++ワタシノココロ++
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「ほら何だっけ、あれ」
「スクールウォーズの最終回でしょ。後、『未来日記』 ビデオ屋さんにないかなって言ってたじゃない」
「そうそう。最後だけ見落としちゃったんだよね、俺」
「あれ?今日買おうと思ってたのってなんだっけ?」
「歯磨き粉のこと?それともパン?どっちも『ない』って朝言ってたよ」
「そうだった。両方だ。スーパーによってかなくちゃ」
「・・・・・・・・・あのさあ」 「ん?」
「・・・・・・・・」
「どうした?」
「・・・・・・・・あれ?何言おうとしてたんだっけ?」
「今日は天気が悪いから、洗車は今度の俺の休みにするってことじゃない?」
「あ、そうそう。約束ね」
やすくんが言いたいことは私にしか 私が言いたいことはやすくんにしかわからないとき
こんな瞬間に
「運命」 ってあるのかなって
ちょっと思った、今日の会話。
だからって、「おい」「あれ」だけで会話するようになったら もう終わりだと思うけどさ。
2003年04月29日(火) |
気持ちを確かめること。 |
むーとんさんの日記(むーとんののろけとぼやき)を読んで、はっとした。
「人って、自分の気持ちを相手に投射するんだよね」 ってところ。
やすくんは何でこんな私を選んだんだろう? こんな私のどこを好きになったんだろうか? あんないい人だったら、もっと素敵な人と出会えたかもしれないのに。
ココロが不安定なとき、何となくこんなことを考えてることがある。
私が不安になって、やすくんに次から次へ問いかけると、 やすくんはものすごく寂しそうな顔をして 「そんなこと言ったら、ききは俺のことどう思ってるのさ」 なんて、聞き返してくる。 私がやすくんのことをどれくらい大切に思ってるか、 その気持ちが伝わってないような気分になって寂しくなってる私。
だけど。 だけどさ。
自分の気持ちをやすくんに投影してるとするなら。 私が聞けば聞くほど、自信がなければ余計に やすくんのことをぞんざいに扱っているといえるのかもしれない。 自分に自信がなくてつい、なんて思っていたけど それは高いプライドの裏返し。
自分が大切にされていないのでは?って不安になるときは 自分のことばかりを考えて、相手のことは少しも思っていないということ。
さっきの言葉をひっくり返せば
私はは何でこんなやすくんを選んだんだろう? こんなやすくんのどこを好きになったんだろうか? こんないい人だったら、もっと素敵な人と出会えたかもしれないのに。
ってことになる。 なんて自意識過剰で自己中心的な考えなんだろう。
気持ちを確認したくてたまらなくなることがある。
それは、もしかして、
自分の気持ちが見えなくなってるときなのかもしれない。
わかってるはずなのに、変だね。
+++++++++++++++++私信。
むーとんさんへ。連絡を取るツールを見つけられなかったので 勝手にリンク張っちゃいました。 もしご迷惑なら、ご一報ください。
2003年04月28日(月) |
ともだちと、馬鹿な不安。 |
やすくんの幼なじみタケちゃんと彼の家族を 我が家に招待した。
料理担当はやすくん。 刺身を引いたり、サラダを作ったり お吸い物を作ったりしている。 こうやって、お客さんのために料理を作るやすくんを見たのは初めて。 仕事をしている男の人は誰でもかっこいいと思うけど いつもと違う真剣な表情で包丁を持つやすくんを見ると なんだか、私の知ってるやすくんじゃないようでドキドキ。 ふと顔を上げて 「これ、運んで」って いつもの優しい眼差しに戻ってたのでちょっと安心した。
タケちゃんの子どものために、何か用意した方がいいんじゃない?ってことで オムライスを作ることに決定。 「俺、チキンライスは作ったことないな」っていうから、 チキンライスもどきを私が作って、卵でくるむのをやすくんが担当した。 それも、ちょっとドキドキ。
とにかく、料理とお酒がそろって 一緒にタケちゃん一家をお出迎え。 タケちゃんとは何度か会ったことがあるけど、それも結婚式だったり 何かのお使いの途中だったりしたので こうしてゆっくり話すのは初めて。 奥さんとは全くの初対面。 普段あんまり人見知りしない私だけど、 何から話して良いのかわからず、緊張しまくり。 でも、タケちゃんはやすくんが言っていたとおり すごく面白い人で タケちゃんの奥さんは、きれいで若くて、そして優しそうな人だった。
こんな人たちと、これからもずっと友達でいられるんだなあ って思うと嬉しくてたまらない。
ふと。
「横浜で会ったときは、あいつ(タケちゃんの子ども)まだ生まれてなかったっけ?」 とタケちゃんが言う。 「そんなことないよ。もう歩いてたよ。こんなに大きくなかったけど」 と、やすくん。 「そうそう。やすくんが良く面倒見てくれてたじゃない」と奥さん。 私が知らない頃のやすくんの話を聞くのは楽しくて好きなんだけど 横浜の話と、伊豆の話は嫌い。
そこに、アノヒトが一緒にいたんじゃない?
