日常喜劇

2007年11月29日(木) 舞浜鼠海王国


このクソ寒いのに海沿いのテーマパークに行った。
母が行きたいと言い出し、埼玉県民が11月いっぱい
割安になっていたからだ。でもだからってなぜに冬の
ネズミーシーなのだ…私はビッグサイトのロボット博に
行きたかったのに…。
さて気を取り直して海王国。初めての人を連れて行くなら
多少は面白い。と言っても母なので、11時近くにのんびり
インパーク。早速お茶が飲みたいというので店に入り、
スーベニアカップ付きのデザートを食べた。
よし、カップゲットv(※プレゼント用)
で、そうこうしているうちに広場でショーが始まったので
人垣の間から覗いた。今日は雨が降るか降らないかの
際どい天気だったので、人も少ないようだ。
キャラクター達が元気に動いているのを見て、ふと思った。

…ミッ○ーってタモ○みたい。

思えば二人とも黒服だし「いいとも」のオープニングで
青年隊が必死に踊った後から悠然とやってきて誰より
きゃーきゃー騒がれているあたりが大物っぽい。
一方○ッキーも、特に踊らなくても一番騒がれる。
いや、踊れるけど踊らなくても騒がれるところがすごい。
…そう思わないですか?(汗
で、一人ひとりが他人紹介して元気いっぱい
パフォーマンスしているのを見て思ったのだが、

あー…ディズニーキャラってほとんど人語を喋れてない。

奇声を発しながら登場するキャラの多いこと。
チーデー(リス2匹)とかマジ恐かった。
猛禽類の威嚇のような声なんだもん。
で、「畜生の集まりか…」などと思いながらショーを
眺めていたのだが、ダンスはまとまりがあるので
面白かった。元が畜生ならよく頑張っている方だろう。

ところで母は遊園地の乗り物にほとんど乗れない。
ジェットコースターはもっての他、高い所も嫌いなので
今回このシーには船に乗るためにやってきた。
その船だって揺れると嫌がるくせにさ…。
二人で歩いてて思い出したが、父の会社の社員旅行で
ディズニーランドに連れて行ってくれるという企画が昔
あって、その頃はディズニーもA・B・Cとかのチケットで
乗り物に乗っていた。その時も母は、行きたいとねだる
小学生の私を無視して父と二人で行かせたのだ。おまけに
父はすぐ他人と仲良くなるので、私は、見知らぬおばさんと
父と行動し、おばさんとスペースマウンテンに乗ったのだ。
うん、覚えてる覚えてる。…なんつー母親だ。
で、ゴンドラ乗ってボート乗ってシアター見てまた船に
乗って。ランチする前に無理やりインディージョーンズに
乗せてみたのだが、いつ吐くかと気が気じゃなくて私自身は
ちっとも楽しめなかった。で、その近くでランチ。
消化しきらないうちに一人でジェットコースターに乗って
きたが、大した揺れじゃないので全然平気だった。今日は
ほんとに空いてるので所要時間は10分もかからなかった。
で、今度はマーメイドラグーンへ行ってシアター見物。
ミュージカルなんて嫌いと言っていたのにけっこう
楽しんでた。現金なものだ。
次は海底20000マイル。海底に住む未知の生物が気に入った
ようだ。ここも待ち時間0で2人きりだった。
そしてまた人の間からショーを覗き見て、バンドショー見学。
ミッキーがドラム上手いことに感動した。踊れるだけじゃ
なかったんだ!しかもドラム叩いた後に元気に踊ってるし。
すごい体力だな!でも残念ながらガチャピンがスキューバ
やることの方がすごいと思う。
さて、また母を一人残してタワーオブテラーへ。
初めて来たのだが、像が消失するトリックが気になって
他の仕掛けにまるで無頓着だった。とりあえず凝ってて
すごいと思ったんだけどね。ここも出口まで所要10分弱
だったので、ほとんど何も見ないで出て来てしまったのだ。
像ののろいはどうしてエレベーターにこだわったんだか
訳がわからん。
夜のショーは寒くて風が強くて、中途半端なまま
無理やり終了した。寒すぎて綺麗とか思う余裕がない。
さていよいよお土産大作戦。
夏にお世話になったうりほさんがディズニー好きと
推察したので、プレゼントを買おうと思ったのだ。
迷う。迷う。結局決心がつかないのでいきなりあやさんに
電話して相談する(その節はご迷惑を…汗)
私の趣味で「自分でツリーが作れるクッキーセット」に
してしまいました。…あ、私も欲しい。
で、自分のものもうりほさん以外にも見事に何も買わず、
しきりに寒いと訴える母を連れて最後のショーを見ずに
ホテルに向ってしまった。私も寒いしな。
8時過ぎにホテルに着いてホテルの中華を夕食にした。
なんだかんだ言ってけっこうあちこち見て廻ったと思う。

そしてやっぱり寒かった。



2007年11月28日(水) やっぱり退職


謎の病原菌を心配していたバイトは、やはり謎の病原菌が
恐いらしく、今週末で退職することになった。月曜も
病院行って来ると言って休んでいたからツカイモノに
ならないし、ホント辞めてくれて良かったと思う。
昨日「退職願ってどう書けばいいんですか」と
上司に聞いているのを聞いた時に確信した。
それでいいのか38歳。

しかし優しい同僚が「お疲れ様でした」と
挨拶したところ

「ハローワークも言ってましたけど、今が一番
忙しい時期なんですよね。だから…」

と答えた(現場に居合わせた)ではないか。
思わず口を挟もうかと思ってしまった。


忙しいから辞めるんか!?

