唯一、あたしを叱るでも無く 罵るでも無く 同情するでも無く 彼との事を見守ってくれてる人が居る。
「もう、待つのが怖いよ」
そう言ったら
「諦めないで。 最後まで本当の最後まで 自分が本当に納得して彼を 忘れられる状況になるまで 必死に頑張った方が良い。 自分が後悔しない為にも。
幸せの価値観なんて 当人にしか判らないんだから。
周りの言葉に惑わされるのは ゆえらしくない」
そう言われた。
煙草の煙の向こうに居るその人は とても真摯な目をしていた。
それでも
頑張る力が 底をついているんだよ。
遅い。
いつまでも あたしが変わらないと 思わないでね。
あたしが落ちて連絡取らなくなってたり (もう少しで家のドア壊される所だった。危ない危ない)
忙しくてお互い音信不通だったりとか
そんなんばっかりだったけど
そんな間に
彼が家庭不和を起して
どうにも離婚がどうとか
そんな話をしているらしい。
でも、そういう時でも
あたしに頼るでも無く
落ち着くまで待ってって連絡だけで。
離婚したからと言って
あたしと一緒になるのかと言ったら きっとそうじゃないんだと思うの。
この距離をそのまま延長してしまったら
彼とも漸くサヨナラ出来るんだろうか。
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