今更昔のことを考えてブルーになる必要はないってよくわかってるのに 私1人が知らない話に、アノヒトが出てくるのがイヤだった。 寂しさや嫉妬と言うより、不安。
私とアノヒトの両方を知ってる人たちと会うとかならず感じる不安。
どっちの方が似合ってるって思われてるんだろうな
そんなこと考えたって、何にもならないし 今私がやすくんと一緒にいることがすべてだってよくわかってるのに。 そんな馬鹿げたコトを考えてることに気づかれるのがイヤで 一生笑顔を作ってた。
やすくんが、テーブルの下で手を握ってきた。
視線はタケちゃん達の方を向いたままで でも、手にはギュッと力を込めて。
まるで、私の考えてることはすべてお見通しみたいだった。
手の温もりと、込められた力が 「大丈夫」って言ってるみたいで そんな馬鹿なことを考えてる自分を思ってくれてることが 嬉しくて、恥ずかしかった。
「ねえねえ、このオムライスおいしいね」 タケちゃんの子どもがいう。 「そりゃそうだよ、これはプロが作ったんだから」 と、タケちゃんが言う。
「ちがうんだ。俺、オムライス作ったことないから ききが作ったんだよ」
やすくんが初めて私の方を見る。 握られた手よりも更に強い思いが伝わってくる。 料理を誉められたことと、自分の気持ちと やすくんの気持ちで胸がいっぱいになる。
「いい奥さん見つけたなあ。」
タケちゃんが言って奥さんが笑顔で頷いてくれた。
新しい友達だ。
2003年04月25日(金) |
こっそりぬけだして。 |
やすくんの実家でお泊まりした朝。
「・・・きき?」
小さな声でやすくんが私を起こした。 時計を見ると、まだ5時30分。 「どうしたの?」 まだ半分しか起きていない頭では こんな言葉しか出てこない。
「服に着替えて。出かけるよ」
小さな声でやすくんが思いもかけないことを言った。 よく見ると、やすくんはもう着替えていた。 家で過ごすとはいえ、お客さんを迎えるにはちょっとラフすぎる格好。 Tシャツにジャージのパンツ。
「・・・どこに?」 せかされるまま布団を抜け出したものの やすくんの考えが読めずにとまどう。
「ほら、朝は一緒に歩くんだったろ?」
一緒に歩き始めていたけど、まさか実家でもやるなんて。 それより、そんな積極的なやすくんが不思議だった。
急いで着替えて、寝癖を直して 隣の部屋で寝ているやすくんの両親を起こさないように そっと部屋を出る。
夜の間に雨が降ったようで、道路は濡れてたけど 返って空気が澄んでいるような感じがして気持ちがいい。 早速、土手の方へ向かって歩いた。
やすくんの家は商店街の真ん中にあるから 路地を抜け出すまでは無言。 朝の散歩は空気もおいしいし、人もほとんど歩いていないから 気持ちいいんだけど やすくんが私を起こしてまでしたかった理由がよくわからなかった。
土手にあがって、川沿いを歩く。 ここまで来ると周りに家はほとんどないから、気を使わないで話せる。 「どうしたの?今日は」 やすくんに聞くと 「昨日から実家で手伝いしてただろ?今日と明日も。 ずっと家にいちゃ、息が詰まると思って」 今日は、やすくんの実家で一つ行事がある。 その準備のために、昨日の朝からずっと手伝いをしてきた。 そんなに大変な仕事じゃないし、 やすくんの両親もとてもよくしてくれるから 苦痛はないんだけど、 でも、やっぱり家にいる時みたいにゴロゴロするわけに行かないし まだ仕事の見通しがつけられない状態の今 ペースがつかめず、全力疾走しているかんじ。
そんな私のことを思って、一緒に散歩に出かけようと思ってくれた やすくんの気持ちが嬉しい。
やすくんの小さい頃の話や、道路脇に咲いたタンポポを見ながら 二人で歩いた。
家につくと、すでに起きて準備を始めていた両親に 「朝早くから、大変だねえ」なんて言われて 二人で顔を見合わせて笑った。
こうやって二人の時間を こっそり見つけてすごすのも いいのかもしれないなって思った。
ずっと前からやりたかったことを、今日決行。 それは、
遠 足。
引っ越してきた時から どうやら近くに河川公園があるらしいっていうことはわかっていたのだけど 地図上だとすぐそばを流れる川でも 実際には断崖絶壁の下を流れていたりするので(笑) 公園の場所がはっきりわからず、歩くのも面倒なのでなかなか行けないでいた。
自分がこんな時だから、と言うのももしかしてあるのかもしれないけど 朝起きたら、体がウズウズし始めてどうしようもなくて 今日行かなきゃいられなくなって やすくんも、今日はお休みなのに珍しく早く目を覚ましたから おにぎりとお茶を持って、2人で出発した。
時々やすくんの出勤前に早朝散歩みたいなコトをしている。 それだって、かなりの距離を歩いてたと思うんだけど 目的の河川公園はそこからまた更に倍くらい歩くようなところにあった。 でも、やすくんが笹の葉をみながら、板長さんに昔言われたおもしろい話のこととか 1本の木に白と濃いピンクの花が咲いてるのを見つけてビックリしたりとか ナズナを見つけて、子どもの時のようにならして遊んだりとか 気づいたらすぐそばに牛の顔があったり(牛舎があったんです)したりとか、 とにかく、いろんな事を見つけているうちに あっという間に河川公園に着いた。 河川公園は、どうやら最近整備されたモノのようで 芝桜やこでまりの花が咲き乱れる、すごく素敵なところだった。
うちから見ると断崖絶壁の河原も、 下から見上げれば、ちょっとしたグランドキャニオンだったり(自己満足)するわけで そして、更に無効に見える山が何となくアルプスチック(自己満足2)だったりして とにかく、こんな近くに、こんなすばらしいところがあったんだって ビックリし通しだった。
このまま行くとズンズンズンズンどこまでも歩いていってしまいそうな感じだったので 途中で折り返し、景色のいい木陰のベンチでちょっと遅い朝御飯をとった。
私たちは、歩きながらよく話したし、ご飯を食べながらも話した。
やすくんは、私が朝急いで作った野沢菜と梅のおにぎりを 本当においしそうに食べてくれたし 私はそんなやすくんを見ながら温かい麦茶を飲むのが嬉しかった。
家に帰って、二人で外出。 いくつかの用事を終えて、帰るときに ちょっと遠回りした。 そしたら、たまたま止まった道の駅に 一面の菜の花が咲いていた。 私たちは、近くの店でジェラートを買って それを食べながら、いつまでもその一面の菜の花を見ていた。 いろんな話をしたけど、 それが全部吹き飛ぶくらいの、鮮やかな自然の黄色だった。
昨日まで、何を悩んでいたんだろう。 自分の存在意義とか、生きる目的とか 確かに、深く考え込めばとっても難しいことなのだけれど。
ぐんぐん汗をかくまで歩いて、 美しい花や山や川を見て、きれいだと感じられるココロがあって この美しい景色を一緒に見る相手がいて 「きれいだね」って笑いあえる、 それで良いじゃないの、何ちっぽけなことでウジウジしてたのよ、って 思った。
私のココロにずしっとのしかかっていた錘を 消してしまった魔法使いは、 すばらしい景色たちだったのかもしれないし やすくんだったかもしれないし もしかして、一杯の麦茶かもしれない。
それはわからないけれど でも、それでいいじゃない。
今、私は前を向いて笑いながら歩いているんだから。
朝。やすくんから電話。 やすくんが泊まっているホテルは、山の中なので 電波の入りが悪い。 話している途中で何度も切れる。 出勤前の忙しい時間の電話はできるだけ早く切ろうって 離れて暮らしていたときは思っていたのに、 なんだか切れても切れても電話をかけてしまう自分がイヤ。
やすくんに心配をかけてしまう自分がイヤ。
やすくんを頼ってしか生きてない自分がイヤ。
どんどんネガティブになる自分がイヤ。
・・・いつの間にこんな嫌なオンナになっちゃったんだろう。
考えても考えても、嫌なことばかりしか浮かんでこないから、 できるだけ余計なことを考えないように 部屋の片づけをしたり、アイロンをかけたり まだほとんど汚れていない換気扇の掃除をしたり とにかく、無理矢理にばたばたと動き回っていた。
今日は外には出たくなかった。 こんな自分を誰かに見られるのがイヤだから。 そう考える自分がイヤ。
電話が鳴る。 しらない番号。
「もしもし?俺。大丈夫?無理しちゃダメだぞ」
不意に聞こえてきたやすくんの声。 暗い自分に気づかれたくなくて、妙にハイテンションな私。 「今日は天気がいいから、ちょっとドライブでもしてきなよ。 まだ道全然わかんないだろうけど、 ナビで自宅設定にしておけば、家には帰ってこれるんだからさ」
「わかったわかった、時間があればいってくるよ」
何も予定なんてないのに、そんな風に答えた私。 出ていく気はさらさらなかったけど、 牛乳と卵が切れていることに気づいて 仕方なく、近所のスーパーまで出かけることにした。
アパートの階段を下りて、駐車場に出てきたとき。
・・・・・・・・・雪?
