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音のない声。

             byスイチ








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2004年08月22日(日) 『僕はもう、笑うことすらしんどい』


疲れた。

どうしようもなく、疲れた。


今持ってるもの全部投げ出して、捨てて。

誰も居ない場所に、逃げたくなる。


見えない。

解らない。

届かないことに焦って、酷く疲れる。



でも後ろ振り向いて、溜息吐いて。

やっぱりまだ頑張ろう、と、立ち上がる。



+++
御題あと二つ残したところで一休みー。久し振りにタイトル考えました。「しんどい」て口語なんかなーと思って悩みましたが、まあいいか、と。
仕事中に書いたものをちょろっと訂正してアップ。体力的にしんどいというより、精神的にしんどい感じでひとつ。
溜息って、吐くと幸せが逃げるって言いますが、日生は溜息吐くと落ち着く方です。
さがるを嫁に欲しい今日この頃。タッタカターって。(解んないってそのネタ)。


2004年08月20日(金) 『後悔のない日』@御題10


曇空で、今にも雨が降りそうで。

笑いながら、空を見上げながら、二人で歩いた。


僕たちをとりまく状況は日々変化しているかも知れない。


けれど、それで良かったと思う。

これで良かったと思う。



+++
『それっぽい言葉で12の御題(@インスタントカフェさま)』御題10『後悔のない日』消化ー。
御題とはちょっとニュアンス外れるかもしれませんが、『後悔したら終わり』だと思う。個人的に。日々反省の連続なあたしが言っちゃおしまいですかね(笑)。


2004年08月18日(水) 『気のない返事』@御題9


後姿を見つけて飛び付いて、手を引いた。

――行こう

一言耳元で囁いて、走り出す。


――何処に


そんな声に、僕は腕2本分後ろを振り向く。

だけど、問いに答は返さなかった。


行こう。

行こう。

一緒に行こう。



ソラ マデ


キミが居なきゃ、駄目なんだ。



仏頂面で僕をねめつけるのを、にこりと笑顔でかわす。

――行こう

同じ言葉を繰り返す僕に、諦めたような溜息と

――……ああ


同意の言葉。


同意の、言葉。




+++
『それっぽい言葉で12の御題(@インスタントカフェさま)』御題9『気のない返事』消化ー。意味の解らない詩でスミマセン…て言い飽きたのでもう言いたくないです(えー)。
気のない返事の裏側でドキドキしてたりするといい。ときめく。そういうのが大好きです。趣味嗜好がばれそうな発言ですね。ハハ。
どうでもいいですが最近詩が長めですね…。短いのが好きなんですが。


2004年08月14日(土) 『甘い蜜、甘い罪。』@御題8


漆黒の瞳に僕が映るのを見て、抱いた、感情。


何かに、似ていると思った。

鈍いような、切り裂くような、捉えきれないけれど大きな。


触れそうな程直ぐ目の前のこのきれいな瞳は、僕を見ているわけじゃない。

僕のものじゃない。


それに気付いて、おそらく僕は、……傷付いているのだ。



何かに似ていると思った。

触れるのは容易いけれど、それを躊躇わせる瞳。


触れてしまえば、どうなるのだろうか。



決して僕のものにはならないと、重々理解はしているのだけれど。

今だけ。

今だけでも。




触れてしまった罪は、酷く僕を充たした。



何かに、似ていると思った。


この感情を呼称する言葉は、甘い、甘い、……。




+++
『それっぽい言葉で12の御題(@インスタントカフェさま)』御題8『甘い蜜、甘い罪。』消化。「ミツ」と「ツミ」ていいなーと思ったんですが、結局それを活かせず。
なんかどんどんリミッターの外れた詩になってってますね。そろそろ軌道修正を…;というか時期によって雰囲気って片寄ってますね(自分でしみじみ)。


2004年08月13日(金) 『思い出したくないこと』@御題7


あの人に背を向ける時の、痛み。

素直になれなくて、居た堪れなくなって、背を向ける時の痛み。


その痛みは、反芻したくないから。

都合よく忘れてしまう。



でも多分、それを覚えていないと、また堂々巡り。


堂々巡り。




+++
『それっぽい言葉で12の御題(@インスタントカフェさま)』御題7『思い出したくないこと』消化ー。
か…かなりの難産でした;ここ始めてから一番の難産。飛ばそうかと思いましたがなんとか書きました。
最初は「思い出したくないことは、全部忘れる主義」って一言の詩にしようと思ったんですが、超短文詩は『だから全力で走る』にかなり思い入れが有るので、そうとう思い入れのあるネタでここぞという時に!と思っているので(笑)なんとか普通の詩に。(なんか日本語変ですよ)
ボツ詩同様、日生は悪いことは割とさくっと忘れてしまうタイプです。たまに思い出しちゃうこともありますけどねー(遠い目)。ぐじぐじしてても何も始まらない!と、大人になってようやく解りました。遅いね。


