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■ 言葉が
昔割と木に登ることが好きだった気がする。 高ところが苦手なくせによく同じ木に登った。 登ったところで何をするわけでもなく、 同じ位置で同じような風景を見ていた。 恐ろしく自分の中が空っぽで悲しいのに 高いところが怖いからだって何も考えないようにしていた。
最近久々にこの感覚を体験した。 今照らし合わせて考えてみると 昔木に登ったのは単に泣きたかっただけなんだね。 言葉が零れ落ちていく感覚には耐えられなかったから。
そうして長いこと気持ちに蓋を閉ざしてしまっていたら 人の気持ちに気付けないんだなと思う。 打たれ強いこと臆病なことの距離は意外と近い。
2006年05月28日(日)
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