Howdy from Australia
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2005年07月24日(日) never too late to start

最初は料理教室に行こうと思っていた。何か新しいことに挑戦しようとコミュニティカレッジの講座案内に目を通していたら、何を血迷ったか結局申し込んだのは初心者テニス教室。

実は日本にいた頃、初級者向けのクラスに申し込んで、結局、最初の一回で挫折、その後二度と行かなかった…という苦い思い出がある。この時は、いきなり二つのグループに分かれて対面で打ち合いをさせられ、ボールが思うように打てず、ちっとも楽しめなかった。というか、初級者向けのクラスなのに、全くの初心者は私だけだったので、自分の番が来るたびに恥ずかしいという思いしかなかった。

それがまた何で性懲りもなくテニス教室かというと、恥ずかしさよりもテニスがやりたいという思いの方が勝っていたというか、年齢を重ねてちょっと度胸が出てきたというか、最低でも週に四回はジムに行って体を動かしているので、体力に自信が出てきたというか、ま、ほとんど勢いに近い。

ラケットも握りやすいやや細身のグリップのものを買い、期待と緊張の入り混じった複雑な気持ちで迎えた初日。

クラスに現れたのはたったの5人。

しかも、小学校の時に少しやったことがあると言った若い女の子以外全員本当に初心者!ラケットの握り方から教わるほど。

コーチがこれまた絵に描いたような爽やかな好青年。その場で参加者全員の名前を覚え、ボール出しをする時にも必ず名前を呼びかけるほど、親切で丁寧な指導に感動!指示も明確だし、クラスも単調にならないように、色々と工夫されている。

最初はネットに引っかかったり、ボールの重さを感じたりして上手く打てなかったけれど、途中から「ばしっ」と気持ちよく当るようになった。まだまだ不安定ではあるけれど、ネットすれすれで力強い球が打てたりすると、この上ない爽快感。何しろ5人しかいないので自分の番がすぐに来るのが素晴らしい。

あと、不思議にオーストラリアだと、失敗しても上手く出来なくても気にしない気にしないと自分でも驚くほど大らかに構えることができる。様々な文化背景の人が多いからかもしれない。誰かと比較すること自体不毛というか、周囲の目ばかり気にしていた日本での生活と比べると、精神的にかなり楽。

また、ジムのインストラクターもそうだけれどテニスのコーチも褒め上手というか、参加者をその気にさせるのがかなり上手い。

今から来週のクラスが楽しみで楽しみで。最初は休まず出席することを目標にしていたけど、試合出場&初勝利に変更。ちょっと無謀すぎるかも?


yumiko |mail

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