2004年08月11日(水) 『君の欲しかった真実』@御題6

何も知らない振りをした笑顔を、貼り付けた。

彼は安心したように、それこそ何も知らないきれいな笑顔を浮かべる。


今になってしまえば酷く意味の無いことなのに。

それでも、微笑み合う。


彼の背中を見送って、深く、深く、溜め息を吐いた。



真実は、まやかしだ。

まやかしだったのだ。


しかし彼は、それでも真実を信じる。

そんな彼を、こちらもまた、信じてしまう。



欲しかったものは、何だったのか。


今となっては、酷く馬鹿馬鹿しいことなんだと、思う。



+++
それっぽい言葉で12の御題#1(@インスタントカフェさま)』御題6『君の欲しかった真実』消化。
うーーーーーん;違う…気がする;ていうか上手い事言葉にならない。けど、実はこの御題が一番気に入った御題でした。小説とか書きたい感じ。
ところで8月かなり珍しく頑張って更新してますね!(自画自賛)しっかし相変わらず暗いのは何故だ…;


2004年08月10日(火) 『楽園に堕ちる前に』@御題5


これで良かったのだと思う

きみで良かったと 痛いほどに思う


きみの細い腕が他の誰のそれよりも愛しく

きみの言葉が誰の物より耳に心地良い



辿り着く一歩手前でもう一度

きつく抱き締め

存在するかも判らない 永遠 を誓った


誓った



だから もう少し このままで...





+++
『それっぽい言葉で12の御題#1(インスタントカフェさま)』御題5『楽園に堕ちる前に』消化ー。
イメージだけはぶわーっと広がっていたんですが、中々具現化しませんで。最初は学校の放課後っぽい詩を書く予定だったんですが、なんだかそのまんまみたいな詩になっちまいました。ね。
最近、詩に句読点を入れるか入れないか最後まで悩みます。


2004年08月09日(月) 『切り捨てたもの』@御題4


落下する速度

既に 終結を伝え


椿の花の如く 美しく

そして 還ってゆく


或いは 永久の紅であるのか




いずれにしろ

私がそれを振り返ることは


決して無い 






+++
『それっぽい言葉で12の御題#1(インスタントカフェさま)』御題4『切り捨てたもの』消化ー。仕事中大層暇だったので紙に思いついた言葉を書き並べ、それを繋ぐように詩を作ってみました。
書いた言葉は「落下する速度」「椿の花のように」「おそらくは」の3つ。結局調節してこのような形になりましたが、意外とこういう書き方も面白いかも。(お前だけな!)そして「私」て使ったの初めて!普段漢字で「私」と書くことはほぼ有りません。雰囲気もいつもと違う感じで。
肝心の内容は相変わらずわけの解らない物でスミマセン。趣味に走ってみました。


2004年08月08日(日) 『天使の標本』@御題3


扉を開けると、彼はフローリングに寝転がっていた。

「寝てるの?」

驚かさないよう極力優しい声で問い掛けると、その声はすうと室内に吸い込まれる。

窓辺から差し込む西日が肌を朱く染め、彼はすこぶる美しく見えた。


そっと近付き、彼の口元に手をかざす。

規則正しい呼吸を確認し、何故だかそんな当たり前のことに安堵する。



僕はソファの上に置いてあったカメラを手に取り、彼の姿をレンズに収めた。




+++
『それっぽい言葉で12の御題#1(インスタントカフェさま)』御題3『天使の標本』消化。うあー、いよいよSSじみてきたしいよいよ変態じみてきた…!いや、『天使の標本』とかどう解釈して良いのやら…(人の所為かよ)。惹かれた言葉では有ったのですが、どうも御題借りてくる前から「3がヤバイな、書けないな絶対」と薄々心配しておりました。ハハ。(笑ってごまかす)
あまりに可哀相な出来なので初めて解説。
西日に照らされて眠る彼があまりに『この世の物ならざる物』に思えて心配になりました。でもそのあまりの美しさに、ついうっかり写真を撮ってしまいました。その作品のタイトルが「天使の標本」。…………みたいな感じで。どうでしょう。(あーもうホント駄目だこの人…)
ゴメンナサイ。平謝り。