というか

2ヶ月も勤めてないのになんで"今が一番忙しい
時期"と決めつけるんだ!?(しかも役に立ってなかった)

というか

病院行くと言っていつハローワーク行ったんだ!?


…あーもーやだやだ。
どうして変な人ばかり採用するんだろう。



2007年11月25日(日) 箱根の山は…2


夜の話も大して弾まず(いつものこと)早々に寝た我々は朝風呂のために
少し早起きした。私もちょっと入るためにちょっと早起きを。朝食も
洋食で、少し少なめなところがレディースプランなのか。足りないよ。
9時過ぎにチェックアウトしていよいよススキ野原を見ることになった。
ホテルのそばからバスに乗る。10時前なのにけっこう混んでるなー。
さてススキ見学用のバスが出ているようなのだが、それは10時からで
バス停から10分くらい歩けば着くというので、待てない吾らはバス停から
歩いて行くことにした。道々の紅葉が綺麗である。
途中から道案内が無くなってしまい、急にきょろきょろしながらやっと到着。
振り返った途端、山全体のススキ野を見て感動してしまった。
すごい!超ススキ!
どこまでも続くススキ!
写真では表しきれない広大さがスゴイ!
ここで犬放したら絶対捕獲出来ないくらい広くてススキだらけ!
ススキで感動できるって年食った証拠かなーとつくづく思う。でもスゴイ。
私はものすごく感動して先の先まで歩こうとしたのだが、連れが嫌がって
100mも歩かないうちに戻って来てしまった。…いいけどさ、腹痛いし。
で、名残惜しく何度もススキを振り返りながらススキ野を後にした。
再びバス停に戻ってバスに乗り、ホテルに戻って荷物を受け取ると
強羅駅に向った。昨日の混雑ぶりから考えるに、早めに箱根湯元駅に
行っておかないと心配なのだ。ちなみに今日もよく混んでいる。
強羅駅から登山列車に乗車。運良く座れたので激しい山道もらくらく
乗って帰ってこられた。ちなみに、帰りの特急までまだ2時間近くある。
お土産物を買いつつ、ランチを食べようということになった。
嘘かホントか「箱根名物ゆば丼」という看板に惹かれ、店内へ。というか
めっちゃ混んでてここでも30分以上待った。もっと飲食店作りなよー。
というか箱根自体が、客呼び込みばっかしてないで交通機関充実させて
欲しい。移動だけで1時間待ちとかホントあり得ないんですけど!
特に私のように田舎モノで混雑に慣れてなくて、マイナーで人気の少ない
所ばかり行きたがる人間にはキツい。
ともかく秋に箱根に行ってはいけないというのは恐ろしい教訓になった。
大涌谷へ向かう道路も完全ストップしてたし、もう決して秋に箱根は
行くまい…おそろしや。
ちなみに湯葉丼は卵丼に近い味で、食べてる時には「どうしてこんなに
並んだのか」不思議に思わなかったけど、食べ終わって満腹になってからは
ひたすら疑問だった。とりあえずもう一度行きたい味ではないな。
もう一つちなみに箱根は寄木細工が有名。可愛くて思わずコマを
買ってしまった。



2007年11月24日(土) 箱根の山は…1


箱根へ行って来た。既に何度か来たことあるが、今回の目的はススキである。
仙石原のススキが素晴らしいという話を同僚に聞いて、友達を誘って来る
ことになった。とにかく秋の箱根は初めてである。
ロマンスカーで箱根湯本に着いて驚いた。
ありえないくらい混んでいるのである。
箱根湯本から登山列車に乗るのは単なる移動手段のはずなのに、乗るために
1時間待ち…移動手段なのに!?(涙)幸い交通機関のフリーパスを持って
いたので、登山列車は止めてバスで芦ノ湖に向うことにした。当初予定して
いたルートと逆周りするのだ。で、カーブの多い山道を登ってようやく
芦ノ湖到着。寒い上に私は突然月のモノが来てしまって、観光するゆとりが
皆無になってしまった。だから箱根神社にも行かず、とにかく遊覧船に乗って
ホテルに向うことにした。だってケガレてる時に参拝はマズいって言うでしょ?
ついでにイカ焼きも売ってるけどイカ食べちゃダメなんだよね?と言ったら
そんな話は聞いたことない、という大多数に反論されてしまった。
…だ、ダメって言うよね?(汗)
寒いので早々に室内に入って丸くなりながら芦ノ湖を移動。富士山運のない
私はまたしても富士山に見放され、今回も見ることが出来なかった。
さて芦ノ湖を北上して桃源台に到着すると、今度はロープウェーだ。
ここでも待って並んでけっこうな最新式ロープウェーに乗ると、大涌谷に
向った。大涌谷の温泉卵を食べると7年寿命が延びるらしいから食べに
行くのだ。内の一人は硫黄臭いのを嫌がったのだが、来てみたらほとんど
硫黄の臭いなどしなかった。小学校の修学旅行の時はもっと臭ったのにな。
ここでようやくランチタイムに。今までどこも混雑していてゆっくり食べる
暇がなかったのだが、3時近くになってようやく食堂に入れた。そばを
食べたのだが、意外に美味しくてびっくりした。で、温泉卵も賞味。
おいしかった。長生きできるなら健康に長生きしたいものだ。
さて再びロープウェーに乗って強羅方面に向った。ここのロープウェーは
下車駅がいくつかあって、行ったきり戻らないでもいいのだ。便利。
ロープウェーを降りると今度はケーブルカーに乗り換えた。ホント今日は
色々な移動手段を使っている。それというのも箱根が山だらけだから
なのだが、特急列車→バス→遊覧船→ロープウェー→ケーブルカーを
移動手段マニアのようだ。ここでようやくホテルがある最寄り駅到着。
歩いて5分だというので、結局荷物を持って最後まで移動してきてしまった。
腹も痛いし寒いし疲れた…(−−;
ちなみにこの箱根行きはレディースプランを使ったのだが、「おしゃべり
セット」なるお菓子付きプランで、部屋に入ったら備え付けの菓子がない
代わりにクッキーが2個入った袋が置いてあった。こんなんじゃおしゃべり
3分かからないよ!
とりあえず風呂に入りに行くという友人達に手を振って、貧血気味の私は
部屋でごろごろしていた。て…鉄が足りない(涙
夕食を8時に予約していたので、ゆっくり風呂に入ってテレビを見て
十分休憩してから夕ご飯を食べに行った。洋食のコースで、値段の割には
まぁまぁおいしかった。…メインが猪とか鹿とかなんだ。さすが山の中!
お腹もふくれてもう一度お風呂へ。私もちょっと入りに行った。
くそーせっかくの温泉が(>_<
しかし今日は満月だったのか月も綺麗で露天風呂が気持ちよかった。
よく動いたので、マッサージも気持ちよかったv



