このタイトルがいいじゃないか。 なんとなく読めるタイトルではあるけれど、それがなぜサンタの せいにされるのか、読んでみたい、と思ったのだ。
日常の謎連作短編集、という雰囲気は、ちょっと加納朋子作品に 通じるものがあるか。いやもう少し北村薫に近いかも。 加納作品のようにふんわりとした暖かさではなく、ひんやりして 気持ちいい感じかなあ。うーん、うまくいえん。
日常には、本当に謎がいっぱい。それをきちんと解き明かしてくれる ひとが側にいたら、きっと人生変わるだろうな。 ホントはみんな、曖昧模糊の毎日を送っている。危ういバランスを 保ちながら、でもそれが普通って顔をして。なにせ時間は流れていくのだ。 本当は、どんなことにもそれが起きた原因や結果や意味があるんだろうね。 それを解き明かすことが必ずしも良いとは限らない、のではあるんだけど。
続きがあったら読みたいな。 登場人物のみんな、どうしているのかもっと知りたいな。 |
2002年05月31日(金) |
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