辺り一面を舞う白い何かが桜の花びらだって気づいたのは ほんの少し後。
知らないうちに、もう散り始めてるんだ。 思えば、部屋の目の前に立っている桜の木に 目をやる余裕すらなかった自分。 すぐそばに明るい太陽が照っていたのに 敢えて背を向けて、暗い方ばかりを見ていた自分。 そんな自分の丸まった背中に気づいた。
スーパーに行って、牛乳と卵とバター、それに やすくんには内緒でコーヒーゼリーを買って 車に乗り込む。 家を通り越して、ほんの少しのドライブ。 下ばかり見ていたら、アスファルトや石や 通り過ぎる車のナンバーしか見えないけど、 少し上をを見渡せば、この前とは明らかに違う うっすらグリーンに色づき始めた木や、 桜の次に咲き始めた色とりどりの花々が 目に入る。
背中を丸めて、下ばかり見ていた自分。
前を向いて歩かなきゃ。
できることが何かあるはずだから。
ネガティブな私は、まだ心の中に残っているけど 少し日の光が射したような気がした。
今日は雨。 何となくやることがなくて暇だったので 段ボールの中からやすくんが昔読んでいた本を出してきて読むことにした。 退屈な本ではなかったのに、いつの間にか眠ってしまっていた。
目を覚ましたとき、ほんの一瞬だけど 今自分がどこにいるのか 何をしているのかが思い出せずに不安になった。
見覚えのない、静かな部屋の中で一人。
手元に落ちていた本を見て、記憶をたどる。 ・・・・やすくんのだ。 ・・・・そっか、新しい部屋だ。
いつの間にか当たりは薄暗くなっていて 昼間の暑さから考えると、少し寒いくらいだった。 まだ寝ぼけているせいか それとも、まだ不安な気持ちが残っているからか これから自分が何をして、夜までの時間を過ごして良いのかわからない。
やすくんのいない部屋。 それがこんなに広く、静かで、寂しいものなんだ、と 今更ながらのことを考えて、 いつの間にか一人じゃ何もできなくなってる自分に唖然とした。
ひとりで、しかも自分のために何かをしよう、って考えてみると 何もなくて、怖くなる。
あんなに長く自分一人で生きてきた私が いつのまにか、一人で生きていくすべを忘れてしまっていたなんて。
私っていったいなんだろう、何ができるんだろう 何のために生きてるんだろう
なにかしなくちゃ、一人で歩くことを全部忘れてしまわないように
思えば思うほど、気持ちが焦って考えがまとまらなくて
余計に不安になる。
働いてきたときは、振り返ると必ず自分の足跡が残っていた。
今の私は?
足跡が、見えない。
風にかき消されたのか それとも霧で見えないのか
まさか、ついていないのか
BBSのデザインを替えてみました。 日記の感想など何でも気軽に書き込んでいってくださいね。++ここから++
++++++++++++++++++++++++++ 今日からやすくんは2泊のお泊まり。 引っ越してくる前の職場にて勤務。
この部屋で1人で過ごすのは初めてだから、ちょっと心配。
今のアパートは会社の世帯寮だから、昼間でもいろんな音がする分安心できる。 ついこの間まで住んでいたところも、会社の社宅だったんだけど 独身寮で、家族で住めるようになってる部屋がたった2つ。 しかも、もう一件の奥さんはよく実家に帰るらしく アパートの中に私1人って言う、今考えてもちょっと怖い状態になることが多かった。 特に怖かったのは、ひどい雷の日。 小高い丘の上に立っていたせいか、雷が来ると必ず 生木を裂いたような「パシッッッッッ!!!」って音がしていた。 雷も怖いけど、もっと怖かったのが 「何かあっても、ここには私しかいないんだ。誰にも助けてもらえないんだ」 ってことを考えること。 普段は全然交流がない人たちでも、10数世帯入れるアパートに誰もいないと 「誰でも良いから帰ってきて!」っていう気分になる。
ここは、それがないだけまだ平気。
一人で部屋にいると いろんな音が聞こえてくる。
テレビの音 赤ちゃんの泣き声 車が走る音 近くの小学校から聞こえてくる子どもの声 鳥の鳴き声(あ、今ウグイス鳴いた) どこかの部屋で戸を閉める音 階段を上ったり下りたりする音 風で木が揺れる音
あんまりうるさいとイヤだけど いろんな音があるから 寂しくないなあ。
人は一人で生きていないんだって 思う瞬間。
「もしも、後5年早く出会っていたらどうなってたかな?」
そんなことを、聞いてみた。
やすくんは、そういう話は嫌い。 「もしも」とか「たとえば」とか。 「だって、実際はそうじゃないんだから」っていつもいう。
「わかんない」 相変わらずのやすくんの答え。
「じゃあさ、5年早くどこかですれ違ってたら、 やすくんは私に気づいてた?」
しばらく考えてやすくんは
「気づかなかったんじゃない?」
と答えた。
たとえ本心じゃないにしても 「気づいてたよ」っていう答えを 当たり前のように待っていた私だったから その答えはすごくショックだった。 でも、 「あ、やっぱりね」って、 変に納得している自分がいた。
・・・私もそうだと思ったから。
5年前、私にはどうしても忘れられない人がいたし 当時は何より仕事が優先される日々を送っていた。 やすくんにだって大切な人がいたし、仕事は忙しかったようだし 周りを見る余裕がなかっただろう。
たとえ、出会ったときと同じシチュエーションで知り合ったとしても。 私たちは出会わなかっただろう。 だって、私たちは全く違う方向を見ていたから。 万に一つ、出会っていたとしても これほどまでに真剣に、2人の将来について考えることはなく 距離と時間に流されて きっと終わってしまっていたに違いない。
5年前でもない5年後でもない あの日あのときにたまたま偶然知り合ったから ほんの一瞬、私たちの見ている方向が重なったから 今私たちはここにいる。
そう考えると、何もないようで
私たちの間にはものすごく強い何かがあるのだろうか。
互いを引きつけて離さない何かが。
++++++++++++++++++++++++++++++++++ BBSデザイン変更してみました。 気楽に書き込んでくださいね^^