2007年11月23日(金) 早めの忘年会


オフ会を兼ねて早めの忘年会を行った。
いつも遊んで頂いているNINAさん、冬菊さん、
あやさんの3人である。
2時過ぎに渋谷到着。
なぜか急にえろ本が読みたくなってまんだらげに
付き合ってもらう。最近忙しいからなぁ…
(理由になってません)
まんだらげを出て来たところでNINAさんと合流。
近場の喫茶店に入った。人が居なくて幸いだったが
店が小さかったし、そのうち人も入ってきたので
話題を選びに選んだ。結果「今年はセミが大発生した」
話から始まってセミトークで30分ほど費やした。
意外と楽しかったんだけど、なぜセミなのか。
その後、予約している店に行くために電車で移動。
相変わらず渋谷駅は広くて迷ってしまった。
さて本日頂くのは部屋数の少ない部屋食の懐石料理。
いつもよりちょっと身奇麗なカッコして店に向った。
お部屋は広くて庭が綺麗でゆったりしてて食事も
もちろん美味しかった。野菜中心の懐石ってことで
カロリーも低めで味も上品で気分も上々。これで
お酒が飲めれば言うことないんだけどなー(←下戸)

ところでここなら、と闇末の話をしたのだが、
見識深い皆さんとお話しているうちにラストが
読めてきた(気がする)
どうも作者様は密のことがスキじゃなさそうなので、
閻魔が都筑を覚醒させるためのイケニエとして密を
使用、すんでのところで密は助からずに都筑が
大ピンチになるが、都筑は助かってエンディング…

ありえそうじゃないですか!?

とにかく密助からなそうなんですけど!!!
だってリコの実績が…あの不幸さ加減といい…

あー続きが出るかどうかは判らないけど出ても
落ち込むんだろうな〜…(もはや脳内決定済)



2007年11月22日(木) 謎の病原菌


例の話題がつまらない同僚が午前中休んだ。
働き始めてからわずか1ヶ月足らずなのに
既に3日目である。多くね?
彼女が来てから聞いたのだが、
なんと彼女は今日、

ちょっと体の調子が悪くて風邪かと
思ったんだけど、未知の病原菌だと
怖いからどの薬を飲んでいいか
解らなくて病院行ってきた

らしい。さすが話を簡潔にまとめるのが
ヘタな人、理由も長い。
つーかアホか。
そんな理由でちょくちょく休んで仕事が
続けられると思ってんのか。
その間の穴は誰が埋めてやってると思ってんだコラ。
ぶっちゃけ思った。

辞めてしまえ。



2007年11月20日(火) 臨界点


職場のランチタイム。
子供の頃に読んだマンガの話になった。
私は池野恋の「ときめきトゥナイト」の続編?
らしい「ときめきミッドナイト」が気になる
話という、極めて普通人を装った題材をチョイス
したのだが、中の一人が爆弾を投下した。

「バナナフィッシュって知ってます?」

キタ問題発言!
私は瞬時に警戒した。
知らないはずがない名作である。が、
内容についてはあまり触れたくなかった。
どこでボロを出すか解らないからだ。
もちろん言いたいことは山ほどある。
「アッシュと英二のプラトニックラブ、
というか魂の結びつき素晴らしいですよね!」
くらいならいいか?でも
「ブランカの奥さんアッシュそっくりですよね、
最初から変態だと思ってたんですよ」は
マズいだろう…等、瞬時に色々頭に浮かんだが、
具体的なコメントは差し控えた。
まさか私を試していたのか?!
っていうかブランカって織也タイプだぁ…織也も
右京そっくりな天才美少年が居たら信頼を
勝ち得てあれこれ仕込んでいきそうー。
もちろんプラトニックラブで。
何しろ純愛なので。

