2004年07月03日(土) |
『レ・ミゼラブル』 in コンサート |
待って、待って漸く…観ることができました。 楽しみにしている演目だと待っている時間のなんと長く感じることか。<忙しさのあまり、途中で死線彷徨いましたけどね…
先ず、吃驚したこと…。
オケピがない! ま、当たり前と言えば当たり前なんですけどね…コンサートなんだから。(^^; しかも、いつもの帝劇じゃないもんだから間口が狭く感じました。 そして、衣装は普通のかと思っていたらその役の衣装で、物語のとおりに曲が進んでいくし…
何で盆が回らないのー!(笑) ところどころ端折ってるのはわかるけど、そんなにきっちりやるんならコンサートじゃなくてもいいじゃない! 違うのは着替えたりするときは袖に引込むけど、そうでない時は舞台に置いてある椅子に座って出演者もそこで聴き入ってる(笑)ってところでしょうか。(^^)
ああ、でも歌の合間のトークで公演秘話なんかも聞けると思って楽しみにしていましたが、一切なし! ……いろんな意味でずいぶん予想とは違いました。(;;)
今回のヴァルジャンは祐一郎さんではありません(笑)。<浮気じゃないですよ?…多分。(>_<; 今井ヴァルジャ〜ン。相変わらず迫力のあるいい声だ。(^^) しかし、今回は鹿賀さんのジャベールが観れる!ということで、そちらを優先で選んでしまいました。 祐一郎ヴァルジャンは、『レ・ミ…』という演目の人気と祐一郎さんの人気、そして公演日数から考えて、『きっとムズカシイから!』と思って安全策。 案の定、ファンクラブでもチケットは取れませんでした。<すごい人気…(^^; …平日ならきっと取ってくれるだろうとは思ったものの、土日しか行けそうにないからきっとダメだとは思ってたんですが。 名古屋でもやるらしいので、その時に楽しみにしていますよ…って言ってて名古屋飛ばしにあったりしてー。(ノ_;) まあ、いいんです。祐一郎さんのヴァルジャンはまた再演の時に観れるだろうから。<ここポイント! でも…鹿賀さんのジャベールなんてもう二度と観れないかもしれないから!!<その通りだと思うけど、失礼かも(笑)
しかし、以前の公演時には今井さんがジャベールで鹿賀さんがヴァルジャンだったんですよね。 それ、間違ってる。 今回の方が絶対にいい! 二人の対決などは声の対比などしっくりきてたと思います。 やはり、声の質かな…今井さんのが暖かい声で、鹿賀さんのが硬質な声だし、怜悧な表情がジャベールそのもの。それに、ヴァルジャンのが恰幅がいい方が…それらしい…f(^^; 初演から観ていた方が『鹿賀さんの剃刀のような切れ味のジャベールが忘れられない』と言っていたのがよくわかりました。 やっぱり、いいよー!(^^*) おじさんになっちゃっても、かっこいい部分はかっこいい!(笑) 前回公演のときに『鹿賀さんのジャベールが観たい』ってアンケートに書いておいた甲斐がありました。 まさか、実際にそれが叶うとは思ってもみませんでしたが。 その前の時には日本のキャストでコンサート版の上演はないのか?って書いておいた気がするし…やはり、アンケートというものはちゃんと書かなくっちゃいけない…気がする(笑)。 次回公演のときにジャベールで帰ってきてくれないかな…っていう思いも…今回、書いてきました。(^^; あとは『ジェーン・エア』上演をお願いします。…な〜んて。(^^)
そして、林さんの司教様にも再び会うことができました。 初めて『レ・ミ…』を観た時の司教様が林さんで、それ以来、観にいった殆どの公演が林さんの司教様だったから、前シーズンでは寂しい思いをしました。 やはり、林さんの司教様が一番、自分の中でしっくりしている気がします。ただ、レーグルもやってるから、その時には周囲との年齢差に戸惑ってしまうこともあるんだけど。<髪の毛が…(^^;
あとはマリウスが禅ちゃんだった…。この方も観る度に頬のラインがふっくらしてる気がするのですが…気のせいじゃないと思う…もう、これ以上は脹れないでね?そこで止めておいてね? なんか、すごく久しぶりだと(舞台で観たのが…じゃなくて『レ・ミ…』の舞台で観たのが…です)…司教の林さんやファンテーヌの岩崎さんもそうなんですが、『おかえりなさい』って気がしますね。 ただ…やはり、今となってはもう私のマリウスはあの方なので…舞台上のマリウスを観ながらも、浮かぶのは……今日、この舞台にはいない人。(><) 失礼だとは承知していますが、人間の想像力、そして思いというものの力は恐ろしいものなのです。
岩崎さんは…やはり、綺麗だけど芝居は今ひとつ物足りないので、コンサートだったのはらっきー!って思えました。歌は…抜群に艶のある声ですものね。
真綾エポニーヌは皮肉にも、本公演よりエポニーヌ度が上がっていて…なんだかじたじたしちゃいました。 回数を重ねればその分、役に近づくのはわかるけど…コンサートじゃなくミュージカルの時にそれを見せて欲しかった。 ……これからも頑張れ! それから、その死のシーンで泣いてた人は…きっと常連さん(笑)。<や、会場のどこ見ても常連ばかりでしたけどね。…拍手がきっちり揃ってたから(笑)。
そして、テナルディエ夫妻は亜郎さんと森さん!(笑) この人たちはやはり、面白い!裏打ちされた歌唱力だけでなく、お客さんが喜ぶツボを心得てるからすごく楽しい! 他の方よりもいっそうコンサートよりはミュージカルに近く、余計に『観たい!』という気にさせられました。 そして、今日の舞台を支配していたのはヴァルジャンでもジャベールでもなく、この夫妻!(笑) 特に森さんはドンという感じがするのでした…(^^;<関係者への通報厳禁! でも、それはそういう威圧を感じるわけではなく、存在感と笑顔の暖かさゆえなのです…。 『レ・ミ…』はカンパニーって感じよりも大家族っていうイメージがあるから…(^^; ああ、そういえば…家族で思い出したけど、リトル・エポニーヌがいなかった…。 普段はあまり気にしてないけどいないとなると、そういうのもちょっと寂しいかな…。
コンサートもいいけど、やっぱりミュージカルで観たいです。それが基本だから。 こう、中途半端に思い入れのあるものを見せられちゃったら…『次はいつ!?』って言っちゃいます。 もう、今すぐにでも観たい衝動に駆られ…やはり、私もいつの間にやら『レ・ミ…』フリーク…その括りからは逃れることができないようです。 は〜や〜く〜次が観たいなぁ〜! でも、きっと12月の名古屋公演まではおあずけ…大阪やその他の公演は諸々の事情で行けないと思うのです。(;;) 祐一郎さん…お願いだから名古屋飛ばししないでね?
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