2002年03月31日(日) |
番外『BSいい男っ!』 |
今、見てます。 見ながら書いてるのってなんかスリリングかもしれない。(^^;
ただ今、祐一郎さんはTVで喋ってます。 喋らなければいい男なんですけどね…。(溜息) でも、相変わらず面白いというか、可笑しいというか…(苦笑)
バナナが健康の秘訣ということで登場してます。 ゴルフの時、食べながらまわってたんですね…。そんなにバナナスッキーなのでしょうか…? ネーム入りのバナナホルダーを貰ってます。(笑) あんなのがあるんですね〜。<いらないけど。
普段、何してるかって聞かれて… 『仕事以外に何もしない!』 …って言いきってる姿はすごいです。(^^; でも、デートは別枠なんだって〜。(笑) 普段は寝てるって言ってますが…前に会報でもそういうことが書いてあった気がするんです。そんなにごろごろしてるんでしょうか。 すみません…今、頭の中にゴマちゃんを思い描いてしまった。(。_。;
NHKだからCMないのに合間に入るキャラクターが何だか気になる。 NHKってよくわからないところですね。
始まってから20分でもう退場ですが、最後はちゃんと番宣してました。 これで終りですか…寂し〜。(;_;)
久しぶりに劇団四季を観ました。 久しぶりの観劇がこういう重いテーマを持つ作品だってのはあれですが、名古屋へ新作ミュージカルが来るのは嬉しいことです。…なかなか名古屋へは来ないので、何かの演目のついでに東京公演、大阪公演で観ることが多かったんですけどね。 『異国の丘』は四季にしてはいつもより観客の平均年齢が高めでした。(^^; 若い人が少ないというのではなくて、多分いつも観に来ていらっしゃる20〜30代の方がお友達ではなく、お母さんやおばあちゃんと観に来ている方が多かったという点でいつもと違った客層でした。また、ご夫婦で来ていらっしゃる方も多かったのでいつもよりは男性の比率が高かったです。 ミュージカルって圧倒的に女性(しかも20〜30代)の観客が多いんですけど、こういう傾向っていいですよね。
…で、どうだったかといえば。
日本と中国の戦争を背景に日本の首相の息子、九重秀隆と中国高官の娘、宋愛玲の悲恋を絡めたミュージカル。
と聞いていたので、戦争を知らない子供の私としては戦争ものに対しての特別の思い入れもないし、時代背景が暗くテーマが重いので、あまり楽しめないかと思ってたんですが…主人公・九重秀隆がN.Y留学していた場面などポップで楽しかったです。 しかし、反転してシベリア抑留の時は白く、色を極力押さえていて暗く…実際に温度が下がった気すらしました。(まあ、ドライアイスなんかも使ってますし…) もう、この対比は構成上見事としか言いようがありません。 『李香蘭』も『ひめゆり』もそうですけど、戦争を語り継ぐ上でずっと続いてほしい演目です。教科書の中の戦争よりわかりやすく、その時代の温度を感じられるような気がするから。
曲も…まあ、随所にいい曲が散りばめられていてよかったです。 私は四季オリジナルミュージカルの中では一番好きかも…。 しかし、終った時にどの曲が一番印象に残ったかといえば、2幕の『遺言』……。 (T^T)何だか外しているような気がするのは気のせいでしょうか。 これは、そんなに大きなナンバーでなく、死を覚悟したシベリア抑留者が日本への帰還が決まった者に家族に遺言を頼むシーンなのですが、実在した方の遺言を翻案したとのことで…それだからでしょうか、心にぐっときます。 『紙に書いたものは検査で没収されてしまうから覚えてください』ってのはなかなかにつらい台詞でした。
それから、保坂さんが祖国への思いを綴る『虐げられて』もいい曲でした。 詞のカンジが浅利さんの傾向とは違ったので、『おや?』と思ったら岩谷時子さんの詞でした。
まあ、あと語りたいのはやはり役者さんについてですか。 保坂さんは相変わらずいい声を聴かせてくれました。それから久野綾希子さんが出演してらっしゃったのも嬉しかったです。…もう結構なお年のはずなんですが(失礼)相変わらず華やかな美しさでした。神田役の深水さんもいい味出してました。
でも、石丸さんが何だか……(^^;
不可という意味ではないけれど、可でもない。 石丸さんは歌もそこそこ上手いし、ルックスもいいし、そこそこ演技も小器用にこなすし…役者として否はないんですけど…そこで終っちゃうんですよね。 押し出しが弱いというか、役者としてアクが弱いというか…何でもそこそこで『これ!』といえるものがない気がします。 だからちょっと物足りない………。(>_<)
保坂さんとのハーモニーは綺麗ではあるけれど、心に訴えるにはイマイチ個性が弱い。