ここ数日 別にハードに動き回っているわけではないのに 夜になると眠くてたまらない。
しかも、お風呂の中で。 一人で湯船に使っていると、知らないうちに眠ってしまう。 眠ってしまうと、私はどんどん前に倒れ込んでいくような感じになるので 前髪がお湯についた瞬間にビックリして目を覚ます。 でも、しばらくするとまた意識が遠のいていって 前髪を濡らした瞬間にビックリして起きあがる。
その繰り返し。
昨日は一段とひどくて どうやってお風呂から出て、パジャマを着て リビングまで行ったのかを覚えていない。
その後も、 うつぶせで布団に横たわって、テレビを見るような体勢になって ちょっと会話をした後に、やすくんに 「そろそろパジャマ替えないとね」って一言いったらしい。 そして、やすくんが返事をするかしないかの間に そのままの体勢ですーすーと寝息を立てていたらしい。 布団の上で。ずっと。
夢を見ていた。
別々に暮らしている頃のことを。
仕事を終えて家に帰ってきたときも やっぱり今みたいに、お風呂の中で何度も寝ちゃって そして、夜遅くかかってくるやすくんの電話を話し声を聞きながら 眠ってしまうのが、 やすくんには悪かったけど、すごく幸せだったあのころのこと。
やすくんはそんな夢の世界で幸せに浸ってる私を 布団の中に入れようと 一人格闘していたみたいだけど
私はすごく気分よく眠れた。
朝起きて、昔と違うのは
夢の中で一緒でも朝は一人だったあのころとは違って いつでも、隣にいてくれることなんだけどね。
最近、引っ越しだとかいろいろが重なって やすくんが休みの日でも どこにも出かけることができない。
ディズニーランドも20周年だって言ってるし 近くの遊園地も、なんかキャンペーンやってるみたいだし 近くの公園も、色とりどりの花が咲いてるみたいだし 引っ越してきたここには、周りにたくさん素敵な美術館があるし。
うー・・・・でかけたい。
別におしゃれな場所じゃなくたっていいんだけどなあ。
近所のコンビニまでとか ショッピングセンターでもいいんだ。
「最近、ドライブしてるじゃん」
そう、やすくんは言うけど 確かにドライブは楽しいけど それじゃだめなんだよな。
昨日、「入籍記念」なんて書いたけど 確かに、離れている頃より今の方がずっと幸せだけど 失ったモノだってある。
それは。
手をつないで歩くこと。
近所のスーパーなんかで手をつなぐなんて 絶対考えられない・・・らしい。
「だってさ、会社の誰かに見られたらはずかしいよ」
っていう、やすくんの気持ちも分からないでもないけど でもさ、結婚する前は繋いでたじゃん。
手を繋いで一緒にぐんぐん歩いて 笑いながらいろんな話をしたり いろんな風景を見たりすることが
私にとって一番楽しい瞬間なのにな
どうやら気づいてないらしい。
手を繋いで 一緒にぐんぐん歩こうよ
笑いながら話して歩こうよ
きっとずっと楽しくなるよ
手を繋ごう
1年前の今日、ちょうどこのくらいの時間
やすくんと私は、「夫婦」 になった。
今日は、その記念日。
久しぶりに、去年の今日の日記を読んだ。
・・・正確には、去年の明日の日記なんだけど。(苦笑) あのときの気持ちがそのまま閉じこめてあって あのときの、いろんな光景がよみがえってきて すごく幸せな気分になった。
数日前に、携帯のグリーティングカードサイトから やすくんへカードを送った。 今思ってることや、これからのことも全部 限られた文字数に込めて、メッセージを書いた。 送信日時が指定できたので 「4月15日午前0時」に指定。 やすくんが「そういえば」って思い出すより先に 届けたいって思ったから。
昨日の夜はなんだか起きてられなくて やすくんがテレビを見ているそばで 布団を引いて寝てしまってた。
午前0時ぴったりになったやすくんの携帯の着信音。 音にビックリしたことは覚えているんだけど 寝ぼけたままで、 「きき、メール送った?」って聞かれても 「寝てるのに送れないよ」なんて言って またうとうとしてしまった。 肝心な私が、カードを送ったことを忘れてしまっていた。
・・・・・・馬鹿だな。
ほんのちょっと後
今度は私の携帯がなった。
やすくんからのメール。
ここまでは覚えているんだけど、 実はこの先の記憶がない。
やすくんによると、私からのカードを読んですぐ メールを返信したらしい。 そして私は、寝ぼけたままそれを読み 携帯に向かって 「こちらこそ」 っていって そのまま、また寝てしまったそうだ。 携帯を持ったまま。
やすくんが送ってくれたメールは
「これからもよろしく」
今日やすくんが帰ってきたら、 もう一回言おうと思う。
「こちらこそ」って
携帯じゃなくて、直接やすくんに。
昔、こんな話を聞いたことがある。 言葉が話せない子を持つ、お母さんの話。
+++++++++++++++++++++++++++++++
彼は、見た目は普通なのに 成長が普通の子よりちょっと遅いらしく 幼稚園を卒業する頃になっても、何も話すことができなかった。 それどころか、周りが彼にかける言葉も全く理解できなかった。 彼は、周りの人間がまるで見えないかのように 自分一人の世界にくらしているようだった。 聞こえてないわけじゃない、見えないわけじゃないのに 彼はずっとそうだった。
彼のお母さんは、それでも 彼に良く声をかけた。 ときに大きな声で。 ときに小さな声で。 2人で散歩をしているとき、 彼は全然違う方を見ていたとしても 見えるもの、聞こえるもの、感じたことなどを優しく話しかけた。 彼は、何の反応もしなかった。
反応しないことに気づかなかったわけではないけど それでも、お母さんは彼に話しかけることをやめなかった。 遠くにいる彼を呼ぼうと 大きな声で名前を呼ぶこともあった。 絵本は絵しか興味がなかったようだけど ささやくようにお話を聞かせることもあった。 それでも彼は、言葉を発しなかった。 結局彼は、小学校にいる間、一言も話さず 一度も周りに興味を示さなかった。 それでも、お母さんは彼に話しかけるのをやめなかった。
