別れました。


理由は、三流漫画並。下らない。
でも、人間として重要。


あたしの手紙については、彼なりに時間をかけて
考えてくれていた様でした。
でも、先日、現実を見据えないといけない事実が
出来ました。
前へ進めると思った矢先に。




最初で最後。愛してるって言って。

そう言ったら、少し間を空けてから
物凄く言い辛そうに

好きだよ。愛してるよ。今でも、お前を好きだよ。
言うの、遅いよな。

って言った。


そういうことを一切口にしない彼だった。
まさか言ってくれるとは思わなかった。



頼むから、幸せになってくれ。

彼はそう言った。

４時間の電話で、私達の長い年月は終わりを告げた。


翌日、友達の携帯に彼からのメール。

「あいつが道を違えない様に支えてやってくれ」



何処までも馬鹿だね。あたしは、貴方が良いの。
どんな目にあっても、貴方だけだったのに。
貴方以外に誰があたしを支えるって言うの？





でも、彼の決断を、あたしは受け入れる。
今のあたしは何も無い
けれど近い将来、笑って再会出来る様に
前へ進んで行こうと思う。


貴方に出会えて、貴方を愛して
私は色々な事柄に出会えました。

後悔はしていません。夢を見せてくれて
有難う。


願わくば、彼が幸せな道へ進んでいける様。