」について意見を言いたいという方々が多く、議論は割りと活発に行なわれました。しかし、女性と政治参画プロジェクトメンバーからは、「セックスとジェンダーの区別を間違わないでほしい」「議員なんですからもう少し視野の広い話しをしていただけないでしょうか」とやんわりと批判の声もあがりました。
黙って聞いていましたが、「空港推進の大石です」と榛原町長経験の中で見て来たことと問題提起が行なわれました。「空港推進」の言葉に体が反応してしまったのか?!思わず手が上がってしまいました。発言したい方が他にもおり、機会はありませんでしたが次の予定があり、止む無く退席しました。
多賀自民党の幹事長のお話は大変分かりやすく面白いのですが、例えば、「家内」という言葉をつかってはいけないといわれるが「おっかない」とも言えますという具合に、で結局専業主婦で男を操って生きている女もいるという現実も踏まえるべきとの意見でした。
私が言いたかったことは、女性の側から、ああすべき、こうすべきといわれているのでなく、専業主婦前提に成立する「男の特権」に「息苦しく」ありませんか、ということでした。男性の側からの生活の仕方、生き方が問われているわけです。小さい頃から強い男の子になるように育てられてくる過程そのものがストレスです。弱い男の子でもいいわけです。男女の関係の多様性でなくて、それもありますが、男の生き方の多様性が求められていると思うわけです。
夫婦別姓の話しもしたかったテーマです。また、息子には言わなかったけれども、娘に夜は危ないから早く帰るように言わなければならないこの社会のありかたについても。(最近は男女問わず危ない社会にもなっていますが)またの機会を楽しみにしたいと思います。
2004年12月02日(木) |
細野豪志・津川祥吾衆議院議員も参加 |
今日は、「静岡空港に関する土地収用に反対する」国会議員と住民団体による院内集会が衆議院議員第2議員会館で開催されました。参加していただいた国会議員は、鳩山由紀夫衆議院議員、金田誠一衆議院議員、佐々木憲昭衆議院議員、阿部知子衆議院議員、松野信夫衆議院議員、郡司 彰参議院議員、牧野聖修衆議院議員、細野豪志衆議院議員、津川祥吾衆議院議員、海野とおる前参議院議員、代理出席は、志位和夫衆議院議員、吉田 泉衆議院議員、篠原 孝衆議院議員、工藤堅太郎参議院議員でした。
住民団体側は30人くらいでした。鳩山さんの「正義は必ず勝ちます」という力強い励まし、細野さんの「党見解はいささかも揺らいでおりません」、牧野さんの「空港中止、強制収用反対は貫き通す」、津川さんの「需要予測前提に品川駅に止まらないということがあったが現に停車している中で対応も考えなければならない」、海野さんの「自分が敗れたことが収用申請を生み出していることに強い反省を覚える」など感動してしまいました。
既にテレビニュースで各議員の発言は耳にされている方が大勢いらっしゃると思いますが、やはり、細野・津川議員の参加はマスコミの皆さん、反対住民団体の皆さんも意表を突かれた事態で大変驚きました。しかし、よく考えてみれば昨年の民主党・細野代表時点での党の統一見解では、強制収用には反対するということで一致していたわけで、そのことを表明したに過ぎないとも言えるわけです。
いずれにしても静岡県地元の国会議員の牧野・細野・津川氏と前参議院議員議員海野氏が同席された意味は大きいと思います。これからの静岡県の改革の展望に明るい兆しが見え始めたということです。
国会内での集会での決議はその後、国土交通省に提出しました。 内容はhttp://www.enpitu.ne.jp/usr1/17507/diary.htmlにアップ。 論点となった点は、 1、開港スケジュールが2年延長という変更手続が終わらないうちに土地収用申請は受理できるのか。 2、2年も開港が遅れるという事態の中で土地収用の必要性は成立するのか。 3、当局側はこれまで仮に土地収用に踏み切ったとして2007年11月には工事は十分にやり切れると説明してきていることからして2009年開港というのは、土地収用による延期というより補助金の問題ではないのか。 ですが、金田誠一議員から質問書として提出し正式な文書回答を貰うことで合意しました。
石川知事の所信表明、土地収用についての報告及び簿外郵券問題についての謝罪、2ヶ月間の給料の全額返上提案を行ないました。減給はもうこれで5度目。全国でこれほど同じテーマで減給を繰り返した知事がいたでしょうか。
知事は職員の公金に対する意識の低さを簿外郵券の発生の理由としてあげていましたが、それだけで説明の出来る事態でしょうか。財政課長、教育次長として自らが関与した、また自らの身内故に「過去の問題」を清算できないその構造、そしてこれほどまでに県政不信を県民に持たせてしまった政治責任を明確にすべきであります。それは4選出馬でなく新しいリーダーにこれからの静岡県を任せるという選択ではないでしょうか。
傍聴に来ていた「県政ウオッチングの会」のメンバー4人は、何か傍聴席から声を上げたいとのことでしたが、手元に原稿があるわけでないので、あれ!という間に知事の所信が終わったとのことでした。傍聴者対策として職員の方々の過剰配置も気になったと感想を述べておられました。
本会議終了後、とにかく県民の声を知事に届けたいと「簿外郵券についての調査報告の説明会」を求める申し入れを行なうということで知事室まで同行しました。市民団体だからできるスピーディで柔軟な動きです。どんな回答をしてくるのか、期待をしたいと思います。
8日の一般質問のあとに決算特別委員会の反対討論が出来るので意見を述べることは出来ます。最終日でも減給条例に意見を述べられますが質問は出来ません。6日、7日には各会派の代表質問があり、それぞれのスタンスで質疑は行なわれます。傍聴してください。
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