まもなく中学校に入ると言う春のある日 台所で昼食の後かたづけをしているお母さんの背中を 誰かがポンポンとたたいた。 振り返ると、庭に咲いていたタンポポを1輪手に持った彼が 「きれいね」と 満面の笑みでお母さんに話しかけた。
言葉はひとりでに身に付く物ではない。
人はそれぞれ言葉の入れ物を持っている。 生まれたとき、その入れ物の中は空っぽだけれど 周りがその赤ちゃんにかけた言葉が 少しずつ、その入れ物に貯まっていく。 水滴がしたたり落ちるように、少しずつ、少しずつ。 その入れ物に言葉が貯まっていっぱいになって いよいよ溢れ出すというとき 人は言葉を発することができるようになる。
彼の場合 その入れ物が人より大きかったのかもしれない 言葉の滴が、人より小さかったのかもしれない もしかしたら、 入れ物のどこかに小さな穴があいていたのかもしれない
けれどお母さんが絶えずそそぎ込む言葉の滴を 彼は確実に受け止めていたのだ。 時に大きな声を、時に小さな声を 時に叫び声を、時にささやきを お母さんの優しい気持ちと一緒に受け止めていたのだ。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
たった1度聞いただけの話なのに なぜか忘れることができない。
ただ一つ言えることは、 これは私たちにも当てはまるということ。
やすくんにいつも「気持ちを伝えて」と言っている。 自分でもできるだけ自分の気持ちを伝えようとしている。 だけど、不意にやすくんがドキドキするようなことを言うことがあっても 天邪鬼な私はそれをちゃんと受け止められないコトが多い。 本当に伝えたいときは、照れて何も言えなかったりするコトもある。
私たちは、お互いそれぞれの入れ物に 何かを注ぎあってるのだろう。 そして、 私たちのココロの入れ物は まだいっぱいにはなっていないのだろう。 お互いの想いが溢れるばかりになったとき きっと今とは違う何かがあるのだと思う。
あきらめることなく 照れることなく 毎日少しずつ、伝えあえたらいいな。
昨日の日記。
かなり反省してます。
ごめんなさい。
自分の中では、あんなコト滅多にない・・・ううん、初めてのことだったから かなりうきうきモードでアップしたんだけど。
ジャンルにそぐわなかった(恥)
久しぶりに、遠距離恋愛ジャンルをのぞいてみたら タイトルだけでも幸せそうなのがあったり、辛そうなのがあったり これは是非とも読まなくちゃ、と思ったりするような物ばかりな中、
私の日記だけがぷかぷか浮きまくっていた。
・・・なにせ、「海老天丼」だもの。
所帯じみて来ちゃったんでしょうか?
それとも歳のせいでしょうか?(涙)
そういえば、最近やすくんが 「っとになあ」って、笑いながら でも、ちょっと残念そうに言うことがある。
たとえば、夜。
春とはいえ、まだ夜はかなり冷える。 なのに、新居にファンヒーターを持ってこなかったために我が家。 長時間家にいる私は、冷え性でもないのに 足なんか氷みたいに冷たくなってしまう。 お風呂に入って、体が暖かいうちに布団に潜り込んでしまえばいいのだけど いろいろやってる間に、結局足先から冷えてきて眠れないほどになる。
そんなとき。
足だけ、突っ込んじゃうんです。 やすくんの布団に。
正確に言えば
やすくんのお腹の当たりに。
もともと暑がりなやすくん。当然体温も高いらしく 長時間寒いところにいても、全然辛そうじゃない。 「寒いから寝よう」って言ってるときでも 私みたいにいつまでも体が冷えてるんじゃないみたいで 少したつと、隣から寝息が聞こえてくる。
足を突っ込むようになったのも、 「何でこんなに寒いのに、寝られるの??」って思って やすくんの布団に足を突っ込んだら ものすごく暖かかったからで、
お腹の当たりに足を突っ込むのは 中でもお腹周辺が一番暖かかったから。
はじめのうちは、先に寝ていたやすくんを起こさないように 温もりの残る部分に足をおいて暖をとっていた(笑)んだけど、 それだけじゃ満足行かなくなって、 あまりにも寒いときは、直接お腹から暖をとっている。
・・・・・・・・・・・・・・・ここまで書いて
自分の悪行三昧がつくづくイヤになりました。
今日からココロを入れ直します。
ごめんなさい。
++++++++++++++++++++++++++ 急激に日記のデザインを替えたくなって いろいろ試行錯誤してました。 とりあえず、これに落ち付きそう。 とはいえ、まだまだしたいことがいろいろあります。
いいアドバイスがあったら教えてね。
昨日、仕事が終わったやすくんが おみやげを持って帰ってきた。
海老の天麩羅
15尾。 覚え立てのタグを使ってみました(照)
やすくんは料理関係の仕事をしているのだけど、 昨日は予定のお客さんの数+αの海老を 冷蔵庫から出してきてしまった人がいたらしく それに気づかずどんどん揚げていって、盛りつけて、 お客さんのところへ運んでいっても
まだ残る、海老天の山。
ミスした若い男の子は、さすがにまずいと思ったらしく 仕事をしながら何尾かを(自分の胃の中に)処分したらしいけど そんなんじゃとうてい追いつけなかったらしく、 最後まで残っていたメンバーで山分けしたらしい。
「いやあ、これだけあれば、 ききの得意な「何でも天丼」が作れるよ」 と、爽やかに笑うやすくん。
ちなみに、何でも天丼って言うのは 実家で前の日の天麩羅の食べ残しがあったとき (若しくは、どこからかもらってきた折り詰めが残ったとき) 何でも一口大に切って卵でとじ 天丼風にした物。
海老が残るなんてことは滅多になかった(海老好きな家族)から、 たまに残るたった1尾の海老を1cm位に切ってほかの具と混ぜてた。 それが自分のどんぶりに多めに入っていたときの優越感と言ったら・・・(恥)
今日。 ちょっと早かったんだけど、午後からは旧居の掃除に行く予定だったので 早めの昼食にした。