2004年08月07日(土) 『過ぎていく日々』@御題2


                  照り付ける太陽

                               飲み込まれそうになって



                  きみの 冷たい指先で 目元を撫ぜられる




                         それはひどく心地が良く



                 また

                                     時間を思い出させた。





+++
『それっぽい言葉で12の御題#1(インスタントカフェさま)』御題2『過ぎていく日々』消化。相変わらず意味が解らん詩ですね。枠にとらわれやすい性格故、発想を柔軟に…と日々心掛けているのですが。…ここまでくると「お前御題に沿う気有るのかよ」と。
どうでも良すぎる話でどこでぶちまけようか悩んだ挙句、更新ついでにカム。最近『遊郭』という単語にメロメロで御座います。(変態か…!)どうしよう…!!


2004年08月06日(金) 『僕を狂わせるもの』@御題1


手の甲に落とされた、軽い口付け。

戯れに過ぎないその行為に、咽喉の奥が熱くなる。


柔らかい、柔らかい、その感触。


あたまがおかしくなりそうで、はらいのけた。



きみはいつだって、知らず知らずのうちに僕を追い詰める。

こちらも、追い詰めたくて必死になる。


欲しいのは、ただ、きみの声。


僕を求める言葉。




+++
『それっぽい言葉で12の御題#1(インスタントカフェさま)』御題一個目『僕を狂わせるもの』消化ー。一から順に消化して行こうと思います。なんか御題を消化しようとするとついSSっぽくなりそうなので頑張って詩にしなくては;
ハマった某ジャンルを書きたい!と思った気持ちがうっすらにじみ出てきそうでドッキドキ。
今、腐るほど詩が書きたい心境ですが、意に反して書けません。


2004年08月05日(木) 『あなたの手で奪って欲しいのに』


テーブルに転がっている、あの人の煙草を手に取った。

一本、咥える。


床に転がっていた安っぽいライターで火を点けると、そのままソファに身を沈めた。


すう、と大きく息を吸う。

フィルタを通して、煙が肺の中に侵入してくる。


「相変わらず、きついの吸ってんなぁ…」


独りごちながら、ふうっ、と息を吐き出した。



きついきつい煙草が体内に染み込んで、あの人に蝕まれているような感覚に陥る。

苦しくて、酔うような感覚で。

頭の中が、くらりとゆれた。


あの人の手で命を終えたいと云う願望を充たしたい時にだけ、煙草を手に取る。

そんなこととは露知らず、勝手に一本拝借したことを怒るのだろうけど。




+++
なんかSSじみてしまいましたが詩なんです、な方向で。つか御題借りてきたくせにいきなり放置かよ!っていう。
最近マッハの速度で(死語)ハマったジャンルのサイトさんをまわってたら、なんか凄いシリアスな気分になることが多くて。さらに煙草ネタが書きたくなって。そしたらこんな仕上がりになりました。暗!最近暗いよここ!
て云うかぶっちゃけ日生は煙草が大嫌いで(というか煙全般苦手)煙草を吸ったことがありません(えー)。喫煙者を好きになることも有り得ない。無理無理。というわけで喫煙シーンにリアリティが無くてスミマセン。でもキツイ煙草吸うと酔うって聞いたことが…(気のせい?)。


2004年08月04日(水) 『支配欲故』


反省ばかりの繰り返し。

いっそきみの取扱説明書でも有ればと思う。


何が好きで、何がして欲しくて、どのタイミングで離れればいいのか。

解らなくて一人で痛みを覚えたりする。

きみのためなら何でも出来るとさえ思うのに、支配欲だけは押し殺せない。

頭悪いんだよ、僕は。


プライドばかりが邪魔をして、とうとう、ゴメンが言えなくなった。


貼り付けた笑顔は、懺悔になるだろうか。


2004年08月02日(月) 『        』


同じ 言葉  囁き合うのに

こっちの方が 必死な気が する



同じ 想い  抱えているはずなんだけど

多分 7:3 くらいで こっちの気持ちの方が 大きい



きみが どこかへ 飛んでいってしまわないか

いつも いつも

酷く 不安だ



過去 も 未来 も  要らない


だから ぎゅ と抱き締めて もう一度囁く



 すき だよ 




+++
惚れたもん負け!てことで。
ちょっとタイトルとラスト遊んでみたんだけど、これって携帯から見たら台無しだよなぁ。バレバレで。できたらパソコンから見て下さい(遅い)。



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