Howdy from Australia
←|目次|→
明日の朝、Mがシドニーに到着する。会社を休んで空港まで迎えに行く予定。何しろ7ヶ月ぶりの再会。会った瞬間にMが帰る日のことを考えて、悲しくなってしまいそうだけれど、短い滞在中に喧嘩をしたり口論のないように気をつけなくては。ぎりぎりまで実感がわかなかったけれど、いよいよ明日会える。
2005年10月08日(土) |
second round offer |
友達Yがうちに来ることになっていたので、早起きをして大急ぎで掃除を済ませ、料理に取り掛かる。錦糸玉子と呼ぶには程遠い分厚い物体が出来上がってしまったが、これでも寿司飯の上に乗せれば何とか様になるはず。つくねのたれをあわせたり、アスパラをゆでたり、タルトの生地を下焼きしていたら、電話が鳴った。
出てみると、恐ろしく声変わりした友達Yからだった。日本から帰ってきてから疲れがどっと出たらしく、咳が止まらないのだとか。それもそのはず、20数名の生徒さんを引き連れて修学旅行で日本に行って来たばかり。苦労も多かったに違いない。本当に楽しかったよ〜と興奮気味に旅の話をしてくれたけれど、お大事にねと言って電話を切った。
一旦作り始めた料理を途中でやめるわけには行かないので、とりあえず予定していたものぐらいは作ってしまうことに。でも、一人で食べるのはやっぱり寂しい。ということで二次募集を手当たり次第かけてみるものの、もともと友達の輪が狭いこともあって、ことごとく失敗に終わる。
産婦人科医Sから聞いた話をふと思い出す。専門医となる訓練を受けている助手の一人が、赴任してきてまだ3ヶ月目なのだけれど、この度結婚をすることになったのだとか。そこで、招待状を送ったらしいのだけれど、上司や教授にだけ送り、同僚には一人も送らなかった。蓋を開けてみれば、招待された方にも先約があったりして、人数集まらないという展開に。そこで慌てて、同僚にも招待状を送ったというわけなのだけど、時すでに遅し。噂は病院内を駆け巡り、二次募集をかけたということで、印象はさらに悪化、あまりに失礼すぎるということで「こっちから願い下げ」って感じだったらしい。
二次募集はやっぱり上手く行かないということで納得。とりあえず、昼間から一人で白ワインで乾杯し、テーブルの上に並んだ料理をつまんでいたら、いい気分になり、TVをつけたままソファでうたた寝をしてしまった。
ま、こんな土曜日も悪くないか。
2005年10月01日(土) |
cabramatta |
前の会社の同僚Lから携帯に「最近調子どう?」と連絡があり、久しぶりに会うことになった。何と、あんなに嫌がっていた前の職場に復帰したというのだ。経験者は優遇されるので、今回は就職面接もなかったらしい。彼女の口から、懐かしい名前がぽんぽん飛び出して、思い出に浸る。随分と昔のような気もするけれど、たかが1年前のことなのだ。
来年日本に帰ることを話したら、シドニー滞在中に一度はカブラマタに行かなくちゃ!と言われた。物騒な噂が多いベトナム人街なのだが、シドニーとは思えないほどの異国情緒に溢れ、レストランや食料品店などが所狭しと立ち並び、活気のある街としても有名。
11時半に待ち合わせて、商店街をぶらぶらと歩く。お昼はしっかりとベトナムレストランで済ませるも、そこから食べ歩きの開始。キャラメルのついた揚げパン、豚肉の入った団子、サトウキビのジュース、小豆の入ったクッキー、ピーナツの入った菓子パンなど、日頃の運動の成果は一日で無くなりそうなほど、おしゃべりしながら食べてばっかり!
行き交う人々が話している言葉は全然理解できないけれど、そこがまたおもしろい。
職場の研究員Tはベトナム系のオーストラリア人なので、カブラマタに行って来て楽しかったよ!と週明けに報告したら、ちょっと意外だったようだ。これも地元に住むLが案内してくれたお陰。
市場でバナナが売られていてとても美味しそうだったけれど、切り売りはしてくれないというので、一人暮らしの身には量が多すぎて買えなかったという話をTにしたら、あれはお供え用のバナナだよと、笑われてしまった。道理でバナナがぐるりと円を描いたように大きな束のまま、形が崩れないよう吊るした状態で売られていたわけだ。
|