海老天丼。(嬉)
たった一人で食べる上に、冷蔵庫にたくさん海老天が入っているので 豪華に切らずにそのままの形(苦笑)で 出汁に入れしばし煮る。
卵をとき入れ、しばし蒸らすと
出来上がり。
うーんやっぱり海老天丼(海老5尾入り)はうまい♪
おなかも心もいっぱいになって 幸せな気分で旧居に向かう。
心が満たされているせいか(笑) 仕事も順調に、素早く進んでいく。 ほとんどの掃除を済ませ、とりあえずにもつも全部運び終わりそう。 冷蔵庫の中の掃除は明日に回すとして。
気持ちも軽く、帰りの車に乗り込んだ。
ふと。
・・・・・・冷蔵庫に、まだ10尾も残ってるじゃん。
頭の中をよぎる、海老天丼(再び)。 昼までのあこがれ、幸せな気持ちはない。
やすくんは、今日も遅い。
一人で、残りをかたづけられるのかなあ・・・
ってか、 やすくん、1尾も食べてないってどういうこと?
おいしいと思う物は何でも、
たまーに食べるからいいんだよね。
はあ。
2003年04月10日(木) |
おひっこし ふつかめ |
慣れないところだと、どうしてもいつもより早く目が覚める。
時計を見る前に、外がやけに明るかったので 「やすくん!遅刻だっ!」と叫んで 二人で飛び起きた。
「・・・・・きき、時計見た?」
ほんの数秒後の、やすくんの静かなつぶやき。
「・・・・・今、5時25分だぞ。俺は寝る」
何も言わないで、私も布団に潜り込む。
でも、外の明るさと、新鮮な風景に目をとられて 眠ることができない。 仕方ないので、そっと布団から抜け出し、 窓から外をのぞいたり、まだ片づいていない部屋を眺めたりしていた。
朝御飯はなし。 昨日の夕食の騒動で、 私のやる気もやすくんの食欲も失せてしまったらしい。 とりあえず、コーヒーを入れて飲んだ。
「今日、あっち(旧居)へ行くの?」 「うん、とりあえず包丁とまな板は持ってこなくちゃね」
眠そうな目のままやすくんが 「そっか。今日はいい陽気だから運転気をつけて行ってきなよ」 といった。
そっか、いい天気なんだな。今日も。
また、私の心がウズウズし始める。 やすくんを送り出してから、自分も急いで準備して 車に乗り込む。 覚えたての近道をやめて、 ちょっと遠いけど私の好きな山道を通って行くことに決定。
アパートから5分とかからないうちに、 まだ雪を抱いた大きな山が正面に、 右側には、なだらかな傾斜で森がずっと続いているのが見える。 更に車を走らせると その先には、広い牧場。 牛がのんびりねっころがってるのも見える。 天気もいいし、いい感じ。
思わず車を道路脇に止めて、 外に出て思いっきり深呼吸した。 このあたりの桜はまだもうちょっと先っぽいけど うーん 春だなあ・・・って すごく気持ちいい。
はっきりいって、旧居の掃除はオプションで 行き帰りのドライブがメイン。
明日は、もうちょっと頑張らないとな (反省)
2003年04月09日(水) |
どたばた おひっこし |
本日より新居にて生活しています。 ようやく一段落って感じです。 ちなみに明日からは旧居の贈テ除に通う予定です。
先日の日記にも記したとおり これまで住んでいたところに 引き続き荷物を置かせてもらえるため とりあえず必要なものだけをもってきました。
持ってきたはずでした。
荷物の開封はやすくんにまかせて 私は夕飯の準備…と思ったら
包丁がない。
おまけにまな板も。
いくつも段ボールを運んできたというのに
包丁とまな板がないなんて(呆)
やすくんが出張用の部屋から借りてきてくれて どうにか一見落着
しかーし。
無事初食事を終えたのはよかったのだけど
食器洗い用のスΓテンジと
水切りかご忘れてきたのに気づいた。
なに運んできたんだろ。
がっくし。
2003年04月08日(火) |
したくてたまらないこと。 |
最近急に自分のHPを作りたくてたまらない。
何を今更、ってかんじ? 最近は多くの人が自分のHPを持っているものね。
プロフィールとか、自分の好きな物とか、 そういうのは別に良いんだけど、 掲示板をね。作りたいんデス。
何度か宣伝させてもらったんだけど つい先日、この日記にもBBSをつけた。 書き込んでくださる方はまだ少ないけど (Mayさん、みっふぃさんありがとう^^) 日記の感想とか、書いてもらうのがすごく嬉しくて。 メールなんかでもやりとりできるんだけど 特定の人だけではなくて、より多くの人と話ができるって言うのもいい。
私の知り合いは今、全国各地に散らばった。 地元を中心に考えると、一番離れてしまったのはやっぱり私なんだけど 近所に住んでたころには感じられなかった 不安とか寂しさを、時々感じることがある。 「今頃みんなは何をしてるかなあ」って。 そんなときに、メールを出すと偶然にも相手も 「ちょうど、誰かと話をしたいと思っていたのよ」なんて言われたりすると なんだ、みんな時々同じ事を考えてるんだな、なんて ちょっと安心したりすることもある。
だったら、 小さなBBSを持っていたら みんなとオープンに話ができるかな、なんて まだできてもないのにわくわくしている。
早速、「ホームページ作成 初心者」って検索したサイトで HTMLのこととかを勉強中なんだけど どうもうまくいかない。
イヤ、うまくいかないのは画像の張り付けだけなんだけども。 どうしたもんじゃら。
ぷりーず へるぷ みー です。
↑ちょっと覚えたからってすぐ使う、おこちゃまなワタシ。
昨日、あんなかんじで 自棄食いしてしまった私ですが
ここに気持ちを思いっきりぶちまけて おなかがいっぱいだったのにも関わらず ポンセンベイをむさぼり食べる私を見て 驚いているやすくんの顔を見たら、 かなりすっきりしました。
後に残ったのは、次の日の胃のむかつきだけ(涙)
今日もやすくんはお休みで 午前中は部屋の片づけ、午後はそれぞれの用事をこなしたのですが 実に楽しい休日(カレンダーでは平日だけど)になりました。 おまけに、私の用事っていうのが新居のガスの開栓の立ち会いで その時間も含めて往復でだいたい3時間弱の外出の間に やすくんが部屋をきれいに掃除してくれていました。 うーん。ありがたい。