…あー密、右京に似てなくてよかったね。



2007年11月18日(日) 結婚式当日


昨日から言ってるが、自分の式ではない、念のため。

今日はいよいよ友人の結婚式である。ゆうべから
せっせと準備をして、朝からシャンプーして
あれこれわたわたして家を飛び出してきたら、
案の定肩に羽織るストールを忘れた。
都内に出てから慌ててデパートに駆け込んで
適当なのを購入。ここで大きく時間をロスした。
わーごめんよ皆〜(>_<;
あちこちに迷惑をかけてようやく式場到着。
お台場にある式場で、テーマパークの内部のようで
とても可愛かった。外国風の小さな建物がいくつも
あって、そこを貸し切って披露宴が出来るのだ。
我々は受付を頼まれていたのだが、私のせいで
ホントぎりぎりに到着して受付開始。最近頭の中が
戦国武将チックな私は、古風な名前のおじさんが
来るたびに胸をときめかせてしまった。
さていよいよ式場へ。写真撮影禁止の大きくて
厳かなチャペルで、バージンロードに入ってきた
友人を見ただけで泣きそうになってしまった。素敵。
式の間中、実は私は、申し訳ないが披露宴で言う挨拶の
練習で頭がいっぱいだった。出来ればカンペなど
見ないで言いたい。そのために頭の中で反芻してたのだ。
頭の中でよどみなくリピート出来れば緊張しないで済むし。
そんなこんなであっという間に式・終了。
外に出ると、なんとそこは石段になっていて、石段脇に
控えてフラワーシャワーを投げる準備に取り掛かった。
チャペルから続く石段!なんて素敵なの…!
牧師の先導でやってきた二人は幸せ絶頂でとても幸せそう。
それを見て私も嬉しくなった。あー可愛い可愛いvv
そこで石段の上からブーケトスが行われることになった。
未婚女性は石段の下で待機。私は背が高い方なので、
小柄な友人達を前に押しやろうとしたのだが、皆遠慮して
前に出ようとしない。結果、ブーケをキャッチしてしまった。
一瞬、

…やっちゃった。

という気持ちで一杯になった。もちろん嬉しさ一杯でも
あったのだが、実はこれでブーケを頂くのは2回目。
前回は特にご利益がなかったので、今回はこの素敵な
カップルにあやかって素敵な出会いがあるといいのだがv

さて式が終って披露宴会場に移動する道すがら、友人達と
話題になったのは「あの牧師さんカッコいいよね!」で
あった。と言っても坊主がボウズで年もいってて修道士
みたいだったので、正確には「渋くてカッコいい」なのだが。
年上好みの友人と、久々に趣味が一致した瞬間だった。
さて披露宴会場はイギリス館だった。ガーデンでお茶を
もらって一息ついてるところで新郎新婦入場。
拍手でお出迎えの後、式場の中に入った。
席に着いて新郎新婦をお出迎えした時にまた感動して
じんわり来てしまう。別にドラマチックな苦労を重ねた
末にようやく結ばれたカップル、という訳ではない。
ごく普通に愛情を確かめ合って結ばれたカップルだ。
しかし私は彼女がいかに素晴らしい女性であるか知ってる
ためかな、彼女が幸せそうにしているのがとても嬉しかった。
食事も美味しく頂いた。学生時代の恩師が乾杯の音頭を
取ったのだが、心理学者だけあって素敵なメッセージを
送っていた。いわく

運命は出会いが運命なのではなく、
二人が結ばれ、共に生きていくことが運命なのだと。


素敵!
それネタとして下さい!(落ち着け自分)

この一言でもまた泣きそうになった。
さすが先生ー。声聞いてたら授業思い出しました。
さてケーキ入刀の後にお色直しがあった。皆を
庭に出すと、底にはいつの間にか巨大な丸い玉が。
さてあれがどうなるでしょう?
という司会者のメッセージに「こちらに向かって
転がってくる!」と内心答えていたのだが、
カウントダウンの後、中から新婦をだっこした
新郎が出てきた。可愛い可愛い〜〜〜vv
しかもお色直しのドレスがまた可愛かった。
二人が再び中に入ってきてキャンドルサービス。
それが終ればいよいよ我々の歌によるメッセージだった。
私の挨拶もである。頭の中で何度もリピートした
おかげでそこそこソツなく言えたはず。歌も、皆で
精一杯歌ったので、こじんまりした可愛らしい会場に
響き渡ってむしろうるさかったかもしれない。
ともかく成功だろう。席に戻ると一様にグラスを持って
乾杯しあった。あー大役果たした後のメシはうまい。
そうこうしているうちに庭では、新郎新婦自らが
給仕してケーキを渡すというイベントがあった。
行ってみるとコック姿の新郎とドレスの上に
エプロンをした新婦が。ぎゃー可愛いー!
なんのプレイそれ!?(落ち着け自分)
ケーキもおいしく、新婦の両親へのメッセージをまた
涙しながら聞いて、大満足のうちに式は終了した。
良い人に囲まれるのは自分が良い人だからだよー。
式が終った後、新婦が、二人が宿泊するホテルの
部屋で話でも、と言ってくれたので皆で向かった。
レインボーブチッヂの夜景が綺麗な部屋。
式の話や昔話に花が咲いた。思えば新郎とは
初対面だったが、優しくて気がきくタイプ。
あー幸せそうなカップルだなー。

今日は心をたくさん暖かくしてもらったvv



2007年11月17日(土) 結婚式準備


と言っても自分のではない。
友人の結婚式である。しかも明日。
学生時代の友人で、7人組のようやっと一人目の
ゴールインだ。彼女は可愛くて明るくて親切で
頑張り屋で、つまりはとてもいい子である。
くそー私が嫁に欲しかった…!(落ち着け)
私達は式の中で歌を歌う役を任されて、暇を
見つけてはちょろちょろと練習をしていたのだが、
その歌の前にちょっとした挨拶を頼まれた。
さぁ大変だ。17日というか既に日付は18日に
なってしまっているが、今うんうん悩みながら
挨拶を書いている。書いているだけで、学生時代の
思い出がよみがえってきて泣きそうになってしまう。
…ああ楽しかったなー。密にもハマったなー。
旅行も行ったなー部活も苦労したなー。
そんなこんなでようやく挨拶文が出来上がったのが
2時過ぎ。そこで寝ればいいのだが、まだご祝儀袋に
名前を書いて、付け爪にマニキュアを塗って…と
頑張っていたら3時過ぎてしまった。

