日の想い
幸花



 社会人半年生

入社してから早半年、配属されてからかれこれ4ヶ月が経った。
早くも、というべきなのかまだというべきなのか
自分のおかれた環境がおぼろげながら把握できつつある。
悩み事はつきないが、ともあれ最近よく感じることがある。



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就職活動の時、限られた時間で求めらることを把握した上で、
短く簡潔に応答する必要性に迫られ苦労したが、
仕事はいつもそれの繰り返しなのである。
簡潔に言うならばストレートに言えるではないか、と思うだろう。

しかし何を言うかよりもどう言うかが問題なのである。

半人前の新人は、質問することが仕事と言われている。
しかし、相手の様子や立場を考慮しつつ自分の要求を通すことは難しい。
最近先輩社員の方にちょっとヘコミぎみかも、といわれたが
それもそのはず。
人の様子を伺うことがかなり苦手なので、しまったぁ!の連続だからである。
仕事ができるできない以前のところでなかなかかみあわない。


最近いいなと思ったものがある。
1つめはTVで見たもので、靴職人さんの仕事に励む様。
2つめは楽器でプロになると決めた友人の様子である。

靴職人の方は年老いてもなお世界の1線で活躍していて
靴に注がれる目はいとおしく、いきいきとしていた。
いつも、楽しそうに演奏していていい音だなと思っていたオーボエ吹きが、
アメリカに呼ばれプロを目指すという。

手に技術をつけ日々新しい技術の研鑚に励み活躍するという点においては
SEにも共通する部分がある。
いつかそんな風に仕事ができるといいなと思い明日も仕事へ向かう。







2004年09月14日(火)
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