綜馬さんのパーティーの時に既に『異国の丘』を観た方が『まるちゃんのための役じゃない』というようなことを仰っていた記憶があるのですが、そういうところが原因でしょうか。 N.Y時代の坊ちゃん然としたところはいいのですが、シベリア抑留中…大変なめにあってるにも関わらず苦労している様子が薄っぺらく感じられました。 これは今より数年後に観たほうがよかったような気がします。
2002年03月17日(日) |
『イシマツ〜踊る東海道』 |
…ふと、思いました。 『楽しい』と『素晴らしい』は比例しないものだということを。 そして、『好き』と『上手』も1本の道でつながっているものではないのだということを学びました。
『イシマツ』について… 「面白かった?」と聞かれたならば私は躊躇いなく答えるでしょう。
「面白かった!」(^^)…と。
しかし、それはB級ならではの面白さでした。 (※ 世の中のB級と呼ばれているものを馬鹿にしているわけではありません。B級ホラーとか、B級コメディとか割と好きな部類です。)
稽古を観ていたぶん、知識も空気も知っていたわけですからその時から思ってました…というか、チラシを見た時点でもうB級の香りが…その時から覚悟はしてたんです。(笑)
『これはB級だ!』…って。(^^;
ただ、B級といいながらも面白い役者さんの揃え方だと思ったから観に行った訳です。 好きなあの方に会いに…と言ったほうが正しいですか? 舞台として上手く化ける可能性も考えず、ただ何も考えずに笑い飛ばせたらいいな…と思って。それでいいと思ってました。 だから、今回ははらはらどきどきの過度の期待や失望とは無縁でした。 人生において、偶にはそれも大切なことです。
で、舞台の様子はというと… 幕が上がって黒い着物に身を包んだ総髪姿の岡さんの姿を見た瞬間、息が止まりました。
『舫 鬼九郎だーーっ!!(*^^*)』…って。(笑)
…ここでそんなことを叫んでみても、きっと誰もわかってくれないけど。 もうそれだけでいいやって…マジに思いました。 しかし、思い出したのはタナボタでやってらしたドラキュラ。 共通点は黒の衣装ってことと鋭い眼光…冷たい温度の眼差しがいいですね。
京本さんの着物姿もとても色っぽくて素敵でした。 男の人の着物姿で、あれだけの色気で魅せることができるのは天与の才能というべきでしょうか。ただ…連日の舞台で声が嗄れちゃってて…なんか痛々しい。 音楽劇なんだから、もうちょっと声を大事にしててよ。まあ、TVの人じゃしょうがないの…? (;_;) だからある意味…舞台稽古を見学した時の方がよかったですね。きっと、稽古の方がベスト…。
赤井さんは…演技からもっとがんばろうよ。(^^;って言わずにはいられない。 素のままに近いキャラクターに作ってあったので、役はいいんですが…棒読みに近いし、立ち姿が綺麗じゃないし…学芸会に毛を3本プラスというところでした。
斎藤暁さんが登場した時、トランペットで『必殺』のテーマを吹いてくれましたが…何かが違う! 上がるべきところを下がっちゃってるから妙に物悲しい音になってました。 出演されてた京本さんは拘りがあるらしく、『やるんならちゃんとやれよ!』てなカンジで舞台中央へと斎藤さんを引張ってきてリトライ! …放送当時、『必殺』シリーズは結構好きだったな…なんてことを思い出してました。当時は小学生でしたが、『必殺』を見てるのってどうなんでしょう。(^^; や、でも鬼九郎読んでるくらいだし…時代劇とかも好きなんですよ…。(小声)
それにしても、ひずるさん……(^^;……相変わらず素敵なお声で気風のいい狸(笑)の姐さんをやってらっしゃいましたが……『風〜』のときよりまた一段とふくよかになってらっしゃいませんでした!?ヅカ時代から比べると…(推定)57cmのほっそりウエストが…1○cm増えてらっしゃいました〜。(爆) ちょこっとショックでしたが、ごめんなさい!私は今のひずるさんのお声のほうが好きです。以前よりも低音が綺麗に響くようになったように感じるので。
まあ、個別に言いたいところはそんなところで…全体的にどんなだったかというと… 痛っ!痒っ!寒っ!(>_<) で纏まります。(苦笑) 書き割りのセットもどうかと思うけど、褌姿なのに、白のアンダーウェアをつけているとか、腹筋が割れてないとか(笑)、京本さんの真白な足は地の色だったとか…(^^;…あげればキリがないんですが、舞台を構成する何もかもが中途半端!人情ものにしても痛快娯楽ものにしてもレビューにしても中途半端で消化不良。 盛りだくさんな内容を詰め込もうとしてすべってました。 風呂敷を広げすぎて、おまけに中身を詰め込みすぎて、途中でいろいろなものを落してきた…そんな感じなのです。
音楽もロックだったり、ゲームミュージックだったり…演歌を観たい訳じゃないんですがもうちょっと路線を統一したほうがよかったんじゃないでしょうか。 観終ってからも覚えている曲って…心に残ってる曲って…残念ながらないですね。
だからこそ、B級の烙印をあえて押す。 まあ、そんな舞台でした。 でも、楽しかった。(笑)
|