…ああ、明日は(私的にも)勝負なのに眠い(−−



2007年11月15日(木) 次の人生


職場で、誰よりも頑張ってる女の子が急に
来なくなった。事情は詳しく知らないが、
無理解な役員に罵倒されたらしい。
で、彼女は常々、頑張ってる人を理解しないで
人間的に問題ある男性職員を優遇する会社の
制度に疑問を持っていて、ついに辞める決心を
つけたらしい。驚いた。

辞めるの止めてー!今あなたに辞められたら
業務が立ち行かなくなるから!(>_<)

心情的にはこんな会社つぶれても構わないが、
今日明日につぶれる訳じゃないからそれまでは
なんとか頑張って欲しい。
今までの能力があって人間的にも素晴らしい人
ばかり辞めてって、残った人で必死に続けていた
カンジだが、彼女が辞めたらかなり屋台骨が
ぐらつく。それに寂しい。

だが、問題はそれだけではなかった。更に彼女が
辞めた後、その部署に私を入れようとしている
らしいのだ。その部署というのは勤務がシフト制で
土日出勤の他に夜9時までの夜当番がある。
家が遠い私には実質ムリだ。というかイヤだ。
もし彼女が辞めたら現実味を帯びてくるらしい。
私のほかにも候補が2人。
彼女達にも話したら、皆一様に
「そうなったら辞める」ときっぱり言った。
私も同じ心情である。だって誰にもマネ出来ないほど
頑張ってた彼女がこうなったのだ。尽くしても
使い捨てられるなら切られる前に切る。いや

斬られる前に斬らねば。

もう午後からは三人三様頭の中で次の人生設計を
模索して楽しく過ごしていた。
ちなみに私は、ノーパソ持って温泉に
一週間くらい停まり込みたいな〜。
これ前も言ったけど結局実現しなかったし。

ああ、これからの寒い時期はそれがいいやvv



2007年11月12日(月) ダメな求職者達


ずっと採用の仕事をやらされているが、
最近特にロクな対応が出来ない求職者ばかりで
ため息ばかりついている。

case.1
面接の日程を知らせるためにケータイに
電話をしたらいきなり切れた。
ボタン押し間違えたのかと思ってたらすぐに
折り返しかかってきたのはいいが、出た途端
「電話もらったんですけど」しか言わない。
辛抱強く待ったが名乗る気配がないので
諦めて「お名前伺っていいですか?」と
聞き返したが、普通名乗るだろオッサン

case.2
履歴書にメアドが無くてケータイ番号しか
ないからケータイに電話するが、留守電にも
なってなくて折り返しかかってこない。
2度くらい繋がったが都合が悪いと言って
なかなか調整がつかなかった。面倒だが
仕方ないからハガキで面接の日程を送るが
今度は当日来ない。その日に電話をしたら
ハガキを見ていないというではないか。
こんな求職者、本音はもう相手したくない。

case.3
やはり面接の案内で電話をした。
「採用試験のご案内なのですが…」と言う
私に対して、相手の相槌。
「そうですか」
そうですかとは何事!?
その第三者ぶった相槌がまたムカツく。
やる気ないのか!? いやないだろう!?

へりくだれとは言わないが、最近の求職者は
とかくえらそうというか礼儀をわきまえていない。
私の権限で切っていいなら、電話応対の時点で
不採用にしたいくらいだ。
…しかしこういう礼儀知らずのアホに限って
城址は採用したがるから困るんだよな。

どうせすぐ辞めてくのに。
(それが一番困る)



2007年11月08日(木) マウスとショートカット


友人が、入って2ヶ月の会社を退職した。
あまりにも理不尽なケチを付けられたからだ。
その日友人は書類の不備を指摘され、出し直すように
指示されたらしい。そのミスというのも前任者の
説明と食い違っていたから起きたことで、さほど
怒られなければならないミスではないはずなのに、
上司は友人の席の隣に椅子を持って来て、
書類が出来上がるまでずっと見ていたそうだ。
もちろんネチネチとした小言付きで。
その日のうちに友人は辞める決心をしたらしい。
憤懣やるかたない状況が良く分かるメールだったが、
その中の一文が最も気になった。

ショートカットキー使ってコピペしてたら
「そんなガチャガチャキーボード打たないで
キチンとマウス使いなよ」って怒られた

そりゃ言いがかりだろう!?

ショートカットよりマウスと右クリックの
方が早いとおっしゃる!?
そもそもショートカットはマウス代わりだ。
今までも重箱の隅をつつくような小言が
多かったらしいが、こんな訳解らんケチを
付ける社員が居る会社なら辞めて正解だと
力説して、彼女の決断に一安心した。
給料も最初の提示額より手取りが安く
なってたらしい。いいトコないじゃん。
単にオッサンがショートカットを知らない
だけだろうし。
ちなみにこの日、このマウスと
ショートカット事件があまりにも
センセーショナルだったので、会社で話した。
するとエクセルの調子が悪くなるたびに
「マウス使わなかったからかな」と
笑い合うクセが付いた。
ちょっとした伝説である。



