お願い 何処にも行かないで
無条件に優しくして あたしだけ甘やかして 一生を掛けて愛を証明して 他の女の人の話なんかしないで 冷たくしないで あたしを責めないで あたしを赦して
あたしを殺して あたしを生かして
あなたが全てくれるなら あたしはどんなコトにも耐えよう 傷を愛するコトだって出来る あなたにつけられる痛みなら構わない 呆れてるのも何もかも判ってしまうの だからあたしは必死に本音を隠す
あたしがどんな想いで居るか、あなたには判らないでしょう?
本当は憎くて殺してしまいたい それくらい愛してる
「サヨウナラ」 「ずっと一緒だよ」
連続する琥珀の震動 詔書に君を占有すると詠む
括弧でしか無い抱擁 新属に叩き切る厚情 吐き出せ、と命じられても 体内は空虚 衝動は廃墟
列挙される餓えた貝殻 黎明に浮かぶは凍える魂 獰猛なる精神よ 我が祈念に君だけを誇る
2005年03月07日(月) |
a life-support system |
綺麗に消える方法があれば 今すぐイルミネーションの波間に落ちて 支配された闇に一瞬の永遠を見つけるのに
あなたはそれを赦さない
繋ぎ止めておくならどうせ最後まで 無残な哀しみなんて笑わせないで 幸福な夢はただの夢でしかないでしょう 現実に起こり得る全ての事象に 計算された確率を見せて頂戴
未来が判らないから生きると言った その言葉を信じてみてもいいの? 未来が見えないから震えるあたしに あなたはそれでも生きろというの?
匂わない関係 擦り切れる程 使い古した心
もがけばもがくだけ 遠ざかる水面を称し 崇める君等のまあるいナイフ 突き刺さって離れない 逃げられないのは誰のせい?
単純に正解して 抜けられるゲームなのに 何処まで付いて来るつもり?
虚像の虹を浴びて 倖せを感じる程 僕はもう孤独じゃないから
さようなら 勘違いと無神経の集合体 僕にはもう何も望めないから
2005年03月05日(土) |
solitary alien |
何を考えているのか 判らない未知の生命体 誰も彼もがエイリアン
上手く交信してあたしを洗脳する プログラムは既に破壊されたから あなたの身体と融合するのも 悪くないかもなんて想ってる
銀盤で舞う姿 変化していく もう後には戻れない
この惑星に住み着いた エイリアン達の遊戯に 青い水晶球が涙を流す 孤独な銀河の坩堝から 生まれた同じ人間だけ 分かち合った愛情友情
あなたが一気に飲み干した あたしの生命維持装置は 真実の惑星へと帰っていく そして今日も迷い子達は 造られた現実を彷徨う
無意識に掴んだ あの手はもう何処にも無くて あたしは暗い泉の中で 震える水面に瞳を閉じる
そう初めから 判っていた何もかもが 終わりから破滅へと導かれ そして再生するというコトも
耳障りな男の声が 今も脳に染み付いて あたしを制御する あなたを探してる
あの日掴んだ 遠い記憶と甘い温もりに あたしは寒い氷の下で 割れない想いを抱えて眠る
2005年03月03日(木) |
cohabitation |
メールの回数が減った 携帯も繋がなくなった 今はただあたしの身体だけが あなたを感じる全てになる
極端に変わってしまった 生きるコトの意味も意義も その理由を述べるのは 簡単なコトじゃないけれど もうあたしには 頭の堅くなる公式や 胸が絡まるような論理は必要無い
この身ひとつで勝負出来るの
いつだって 鏡の心に あなたが居るから
いつだって 本当の隣に あなたが居るから
哀史我が胸に眠る 君が受けた裁きを そっと今星屑にして
夜空は君が想う程 孤独なんかじゃないだろう 整然とした街並みも 静か過ぎるコトはないだろう
アメジストの月が哂う その雫で傷を癒すこの街は 修復不可能だと気付きもせずに 祈りばかりを胸に秘めて 赦される時を待ってる
僕等が零した涙はきっと 月へ還るのかもしれない 「その時」が満たされるまで 愛を請い続ける旅人のように
ほんのちょっとの優越感 感じる為に生きてるような この街は消えてしまえばいい あたしと共に消えればいい
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