本当なら、喧嘩なんてしなくてもいいような 二人でありたいのだけど やっぱりそんなのは理想ではあっても現実にはなかなか難しい。 こんなはずじゃなかったとか、何でそうなるのとか そんなことを思うことがよくある。
ちょっと前、なにかで 「がまんいし」の話を読んだことがある。 「がまんいし」とは「我慢石」のこと。 腹が立ったこととか、我慢できないときに その石にむかって不満をぶつけたり、 たたいたり投げつけたりけ飛ばしたりする。 そうするとすっきりして、またがんばれるっていうこと。 別に何か特別な石ではなくって、その辺に転がってる石ころでいいらしい。
私にとって、ここで日記を書くってコトは 時にがまんいしに不満をぶつけるのと同じコトかもしれない。 思いっきりぶちまければ、その瞬間からまたいつものワタシにもどれる。
これからも、お世話になります(笑)
引っ越しはぼちぼち進んでいます。 荷物の大半は新居の方に移したのだけど まだガス・電気・水・電話がつながっていないので これまでの部屋にいます。 今の部屋は、まあ社宅なんだけど、 6月までは借りていられると言うことなので (借りる人がいないってコトもあって) そんな風にずるずるすることができる。
仕事を辞めてからの数日、ほとんど家から出ることなく もぞもぞ荷造りや掃除なんかをしてきたのですが その間、ほとんどやすくんの手を借りることはなく、 一人でやってました。 まあ、専業主婦となった今じゃあ当然っちゃ当然なんだろうけど。 でも、2人で生活していたわけだから 多少の協力はほしかったわけで。
荷物を運び終わった後、2人で家に帰ってきて 残った物をちょっとずつ整理する・・・はずだったのに。 やすくんは、早々にテレビをつけ、ぼんやり見ている。 隣で、私が荷物を整理しているのに。 そしてそれって、全部やすくんの物だっていうのに。
隣で、荷物整理してるのに。 何で、そんな風に他人事みたいなことができるの?
そして、その後の一言。 「明日から、向こうに住むよ」
は?
電気も、何もないでしょうが? 思わず口に出た一言。
そしたら、 「使えるようになるまでは、 今借りてる部屋(出張の人の利用する部屋)で 2人で寝泊まりしたらいいじゃん」
そこは、そのための部屋じゃないでしょうが。
それに、そんな風に考えてるんだったら 何で自分の荷物片づけたりしないの?
思えば、荷物を運んでるときもそうだった。 「どうせ長くは住まないんだから、 食器も全部段ボールに入れたままでいいんじゃない?」 そりゃ、あなたは仕事に行くから、家は寝るだけだし それでも良いだろうけど。 ほぼ一日中そんな味気ない部屋で生活しなきゃいけない 私はどうなるの?って、ちょっとムカッときた。
はっきり言って、そんなこんなが降り積もって 今かなりむかついてます。
普段だったら何のことない会話だったかもしれないけど でも、ここ数日の世俗から完全に遮断された生活で かなりフラストレーションたまってる今では そんな態度は地雷を踏んだも同然です。
あまりにむかついたので やすくんの目の前で、ポンセンベイ自棄食いしてやりました。
・・・・・・・・・・・たいしたことない?
もうすぐ、結婚して1年になる。
長かったような、短かったような。 とは、よく言うけど なんとなく、呆気なかったような気もする。
はじめからずっと離ればなれで、いつも心のどこかに寂しさと ちょっぴりの不安を抱えながら、 会える日のコトを考え続けていたあのころ。 こうして、一緒に生活できるなんて夢のまた夢だった。
届けは2人一緒に思い出の街で出して 私たちは、「夫婦」になった。 それでもしばらくは別々に暮らす日々が続いて。 実家で一人で眠るときは、いつも以上に寂しく感じたことを覚えてる。
およそ1ヶ月半の別居生活(笑)を経て いよいよ一緒に生活できるようになって 「これで本当に私たちは家族だなあ」なんて ちょっとした感動を覚えたりした。 離れていても私たちはいつも一緒なんだって。
でも 今こうして考えると、 あのとき感じたことと、今考えてることはちょっと違う。
やすくんと私は戸籍の上では確かに「家族」だけど やすくんと、私の実家の家族とは 全然違う。 やっぱりやすくんは他人だと思う。 一番近い他人。いつもそばにいてほしい他人。 変な意味じゃなくて。 両親や妹弟の前だったら、寝癖で頭が爆発してても 全然平気だけど、やすくんにそんなの見られたらやっぱり恥ずかしいし やすくんと話すときは、それなりに気を使って話をしていると思う。 無理をしているとか、良く見てもらえるように自分を作ってる、 ってのとはちょっと違うんだけど。
血縁、というコトバがあるけど やっぱり血がつながってるっていうのと そうじゃないのとは違うと思う。 血縁関係って、何があっても 絶対的なつながりがある。
やすくんとの間には 見えないすき間がほんの少し、ずっと空いてるんだと思う。 そのすき間は、一生埋まることはない。 でも、それ以上広がらないように 相手をいたわったり、思いやったり 信頼される自分でいられるよう お互いが努力しなくちゃいけないんだろうな。
考えたくないけど 遠慮なくなんでもしたり 相手を気遣うことができなくなったりしたら 家族じゃなくなることだってあるんだから。
夫婦って、そういうもんなんだろうなって。 今は思う。
******************************* ++BBS++ つけてみました。 読んだよ、って足跡残してもらえると 嬉しいです。
やすくんが早朝出勤だっていうので 別々の場所にいるのに、今日は5時起き。 「多分起きられないから、頼むよ」 って、昨日言われたときは正直かなり嫌だったけど 寝坊して遅刻したら、たくさんの人に迷惑がかかると思ったら 頑張って起きるしかないと思ってセットした目覚まし時計。