2007年11月05日(月) 完全犯罪の法


昨日の話だが、仙台で一夜を過ごした時
見た夢のお話。
どうも寝つきがあまり良くなかったらしく、
何度も目が覚めたのだが、夢の内容もスゴかった。
私は何やらおっさんともみ合ってるうちに誤って
おっさんを殺してしまったのだ。
だが向こうが襲ってきたという状況だったので、
正当防衛とか情状酌量とかにはなりそうである。
だがそこが夢を夢と思ってない浅はかさ。
言い逃れしてこの死体と自分は関係ないことに
しようと咄嗟に考えた。
その後、あちこちで人に聞かれるんだけど
シラをきり通す私。だが、捜査が進むにつれて
周辺が絞られてくると、自信が無くなってきて
意見がだんだん弱気なものになっていく。
「会ったけどその後は知らない」とか
「話したけどもみ合ってはいない」とか
意見を翻していくのだ。
いかん、これでは私は疑われるばかりだ、と
自分で焦った。
で、夢は中途半端なまま終ったのだが、
朝起きて反省した。

完全犯罪したかったら、あらかじめ自分のポジションを
はっきり決めておいて、真実そうであったと思い込む
くらいのつもりでそこから意見を動かさないこと。
そして自分は犯人ではないとして動じないこと。

…よし!


起きてから連れに話したら
「知能犯向きだよね」と言われた。

が、実際は動揺してうまく誤魔化せないと思う。
良いシミュレーション体験だった。



2007年11月04日(日) いざ仙台・2


朝イチで松島行って瑞巌寺行こうかとも思ったんだけど、昨日けっこう
歩いて疲れていたので通常通りに起き出した。とはいえ寝坊したんだけども。
ホテルの朝食を食べ、チェックアウトして荷物をクロークに預けた後は
早速循環バスのチケットを買って仙台市内の観光に向った。
今日はちょっと忙しい。
まず伊達家の霊廟である瑞鳳殿へ行って、仙台市博物館へ行って、
東北大学へ行って、青葉城址だ。こう上手く廻れるだろうか。
とりあえず瑞鳳殿。
バス停を降りてひたすら坂道を登って行き、入り口に辿り着いてから
階段を登った。
石段62段は伊達家62万石の62らしい。でも分家を併せると64万石なんだけどネ!
ちなみに帰りの石段は70段で、これは政宗の生きた年らしい。
上手く考えたものだ。
さて瑞鳳殿到着。
まず政宗の霊廟を詣でたのだが、ものすごい派手で驚いてしまった。
金と黒のコントラストが眩しい。しかも伊達家の「竹に雀」の家紋を
ご存知の場合、実はあの向かい合ってる雀はものすごくガン飛ばし合ってて
それはそれで愛らしいのだが、霊廟の雀はお腹がぽっこりしててこちらは
正統派に愛らしい顔立ちだった。霊廟だからだろうか。
隣にある資料館も見た。発掘した骨に肉付けをして顔を再現していたが、
なかなか美男子だったもよう。ちなみに誕生日も身長も近い上、血液型も
同じだったので親近感を覚えてしまった。…でも70歳時の骨から計った
身長だから、若い頃はもっと背が高かったのかも。
霊廟を背に帰って来る途中、松代10万石の真田信之の霊廟の方が素晴らしい
よね、という話をしたらハルカに「この兄びいきめ」と言われてしまった。
…そうかもしんないけど、派手じゃないのに威厳があって格式高い分、
私は兄の魂屋の方がスキだ。
2代・3代と似たような霊廟を見、婦女子の墓が離れにあると知って
そちらは興味が引かれず、見ずに帰ってきた。これから忙しいのだ。
で、またバスに乗って今度は仙台市博物館到着。
ここも政宗関連だけ見られれば満足だ。
縄文土器とかすっ飛ばして戦国時代のみしっかり見てきた。
その中でも特に興味を引いたのは、政宗が桜が散るのを惜しんで
桜の花弁をつなぎ合わせた上に書いた和歌。
正直に思った。

