日の想い
幸花



 4月

この会社でどう働きたいかを考えなさい。
知り合いが就職活動のセミナーででそんなことを聞いたらしい。

「どんな仕事をしたいか」という質問はよくされることがある。
でも「どう働きたいか」という質問されたことはない気がする。
そして どんな仕事がしたいか = どんな風に働いていきたいか
という訳ではないように思う。


例えば電車の中で転がる空き缶を見て あなた/自分 はどうするだろうか。
空き缶をそのまま放置したとしても最終的には
清掃の人などの手によって処分される。
また自分で拾ってゴミ箱に捨てるというのも手で、
その後電車の中に乗っていて不快に思う人が1人減るかもしれない。

空き缶は捨てられるという結論は一緒。
でも人の行動によって捨てられるまでの過程が変わる。
結果は決まっていても1つの事象を見てとる行動は
人によって違っているから可能性は無限大にある。
そしてそのどれもが正解か不正解の2択とはいかない。
とても主観的な世界だと思う。


よく仕事は結果が全てと言う。
なぜならその結果がお金に繋がる部分だからだ。
でも過程は経験になるがお金と直列には繋がっていないから
具体的に忠告してくる人は少ない。
ただその過程が周囲の評判に繋がりその後の仕事内容を左右する。

4月で入社3年目を迎える。
そろそろ言ってもらえる時期を脱しつつあるので少々怖い。

2006年04月08日(土)
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