朝起きたら、もう外はほの明るくて 窓を開け放つと、ちょっと寒いけど新鮮な空気が部屋の中に入ってきた。
やすくんを起こしたらもう一回寝ようなんて思っていたけど それがもったいないくらいのすがすがしい朝。 いつの間にか、こんなにお日様が昇るのが早くなってたんだなあって。 嬉しくなった。
やすくんに電話したら、 「今ちょうど起きたところ。でも、助かったよ。ありがとな」 なんて言われて、それはいつものことなのに その「ありがとな」が嬉しくて思わず笑顔になる私。
窓のそばで大きく深呼吸していたら すぐそばの木からウグイスの声。
出勤するやすくんからの 「いってきます」メール。
ふと時計を見ると 4/4 5:55 だった。
コーヒーを入れたら いつもよりいい香りがして。
朝御飯を食べながら窓越しの空を眺めると 真っ白い飛行機雲が一直線に横切ってた。
もしかして幸せって ほんのすぐそこに転がってるものなのかもしれないと 思った朝。
++++++++++++++++++++++++++++ 試験的にBBSつけてみました。 右側のいろんなバナーの上あたりに 入り口あります。 お気軽にどうぞ。
今日の日記は、超個人的なものです。 何が何やら、さっぱりわからない人もいらっしゃるかもしれませんが っていうか、そんな人が大半だとは思うんだけど どうしてもここに残しておきたかったから 敢えて、書き記しておきます。
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いつもどおりの明るい口調で メールを送ってくれたから、 全然大したことないんだって思い始めてたよ。 直前のメールで 「やっぱり怖い」って そんなのズルイ。 いつも通り、明るくにぎやかに行ってほしかった。 いつも強いキミが、そんな風に言って出かけるなんて 余計に心配になっちゃうじゃない。 「シアワセに生きて」 なんて、まるでもう二度と会えないかもしれないようなことを 最後のメールで言ってほしくなかった。
「困ったときはいつでも駆けつけるから」 っていってくれたのはそっちだよ。 「いつか、お互い孫つれてあそこから見える夕日を見ながら しみじみ人生を振り返ろな」 っていってくれたのだって、そっちだよ。
またいつもみたいに
ガハハと笑って話せるように
馬鹿話も、まじめな話も
いっしょにできるように
私の尊敬すべき目標となってもらえるように
どうか
どうか無事で
++++++++++++++++++++++++++++
試しにBBSつけてみました。 あしあと残してってください。 ・・・期間限定になっちゃうかもなあ。
あ。
気づいたら、カウンタが11111だった。 自分が回したのが大半だろうけど、 それでもいろんな人たちが ここに立ち寄ってくれたんだなあって思うと うーん・・・感慨深い。 ありがとうございます。
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引っ越しの準備がなかなか進まない。 大きな物はほとんど新しい部屋に運んでしまったけど 細々した物がまだたくさん残ってる。 ようやく1部屋分の荷物をまとめた。
ここに来てから一度も使っていない ウォールポケットみたいのがある。 やすくんが伊豆にいたときから、壁にぶら下がっていたもの。 私の知らない頃のやすくんの写真とかが ちらちら見える。 何となく立ち入ってはいけないような気がして 気にはなっていたんだけど、 これまで一度も触ることがなかった。
荷造りをしながらいらない物は捨てよう、って やすくんと話をしていたから 気になっていたそのポケットの中を 出して見てみることにした。
伊豆の前に働いてた職場の伝票や 不思議な取扱説明書、 プラスチックのふたみたいなの(かなり謎) それに 高校時代の写真。 本当に私の知らないやすくんのいろんな姿が この中に入っていた。
そして。
女の人からの手紙。 しかも開封した部分を下にしてあったから 中身がどさっと出てきてしまった。
なーんてかくと、ちょっぴりドキッとするけど やすくんの従妹さんからの。 指輪を買うときにいろいろお世話をしてくれた彼女。
どさっと出てきた中身は ちょっとした手紙と
指輪のパンフレット。
「この前は電話ありがとう。 エンゲージリングのこと考えてるって言ってた割に 指輪とか石のこと何も知らないんだもん(笑) とりあえずこんなのがあるよってコトで うちの店のパンフ送ります。 石の説明も載ってるから見てみて。 こっちに来れるのは1月?2月? 彼女はどんな人?一緒に来るの? ビックリさせたいんだったら、1人できても良いけど この前の電話の調子だったら、彼女のサイズも知らないだろうから できれば、一緒に来た方がいいよ」
・・・・・思わず読んでしまった手紙には こんなコトが書かれていた。
一瞬よみがえる、京都でのいろいろな出来事。
そして、 私の知らないところでも やすくんは私のために いろんな事をしてくれてるんだなあって
ちょっと照れくさいけど。
嬉しかった。
もう必要なさそうなプラスチックとかは ゴミ袋に入れちゃったけど、 この手紙はまた 元に戻した。
大好きなアーティストの作品で 心が強くふるえることがある。
それは 大好きな曲だったり 大好きな詩だったり 大好きな絵だったり 大好きな写真だったりするけど
悲しいときの支えだったり 弱ってる気持ちに寄り添ってくれたり 頑張ってる自分を認めてくれたり 時に傲慢な自分に気づかせてくれたりする。
今日、テレビに大好きなアーティストが出ていて 有名なある曲を歌っていた。 彼がその曲を歌うのを 実は私は初めて聞いたのだけど ものすごく感動して、思わず涙が出た。 曲を聴きながら涙を流すなんて初めてだった。
コトバの一つ一つから 暖かなナニカが伝わってきた。
No.1にならなくてもいい 元々特別な only one
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