アホじゃなかろうか。

この調子では、好きな人が出来たらコスモスの花びら占いしそうな繊細さ
加減だ。ウザい。都筑か?(※問題発言です)
由緒正しい名家の生まれはダテじゃなかったらしい。政宗は和歌も書も
堪能で玄人はだしだったという。
名作古典の模写や「これは練習で書いたものだから他人には見せないように」と
家臣にあげた書や、本当に公家のような暮らしぶり。なんか色々誤解して
いたが、ようやく理解した。
伊達政宗は正真正銘名家のおぼっちゃまである。
まるで密だ(笑)
まさに、想像するより史実は奇なり。
そこしか見なかったが、濃くて楽しいひとときを過ごせた。
さて先を急ぐ。次は東北大学青葉山キャンパスでランチだ。
なぜかというと、予約までして「仙台藩古典料理弁当」という弁当が
食べたかったからだ。これは歴代藩主が食べていた食事の再現料理を
出してくれる試みで、場所がよく判らないのでタクシーで行くことにした。
無事12時前に到着。
店のスタッフに事細かに説明してもらいながら食べた弁当は、けっこう量が
あってヘビーだった。あんなおからの山、食べたことない。他にも色々、
基本的に薄味なのだが繊細かつ上品な味付けだった。見た目はフランスパンの
輪切りなのに、芋を揚げて味付けして、とか全て見た目と味に裏切られたが
美味しいので文句はない。素朴なのに創意工夫に満ちている。さすが
62万石の名家!おばあちゃんのおばあちゃんが作ったっぽい昔の味が
けっこうおいしく、見た目も美しく、大満足だった。
で、一時間ほどかけてゆっくり食べたらかなりお腹いっぱいになってしまった。
ここでもお店のおじさんにどこから来たのと聞かれたが、相変わらず「埼玉」と
答えたのに対する反応はなかった。…おかしいなぁ。
しかしこのおじさんは親切だった。
時間があるならと構内を案内してくれ、建物の屋上へ連れてってくれて
そこから市内を一望させてくれたのだ。いちいち説明までしてくれる。
なんて親切な方なんだろう…!
さらに我々がこれから仙台城址に行くと行ったら、そのままワゴンで
送って行ってくれた。優しさがありがたい。
到着した青葉城址は、ちょうど七五三のお祝いで人が居てにぎやかだった。
その中でまた資料館に入り、3Dで仙台城を復元した映像を見て楽しんだ。
…案内役の政宗と小十郎がなぜ老人なのだ。しかも漫才コンビのようによく喋る。
東北人は無口が多いし美徳じゃなかったのか。
まぁいいやぼっちゃんだしな(全てそれで片付ける気分)
で、外に出るとかの有名な伊達政宗像を見に行った。
高台で見晴らしが良いのだが、さっきもっと見晴らしのいい場所から見て
しまったので特に感慨もなかった。だって普通の住宅地が見えるだけー。
ところで政宗の像は馬に乗っている。右手は手綱を握っているのだが、
後ろに廻って左手を見たら、扇子を持ったまま腰に手を当てていた。
…あーお洒落さんだからなぁ。
もう桜の花弁をつなぎ合わせた一句以来、彼に対する認識が改まって
しまったので驚きに値しない。
やっぱり、という感慨しかなかった。
さてスタンプラリーのお城スタンプを押した後(またしても聞かれたから
埼玉と答えたのに反応がなかった)下り坂を下って再び博物館にやって
きた。子供向けの切り絵教室に興味を引かれたのだ。
私はあまり器用ではないので、伊達家の一番簡単な家紋「三つ両引紋」を
切り絵して帰ってきた。案外楽しい。
再び循環バスに乗り、ぐるっと廻って駅前までやってきた。ホテルに戻って
荷物を受け取ると、駅へ駆け込む。
既に時間がほとんど無くなっていたので、お土産買いに奔走した。ようやく
一通り買ってちらっと時計を見たら発車5分前だったので、慌てて新幹線の
ホームへ向う。…あー無料のドリンク券をふいにしてしまった(涙
無料の駅弁券はめでたく引き換えたのだが、どうしても昼の藩主弁当が
腹に残っていて食べられず、お持ち帰りすることにした。古典おそるべし。

仙台楽しいなー。松島瑞巌寺とカフェでずんだを食べられなかったのが
悔しいのでまた来たい。



2007年11月03日(土) いざ仙台・1


仙台へやって来た。
戦国BASARA好きの伊達政宗好きの東北好きとしては遅い方だろう。
ともかくやってきた。単純に旅行という点では浮かれている。
しかし伊達政宗好きとしては大して浮かれていなかった。
何しろ政宗ときたら同人世界で家臣の片倉小十郎とねんごろなのはいい
けれど、それがあまりにもありがちすぎて飽きてきてしまっているのだ。
強がってるけど繊細で季節の変わり目には体調崩しそうなあたりがホント
密っぽい。もういい加減密との(一方的な)付き合いも長いのでそういう
キャラには飽きが来ているのだ。
同人をけっこう読んじゃってるからかもしれない。
しかし伊達政宗は史実が十分ドラマチックなので仕方ない部分もあった。
幼い頃に疱瘡で片目を失い、そのせいで母親に疎まれる。
父親は愛してくれたが、敵にだまされて人質にされ、泣く泣く父共々敵を
討つはめになる。
弟を溺愛する母親に毒殺されかけて弟を殺すハメになる。
昔のドラマのようなドラマチック加減だ。
そんな彼がトラウマだらけの繊細っ子なのはやっぱり仕方がないのだが、
そういうキャラ(キャラじゃないっつの)はもうなー…。
相変わらず連れは戦国仲間のハルカである。
大宮駅から新幹線に乗るのだが、前回大宮で発車ギリギリに駆け込んだ
スリリングな経験があるので、今回は時間を気にしつつ、やっぱり駅中で
スィーツを買って電車に乗り込んだ。
いざ参る!
車内でお菓子を食べ買ってきたケーキを食べ、瞬く間に仙台到着。
即ホテルに行って荷物を預けて身軽になると、仙台名物牛タンを食べに
繰り出した。
ちなみにガイドブックを見ながら動いている。その中で店舗数も多い
有名牛タン店に行ったのだが、正直味はイマイチだった。今まで牛タン
食べたことなかったからか、歯に挟まるカンジが頂けない。それにテイル
スープが美味しくなかった。なんだろこれ、チャーハンの連れのスープ
みたいなもんか?
ともあれ「有名店でもマズい」という発見は食べてみないと判らない。
腹が膨れたところで電車に乗って松島へ向った。
松島・瑞巌寺へ行くためである。
松島と言えば日本三景。初めて行くので楽しみだ。
が、松島海岸駅へ着いた我々は早速人から道を逸れて「雄島」という
小さな島へ向った。
それもやはりガイドブックを見たのだが、岩をくり貫いた石仏がいっぱいある
不思議な島で、小さくて、本土から橋で渡れるところが興味を引いたのだ。
行ってびっくり、人がほとんどいないし迷路みたいに道が入り組んでるし
とても楽しかった。どうも私はこういうワクワク冒険コースが好きらしい。
海の向こうに見える小さな島を見て「兄弟みたい〜。前が兄で後ろが弟で、
兄島が弟島を引っ張ってるカンジがする〜。真田家っぽいよね」と腐女子
モエしていたところ、島を出て地図を見たら「双子島」という名前だったと
判明していっそうモエ。真田家兄弟は母親違いで顔ソックリの双子という
設定もイイよねv
さて思わぬ小さな島を堪能した後は、いよいよ松島メインへ。
複数の遊覧船が出ている船着場には目もくれず、五大堂へ向った。ちなみに
遊覧船は嫌いではないが、乗った当初のドキドキに比べて、乗っている
最中はかなり飽きてくるのでどうしても乗りたい訳ではない。
ので、時間もあまりないので五大堂を見た後は早々に「みちのく伊達政宗
歴史館」に行った。
中に入る前に「竹に雀」の家紋を見つけてはしゃぎ、「伊達カフェ」という
看板を見つけてはしゃぎ、有名な三日月の前立て風のカフェ入り口を
見つけてはしゃぎ、やっと中に入った。
ここは政宗の半生を蝋人形で展示してある。最初は東北の偉人等を展示して
あったのだが、展示品のあまりのリアルさに驚いてしまった。うわー…
そのへんに居そうな顔。
政宗の半生もなかなか楽しく見られた。特に髑髏から政宗の肉声をコンピュータ
再現したという声がかなり恐ろしく、変声させて身代金を要求してくる犯人か、
宇宙から地球を狙う異星人の王様のような声だった。まだ耳に残ってるよ(涙
館の土産物売場では伊達グッズ満載ではしゃぎ通し。時のスペイン国王・
ローマ教皇に謁見した支倉常長は日本史的にも価値あると思うが、政宗の
一家臣である片倉小十郎までグッズ販売されていたのはやはりゲームの
影響か。ちょっと買いそうになっちゃったけど(笑
さてあれこれ買って満足し、いざ瑞巌寺へ向おうとしたら、なんと
4時までで閉まっていた。
とはいえ我等もたどり着いたのは4時5分過ぎ。タッチの差を残念に
思いながら、どうせまた来るんだしと根拠のない自信を持って早々に
引き上げてきた。いや来るでしょうまた。
で、松島は今、紅葉シーズンなので夜間ライトアップしている。せっかく
だからそれを見て帰ろうということになり、ライトアップの始まる5時半
まで土産物屋を見たり焼きたての笹かまを買い食いしたりとふらふらして
時間を過ごした。案外楽しい。
さていよいよ5時半だと夜間ライトアップしている円通院に行くと、
そこには人だかりが。
驚いたが、皆これを狙って来ているのでおとなしく並んで中に入った。
幸いそれほど待たずに入れたし、中もそんなにごちゃごちゃしていなかった
のでサクサク見られて良かった。桜シーズンの京都よりは混雑してないわ。
ちなみに瑞巌寺に向う途中の沿道も蝋燭の明かりでライトアップされてて
なかなか幻想的だった。
雰囲気あっていい。しかも寒さが本格的になる前なので、これ以上寒く
なったらきっと堪能出来ないからちょうど良い時分だと思う。風流人たる
伊達主従ならライトアップを見て一句作るだろう。信州の田舎者たる
真田兄弟は寒い・暗いとしか感じないだろうけど(涙
さて松島堪能。瑞巌寺へ行けなかったのは残念だが、たぶんきっとまた来る。
だって高台に登って点在する島を一望とかやってないから、どこが日本三景
なんだかちっとも良さが判っていない。というか、もっとそのへん告知を
充実させて欲しい。
帰りはまた電車に乗ったのだが、定刻を過ぎても電車が来ない。東京以外の
JR東日本のテキトーさをまた垣間見てしまった。ただでさえ案内
少ないんだからさ、遅れてるなら放送してよ(涙
さてまだ夜は終わらない。
仙台駅に着いてもまだ8時前だったので、繁華街に繰り出すことにした。
と言っても再び牛タンを食べるのだ。またしてもガイドブックに掲載されて
いた店。
ちょっと歩くんだけど、きらびやかな屋根付きアーケードを見ながら歩いたので
けっこう楽しかった。あーホラあれ、大阪のに似てる(大阪のって…)
ちなみに東京と違うのは、駅前でもちょっと道を逸れると途端に人影も
明かりも無くなるという点か。大通りも深夜のように静かで寂しい限りでした。
しばらくして見つけたお店は、一度目はうっかり通り過ぎちゃったくらい
小さなお店だった。ビルの2階の更に小さなお店。勇気を出して中に入ったら
カウンターのみの10席くらいの小さなお店だった。…こういう店はすごい
ウマイかどうしようもなくマズいかの二極に割れる。さて、と緊張して
食べたところ、すごくウマイ方だった。
昼間チャーハンのツマかと思ったテイルスープも美味しくて大満足。肉も
違うが付け合せもマッチしてて感動モノだった。よくぞこんな穴場を
見つけてくれた!
その後、どうやら旅行者とバレたようで「どこから来たの?」とか店の
おばちゃんと談笑しつつ休憩して楽しいひとときを過ごした。相変わらず
旅先では「埼玉です」と答えるたびに反応がない。埼玉に対しては特に
コメントがないらしい。いいけどさ。
で、お腹も膨れて足取りも軽く、今度はデザートを食べに違う店に向った。
これまたガイドブックに掲載されていたカフェのスィーツ「パフェ政宗」を
食べるためだ。
ネーミングセンスに惹かれて来たのだが、どうやら店舗の入っていたビルを
改装中らしくて店自体が無くなっていた。…がっかり。
帰り道に、どうしても甘味が食べたいと開いている店をチェックしながら
歩いたのだが、今時分開いているお店はチェーン展開しているカフェか
ファミレスばかりで目新しい店はなく、結局まっすぐホテルに帰って来て
しまった。
まだ9時過ぎ。
でも今日はよく歩いて疲れたので、早めに寝ることにした。
明日も早起きする予定だ。


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